研究室紹介(6-7)

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<h3><6-7ページ>研究室紹介</h3> <ul> <li>全体キャプション</li> </ul> <p> 北海道大学ならではの研究を、選りすぐってご紹介します!</p> <ul> <li>低温科学研究所(岩山さん)No.6-1</li> </ul> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 低温科学研究所(低温研)は、北海道のような寒冷圏で生ずる様々な自然現象について研究を行っています。このような、寒冷圏についての総合的な研究を行う機関は世界にも類がありません。</span></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 雪氷相転移ダイナミクス研究グループの古川<span style= "COLOR: black">義純助教授は、主に雪や氷の結晶について研究しています。学生のとき、大雪山中で自然の雪の結晶を見たことから、雪の結晶に興味を持つようになったと言う古川先生は、「自然の中で最も美しいものの一つと言えるこの結晶を、自然がどうやって作るのか、その仕組みを知りたい」と思い、研究者の道進みました。最近では、不凍タンパク質という物質を体内に持つ魚は凍った海という極限状態でも生きていけることに注目し、そのタンパク質について、性質や人間の役に立つ利用法はないかといったことを研究しているそうです。将来的には、臓器移植などの際、臓器の保存を長期化できたり、宇宙と言う極限状態に生きる生物が見つかったとき、その生態を解明するヒントになったりすることが期待できる研究です。</span></span><span style="FONT-SIZE: 10.5pt; COLOR: black; FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century; mso-bidi-font-family: 'Times New Roman'; mso-bidi-font-size: 12.0pt; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-font-kerning: 1.0pt; mso-bidi-language: AR-SA">雪の結晶の成長を調べることから始まった研究は、生物科学などのさまざまな分野と関わりながら広がっています。「同じ不凍タンパク質による現象でも、そのタンパク質の化学構造に注目するか、水を凍らせないという性質に注目するか、いろいろな視点があります。物事をいろいろな方向から見ることが大事なのです」と話す古川先生の目は、雪の結晶よりも輝いているように見えました。</span></p> <ul> <li>雪氷楽会No.6-2</li> </ul> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 2006年1月</span><span lang="EN-US"><font face= "Century">14</font></span><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">日、遠友学舎で、「雪氷楽会</span><span lang="EN-US"><font face="Century">in</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">北大」が開催されました。楽しみながら雪や氷などについて学んでもらおうという催しで、多くの子供たちや家族連れで賑わいました。会場では、手軽に人工雪を作る実験、雪かきに使う力の測定、氷河のスライドショーなどのコーナーがあり、子供たちが挑戦する姿が見られました。</span></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 雪氷楽会は、数年前に新潟で開催されたのが始まりで、北海道では昨年</span><span lang="EN-US"><font face="Century">10</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">月に旭川で初めて開催されました。主催者の中村一樹さん(日本気象協会)は、「厳しい冬でも楽しい生活をしていけるよう、実際に体験することで、雪や氷のおもしろさや昔ながらの遊び方を伝えたい」と雪氷楽会の目的を話します。次回の開催は未定ですが、</span><span style="FONT-SIZE: 10.5pt; FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century; mso-bidi-font-family: 'Times New Roman'; mso-bidi-font-size: 12.0pt; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-font-kerning: 1.0pt; mso-bidi-language: AR-SA">「今後も定期的に開催し、恒例行事にしたい」と中村さん。新たな冬の風物詩となるかもしれません。</span></p> <ul> <li>工学部都市計画(大井さん)No.6-3</li> </ul> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 工学部環境社会工学科国土政策学コース</span></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"></p> <p class="MsoNormal" style= "MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 10.5pt; mso-char-indent-count: 1.0; mso-char-indent-size: 10.5pt"> <span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 「人間がいて、はじめて物があるのです」と話すのは加賀屋誠一先生。