ロス・モンタニェス(山の人々)
概要
セロスカルメンの3大犯罪組織のひとつ。
組織名は、スペイン語で「山の人々」を意味している。またの名を、テスカトリポカの豹という。
組織名は、スペイン語で「山の人々」を意味している。またの名を、テスカトリポカの豹という。
マテオ山岳地帯、ルナ川新市街を中心としたコカインの生産と流通を取り仕切る、セロスカルメン最大最古の犯罪組織。山岳地帯の奥深くに無数のコカイン畑を所有し、マテオ山岳の遺跡群を用いた幅広い密輸ルートを有している。また、マテオ山岳の翡翠石・黒曜石の違法鉱業でも巨額の富を築き上げている。
結成されたのは1950年代。ルナ川湖畔に比べて発展の立ち遅れたマテオ山岳地帯の貧民たちがコカの木の違法栽培をはじめたことがきっかけとなった。1960年代、アメリカのニューエイジ・ムーブメントの始まりに合わせてコカインの国外貿易量を増大させ、現在の地位を築き上げるに至った。
近時は、闇の学部の合成麻薬に市場を奪われたり、メキシコ州軍の麻薬撲滅作戦の標的にされたりしたことが原因で、組織の弱体化が激しい状態。頭領であるエドゥアルドが公に姿を見せないこともその追い打ちとなっている。
組織
ロス・モンタニェスのリーダーは、エドゥアルド・”ロコ”・ロドリゲスという老人だ。ロコはスペイン語で”狂った”を意味している。エドゥアルドはロドリゲス家の13代目当主にあたり、また、ロス・モンタニェスの4代目の頭領である。封建的性格の強いカルテルは、ロドリゲス家の支配の下これまで発展を遂げてきたが、エドゥアルドは5年前に公の舞台から姿を消し、代わりに彼の腹心である4人の兄弟姉妹たちが支配権を奪い合っている。
ロス・モンタニェスは直接的なメンバーとして2万5000人を抱えており、間接的な協力者を含めると一説では10万に迫ると言われている。組織構成としては封建的な階層構造であり、頭領、幹部、部下、下端と裾野に広がっていく形式を取る。血縁関係がとくに重視されており、幹部以上のメンバーはすべてロドリゲス家及びその姻族で形成されている。ロドリゲス家には特別な血筋が伝わっているとの噂だ。
貧民街との結びつきも非常に強く、行政サービスが行き届かない地域では実質的に彼らがインフラ整備を担っているほど。政府への贈賄も盛んに行っており、街角や政府組織に幅広い情報網を有している。
構成員の半数近くが原住民系であることも大きな特徴だ。セロスカルメンの原住民人口約3万人のうち4割以上がこの組織に属している。そのため、組織はアステカ文明の呪術の風習を濃厚に残している。
リクルート
ルナ川河畔の貧民街に行けば、ロス・モンタニェスとは比較的容易に接触できるだろう。また、彼らはシカリオス(殺し屋)候補を常に探しているので、貧民街のストリート・ルチャや炊き出しに参加していれば勧誘が来るかもしれない。
とりわけマテオ山岳地帯生まれの原住民にとっては、ロス・モンタニェスは極めて身近な存在だ。知人が所属していることも珍しくない。
とりわけマテオ山岳地帯生まれの原住民にとっては、ロス・モンタニェスは極めて身近な存在だ。知人が所属していることも珍しくない。
一方、幹部以上に昇格するためには、ロドリゲス家の直接血筋、もしくはロドリゲス家との婚姻関係が必須となる。