アイク

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アイク - (2011/12/23 (金) 19:48:15) の編集履歴(バックアップ)


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CV 萩道彦(日本語版音声)
ジェイソン・アドキンス(日本国外版音声)
アイコン アイク
性別
種族 ベオク

女神に最も近しい姿を持つと言われ、【知恵の民】と称される種族ベオクの剣士。
生まれは【力の民】とも呼ばれる種族ラグズ(獣牙族)が治める国ガリア王国だが、当の本人は諸事情によりその記憶が無かった。
父のグレイル(『暁』では既に故人)、妹のミスト、そしてグレイルが団長を勤めるグレイル傭兵団の団員達と共にクリミア王国の一地方に暮らしている。
母のエルナはアイク達兄妹が物心ついて間もなく他界している。
他者に媚びる事を潔しとせず、無愛想だが義理人情に篤い好漢で、筋が通っており、家族とも認めた団員とは強固な信頼関係で結ばれている。
食事は肉料理を最も好む。
如何なる場面においても自分の意見を正直に述べる為、時には場の空気を読めない失言をしてしまう事もある。
たとえ位の高い者が相手であっても一切敬語の類は使わず、対等な目線で意見する。
そもそも儀礼自体不得手であり、相手にそれをされることも好みはしない。
交渉事は得意ではなく、『蒼炎』ではゴルドア王国の海岸に自分達の乗るベグニオン行きの船が座礁した際
ゴルドアの「如何なる事情においても他国の者は受け入れられない」という国内事情より(知らなかったとはいえ)
結果的に自身の都合を優先してしまい国際問題を起こしかけもした。
他にも、大陸最大の規模を誇るベグニオン帝国において、クリミア再興助力を求めるエリンシアと
皇帝(神使)サナキとの交渉の場でその性格故不敬罪にすら問われかねない発言をサナキ、及び帝国の元老院議員達に言い放ってしまっている。
これらの問題は一概にアイクに非があるとは言い切れないが、彼の後先を顧みない言動が一因であるのは確かである。
『暁』では交渉相手の事情を考えた上で発言することが多くなったが、激情すると後先考えず己の感情を吐露してしまう点はあまり変わっていない。
だが、彼の表裏の無い真っ直ぐな意見、言動が時に多くの者の心を惹きつけ、一目置かれるのもまた事実である。
戦いには妥協をせず、個人的な修行、ひいては対人訓練であっても手を抜くことは無い。
戦場ではその場合において最善の選択(出来るだけ無用な戦いを回避するために敵と交渉をする等)をする様に心がけているが
あくまでも敵として立ちはだかる相手には容赦せず全力で戦い、命を奪うことも已む無しとしている。
『蒼炎』物語前半、父グレイルを眼前で討たれたことにより因縁の芽生えた漆黒の騎士は彼の宿敵となっており
戦場で幾度も相まみえている。漆黒の騎士は嘗てグレイルに剣技を師事していた事もあり
アイクにとってあらゆる意味で超えるべき存在である。武人気質も持ち合わせており、強い相手と戦うことに意義を感じている。
『暁』で漆黒の騎士が生存していたと知った際には、仇敵相手に悲嘆も憎しみも抱かずただ狂喜し
「あれ程の男ともう一度戦えると考えただけで、喜びで手が震えて止まらなかった」と述べるなど、半ば戦闘狂の様な一面も見せる。
顔グラフィックパターンと衣装が『蒼炎』『暁』共に各2パターンある。開発初期の名称は「パリス」であった。

