閃劇のリベリオン過去ログ Ⅳ

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閃劇のリベリオン過去ログ Ⅳ - (2017/07/31 (月) 11:19:27) のソース

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第一回百刀剣武祭が終え、八ヵ月の月日が流れた――――――


――― 新世界・恐寒山・山頂 ―――


×××「スゥ――――― ハァ … (白銀世界の中心に佇む一人の少女。吹雪によって首に巻いた藍色のマフラーが靡く。雪の様な白みを帯びた肌身の表面を冷たい風が走る。深く息を吸い込んだ少女から、白い吐息が漏れる)」

×××「―――――― 行 こ う  ――――――」

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――― 新世界・某所 百刀剣武祭 闘技場 ―――


キリギリス「―――さァ、前置きはこのくらいで良いだろう。これより、最も熾烈を極めた激戦が繰り広げられる… 2017年第三回『百刀剣武祭』の開戦を~~~~ここにぃぃ~~~~宣言するぞおおおおおおぉぉぉぉぉおおおおおおーーーーーッ!!!!!!」


ウオアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーーーッッッッッ ! ! ! ! ! ! !(かつてないほどの大きな歓声が会場を震撼させる)


フーナ「…あれから定期的に連絡を交わしていたけれど…氷冬がどんな風に成長したのか気になるね…(緊張して息をのみ込む)」

スカーフィ「かぅ♪きっとびっくりするくらい強くなってるよ!早く氷冬に会いたいな~♪(うきうきわくわく)」

キリギリス「それでは早速、第一試合の開戦だァッ!!!第一試合、シグス vs メロロ!選手はステージへどうぞ!!」

メロロ「ヒュォアァッ ! !(突風と共に腕を組んだ状態でステージ上に現れる)」

シグス「…初っ端からか。仕方ないな。(背に帯びた大剣の柄に手を添えたまま、控室のベンチから立ち上がる)」

貴族の青年「…瞬時に方を付けろ。(立ち上がったシグスに吐き捨てるように)」

シグス「目安は何秒だ、兄上。」

貴族の青年「――――――― "10秒"だ。」

シグス「…了解、"5秒"で終わらせるよ。(青年の台詞の意味を汲み取ったかのように頷いて、ステージへと向かう)」

ロックマンゼロ「あいつは…(ステージ上のメロロを見て驚嘆する)…前回の大会(第二回)で猛威を振った『瞬殺の忍』だな。」

弓兵「ああ、俺も知ってるぜ…開戦の合図とともに相手の首を掻き斬り、気付けば始まって10秒もしない内に相手を死に至らしめる凶悪な忍…!奴と試合に当たると判明した時点で棄権する戦士も多くいたもんだ。」

騎兵「だが今回の相手…あの餓鬼(シグス)のことだが、よもやあの忍の実力を知らないわけがあるまい。いや、知らなければステージに立つことはないだろう…哀れだな。あの餓鬼も死ぬぞ。」

大剣使いの男「さて、それはどうかな。(剣士に)…あの見覚えのある貴族衣装…もしも奴が、あの『最悪の一家』の一員なら、この勝負の行く末は解らんぞ。」

騎兵「は?…なんだよ、その『一家』って?それに、もしもあの餓鬼が実力者だとしても…瞬殺の忍を相手にあんなデカい獲物で挑むなんて無謀なんじゃないのか。どう見てもあの餓鬼に勝ち目があるとは思えないのだが…」

キリギリス「それでは第一試合――――――」

メロロ「チャキリ…(背に短刀を隠すように身構える)」

シグス「チャキ…――――― ド ッ キ ン ッ  !(大剣を引き抜くや否や剣身にアンビションを纏う)」

キリギリス「――――― 開始ィッ!!!!」

メロロ「(“瞬”―――主の灯も瞬く間に消える…) ヒ ュ ン ッ (圧倒的な瞬間移動でシグスに詰め寄る) “零・次・幻・斬”―――――」

シグス「 ガ オ ン ッ ッ ! ! ! (メロロが動くよりも前に鉄の唸る音とと共に大剣を素早く振うと、黒い剣身がそのまま吹き飛んだかのように、強烈な黒閃が解き放たれる)」

メロロ「――――――――!!!!(予測不可能…“究極手品(アルテメ・マジック)・幻”を行s―――――)  ズ バ ア ン ッ ! ! ! (勢い余って静止が効かず、成す術もなくその強烈な一閃の餌食となって瞬く間に吹き飛び、会場の壁に強く激突する)……ガララ…ドシャァ…ッ… ! !(瓦礫と共に力なく崩れ落ち、戦闘不能に)」

キリギリス「―――――――はッ!?(試合開始の合図から10秒、否…5秒も経っていない中で決着がついたことに気づけず、数秒間経ってようやく唖然となる)…は?…え?ええ…っ…!?(ステージの様子を右往左往し、盤上にいたはずのメロロがいつの間にか場外で気絶しているのを確認し、酷く仰天する)」

騎兵「――――――!!!???」

モララー「…マジかよ…(今のは、速過ぎだ…)(いつになく鋭い表情で結果を見据える) 」

大剣使いの男「やはりな…「瞬殺の忍」を瞬殺するあの小僧…ゴルドニアファミリー・四男――――『シグス・ゴルドニア』だ。」


―――"斬火の四男" シグス・ゴルドニア―――


シグス「チャキ…(大剣を肩に乗せて大胆不敵な笑みを浮かべる)すまない兄上…――――― "4秒"で終わってしまったよ。( ド ン ッ ! ! )」

貴族の青年「 フ ッ (愉快そうに口角を上げる)」

キリギリス「し、しょしょ…勝者はぁ…ッ…!シグスだあああああぁぁぁぁーーーーッ!!!!あり得ない速さで第一試合が終わってしまったぁッ!!第三百刀剣武祭!とんでもない猛者たちが集いに集っているぞおおおおおぉぉぉぉぉーーーッ!!!!!」

弓兵「うそ…だろ…ッ…!?あの、あの伝説の忍が、一瞬で…!?な、なんなんだあの餓鬼…ッ!!」

アラモス卿「……ほゥ、実に興味深い輩だ。(強がってはいるものの、内心恐怖で震えている) 」 

八頭身ギコ侍「なんという隼の如き太刀筋…これがより洗練された異国の兵(つわもの)の力でござるか…!(控室で驚嘆している) 」 

雛菊「……(思想こそは歪んでいますが、その実力は剣豪の領域と言っても過言ではない…「ゴルドニアファミリー」、やはり今回も彼らに苦戦を強いられそうです。)(瞬間的な試合結果に苦い表情を浮かべる)」

ソードプリム「ゴルドニアファミリーか…確か長男、長女共に前・十刀剣武祭の序列上位者だったな。四男があの実力だとすると…例の二人は一体どれくらい強いんだ…!?(戦慄に声を震わせ)」

開拓者「ふぅん…願わくば当たらないでほしいわね。(ゴルドニアファミリーの面々を静かに睥睨して)」

キリギリス「コホンッ…き、気を取り直して… 次は第二試合だッ! マルス vs ペイルライダーだ!選手はステージへどうぞ!!」

マルス「みんな、見ていてくれ!(キリッ) 」 

ペイルライダー「コツ…コツ…コツ…(淡々とした足取りでステージへと登る) 」 

プリム「あれは…確か、今までずっと"無傷無敗"を誇っていたとんでもない選手だよね…!?(ペイルライダーを見て)」

死霊の騎士「本大会初出場らしいが…得体の知れない奴だな。元の世界では凄腕のガンマンらしいが、ここまでエストック一本ですべての相手をねじ伏せている。先のファミリーといい、十刀剣武祭への参加資格が決まるこの最後の百刀剣武祭…かつてない強者たちの熾烈な戦いが繰り広げられそうだ…」

キリギリス「それではぁ!試合―――開始ィッ!!」


**[[BGM♪>https://www.youtube.com/watch?v=dMPt8mAAygM]]


マルス「全力で決めるよ!(ツァリリリリ…ッ… !)(バッと勢いよく乗り出し、引き抜いた剣の切っ先で地面に軌跡を描きながら接近する)はあぁっ!!(下段斬りを繰り出す)」