工学部環境社会工学科国土政策学コースは、人々が豊かで幸せな生活を送るために、道路や交通のような社会の基盤施設をどう計画し建設していくのかを考えるところです。</span></p> <p class="MsoNormal" style= "MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 11pt; mso-char-indent-count: 1.0; mso-char-indent-size: 11.0pt"> <span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 冬のつるつる道路で滑って転び、歩くところが全部ロードヒーティングされていたら、と夢みたことがある人は多いはずです。人々が夢とあきらめているようなことでも、加賀屋先生は「様々なエネルギーを上手に使えば、歩道や交差点のロードヒーティングや、公園の一角で子供たちが草の上でサッカーすることも夢ではありません」と話します。地域暖房や都心の自転車道路、過疎の町を走るコミュニティバス、交通事故を起こさないような道路、水辺の生き物たちにやさしく氾濫しない河川なども同様です。</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">人々と環境の調和を考え、豊かで文化的な社会基盤を創造していく国土政策学は、人々の一歩先で夢を描く「大地のデザイナー」といえる人々の研究室です。</span></p> <p><br></p> <ul> <li>獣医学部公衆衛生学(大原さん)No.6-4</li> </ul> <p><font size= "2">縁の下の力持ち   獣医学部 公衆衛生学教室<br> <br>  「公衆衛生学はフィールドワーク(野外調査)がほとんどで、その半分は人<br> とのコミューニケーションです。」そう語るのは、獣医学部、公衆衛生学教室<br> の苅和(かりわ)宏明先生です。<br>  鳥インフルエンザ、SARS、BSE。最近社会を騒がせたこれらの病気は、人と<br> 動物が共通にかかる「人獣共通感染症」とよばれています。その中でも、ウイ<br> ルスによる「人獣共通感染症」の研究を行い、自然界での伝染の経路や診断・<br> 予防法を明らかにしているのが、ここ公衆衛生学教室です。獣医学部の中で、人<br> 間に関係の深い研究をしている珍しい教室でもあります。<br>  病気の研究と聞くと、研究室にこもって顕微鏡をのぞいている姿を想像しがちですが、実は野外へ<br> 出て、ウイルスがいる可能性のある地域住民に説明をし、協力を得ながら<br> 調査することも研究の大きな部分を占めます。調査により、感染環(ウイルスが<br> どのような動物を通して生活を送っているのか)を解明していきます。そして感染環のどの部<br> 分に働きかけると、ウイルスを根絶したり、人への感染を減らせるかを考えるのです。<br>  あまり知られていませんが、「人獣共通感染症」を引き起こすウイルスは北<br> 海道にも存在しています。脳炎を引き起こすフラビウイルスや、腎臓や肺に大<br> きなダメージを与えるハンタウイルスがその例です。1993年、北海道で原因不<br> 明のウイルス性の脳炎患者が見つかりました。ウイルスがどこにいるかを調べ<br> る疫学的調査を行った結果、道内のある種の野ネズミとダニの間で生活をして<br> いることが分かりました。この日本ではじめて発生したダニ媒介性脳炎のウイ<br> ルスの感染環や伝染経路を明らかにしたのが、ここ公衆衛生学教室の高島先生です。しか<br> し、研究はこれで終りではありません。ワクチンの開発や病気の診断法の確立<br> とさらに続いていきます。<br>  日本では、人への感染例はほとんどないこれらウイルスですが、「自然のバ<br> ランスが崩れた場合、急激に増える可能性がある」と、苅和先生は警告し<br> ます。<br></font><br> <br></p> <ul> <li>動物病院(大原さん)No.6-5</li> </ul> <p><font size= "2">動物のお医者さんたち   獣医学部付属動物病院 <br> <br>  エルムトンネルの北。大学の北キャンパスとよばれる静かなエリアに、動物のお医者<br> さんとお医者さんの卵たちがいます。<br>  大学の動物病院には、「臨床・教育・研究」の三つの大きな目的があります。臨床の<br> 症例から、問題になっている病気の診断法や治療法を研究し、その結果を臨床で応用し<br> ながら教育に生かし、普及していくことが使命です。 <br>  来院する動物の種類はさまざまで、イヌがもっとも多く、ネコ、外国産動物(フェレ<br> ット、モルモットなど)と続きます。基本的に小鳥から大形動物のウシ、ウマまで診察<br> します。とは言え、下痢をしたカメの診察には困った経験もあるとか。最近は、ペット<br> の世界でも心臓病のような生活習慣病やアトピーが増えています。もともと肉食である<br> イヌやネコに、人間と同じようなものを食べさせること、化学物質の影響などで、抵抗<br> 力がなくなってきていることが原因です。お話をうかがった田島誉士(たじま もとし)<br> 先生は、小さいころから動物が好きで、近所に獣医がいなかったことから、「不足し<br> ているものは自分で補わなければ」と、とても合理的な理由で動物のお医者さんにな<br> りました。<br>  コミック『動物のお医者さん』がヒットして以来、北大の動物病院には観光客が多く訪れ、今でも玄関前で写<br> 真撮影をする光景が見られます。でも、来院する動物の数は増えません。そこで、宣伝<br> を一言。「お困りの際にはぜひ動物病院へ。しかし、「獣医といえども、すべての動<br> 物を診られるわけではありません。対応できない種類があるのはご承知願いたい」と<br> 、食欲不振のカメにも悩まされた田島先生はつけ加えるのでした。<br> <br> 【受診案内】<br> 紹介がなくても受診できます。お待たせしないために、電話での予約制になっています<br> 。空いていれば当日でも受診できます。<br> 予約 011-706-5239(9:00-14:00)<br> 診療時間 月-金 午前9時~午前11時30分<br> 土日および祝祭日休診</font></p> <p><font size="2">昆虫学教室(大井)</font></p> <h3> 農学部環境資源学専攻 生物生態学体系学講座 昆虫体系学分野</h3> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 10.5pt"> <span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">北海道大学の昆虫学教室は、国立大学の中でも最も歴史が古く、</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">日本の昆虫学発展の基礎を作ったと言われています。今も</span><span lang="EN-US">200</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">万点を超える昆虫標本を収蔵していること</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">で有名です</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">。そしてこの中には、</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">新種を見つけて名前を付けたときに残しておく「タイプ標本」といわれるものが一万点以上</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">も含まれており、貴重な研究の資料となっています。</span></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 10.5pt"> <span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">地球上には、いったいどのくらいの種類の生命体がいるのでしょうか。いろんな説がありますが、昆虫は数が多く、</span><span lang="EN-US"><font face="Century">2000</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">万種とも</span><span lang="EN-US"><font face="Century">3000</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">万種とも言われています。多種多様な生物を</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">一つ一つ調べ、種に名前をつけ、形や生態が似ているものをまとめて属や科というより大きなグループにまとめていく学問を、分類学と呼びます。最近では</span><span lang="EN-US"><font face="Century">DNA</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">の解析が進み、分類学にもDNAの情報が利用されてきています。</span></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 10.5pt"> <span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">「これまでよく分からなかった属同士の関係などが、</span><span lang="EN-US"><font face="Century">DNA</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">を使った研究で、きれいに秩序だって解明されていくときは、ジグソーパズルのピースがぴったりはまったときのような喜びとおもしろさがあります」と話すのは昆虫の分類学を研究している大原昌宏博士。分類を明らかにするということは、広い分野の総合的な知識を使って、生物がどのように進化してきたのか、その進化のシナリオを解明していくことなのです。まだまだ、研究されていないたくさんの昆虫が北大の標本室で出番を待っています。</span></p> <p><br></p> <p><br> <br></p>
<h3><6-7ページ>研究室紹介</h3> <ul> <li>全体キャプション</li> </ul> <p> 北海道大学ならではの研究を、選りすぐってご紹介します!</p> <ul> <li>低温科学研究所(岩山さん)No.6-1</li> </ul> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 低温科学研究所(低温研)は、北海道のような寒冷圏で生ずる様々な自然現象について研究を行っています。このような、寒冷圏についての総合的な研究を行う機関は世界にも類がありません。</span></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 雪氷相転移ダイナミクス研究グループの古川<span style= "COLOR: black">義純助教授は、主に雪や氷の結晶について研究しています。学生のとき、大雪山中で自然の雪の結晶を見たことから、雪の結晶に興味を持つようになったと言う古川先生は、「自然の中で最も美しいものの一つと言えるこの結晶を、自然がどうやって作るのか、その仕組みを知りたい」と思い、研究者の道へ進みました。