来歴

蒼炎の軌跡

クラスは専用職のレンジャー→ロード。属性は地。序盤では数少ない剣を扱うユニットである。
専用武器に騎馬・重歩兵系に特効を持つ「リガルソード」と
漆黒の騎士が持つ神剣「エタルド」と対をなす女神の祝福を受けた神剣「ラグネル」がある。
上級職ロードは『蒼炎』における剣士系ユニットの中でも最高峰の能力を誇り
父親直伝の専用奥義スキル「天空」(アイテム「奥義の書」必須)が使用可能となる。
与えたダメージ分自分のHPを回復する「太陽」と、敵の守備を半減する「月光」の奥義を融合した2回攻撃を行う
こちらも作中屈指の強力スキルである。
『蒼炎』の物語は、ベグニオン暦645年春、傭兵団の見習いであるアイクが仕事に参加することを許されるところから始まる。
デイン王国のクリミア侵攻により祖国を失い、後にクリミア復興を志すエリンシア姫の護衛
ベグニオンとセリノス王国の国際問題解決への助力、帝国軍を借り入れたクリミア再興軍の総指揮官に任命された際
「再興軍の一員となるなら、それなりの身分が必要となる」との都合により
皇帝サナキの勅命としてエリンシア姫からクリミア騎士の称号と爵位を授かる事でクラスチェンジし、ロードとなった。
獣牙族や鳥翼族も参加したクリミア再興軍を率いて数々の軍功をたて、父の仇である漆黒の騎士を討ち破り
更には敵国デインの王、今回の戦役の元凶である【狂王】アシュナードをも討ち倒したことによりクリミア王国の再興を果たした英雄として称えられる。
だが平民出でありながら爵位を賜わり、英雄と呼ばれるまでに活躍した彼の存在は、多くの民の欲望に影を落とす結果も生んでしまう。
年齢は『蒼炎』序盤では17歳、終了時では18歳になる。

暁の女神

クラスは専用職の勇者(ブレイブ)→神将(ヴァンガード)。
専用武器は特効を持たないが強力な威力を持つ「アロンダイト」と、3年前にも手にしていた神剣ラグネル
神将にクラスチェンジする事で再び奥義「天空」が使用可能となる。
ただし『暁』の「天空」は『暁』における「太陽」「月光」とは性能が異なっている。
また、クラスチェンジ時に相手のスキルを無効化する通常スキル「見切り」も付加される。
更に斧も扱える様になり、武器レベルも剣と同じくSSまで伸び、斧装備で「天空」も発動出来る。斧と剣の攻撃モーションは同一である。
父グレイルの形見である最上級斧武器「ウルヴァン」を装備できる事にもなるが、ラグネルが極めて強力なこともあり用途は少ない。
『暁』ではスキルシステムが全体的に強化されている中で、名実共に自軍トップクラスのステータスを誇る。
年齢は『暁』登場時には21歳である。容姿は前作の少年らしさが残る姿から、父グレイルに近い逞しいものになっている。
クリミア王国側からは英雄とされるが、デイン王国側からすればデインがベグニオンに隷属する原因を間接的に作り上げてしまった人物であり、ベグニオン帝国と並ぶ憎悪の対象である。
第二部終盤より登場する。数々の功績によりクリミア貴族となっていたが、貴族制が肌に合わず
『暁』の物語開始約半年前に国内の安定を理由に爵位を返上し再び傭兵に戻り、グレイル傭兵団の団長を務めている。
第二部開始前にクリミア王国副宰相ユリシーズからの極秘の依頼で団ごと身を隠し
フェリーレ公ルドベックの叛乱鎮圧の切り札として登場、処刑寸前であったルキノの救出に成功する。
第三部序盤ではベグニオン帝国とラグズ連合との戦争で連合側に加担し戦う。
中盤以降は帝国を牛耳る元老院を討伐するべく結成されたベグニオン神使派、クリミア、ガリア、フェニキス、セリノスによる
連合軍の総司令官に(不本意ながら)抜擢され、帝国への行く先に立ち塞がるデイン王国軍との壮絶な戦いの渦中へ身を投じていく。
第四部冒頭において【負の女神】ユンヌから【正の女神】アスタルテへ立ち向かう神力を授かる形でクラスチェンジを行い、神将となる。
終章(Area2)では、幾度も剣を交えてきた漆黒の騎士との決着を着ける。
勝利し、漆黒の騎士が逝く間際には彼を通して父グレイル本来の剣を見ていたという事に気付き、師とさえ呼ぶ程に互いを認め合った。
その後、クリミアに移住する以前、ガリアでの悲劇の記憶(グレイルが“メダリオン”の影響による暴走で
エルナを殺めてしまう場面を目撃してしまっていた)が蘇るも、アイクはこれを「自分の現実」として痛みも苦しみも
それを受け止め乗り越えて自分のものにして生きていくと決めた。
女神との戦いを終え各国の安定を見届けた後、別天地を目指して旅へ出るが、その行方を知る者はいなかった。
やがて彼は伝説となり【蒼炎の勇者】としてテリウス大陸で末永く語り継がれていく。