ペイルライダー「 ス ン ッ (マルスの閃撃から逃れるようにバク転回避を行う)スンッ――――タタタタタッ… !(その後、マルスの背後へ旋回するように駆け出す)」

マルス「逃がさない!(追撃を仕掛けるために追いかける)はあああぁぁっ!!!(ある程度距離を詰めて連続突きを繰り出す)」

ペイルライダー「ヒュン ヒュン ヒュン ! ! (アクロバティックな軽い身のこなしで攻撃を避け続ける)」

女性剣士「三次元機動力をブースしている…!しかも、アクロバットスキルがかなり高い…掠りすら受けていないなんて…!(ペイルライダーの立ち回りを見て驚いている)」

ペイルライダー「 ヒ ュ ォ ッ ! ! (マルスの背後へ旋回し、死角から鋭い刺突を繰り出す)」

マルス「(―――見切った!)(ペイルライダーの突きを見切り、反撃斬りを繰り出す)」

ペイルライダー「 ガ キ ャ ァ ン ッ ! ! (しかし、マルスのカウンターをあたかも予想していたように、その反撃を鋭い軌道を描いた斬撃で弾き返す)」

マルス「なッ―――――!!?うわああああああぁぁ!!(予想だにしなかった攻撃に吹き飛ばされる)…くッ…僕はまだ…!(起き上がろうとするが…)」

大剣使いの男「カウンターのカウンターか…!!(能力が高すぎる…!並大抵の戦士では繰り出せない動きだ)」

ペイルライダー「ヒュオッ――――― ド ゴ ォ ッ ! !(瞬く間にマルスの傍らに移動し、強烈な肘打ちでとどめを刺す)」

マルス「ぐぁ…ッ…!………――――(復帰を試みた最中に気絶させられる)」

キリギリス「ななっ、なんとぉ…!これまた早く勝敗がついてしまったァ!!勝者は、ここまで無傷無敗の最強戦士!ペイルライダーだああああぁぁぁーーーーッ!!!!」

ペイルライダー「………(無言を残し、その場を後にする)」

スカーフィ「かぅ…みんな強いね…すぐに試合が終わっちゃうよ。(唖然と口を開けたまま、食べかけのたい焼きを持っている) 」

フーナ「大丈夫…氷冬ならきっと、今度はどんな相手でも負けないから…(そうだよね、氷冬…私たちはずっと信じてるから…) 」 

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キリギリス「続けて第三試合! AS vs スリーズだ!この戦いも見ものだァ!!選手はステージへッ!!!! 」

AS「スッ(寄りかかっていた壁から離れ)トッ、トッ、トッ、トッ(悠々と進んでいき、ステージへ立つ) 」 

スリーズ「ギュフ…ギュフフ…!(ASの前に現れたのは、暗緑色の長髪をした猫背の少女。全体から伝わる覇気よりも、"腐"のオーラが勝っている) 」 

メタルプリム「あれは…!ゴルドニアファミリー二女!スリーズ・ゴルドアニアじぁねえのか…!(わなわなと声を震わせ) 」 


―――"斬舞の二女" スリーズ・ゴルドニア―――


ビッグプリム「はぁ?あんな腐女子みたいな奴がか?こいつぁ笑えるぜ!!(スリーズを指しながら嘲笑う) 」 

大剣使いの男「(元序列"9位"の実力者か…ッ…!)(スリーズの姿を捉えるや否や、驚愕したように表情が歪む)よもやファミリー全員が総出で出場か…なんという、由々しきことだ… 」 

貴族の少女「……(控室で足を組んだ状態でモニターに映るスリーズを見ている)…相も変わらず、酷い醜態だわ。一家の恥さらしよ。(汚物でも見るかのように嫌そうに顔を歪め) 」 

卓馬「…ゴルドニアファミリー?(プリムに) 」 

貴族の青年「ああ、そうだな。だが、奴の純粋な剣術なら『トゥエル』、貴様に勝るとも劣らない。(厳かな表情で) 」 

AS「―――何やらお前は、俺に思うことがあるようだが。(ローブを少し傾け)チャキ(その中から一本、雷香を取り出し、腰に固定する)俺がただ一つ言える事は、お前の期待には答えるつもりはない。(感情の揺らぎは無いが、それへの拒絶を示す) 」 

メタルプリム「なんだあんた、あの一家を知らないのか?(卓馬に)ゴルドニアファミリー…新世界で名を轟かす最悪の殺戮一家だが、その全員がとんでもないくらい強い剣術使いなんだ。それに長男をはじめとする上の奴らは…元・刀剣武祭序列上位者なんだ…!気に入らない奴がいれば、そいつの出身国ごと滅ぼすくらいに全員が非常に獰猛で残忍…!だから誰も、奴らに関わろうとはしない!(恐怖で声を震わせる) 」 

貴族の少女→トゥエル「あら…聞き捨てならないわね。(冷たい瞳で青年を睥睨する)あんな汚物より私が劣っているものなんて何一つないわ。私は完璧よ。(ふんと鼻を鳴らす) 」 