最近では、不凍タンパク質という物質を体内に持つ魚は凍った海という極限状態でも生きていけることに注目し、そのタンパク質について、性質や人間の役に立つ利用法はないかといったことを研究しているそうです。将来的には、臓器移植などの際、臓器の保存を長期化できたり、宇宙と言う極限状態に生きる生物が見つかったとき、その生態を解明するヒントになったりすることが期待できる研究です。</span></span><span style="FONT-SIZE: 10.5pt; COLOR: black; FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-bidi-font-family: 'Times New Roman'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century; mso-bidi-font-size: 12.0pt; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-font-kerning: 1.0pt; mso-bidi-language: AR-SA">雪の結晶の成長を調べることから始まった研究は、生物科学などのさまざまな分野と関わりながら広がっています。「同じ不凍タンパク質による現象でも、そのタンパク質の化学構造に注目するか、水を凍らせないという性質に注目するか、いろいろな視点があります。物事をいろいろな方向から見ることが大事なのです」と話す古川先生の目は、雪の結晶よりも輝いているように見えました。</span></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"><span style= "FONT-SIZE: 10.5pt; COLOR: black; FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-bidi-font-family: 'Times New Roman'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century; mso-bidi-font-size: 12.0pt; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-font-kerning: 1.0pt; mso-bidi-language: AR-SA"> 写真キャプション:雪の結晶の魅力を熱く語ってくれた古川先生。普段はクール。</span></p> <ul> <li>雪氷楽会No.6-2</li> </ul> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 2006年1月</span><span lang="EN-US"><font face= "Century">14</font></span><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">日、遠友学舎で、「雪氷楽会</span><span lang="EN-US"><font face="Century">in</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">北大」が開催されました。楽しみながら雪や氷などについて学んでもらおうという催しで、多くの子供たちや家族連れで賑わいました。会場では、手軽に人工雪を作る実験、雪かきに使う力の測定、氷河のスライドショーなどのコーナーがあり、子供たちが挑戦する姿が見られました。</span></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 雪氷楽会は、数年前に新潟で開催されたのが始まりで、北海道では昨年</span><span lang="EN-US"><font face="Century">10</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">月に旭川で初めて開催されました。主催者の中村一樹さん(日本気象協会)は、「厳しい冬でも楽しい生活をしていけるよう、実際に体験することで、雪や氷のおもしろさや昔ながらの遊び方を伝えたい」と雪氷楽会の目的を話します。次回の開催は未定ですが、</span><span style="FONT-SIZE: 10.5pt; FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-bidi-font-family: 'Times New Roman'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century; mso-bidi-font-size: 12.0pt; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-font-kerning: 1.0pt; mso-bidi-language: AR-SA">「今後も定期的に開催し、恒例行事にしたい」と中村さん。新たな冬の風物詩となるかもしれません。