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特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)
近年の外来魚問題において、最も世間を騒がせたといってもよいのがこの外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)である。
第159回国会の決議において可決(投票総数180 賛成158 反対22)され、平成17年6月1日づけで施行となった。
- 04年10月27日
- 04年10月27日 第1回全体専門家会合開催
- 05年 1月19日 特定外来生物の指定で最大の焦点になっていたブラックバスの一種、オオクチバスが、指定第1陣リストに入らないことが専門家会合で決定。
- 1月22日 小池百合子環境大臣(当時)の閣議後の会見での「まずは指定すべきだ。私は納得していない」発言が契機となり特定外来生物の再考開始。
- 1月27日 釣魚議員連盟(会長 綿貫 民輔)による、小池発言に反対する釣魚議員連盟決議文が提出される。
- 1月31日 第2回全体専門家会合で候補リスト作成。環境省が規制対象となる「特定外来生物」の候補第1陣を公表、ブラックバスがこれに盛り込まれる。
3月2日 外来生物指定に関するパブリックコメントに約10万1000件が寄せられる(なお大部分がブラックバスに関するもの)
- 6月1日 外来生物法施行
なお、この外来生物法の規制によって、飼育、栽培、保管及び運搬の原則禁止、輸入の原則禁止、野外への放流の禁止、譲渡又は引渡しの禁止、
個体識別等の措置を講じる義務といった項目が発生する\footnote{環境省ホームページ 自然環境局
http://www.env.go.jp/nature/intro/}こととなる。
(左は環境省発行のオオクチバス同定マニュアル)