キリギリス「それでは試合――――開始ィッ!!!! 」 

スリーズ「ギュフフ…!男前な声をしている…その仮面の奥から漂うイケメン臭!滾る、滾るねぇ…えぇぇへへへへ!(気色悪い絵面から涎をポタポタと流しながらASに近寄る)私が勝ったらさあぁ…結婚しよ(ギョロリと双眸を泳がせると、何処からともなく醜悪なデザインをした輪刀を出現させる) 」 


**[[BGM♪>https://www.youtube.com/watch?v=KfO3NQCk484&t=259s]]


謎の一頭身「…む…!(奴は…いや間違いない、ASだな。まさか本大会に出場してとはな…)(客席の陰からASを見て) 」 

AS「―――俺が愛し、愛されるのは、例えどんな世界であろうとただ一人。お前の感情が入る余地は・・・無い。(剣を低く構え、『地の構え』を執る)・・・ユラリ(そして、体から幻影色の気配が小さく漏れ出す) 」 

スリーズ「ギュフフフ…!妬きます、妬きますねェ…!?妬いちゃいますねぇ~~~!?!?!?!?(ギュルンギュルンギュルンッ ! ! ! ! )(輪刀をそれぞれの手で持ち代えながら回転させる)んじゃあぁぁ…そのカンケーを断ち切って、私が入ろうかしらぁん!!( ダ ァ ン ッ ! ! ! )(跳躍して上空より斬りかかる) 」 

シグス「スリーズ姉さんは気味が悪いけど…剣術に関しては俺も驚かされるところがある。(貴族の青年たちの隣で観戦) 」 

AS「ス ッ (半歩にも満たない、最低限の動きから)ズ ガァンッ!!(地の構えによって放たれる、強烈なパーリングで斬りかかりを往なす)例え死して別たれていても、俺の心は決して揺らがない。(そして今の心境を表すような、予備動作を感じさせぬ淀み無い刺突を放つ) 」 

スリーズ「はひっ!!(繰り出された鋭い刺突を、ほぼ90度に体を曲げて回避する)一途に想い続けるの…最ッッ高に萌えるねェ~!!でもでも(機械人形の様にガクンと腰を戻す)私にはそんなことできないんだ~~~よ。いなくなったら代わりのものをさぁ、飽きちゃったらまた別のものをさぁ、愛して愛して愛し続けてぇ!!そぉぉ~~やって生きてきたんですものォ!これもまた「一途な愛」なんじゃないのぉォ~、ギュフフ…ギュフフフ…!(高速回転させた輪刀による苛烈な乱斬りを炸裂させる) 」 

スカーフィ「かぅ…あの人、なんだか怖い…(乱れる様に戦うスリーズの顔を見て) 」 

AS「お前の感情自体を『否定』する事は、しない(半歩動き、体を動かし、雷香を突きつけ、乱舞を物ともせず)―――だが、俺はそれを『拒絶』しよう。(そして、乱舞の最中に割り込むようにして、距離感を感じさせない動きで詰め)―――幻閃『雷』(至近距離で雷香が電撃を迸らせながら、強烈な一閃が放たれる!!) 」 

スリーズ「ひぎいいいぃぃッ!!!(電撃を纏った一閃が直撃するが…)……ああぁぁー…気持い…♡(がくがくと痙攣していながら、不気味な笑顔を零している) み な ぎ っ て き た ♪ (ASを掴みあげて空中へと投げ飛ばす)ギュフフフッ、フフフフーーーンッ♪♪♪(輪刀を鮮やかに振り回す度に鎌鼬の様な鋭い斬撃波が飛ばされ、それらすべてが宙のASに向かって飛んでいく) 」 

ザビーダ「いいじゃないの……戦う人間の顔ほど、イキイキするもんはねえな。(観客席にて)(声-津田健次郎) 」 

AS「ぬ・・・ッ(空中に投げ出され、飛来する鎌鼬を前に、彼は・・・)『ミラージュ・インテンション』!(『ミラージュ・インテンション』に内包された幻影操作を以って、空中に脚を固定し逆さまになりながら空中に立ち)―――ガギッ、カキキキィンッ!!(雷を纏う雷香を振るい、鎌鼬を弾いていく)ズッ(が、流石に無理が過ぎたか、左腕に切れ込みが入る) 」 

