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4.第一紀成語 - (2018/08/01 (水) 20:10:22) のソース

*文法の概要
ヒュムノスの文法は「第一紀成語」と「新約パスタリエ」の二種類がある。
最初にスタンダードな「第一紀成語」の解説をする。


*基本文法
>想音+動詞+その他(目的語など)

これで完成である。
呪文に使う言語なので、主語は基本的に自分。(ゆえに省略されている。
まずは聞きなれないワード「想音」から見ていこう。


*想音
謳い手の感情を表す部分。これがヒュムノス語の一番の特徴である。
想音は三つの節に分かれており、それぞれひとつづつ選んで並べる。
想音部分に動詞や名詞など、想音以外の単語以外を使うことはできない。
具体的な単語は辞書を参照されたい。

**第一節
感情の度合(強い、弱い、無気力など)

**第二節
具体的な感情(嬉しい、悲しい、怒り、など)

**第三節
感情へのアクション(このままでいたい、脱したい、あるがままを受け入れる、など)

***コラム
Q.想音は必須?
A.無くても問題ない。
公式解説によると、想音が無いと塔は呪文として認識せず、その詩は単なる言葉となるとある。
しかし、ヒュムノスは想いが第一である。想いが伝わるのなら効果は出るし、使用言語が日本語でも構わない(「EXEC_RIG=VEDA/.」など)
ただし、想音はヒュムノスを構成する大事なパーツなので、あった方が「らしさ」は出るかもしれない。

【一人称文の例】※想音部分の和訳は省略
Wee ki ra hymme.(私は謳う)
Fou paks ra infel yor.(私はあなたを愛する)


*二人称、三人称の文
はじめにヒュムノスは一人称が基本と書いたが、二人称、三人称の文も作れる。
公式解説をベースに書き起こすとこうなる。

>想音+一人称動詞+[rre]+二人称、三人称主語+二人称、三人称動詞+その他(目的語など)

rre:主語定義単語。これの直後にある単語は主語になる。省略可能。
彼(herr)、彼女(harr)などは主語定義用単語があるので、rreは用いない。

一つ目の動詞は謳い手がどうしたいかを表す部分である。
だが、それをいちいち書くのは冗長であるし、想音で事足りる場合が多い。
→あの子が花に水をやっているのを見て私は嬉しい(だからと言って何もしないけど)みたいな感じ
公式の使用例(「EXEC_FLIP_FUSIONSPHERE/.」)もあるため、一人称動詞およびrreを省略すればかなりすっきりする。

>想音+二人称、三人称主語+動詞+その他(目的語など)

***コラム
Q.二人称、三人称の文は使いたくないけど、表現はしたい。どうすればいい?
A.一人称の文でも表現することはできる。ヒュムノス語は意訳勝負。
例えばここに一人称の文「Wee ki ra chs saash.」がある。普通に訳せば「(私は)神になった」となる。
しかし、これを一人称視点の文と捉え、「彼女は神になったのだ(と私は詩の中で語る)」といった意味を持たせることもできる。

【二、三人称文の例】
Was yea ra afezeria rre frawrle cexm tes ciel.
(祝おう、春の訪れを)
Wee yant ga herra ousye.(あいつらが襲ってくる)


*否定形
否定形にしたい単語の前に「na」

*受動形
否定形にしたい単語の前に「re」

***コラム
Q.受動態の否定形(〜されない)はどうやるの?
A.公式での設定は存在しない。
併用を禁止する文言もないため、「na re 単語」もしくは「re na 単語」と表現することになるだろう。

【例文】
Presia na faf.(どうか怖がらないで)
Wee apea ra re fusya art fwal.(私は翼に包まれる)


*想音の保証定義構文と二重登録
保証定義構文とは、長い文章に一括して想音を適用させる方法である。
二重登録は定義の中で部分的に想音を変更する事を指す。
具体的に書くとこうなる。

**保証定義
>想音 0x vvi.(定義開始)~想音なしの文章(複数行)~1x AAs ixi.(定義終了)

**二重登録
>想音 0x vvi.(定義開始)~想音ありの文章(複数行)~1x AAs ixi.(定義終了)


*バイナスフィア
二つの詩を一気に謳う方法。例文で解説する。

***1.二つの文章を用意する。それぞれ「0」「1」の文とする。
0:Rrha ki ra nha fayra.(炎を召喚する。)
1:Wee yea ra deata yor.(お前を裁く。)

***2.すべて大文字にする
0:RRHA KI RA NHA FAYRA.
1:WEE YEA RA DEATA YOR.

***3.単語を音節ごとに分解、分解後は音節の最後にxをつける(単語の末尾以外)
0:RRHA KI RA NHA FAYx RA.
1:WEE YEA RA DEAx TA YOR.

***4.単語の並べ方、「インターリーブ周期」を決める
0:単語数6、1:単語数6なので「011001001011」など

***5.インターリーブ周期に従って単語を並べていく
RRHA WEE YEA KI RA RA NHA FAYx DEAx  RA A YOR

***6.成形、完成
=> RRHA WEE YEA KI RA RA NHA FAYx DEAx  RA A YOR
Exec hymme 2x1/0 >> 011001001011.

***コラム
Q.インターリーブ周期を短くする方法ってある?
A.例えば分解後の総単語数が12個だとする。「000011111111」や「001111111100」などと指定することもできるが、
「011」の並びで4回繰り返す、とする手もある。
「=> 文章 Exec hymme 2x1/0 >> 011011011011」ではなく「=> 文章 Exec hymme 2x1/0 >> 011.」といった表記になり、かなり簡略化出来る。