【仮面ライダー555】

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【仮面ライダー555】 - (2010/05/27 (木) 16:08:48) のソース

『仮面ライダー555』(かめんライダーファイズ、欧文表記:MASKED RIDER Φ's)は、2003年(平成15年)1月26日から2004年(平成16年)1月18日まで全50話がテレビ朝日系列で毎週日曜日8:00 - 8:30に放送された、東映製作の特撮テレビ番組、及び主人公のヒーロー名である。
「平成仮面ライダーシリーズ」第4弾となる作品である
キャッチコピーは「疾走する本能」
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仮面ライダー555 あらすじ
西暦2003年。九州で一人旅をしていた青年乾巧は、そこに居合わせた少女園田真理とともに、謎の怪人オルフェノクに襲われる。真理は持っていたベルトを巧に強引に着け、彼を超戦士ファイズに変身させてオルフェノクを撃退する。目の前の出来事に混乱する巧であったが、どうやらオルフェノクたちは、そのベルトを狙って真理を襲ったらしい。さらに旅の道中にクリーニング屋の菊池啓太郎と出逢い、事情を知った彼の勧めで東京にある彼の家で3人の共同生活を始めることになる。
一方、別の場所にいた青年木場勇治は交通事故により、2年間の昏睡状態を経て死亡。しかし、謎の蘇生を遂げて周囲を混乱させる。本人も動揺していた状態だったが、自分が眠っている間に、財産を根こそぎ利用していた親族に憤慨し、異形の怪物となって手にかけてしまう。そんな彼の前にスマートレディという女性が現れ、事の真相を告げる。それは彼が一度の死亡により、オルフェノクとして覚醒した事であった。逆上して人を殺したものの、人を襲うことに不満を持つ勇治。
巧と勇治。2人の男の物語を中心に、ベルトを、ひいては人類の未来を巡って、オルフェノクとの戦いが幕を開けた。
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&bold(){変身者達}
・乾 巧(いぬい たくみ)/仮面ライダーファイズ
本作の主人公。18歳(1985年生まれ)。職を転々としながらバイクで旅をしていた青年。九州で真理と出会い、オルフェノクに襲われた際、真理に無理矢理ファイズに変身させられる。その後もなし崩しに変身させられ、図らずも人類とオルフェノクとの戦いに身を投じていく。
根は思いやりがあり優しい性格だが、自分が人を裏切ったり誰かを襲ってしまうのではないかという恐怖心の裏返しで、無愛想な態度を取ることによって他人との交流を避けている。しかし真理や啓太郎との出会いを切っ掛けに、次第に彼らの「夢」を護る決意を固めていき、時に人の心を持つオルフェノクや自分の正体と向き合う中、何度も戦うことに苦悩しながらも人を守ることを決意していく。
基本的に何も言わずに単独で行動し、その真意を伝えない、あるいはうまく伝えられないため、周囲に理解されなかったり誤解されることが多い。
極端な猫舌で、熱い食べ物は冷まさないと食べられない。戦闘スタイルは暴力的で荒々しく、変身直後や戦闘中に度々手首(主に右)をスナップする癖を見せる。

・草加 雅人(くさか まさと)/仮面ライダーカイザ
21歳(1982年生まれ)。大学生。多方面に際立った才能を持ち、数々の運動部の部長を兼任していた。幼い頃、両親を水難事故で失った孤児で、真理らと同じく流星塾の出身。流星塾の同窓会の夜、他の塾生とともに殺害され、オルフェノクの記号を埋め込まれて蘇生するが、記憶を改変される前に脱走したため、真実の記憶を保っていた。
事件の時、真理に触れた手が血だらけだったことがトラウマになり、頻繁にウェットティッシュで手を拭くのが癖になった。
一見温厚で頼もしげな好青年だが、本質は好戦的で卑劣かつ自己中心的で、言動に裏表がある。自分に好意を示す者や利をもたらす者には好意的な態度を示すが、そうでない者は策を弄してでも排除にかかる[5]。その場合は「~かな?」と挑発的な疑問形の語尾になる。また非常に激情的な一面があり、ベルトを奪われた際に生身で挑みかかったり、澤田を自分の手で倒す為にラッキークローバーに背を向けて攻撃するなど、冷静さを欠き感情に身を任す危うさを併せ持つ。流星塾時代は虐められっ子で真理に度々助けられていたことから、真理に対して妄執的なまでの愛情を抱く。それ故に、真理が巧や木場へ惹かれていくことを、あらゆる手段を用いて阻止しようとした。
変身時や戦闘中に右手で首を触る癖がある。
終盤、体内に埋め込まれたオルフェノクの記号が消耗し、次第にカイザギアに順応出来なくなる。花形から忠告されるも制止を聞かずに戦い続ける道を選び、ラッキークローバーと戦うも敗北。最期はカイザに変身した木場に首を圧し折られて殺される。死体はそのまま灰化した