スリーズ「もっと!!もっともっと貴方の魅力を見(魅)せて頂戴っ!はあぁぁん、滾るわ…イケメンの挙動滾るわああああぁぁ~~~♪( ド ン ッ ! ! )(跳躍して自らも宙へ移動し、ASとの空中剣戟に臨む) 」 

卓馬「変態か?こいつ………(スリーズを見ながら) 」 

トランクス「イケメン!?ハーーーーーーイッ!!!(過剰反応)ハイハイッ!イケメン☆参上!僕は二十年後の未来からやってきたイケメンクス! 」 

AS「俺がこれ以上語るのは、剣<俺>だけだ。(ローブから更に一本、ミラージュブレイドを引き抜き)―――幻閃『現』!(スリーズへ、放たれた気配、或いはその攻撃すらも存在を感じさせぬ一閃を放ち―――一閃がスリーズの眼の前で消失する) 」 

ブロリー「うるさいッ!(ウザンクスにアッパー) 観戦の邪魔です… 」 

トランクス「ドアラッ!!!(闘技場外へ吹き飛ばされる) 」 

スリーズ「ひひっ、来て…全部受け止めて――――はひっ!?(攻撃を受ける前提で両腕を広げたが、一閃が消えたことに仰天する) 」 


ズォォォォッ!!!(幻から現へと移ろう一閃がスリーズの背後から、目の前から、真上から、数多の方向から再び現れ。・・・その中から一筋、他と一切気配の変わらない、実体を持つ一閃が襲いかかる!)


スリーズ「――――!!(四方八方より現れし数多の斬撃に驚愕する)ああん、もう…これはたまらnズバババババァァアアンッ ! ! ! !(全ての斬撃をその身に受け、ステージ上に崩れ落ちる)………んっっっっ♪(ガバッと起き上がる)絶頂しちゃうと思ったわぁ~~~~!!!へぇん、結構…激しいのがお好きなんだねぇ?お兄さん??(ぺろりと舌舐めずりし、吐血した血を舐め取る) 」 

兵士「 な、なんだあいつ…あれだけの斬撃を受けて尚平気なのか…!?ファミリーの中でも異質だとは思っていたが、ここまで異質だとは思わなんだ… 」 

AS「ああそうだな、激しい闘争は俺好みだ。(固定を解き、ステージに舞い降り、左腕の血を振り払う)だが、…やはり足りないな、どうやら『あいつ』でなければあれは使えないらしい。 」 

スリーズ「…「足りない」…?(小首をがくんと傾ける)へぇ…それじゃあスリーズちゃんがさぁ…もっとすごいの見せてあげるよォ…(キャリ…)(交差した手で輪刀を構える)絶頂しちゃえ~~~~☆★☆★ 」 

大剣使いの男「……!来るぞ…奴の最強剣技が…ッ…!(スリーズの挙動から次に繰り出す行動を推測する) 」 

スリーズ「―――――――“波動(アンビエント)ウォルテクス”。(ズギュアアアァァァアアアアアッ ! ! ! ! )(回転斬りと同時に凄まじい螺旋斬撃波が解き放たれる。それは盤上を抉り取る凄まじい威力を誇り、瞬く間にASへと迫る) 」 

雛菊「……!(あれは…対峙したユキさんでも回避するのが必死だった技…)(スリーズが繰り出した斬撃波に目を細める) 」 

AS「…なるほど、それが剣<お前>か。(一瞬、目を細める…が)だが、それはそれは…悪手だな。(『それ』を見て、『ミラージュ・インテンション』が溢れ出すように放出され)…ふんッ!!!(放たれたアンビエントに内包される『アンビション』を『ミラージュ・インテンション』が喰らい尽くし、残されたただの斬撃を)ガキィィィンッ!!(弾いてしまう) 」 

スリーズ「ひっ!!?(波動…即ちアンビションを無効化されたことで弱体化された自慢の攻撃、そしてそれを弾かれたことに仰天する) 」 

貴族の青年「………(厳かな表情でアンビションを発動したASを見つめる) 」 

モララー「おおっ!やるじゃねえかあいつ!(戦友として、アンビションを上手い様に利用したASに称賛するように声を上げる)」

AS「スッ…(そして、仰天したスリーズの隙を突き)ミラージュ…ブレイクッ!!(彼の十八番、ミラージュブレイクを放つ) 」 

スリーズ「ひぎぃぃいいいいッ!!!(ASの渾身の一撃に敗れる…と思われていた…)…ギュ…ギュフフ…!そそ、そんなはずがないない…ないないないッ!!私の“波動”(アンビエント)が…はわ…はわわ、わは、わはははは~~~……――――――そんなわけがあってたまるかなぁ!!!??(吐血や出血によって血みどろになった体を不気味に左右へと揺らし始める)うわあああぁぁ!!ああああぁぁぁッ!!!ヒヒヒヒ…ッ…!ヒィヒャハハハハハッ!!!!ギィヒャハハハハハッ♪♪♪♪♪(錯乱して“波動ウォルテクス”を無我夢中に、四方八方へ解き放つ) 」 


