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- (2009/02/17 (火) 02:48:54) のソース

*棒


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 >>1はスレを建て終えると、まあ>>1がどんなスレを建てるにせよ建て終えたとして、
今度はこういうことを始めた。つまり具合の良い座り方、あるいは立ち方、あるいは
寝っ転がり方をして、しっかりとPCの前に身構え、そこで落ち着いてレスとレスを順番に
書くという仕事だ。つまりまず>>1乙に応え、次に>>1乙に応えたレスに応えて返ってきたレスに応え、次に
また返ってきたレスに答え、次にまた返ってきたレスに応え、次にまた返ってきたレスに応え、
次に返ってきたレスに応え、次にレスに応え、次に応え、レスに応え、応え、応え、応え、応え、
といったふうに。そしてやがて少しずつ自分が何故レスに応えているのかという理由が消え、
しかも不思議なことに自分が何故レスに応えているのかという疑問もまた、矛盾するようであるにもかかわらず
消えてゆく。
 丁度夜明けとともに夜間散々交わされた情事にピタリと飽きが来るように。そしてこれまで
スレ建ての仕事をけなげにも果たしてきたのに、いまスレッドは容量いっぱいになった。たちまち
スレッドのタブは灰色へと染まり、二度と「応えあい」がなされることは無かった。
 >>1が職務を果たした最期の一年に、平均一ヶ月26か27のスレッドがこういった具合に応えあいによって
失われたことになる。さて、いかなる幻想に耽ったために住人はかくも自分の状況を忘れ去ったのか。
という疑問が生じるのはもっともだろう。
 もっと楽な文章量と芳醇な情報量を夢見たのか。好意の捧げあいに我を忘れていたのか。昔のスレッドを
懐かしんでいたのか。疲れはじめた眼の事か。もはやいない住人か余所に移った住人を偲んでいたか。
全くの空想の死者の為に全くの空想の中で祈っているという空想に浸っているという空想をしていたのか。

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