<h3> <2-3ページ>特集:親子で北大に行ってみよう!</h3> <ul> <li> <h4>ポプラ並木(小山さん)No.2-1<br></h4> </li> </ul> <p> すらりとしたのっぽな立ち姿。北大のシンボルとして人気を集めるポプラ並木は、1903年、この場所に小規模な植林が行われたときに、その歴史がはじまりました。1912年には、林学科学生の実習で苗木が植えられ、ほぼ現在見られる形になりました。 しかし、その背の高さがあだとなり、2004年台風18号により51本のポプラのうち半数以上のが強風で倒されてしまいました。このときの札幌の最大瞬間風速は50.2メートルに達したそうです。</p> <p> 台風が去った後、北大のシンボルの再生を希望する声が全国から寄せられました。並木の再生にあたっては、新たに苗木を植えるとともに、再生が可能と判断された2本については倒木をクレーンでつり上げ植え直しました。可能な限り過去の並木を再現するとともに、新たな世代による並木の再生が図られたのです。<br> 現在のポプラ並木は、台風に耐えた背の高い老木とまだ小さな若木が入り交じっており、かつての壮観な面影は見られません。しかし、北大のシンボルが新たな世代へバトンタッチする過程を、この目で見るチャンスでもあります。<br> <br></p> <ul> <li> <h4>イチョウ並木(小山さん)No.2-2<br></h4> </li> </ul> <p> 北13条通り、13条門から大学の中央通りまで続くイチョウ並木は、並木全体が黄金色に輝く秋の数日間、最も美しいときを迎えます。紅葉を目当てに全国から観光客が訪れ、昨年はNHKニュースで全国にTV中継も行われました。<br> ところで、イチョウの木には人間のように性別があることをご存じですか?イチョウは雌雄異株といって、雌木(メス)と雄木(オス)があります。茶碗蒸しに入っている銀杏(ギンナン)がなるのは、雌木のみです。<br> イチョウは「生きた化石」とも呼ばれています。今からおよそ2億年前の中生代ジュラ紀には恐竜とともに繁栄し、原始的な植物と現在繁栄している高等な植物を、進化的につなぐ植物です。コケ植物・シダ植物など種子を作らない原始的な植物は、放出された精子が水の中を泳ぎ受精するため、生殖のために水路が必要です。一方、被子植物などの高等な植物は、様々な方法で花粉が雌しべに届き、そこで直接受精が行われるため、水路は必要ありません。イチョウの受精はこの中間の形態をとります。種子(ギンナン)に届いた花粉が精子を放出し、精子は種子の中の水路を泳いで受精するため、外部の水路は必要としません。種子を持つイチョウにも精子があることを発見したのは日本人の平瀬作五郎(1896年)であり、これにより植物の進化の過程があきらかになりました。<br> </p> <p>(写真キャプション)</p> <p>紅葉時期のイチョウ並木<br></p> <ul> <li> <h4> 生協食堂~健康と環境への配慮~(小山さん)No.2-3</h4> </li> </ul> <p> 北大構内には、北大生協による食堂や購買部の店舗が数多くあります。学生や職員など生協組合員のためのお店ですが、学外の方も利用できます。特に正門近くのクラーク食堂やポプラ並木に近い中央食堂は、北大観光のついでに食事に立ち寄る観光客の姿が多く見られます。<br> おすすめのメニューは、牛トロ丼(Mサイズ399円)です。健康的に育てられた牛を原材料とした牛トロは、白い脂肪のかたまりが口の中でとろけます。しかし、決して脂こくなく、驚くほどあっさりとした柔らかな口当たりです。そのうえコレステロールは少なく、おいしくて体に優しい!お得な一品です。<br> その他、カフェテリア方式の食堂(クラーク食堂、中央食堂1階)では、お好みのメニューを自由に組み合わせる事ができます。プライスカードには総カロリーや塩分の他、栄養を3つに分け3色で表示する3群点数法による栄養のバランスが表示されており、メニューを選ぶ際の参考になります。<br> カフェテリア方式は、以前採用されていた定食方式と比較して食べ残しが少なく、生ゴミの量が三分の一以下に減少し、環境対策にも役立っています。また、生協食堂では、環境対策の一環として、森林の育成につながる間伐材を利用した割り箸を利用しています。<br> 北大を訪れた時には、ぜひ生協でお食事を!</p> <p>(写真キャプション)</p> <p>生協食堂おすすめの牛トロ丼</p> <p><br></p> <ul> <li> <h4> 交流プラザ「エルムの森」(大井さん)No.2-4</h4> </li> </ul> <p class="MsoNormal" style= "MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 10.5pt; mso-char-indent-count: 1.0; mso-char-indent-size: 10.5pt"> <span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'"><span style= "FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century"> 広いキャンパスで、歩き疲れたらぜひとも立ち寄っていただきたいのが、交流プラザ「エルムの森」です。キャンパスの中で最も古い建物の一つで、札幌農学校時代から昆虫学教室として使われていました。現在は改築され、誰でも休めるスペースやトイレがあり、飲み物やお土産も売っています。建築当時は、隣の旧図書館などとともに専門科目の校舎が農学部前の中庭を囲むように配置されるという、当時はまだ珍しいアメリカ風の建築様式で建てられました。内部は細長いガラス窓に高い天井、時代を感じさせる建築です。格子窓からエルムのこずえを見ながら、開拓時代の学生に思いをはせてゆっくりお休みください。お勧めは「札幌農学校」というミルククッキー(</span><span lang="EN-US"><font face="Century">12</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">枚入り</span><span lang="EN-US"><font face="Century">525</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">円から)です。倒れたポプラの木を再利用して作った携帯ストラップなども人気です。北大の広報センターがあるので、入学試験をはじめ、北大についてのいろいろな情報を得ることもできますし、北海道大学出版会の本なども販売されています。