うわああああぁぁーーッ!!きゃあああぁぁぁーーッ!!!やめてくれえぇぇえええ~~~!!!!(闇雲に飛ばされたスリーズの斬撃波が客席に甚大な被害を齎す)


謎の一頭身「…ッ…!これは不味い…!(自分とその周辺へ飛んできた斬劇波を剣で叩き落とす) 」 

トランクス「やめてくださぁいっ!!僕の顔がああああーーー!!イケメンの顔そのものがあああああああーーー!!!!(斬撃波によってズタズタに引き裂かれる) 」 

槍兵「うっ、うわああああぁぁぁーー!!!(スリーズの斬撃波の被害を受け、出血する) 」 

モララー「ッ…!(スリーズの様子が一変した瞬間から、アンビションの予知能力で警戒態勢に入る)TURBO!(ドゥンッ ! ! )(全身から蒸気が溢れ、瞬く間に席から跳び上がる)“TURBOガトリング”ッ!!!!(向かってくる斬撃波をすべて高速乱打で相殺する) 」 

ブロリー「この俺が斬撃波くらいで死ぬと思って…Hair(ヘアッ)!?(髪の毛の一部が斬り裂かれる) 」 

エー「エゴさん、盾になってください。 」 

エゴ猫「ちょwwwおまwww俺様怪我人あいえええええぇぇぇぇぇッ!!!!(エーに身代わりにされて斬撃波を喰らう) 」 

スリーズ「ハァハハハハ…ギュフフハハハ…ッ…♪もっとッ!もっと堪能してよッ!!!私を!もっと!骨の髄まで!!愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛して愛してェ…ッ!!!(狂気乱舞しながら視界が定まっていない双眸を泳がせ、闇雲に斬撃波を放ちつくす) 」

AS「ガキンッ、キィンッ(同じように、『ミラージュ・インテンション』でアンビジョンを相殺しつつ、残る攻撃を弾き、近寄り)これでは、俺は魅せられないな…『あいつ』のように強く凛々しくなければ。(そして、錯乱するスリーズに)バチバチッ…!!(雷を纏う雷香を振り抜く) 」 

スリーズ「 バ チ ィ ン ッ ! ! (稲妻に貫かれたような激しい激痛が全身に迸った時、攻撃する手が止んだ)……フ…ギュフフフ………もう、らめぇ…こんなの…耐えきれにゃぃ… …ドシャァ…ッ… ! (両膝をつき、ようやく機能が停止する) 」 

キリギリス「し、勝者は…!!勝者はASだああああああああああぁぁぁぁぁーーーーーーッ!!!!! 」 

モララー「ふぅ…(解除し客席へ戻る)よくやった…(ステージに立つASに) 」 

トゥエル「本当…最低だわ…(試合結果に失望する) 」 

貴族の青年「…チッ…(敗北したスリーズに対してではなく、彼女を打倒したASに癇癪を起こす) 」 

×××「――――――――やるね、AS。(会場の何処かで観戦していた一人の少女。満足そうに微笑むと、その場を後にする。彼女が立っていた地面は、凍てついていた…) 」 

大剣使いの男「……!!あのファミリーの一人を討ち取ったか…見事だ。(客席からASに拍手する) 」 

メタルプリム「す、すげぇ…ッ!!スリーズの奴を倒しやがった…あいつ、すげえ…!!(ASを見て) 」 

ザビーダ「感じる………相当な手練れだ。(声-津田健次郎) 」 

AS「俺はお前を、愛せない。(雷香とミラージュブレイドを納刀し、ステージを後にする)やはりあれは、『あいつ』まで、お預けだな 」 

×××××「……(控室の隅で先程の試合の一部始終を観戦していた者が一人。試合が終えると、その場から颯爽と姿を消す) 」 


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