「case14」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

case14 - (2006/09/14 (木) 22:24:51) のソース

*29歳女性。右胸背部の疼痛、全身倦怠感、発熱
【主 訴】右胸背部の疼痛、全身倦怠感、発熱
【既往歴】特記事項無し
【家族歴】両親共にDM
【生活歴】飲酒:機会飲酒 2週間前にハワイ旅行

【現病歴】28歳までにBW:80kgに増加。その後口渇・多尿出現し、現在60kg.10日の昼頃、右上背部から
      右側腹部の掻痒感が急に出現。11日には同部位を触ることにより電気が走るような感じがした。
      12日、夕方より疼痛が増強し始め眠れなくなった。翌13日朝から全身倦怠感、気分不良を認め、
      14日近医受診。検尿にて尿糖+++ケトン+++BS:219であったため、疼痛精査、DMコントロー
      ルにて同院に入院となった。痛みは同じ高さで輪状の範囲になり、疼痛も増強した。胸部CTにて
      両上中肺野に散在性の斑状影を認めアシドーシス進行したため、当院受診。

【入院時現症】
  ≪General findings≫BP:160/96,PR:69/min,BT:37.7, 
    Conj.p:anemic,Conj.b:not icteric, Neck LN:n.p,
    Thyroid:not palp,Supraclavian LN:not palp,
    HS;S1→S2→S3(-)→S4(-),regular,no murmur,RS;no rale,RS,
    Abdomen:no mass and no tenderness,Liver:not palp,Spleen:not palp,
    Skin:no edema,no cyanosis,oral cavity:dry,skin:
    右上背部に発赤、掻爬痕(+)、ダニ咬傷痕(+)
  ≪Neurological findings≫Mental state:normal, Cranial nerves:n.p.,
    Neck stiffness(+),Motor:MMT:右上肢遠位筋、両下肢低下,
    gait&standing:施行できず。Sensory:右はC3、左はC4以下の全感覚低下。
    右C3-Th2領域の激しい痛み。両下肢腱反射の亢進と病的反射あり。

【入院時検査】
  ≪Labo.data≫
    RBC:497万,Hb:14.6,Ht:41.5,Plt:25.6万,
    WBC:13100(Eos:0%,Mono:2%,Baso:0%,Lym:9%,Neutro:88%), TP:8.0,AST:13,ALT:7,LDH:351,
    CK:420,T-Bil:0.7, BUN:10.5,Cr:0.7,Na:141,K:4.4,Ca:9.2,Cl:114,iP:2.1, ESR:45mm,Glu:292,
    Hb-A1c:14.8
  ≪腰椎穿刺≫
    性状:淡黄色透明、初圧:230mmHg、終圧:130mmHg、TP:304,
    Cell:2134/3(neutro:94%,mono:6%),Glu102(BS195),Cl:129,
    Gram染色では明らかなorganismは認められず。墨汁染色:(-)
胸部CT
      &ref(case-01.jpg)
脊髄MRI
      &ref(case-02.jpg)  &ref(case-03.jpg)

【Problem list】
    #発熱
    #頚髄以下の感覚障害、腱反射亢進
    #髄膜刺激症状
    #好中球優位の髄液細胞数増加、蛋白上昇、糖低下
    #高血糖、ケト-シス、アシドーシス
    #両側肺野の斑状影
    #頚髄以下のT2 high病変
    #ハワイ旅行帰り

[[診断は?>http://www4.atwiki.jp/croquette/pages/80.html]]