*舞台 ソル・クラスタの東に位置する「エル・ヘリオス」地方。 現在(第三紀)では、第三塔ハーヴェスターシャの中継塔、「ヒュムノスフィア」の周辺に存在する小さな土地を指す。 ソル・クラスタ側では抗体爆発が起こった時に連絡が途絶え、壊滅したものと思われていた。しかし実際はサブオリジン・アナスタシアや施設などは健在である。 外部との連絡手段を失ったエル・ヘリオスの人々は、現在の第三塔や世界で何が起こっているのか知らない。 なお彼らは「管理名」を持たないが、これはクラスタニアの管轄下に無いからである。 *レーヴァテイル 人間とレーヴァテイルの立場は同等。人口が非常に少なく助け合う必要があった。また、レーヴァテイルたちが詩の力を使わないというのも大きい。 それは、エル・ヘリオスに長らく外からの襲撃や目立った争いがなかったことに起因する。よってレーヴァテイルが謳う必要性が生じなかった。 なのでこの塔のレーヴァテイルたちは自分たちが謳える事すらを知らずに生きている。 延命剤を投与しても他塔と同様長生きはできず、年齢層は低め。 この塔にはβ純血種を生産する施設がなく、アナスタシア以外のレーヴァテイルは全員が第三世代である。 かつて延命剤がなかった時代、レーヴァテイル質の濃い子供たち(かつて送り込まれたH.D.のβ純血種と人間とのハーフ)は地下でコールドスリープさせられていた。 やがて第三塔に延命剤の技術が伝わると、アナスタシアによって順次目覚めさせられていった。これが隔絶された世界でレーヴァテイル質が途絶えなかった理由であり、現在の第三世代は彼女たちの末裔ということになる。 ---- *詳しい設定 **なぜ中継施設が必要になったのか? -第三塔ではできないような危険な実験をするため こちらの理由は一部の技術者を覗いて伏せられていた。「人類進化計画」に関わるものであったらしいが、 実験を開始する前にグラスノインフェリアが起きてしまった。 -軍事用の補給地点。第三塔の有効範囲を広げるため こちらもグラスノインフェリアによって活用されることはなかった。 **なぜそれは中継衛星ではなく、塔でなければならないのか? -衛星だけでは機能が足りない 前述したような施設を作るためには塔である必要があった。 ただし第三塔のように惑星との対話を目的としていないため、初めから地面に接しておらず浮遊する塔として設計された。 -大気圏内に作るため 大気圏外だとシェルターなどが必要になり、費用がかさむから。 **なぜサブオリジンが必要なのか? -世代交代の研究 オリジンの世代交代機能は実装されているものの実際に行う余裕は無く、まずはサブオリジンで試験を行う事になった。 -ホログラフィの研究 当時ティリアへの風当たりは強く、もし彼女が何らかの理由で使えなくなった時の二番手としての意味合いもあった。