・三原 修二(みはら しゅうじ)/仮面ライダーデルタ
流星塾の出身者。当初はオルフェノクとの戦いへの関わりを避けようとし続けていて、デルタギアを託されて戦うよう求められても、生来の気弱な性格から拒絶した。しかし雅人の戦う姿を見て、また里奈の叱咤激励を受けて、自身も戦うことを決意し、一時は戦意を喪失しかけるものの、覚悟を決めてデルタギアの最終的な装着者となる。変身当初は巧や雅人に比べれば力不足であったが、巧や雅人、そして海堂との共闘では十分に活躍しており、終盤では精神的成長と雅人の死もあって弱音を吐くことも無くなり、雅人との対決では決定的な勝機も作り出した。
普段は里奈と共に養護施設「創才児童園」(スマートブレインが“流星塾”と同様の目的で設立した養護施設であったが、戦いが終わった後も存続している)でアルバイトの保育士をしている。自分達と同じ境遇の子供達の力になりたいという理由からである。
三原役の原田篤は後に「普通の人間がいきなり変身して戦えと言われても出来る訳がない。それが出来た三原は強い心を持った人間だと思う」という主旨のコメントを残している。

**各フォーム
・アクセルフォーム
ミッションメモリーと同型のプログラムキー〈アクセルメモリー〉をファイズフォンのプラットフォームに挿入すること(ミッションメモリーは必殺技に使用する別のツールにセットした状態)で、「COMPLETE」の音声とともにフォームチェンジする超高速形態。基本カラーは黒。胸部アーマー〈フルメタルラング〉が展開して肩の定位置に収まり、眼は赤色に、フォトンストリームは銀色の〈シルバーストリーム〉に変化する(ドライバー部分を除く)。
フォームチェンジ直後の状態は待機形態〈アイドリングモード〉であり、ファイズアクセルの〈スタータースイッチ〉を押すことにより「Start Up」の音声とともに超加速モード〈アクセルモード〉に移行、あらゆる動作を通常の1000倍の速度で行うことが可能となる。アクセルモード起動より10秒(アイドリングモードでは35秒)が経過すると「Time Out」の音声とともに通常のファイズへ戻る。シルバーストリームはフォトンストリームの耐久値の限界を示すいわば危険信号であるため、仮に35秒を超えてアクセルフォームを使用するとフォトンフレームが崩壊してスーツは破壊され、装着者は大量のフォトンブラッドを直接浴びて消滅し、さらに周囲3Km四方は空気に触れて劣化したフォトンブラッドによって汚染されることとなる。

・ブラスターフォーム
ファイズブラスターに変身コードを再入力、スロット部分〈トランスホルダー〉にファイズフォンをセットすることで、「Awakening」の音声とともにドライバーに再起動をかけ、フォームチェンジする、ファイズの最強形態。基本カラーは赤。スーツ部分にフォトンブラッドが駆け巡ることで全身が赤色に染まる(その設定上、スーツは常に赤く発光している)。逆にフォトンストリームの部分はフォトンブラッドの流れていない黒色の〈ブラックアウトストリーム〉に変化する。フォームチェンジと同様の手順を変身前に行えば、ノーマルファイズを経ずに直接変身する事も可能。
ほぼ全身からファイズエッジ・ミディアムモードに匹敵するエネルギーを放出している為、並のオルフェノクであれば触れるだけで灰化・消滅させる。
背部には〈PFF(フォトン・フィールド・フローター)〉というマルチユニットを装備している。ファイズブラスターに「5246 ENTER」のコードを入力すれば、「Faiz Blaster Take Off」の音声とともにユニットが起動、空中を飛行することができる。さらにブラスターに「5214 ENTER」のコードを入力すれば「Faiz Blaster Discharge」の音声が発せられ、フォトンフィールドジェネレーターが展開し両肩に背負う形になる〈ブラッディ・キャノン〉へと変形する。
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