</span></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"><span style= "FONT-SIZE: 10.5pt; FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-bidi-font-family: 'Times New Roman'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century; mso-bidi-font-size: 12.0pt; mso-ansi-language: EN-US; mso-fareast-language: JA; mso-font-kerning: 1.0pt; mso-bidi-language: AR-SA"> 写真キャプション:会場にはイグルー(イヌイットが雪で作る簡易住居)も</span></p> <ul> <li>工学部都市計画(大井さん)No.6-3</li> </ul> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 工学部環境社会工学科国土政策学コース</span></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt"></p> <p class="MsoNormal" style= "MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 10.5pt; mso-char-indent-count: 1.0; mso-char-indent-size: 10.5pt"> <span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 「人間がいて、はじめて物があるのです」と話すのは加賀屋誠一先生。工学部環境社会工学科国土政策学コースは、人々が豊かで幸せな生活を送るために、道路や交通のような社会の基盤施設をどう計画し建設していくのかを考えるところです。</span></p> <p class="MsoNormal" style= "MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 11pt; mso-char-indent-count: 1.0; mso-char-indent-size: 11.0pt"> <span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 冬のつるつる道路で滑って転び、歩くところが全部ロードヒーティングされていたら、と夢みたことがある人は多いはずです。人々が夢とあきらめているようなことでも、加賀屋先生は「様々なエネルギーを上手に使えば、歩道や交差点のロードヒーティングや、公園の一角で子供たちが草の上でサッカーすることも夢ではありません」と話します。地域暖房や都心の自転車道路、過疎の町を走るコミュニティバス、交通事故を起こさないような道路、水辺の生き物たちにやさしく氾濫しない河川なども同様です。</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">人々と環境の調和を考え、豊かで文化的な社会基盤を創造していく国土政策学は、人々の一歩先で夢を描く「大地のデザイナー」といえる人々の研究室です。</span></p> <p><br></p> <ul> <li>獣医学部公衆衛生学(大原さん)No.6-4</li> </ul> <p><font size= "2">縁の下の力持ち   獣医学部 公衆衛生学教室<br> <br>  「公衆衛生学はフィールドワーク(野外調査)がほとんどで、その半分は人<br> とのコミューニケーションです。」そう語るのは、獣医学部、公衆衛生学教室<br> の苅和(かりわ)宏明先生です。<br>  鳥インフルエンザ、SARS、BSE。最近社会を騒がせたこれらの病気は、人と<br> 動物が共通にかかる「人獣共通感染症」とよばれています。その中でも、ウイ<br> ルスによる「人獣共通感染症」の研究を行い、自然界での伝染の経路や診断・<br> 予防法を明らかにしているのが、ここ公衆衛生学教室です。獣医学部の中で、人<br> 間に関係の深い研究をしている珍しい教室でもあります。<br>  病気の研究と聞くと、研究室にこもって顕微鏡をのぞいている姿を想像しがちですが、実は野外へ<br> 出て、ウイルスがいる可能性のある地域住民に説明をし、協力を得ながら<br> 調査することも研究の大きな部分を占めます。調査により、感染環(ウイルスが<br> どのような動物を通して生活を送っているのか)を解明していきます。そして感染環のどの部<br> 分に働きかけると、ウイルスを根絶したり、人への感染を減らせるかを考えるのです。<br>  あまり知られていませんが、「人獣共通感染症」を引き起こすウイルスは北<br> 海道にも存在しています。脳炎を引き起こすフラビウイルスや、腎臓や肺に大<br> きなダメージを与えるハンタウイルスがその例です。1993年、北海道で原因不<br> 明のウイルス性の脳炎患者が見つかりました。ウイルスがどこにいるかを調べ<br> る疫学的調査を行った結果、道内のある種の野ネズミとダニの間で生活をして<br> いることが分かりました。この日本ではじめて発生したダニ媒介性脳炎のウイ<br> ルスの感染環や伝染経路を明らかにしたのが、ここ公衆衛生学教室の高島先生です。しか<br> し、研究はこれで終りではありません。ワクチンの開発や病気の診断法の確立<br> とさらに続いていきます。<br>  日本では、人への感染例はほとんどないこれらウイルスですが、「自然のバ<br> ランスが崩れた場合、急激に増える可能性がある」と、苅和先生は警告し<br> ます。<br></font><br> <br></p> <ul> <li>動物病院(大原さん)No.6-5</li> </ul> <p><font size= "2">動物のお医者さんたち   獣医学部付属動物病院 <br> <br>  エルムトンネルの北。大学の北キャンパスとよばれる静かなエリアに、動物のお医者<br> さんとお医者さんの卵たちがいます。<br>  大学の動物病院には、「臨床・教育・研究」の三つの大きな目的があります。臨床の<br> 症例から、問題になっている病気の診断法や治療法を研究し、その結果を臨床で応用し<br> ながら教育に生かし、普及していくことが使命です。 <br>  来院する動物の種類はさまざまで、イヌがもっとも多く、ネコ、外国産動物(フェレ<br> ット、モルモットなど)と続きます。基本的に小鳥から大形動物のウシ、ウマまで診察<br> します。