他の酵素活性に関係する受容体

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他の酵素活性に関係する受容体 - (2007/05/31 (木) 03:38:19) のソース

**@他の酵素活性に関係する受容体


  ほとんどの酵素受容体はチロシンのリン酸化を刺激するが、他の酵素活性と関係している受容体もある。これらの受容体にはチロシンフォスファターゼ、セリン/スレオニンキナーゼグアニル酸シクラーゼが含まれる。   (フォスファターゼ・・・脱リン酸化酵素)
  チロシンフォスファターゼは、リン酸化チロシン残基からリン酸化合物を取り除く。つまり、チロシンキナーゼの効果を相殺するはたらきをする。多くの場合、チロシンフォスファターゼは、チロシンのリン酸化によって起きたシグナルを終わらせることで、細胞間シグナル伝達経路において負に制御する役割を担っている。しかしながら、いくつかのチロシンフォスファターゼは、その酵素活性が細胞間シグナル伝達において正の役割を持っている、細胞表面受容体である。その良い例の一つが、CD45という受容体だ。これは、Bリンパ球・Bリンパ球の表面にある。抗原の刺激をうけると、CD45はSrcファミリーの酵素活性を抑制する決まったリン酸化チロシンを脱リン酸化する。つまり、CD45チロシンフォスファターゼは非受容体型チロシンキナーゼを刺激するはたらきをする(いくらか逆説的だが)。
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