• 都市4つと騎士力または2ポイント
  • 都市3つと騎士力と2ポイント
  • 都市2つと騎士力と4ポイント
  • 上記のポイントの代わりに開拓地を1個か二個使用

 上記のような組み合わせにより10ポイントを目指す戦術。最低でも都市二つと騎士力は早い段階で確定させなければ勝利は厳しい。なお、都市2つと開拓地などを使うものはその必要発展カードの多さからカード戦術とも呼ばれるようだが、ここでは区別しない。理由は後述する。
 よって、とにかく鉄と麦を多用する。初期配置でも過剰といえるほど鉄を取り、それ以外には麦を添え羊を少々、といった感じ。それゆえに街道や開拓地を建てるのがかなり厳しい。3つ目の開拓地を建てられる場所を確保するのはもちろんだが、必然的に進出は遅くなるため絶対誰も来ない、という保証が必要。場合によっては海沿いでもいいが、貴重な木と土を海沿いの低資源力地に使うのは厳しいものがあるかもしれない。
 基本的には強くてやりやすい戦術。序盤、木や土を交渉などで入手して開拓地を一つ建ててしまえれば後は潤沢な鉄、麦、羊を使って都市化なり発展なりガンガン思考停止で進めていい。逆に、鉄、麦、羊のどれかがそこまで潤沢でないような状況だと少し辛い。
 序盤の木や土の入手法だが、道戦術は鉄が欲しくて木や土が多少余っているはずなので割と簡単に交渉で出る。鉄はカタン島の中でも最も貴重で有用な資源なので、それを潤沢に持つこの戦法は金持ちのようなもの。交渉は大分有利に運ぶことができるだろう。
 ただし交渉で鉄を出し過ぎると他が一気に伸びてしまうので出し方には気をつけること。余っているからと言って鉄を2枚出したりすると中々悲惨なことになることもあるので注意。
 この戦法の一番のネックはそもそも初期配置で鉄、麦、羊を潤沢に取れるかどうかというところ。取れさえすればトップ候補になれるが、取れないとバランス戦術辺りに行くしかなくなることも。かといってバランス戦術も弱いわけではないので、基本1つ目の開拓地はこの戦術に向かって置いて損はしないだろう。ただ、麦を後で取ればいいやとか思って鉄と羊だけ取ってると他の人に邪魔されて麦が取れなくなって何の戦術にも行けなくなるということがあるので、できるだけ早めの段階で麦は確保したい。かといって鉄をほっといたら他に取られるだろうし、鉄と麦が並んでいるところに行く以外選択肢はないものと思ってもいいかもしれない。羊?そんなものは後からでも取れるしなくてもそんなに困らない。
最終更新:2013年05月03日 18:05