開館:</span><span lang="EN-US"><font face="Century">9</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">時~</span><span lang="EN-US"><font face="Century">16</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">時</span><span lang="EN-US"><font face="Century">30</font></span><span style="FONT-FAMILY: 'MS 明朝'; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century">分。休館:土日、祝日</span></span></p> <p class="MsoNormal" style= "MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 10.5pt; mso-char-indent-count: 1.0; mso-char-indent-size: 10.5pt"> </p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 10.5pt"></p> <p class="MsoNormal" style="MARGIN: 0mm 0mm 0pt; TEXT-INDENT: 10.5pt"></p> (写真キャプション)<br> 明治34年に建てられた旧昆虫学教室。作家宮元百合子の父中條精一郎が設計に関わった<br> <ul> <li> <h4 align="left"> 帰ってきた「温室のヴィーナス」(坂野上さん)No.2-5</h4> </li> </ul> <p align="left"> 北海道大学病院の温室には、戦前から「温室のヴィーナス」と呼ばれ親しまれていた大理石の少女像があります。この像は1933年、共済会によって北大病院の一角に温室が建設された際、当時の新進彫刻家、加藤顕清氏によって製作されたものです。この温室は医学生や教職員、患者さんたちに憩いの場を提供し、少女はいつの間にか「温室のヴィーナス」と呼ばれるようになったのです。<br> この少女像は1965年の病院改築に伴い撤去され、その後流転の運命をたどり、徐々に忘れ去られていきました。ところが北大病院75周年を記念して共済会から温室が寄贈されることになった1998年、再び新しい温室に移設されたのです。実に33年ぶりの「温室のヴィーナス」の帰還でした。<br> 新しい温室はドーム型天井から光が差し込み、ランを初めとする南方系の花が咲き誇り大変明るい雰囲気です。またバリアフリーになっているので、だれでも立ち寄ることができます。誕生から70数年を経た少女は、今日も静かに行きかう人々を見守っています。</p> <p>(写真キャプション)<br> 昭和初期から少女のモダンな姿は変わりません。<br></p> <ul> <li style="LIST-STYLE-TYPE: none"><br></li> <li> <h4> 北大総合博物館(森田さん・坂野上さん)No.2-6<br></h4> </li> </ul> <p> ここでは、胸にグリーンのネームプレートをつけたボランティア解説員の方が見学のお手伝いをします。解説員は各自の最も得意な分野の展示物に関して解説してくれます。<br> 解説員は分野によって解説の力量に多少ばらつきがあるのが悩みということですが、よりよい解説のため、マニュアルの整備を進めています。</p> <p> また、このような解説員の活動を紹介した「ボランティアニュース」を発行しています。苦労話や笑える話、感動する話なども書かれていますので、ぜひご覧ください。 </p> <p>---------------<br> 【開館案内】<br> 開館時間:午前10時~午後4時(6月~10月は午前9時30分~午後4時30分)<br> 休館日:月曜日、年末年始(12/29~1/3)<br> (月曜日が祝日の場合はその翌日が休館となります)<br> *このほか、大学行事等で臨時開館・休館の場合があります。<br> 入場無料<br></p> <p>キャプション</p> <p> ボランティアの一人で、地質学を専門とする寺西辰郎さん「解説員は日頃から各自で勉強しています。聞かれればなんでも答えるので、気軽に質問してください」<br> <br> <br></p> <p>(写真キャプション)<br> ボランティアの寺西さん。わかりやすく、熱心な解説をして下さいます</p> <br> <ul> <li> <h4> 獣医学研究科附属動物病院(大原さん)No.2-6</h4> </li> </ul> <p>「お困りの際にはぜひこちらまで!」</p> <p> エルムトンネルの北。大学の北キャンパスとよばれる静かなエリアに、動物のお医者さんとお医者さんの卵たちがいます。<br> 大学の動物病院には、「臨床・教育・研究」の三つの大きな目的があります。臨床の症例から、問題になっている病気の診断法や治療法を研究し、その結果を臨床で応用しながら教育に生かし、普及していくことが使命です。 来院する動物は、イヌがもっとも多く、ネコ、エキゾチックアニマル(フェレット、モルモットなど)と続きます。基本的に小鳥から大動物のウシ、ウマまで診察します。とはいえ、下痢をしたカメの診察には困った経験もあります。最近は、ペットの世界でも心臓病などの生活習慣病やアトピーが増えています。もともと肉食であるイヌやネコに、人間と同じようなものを食べさせること、化学物質の影響などで、抵抗力がなくなってきていることが原因です。<br> お話をうかがった田島誉士(もとし)先生は、小さいころから動物が好きで、近所に獣医がいなかったことから、「不足しているものは自分で補わなければ」と考え、動物のお医者さんになりました。北大の動物病院を舞台にしたコミック『動物のお医者さん』がヒットして以来、多くの観光客がここを訪れ、今でも玄関前で写真撮影をする光景が見られます。でも、来院する動物は増えません。そこで、宣伝を一言。「お困りの際にはぜひ動物病院へ」「しかし獣医といえども、すべての動物を診られるわけではありません。対応できない種類があるのはご承知願いたい」と、食欲不振のカメにも悩まされた先生は話すのでした。<br> </p> <p>【受診案内】<br> 診療時間 午前9時-午前11時30分<br> 電話での予約制だが、<br> 空いていれば当日でも受診可。<br> 予約 011-706-5239(9:00-14:00)<br> 休診:土日、祝祭日(大学の行事などで臨時休診の場合がある)</p> <p>※大学の行事などで臨時休診の場合があります</p> <p>(写真キャプション)<br> 観光客が記念撮影する動物病院の玄関前<br></p>
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