とは言え、下痢をしたカメの診察には困った経験もあるとか。最近は、ペット<br> の世界でも心臓病のような生活習慣病やアトピーが増えています。もともと肉食である<br> イヌやネコに、人間と同じようなものを食べさせること、化学物質の影響などで、抵抗<br> 力がなくなってきていることが原因です。お話をうかがった田島誉士(たじま もとし)<br> 先生は、小さいころから動物が好きで、近所に獣医がいなかったことから、「不足し<br> ているものは自分で補わなければ」と、とても合理的な理由で動物のお医者さんにな<br> りました。<br>  コミック『動物のお医者さん』がヒットして以来、北大の動物病院には観光客が多く訪れ、今でも玄関前で写<br> 真撮影をする光景が見られます。でも、来院する動物の数は増えません。そこで、宣伝<br> を一言。「お困りの際にはぜひ動物病院へ。しかし、「獣医といえども、すべての動<br> 物を診られるわけではありません。対応できない種類があるのはご承知願いたい」と<br> 、食欲不振のカメにも悩まされた田島先生はつけ加えるのでした。<br> <br> 【受診案内】<br> 紹介がなくても受診できます。お待たせしないために、電話での予約制になっています<br> 。空いていれば当日でも受診できます。<br> 予約 011-706-5239(9:00-14:00)<br> 診療時間 月-金 午前9時~午前11時30分<br> 土日および祝祭日休診</font></p> <p><font size="2">昆虫学教室(大井)</font></p> <h3> 農学部環境資源学専攻 生物生態学体系学講座 昆虫体系学分野</h3> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 10.5pt"> <span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">北海道大学の昆虫学教室は、国立大学の中でも最も歴史が古く、</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">日本の昆虫学発展の基礎を作ったと言われています。今も</span><span lang="EN-US">200</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">万点を超える昆虫標本を収蔵していること</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">で有名です</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">。そしてこの中には、</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">新種を見つけて名前を付けたときに残しておく「タイプ標本」といわれるものが一万点以上</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">も含まれており、貴重な研究の資料となっています。</span></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 10.5pt"> <span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">地球上には、いったいどのくらいの種類の生命体がいるのでしょうか。いろんな説がありますが、昆虫は数が多く、</span><span lang="EN-US"><font face="Century">2000</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">万種とも</span><span lang="EN-US"><font face="Century">3000</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">万種とも言われています。多種多様な生物を</span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">一つ一つ調べ、種に名前をつけ、形や生態が似ているものをまとめて属や科というより大きなグループにまとめていく学問を、分類学と呼びます。最近では</span><span lang="EN-US"><font face="Century">DNA</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">の解析が進み、分類学にもDNAの情報が利用されてきています。</span></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 10.5pt"> <span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">「これまでよく分からなかった属同士の関係などが、</span><span lang="EN-US"><font face="Century">DNA</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'">を使った研究で、きれいに秩序だって解明されていくときは、ジグソーパズルのピースがぴったりはまったときのような喜びとおもしろさがあります」と話すのは昆虫の分類学を研究している大原昌宏博士。分類を明らかにするということは、広い分野の総合的な知識を使って、生物がどのように進化してきたのか、その進化のシナリオを解明していくことなのです。まだまだ、研究されていないたくさんの昆虫が北大の標本室で出番を待っています。</span></p> <p><br></p> <p><br> <br></p>

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