シャングリラ

「シャングリラ」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

シャングリラ - (2012/05/02 (水) 20:38:58) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

シャングリラは池上永一による同名小説を原作としたテレビアニメ。 GONZO制作、2009年放映。 いわゆるレジスタンス物で荒廃した近未来の日本を舞台に 選民支配を敷くアトラス公社と反対組織メタルエイジの抗争を描く。 村田蓮爾がキャラクターデザインを勤めたが 原作付きのためかテンプレのやさぐれたイケメンは登場しない。 主人公の北条國子はいかにも村田デザインらしい短髪の活発な少女 戦車を両断する超威力のブーメランを使い、仲間からの人望が厚い。 シナリオ開始時点で反政府活動によって投獄されている。 ベテラン声優の演じる変態的なキャラクターが数多く登場し、 色物アニメとして割り切る分にはなかなか楽しめる一方で 攻殻機動隊やナウシカを想起させる二番煎じの設定や演出が多く、 伏線があまり活きない結末など真面目に鑑賞するには厳しい要因も多い。 様々な第三勢力や思わせぶりな伏線が登場し設定の把握が重要そうに見えるが 主要な事件は主人公とライバルキャラの超能力的行動で解消されるなど 感情移入する間のない孤立したエピソードの連続という側面が目立ち、 炭素経済やメデューサなど独創的な設定も作中で説明不足のまま 破綻や消滅という形で消費されるため事実上イメージ映像と化している。 シナリオ面で悪い面が目立ちがちではあるが モモコと國子の絶対的な信頼関係はソルティレイやウィッチブレイドから続く 親子の絆を描くGONZOの伝統を思わせる物があり サディスティックなサイエンティストとして描かれる小夜子が 美邦や亡くした娘への深い愛情を見せる場面など 変態的なキャラクターの内面に確固とした人間性を覗かせる手法は 本作における一番の見所であるとも言える。 惜しい設定を多く持ちながら詰めの甘さが残る点は 非常にいつものGONZOらしい作品である。 |放映期間|2009年4月-9月| |製作|GONZO| |キャラクターデザイン|村田蓮爾|
シャングリラは池上永一による同名小説を原作としたテレビアニメ。 GONZO制作、2009年放映。 いわゆるレジスタンス物で荒廃した近未来の日本を舞台に 選民支配を敷くアトラス公社と反対組織メタルエイジの抗争を描く。 村田蓮爾がキャラクターデザインを勤めたが 原作付きのためかテンプレのやさぐれたイケメンは登場しない。 主人公の北条國子はいかにも村田デザインらしい短髪の活発な少女 戦車を両断する超威力のブーメランを使い、仲間からの人望が厚い。 シナリオ開始時点で反政府活動によって投獄されている。 ベテラン声優の演じる変態的なキャラクターが数多く登場し、 色物アニメとして割り切る分にはなかなか楽しめる一方で 攻殻機動隊やナウシカを想起させる二番煎じの設定や演出が多く、 伏線があまり活きない結末など真面目に鑑賞するには厳しい要因も多い。 様々な第三勢力や思わせぶりな伏線が登場し設定の把握が重要そうに見えるが 主要な事件は主人公とライバルキャラの超能力的行動で解消されるなど 感情移入する間のない孤立したエピソードの連続という側面が目立ち、 炭素経済やメデューサなど独創的な設定も作中で説明不足のまま 破綻や消滅という形で消費されるため事実上イメージ映像と化している。 シナリオ面で悪い面が目立ちがちではあるが モモコと國子の絶対的な信頼関係はソルティレイやウィッチブレイドから続く 親子の絆を描くGONZOの伝統を思わせる物があり サディスティックなサイエンティストとして描かれる小夜子が 美邦や亡くした娘への深い愛情を見せる場面など 変態的なキャラクターの内面に確固とした人間性を覗かせる手法は 本作における一番の見所であるとも言える。 惜しい設定を多く持ちながら詰めの甘さが残る点は 非常にいつものGONZOらしい作品である。 |放映期間|2009年4月~9月| |製作|GONZO| |キャラクターデザイン|村田蓮爾|

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: