コロッケ会(鹿児島総合内科医会)内検索 / 「ML-CC」で検索した結果

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  • ML-CC
    MLでの症例検討の記録 56歳女性(一人暮らし) 右眼痛,会話がおかしい 名前 コメント
  • ML-CC-1
    56歳女性(一人暮らし) 右眼痛 会話がおかしい 1/4より電話で、話し方がおかしいと友人が気づく.この日に右眼痛があり、救急 受診して、頭部CT問題なく帰宅.眼痛持続するため1/6眼科受診するも、意味不 明発言あり、精神科へ紹介されたが受診せず. 1/9右眼痛と、家のご飯を誰かが食べた気がするということで、気分が悪くて近医 受診.ろれつが回っていないことと歩行時よたつくため、脳外科紹介. MRI Diffusionにて右後頭葉皮質から頭頂葉皮質にかけて高信号域あり.脳梗塞では ないということで、脳炎疑いで内科紹介となる. 身体所見  120/70 90 16 97% 36.4℃  一般身体所見は問題なし. 神経内科医の所見のまとめ. 失語(健忘失語様、流ちょうで言語理解はまずまず良好.復唱も可.物品呼称OK 読 字・書字OK) 左上肢の軽度運動麻...
  • soukai02-CC
    不明熱?   手稲溪仁会病院 総合内科 西垂水 講演に使用したスライドです.
  • fungal 4
    抗真菌剤  表17.2:全身投与に使われれる抗真菌剤  表17.3:毒性 Ⅰ. AMPH-B  侵襲性真菌症に対して最も信頼性のある薬剤 A. mode of action:真菌細胞膜のergosterolに結合し,孔を開き細胞抗生物質の漏出を来す.そして細胞死に至る. B. PK:実は良くわかっていない.消化管からの吸収は良くない.全身性疾患はivで治療する必要がある.代謝は生じず,排泄は胆道からである. C. 分布:組織濃度がもっとも高いのは肝臓,脾臓,肺,腎臓である.髄液,耳下腺液,水溶性ホルモン,尿,透析液への移行は良くない.血漿濃度が高いからと言って治療がうまくいく訳ではない. D. 至適レジメン,総投与量,総治療期間についてのコンセンサスはない.  初期投与量を1mgとしこれを30分から1時間かけて投与する方法がある.患者は稀に血圧低下などの特異反応やア...
  • 57M-A-C
    Correspondence     結核菌はintracellular parasiteでマクロファージが主に食べて処理しそうですが、     好中球も結構貪食するものなのでしょうか。     結核性髄膜炎や結核性胸膜炎などでも初期には好中球優位の反応がみられることが     あるので、好中球も結核菌の処理に何らかの役割は果たしていそうですが。     インターネットで調べますと、最近、結核感染における好中球の果たす役割が注目     されているようです。いずれにしましても、あのスメアは非常に貴重なものだと     感心しました(日本初?)。     ご参考までに、pub medで調べたいくつかの文献のabstractをいかにまとめます。 結核菌感染におけ好中球の役割     ◯Neutrophil-macrophage cooperation in the ho...
  • CC20051111
    症例検討会 2005年11月11日    今村病院分院 1)検診で胸部画像異常を指摘された男性.縦隔リンパ節が累々と腫脹し,VATSで得られた検体で    sarcoidosisの診断が確定した症例.アプローチの是非について,がテーマでした.    提示者は松田先生.    「破門になりそう」とのことでしたが,「症状は生理学的に.病変は病理学的に.」の基本の観点    から,決して問題のあるアプローチではないと思います.    が,多少難を述べればPETは余計だった気がします.PETの読影コメント(MLの可能性があり    ます)が背中を押す強いきっかけになったことは事実でしょうけど,それをやって方針が変わっ    たかどうかは疑問です.要するに,ほっとくか組織で確定診断をつけるかです.    結果的に,臓器機能障害のないsarcoidosisということでobserva...
  • documents-confused
    Confused Elderly Patient              09/29/2000 Nakahara Initial Approach Yet not all cognitive problems in the elderly are due to dementia. Only after delirium and psychiatric disorders have been ruled out can dementia be diagnosed in an elderly patient with cognitive impairment. Because delirium is associated with an increased risk in mortality, it should always be considered first when a phy...
  • documents-wound
    Wound Management nishitarumizu          2000.9.19 I. General Principles     The goal of wound management is primarily restoration of function, which requires minimizing    risk of infection and repair of injured tissue with a minimum of cosmetic deformity. Be sure to    maintain universal precautions.   II. Significant History   A. Mechanism of injury.      1.Blunt trauma. Split or crus...
  • documents-wirteup
    Medical write-up about normal Physical findings in English  11/07/00 Hisamatsu,M.D.     カルテの記入は日本語で書くことが望ましいですが、身体所見の記載に関しては、英語のほうがより     コンパクトにまとめられるのではと思います。正常所見の英語による記載方法例を作成してみました。     注)※の印は異常所見の書き方の例です。   身体所見=Physical examination   身体所見上異常認めず=     Physical examination reveals(shows,discloses) no abnormalities.     Physical examination are normal.     Physical findings are norm...
  • CC20060317
    症例検討会 2006年3月17日    今村病院分院 【症例1】未治療AML(M4)の70歳女性の急性呼吸不全と貧血     今村分院        両側肺浸潤影と急激な貧血は?? 【症例2】心肺神経系に異常がない人工呼吸器からの離脱困難症例   今給黎総合病院        74歳女性,実は来た翌日に離脱しました.
  • documents-cold
    Evidence-based treatment of the common cold        2000.2.24 1.眼前の患者における疑問点の定式化    かぜの治療には何が良いか? 2.文献検索    教科書    Harrison  Cecil  Mandell    二次的情報  Cochrane  ACP Journal club Evidence-Based Medicine    検索システム PubMed SPIRS    common cold (MESH) / therapy / drug therapy / diet therapy  825    Limits Clinical trial, AIM              92    Limits Review, AIM                15 ...
  • documents-children
    小児の処方               2001.2.9 上原  ・体重を確認すること(年齢で約束処方がつくられている場合が多いが…….)    親が最近の体重を知らなければ、できるだけその場で測定すること    (抱いて測った後、親の体重を引いてもよい)。    およそ30kgくらいから成人量になるが、内服可能な剤形(カプセルが飲めるか、粉末は苦手か etc.)、    またこれまで投与された薬剤の反応性等についても確認    (体温が下がりやすい、気管支拡張剤を飲むと興奮して眠れないetc.)。  ・今飲んでいる薬の名前、量。  ・当直帯であれば1日分の処方にすること。翌日の日中に小児科の受診を勧める。  ・ 6ヶ月未満はできるだけ小児科へ。     特に4ヶ月未満の発熱は、入院の場合が多いため、入院も可能な施設への紹介を。  ・話を聞...
  • corr-su
    CORRESPONDENCE  コロッケ会のHPにあるsubclinical hyperthyroidismの話興味深く読みました。 先日OB GY外来でInfertilityのW/U中の患者(36歳)が紹介されてきました。 InfertilityのW/Uの1つとして行った甲状腺機能検査でTSH検出不能、FT4↑がある とのことで小生外来へ紹介されてきました。  Hxでは、特にhyperthyroidismを示唆する症状は本人からの訴えとしては ありませんでした。体重減少や動悸などもないとのことでした。月経異常も ないとのことでした。誘導質問では、夏より冬が好きという返事でした。  P.Ex.では、中肉中背の女性で、opthalmopathyなし。 極軽度の甲状腺腫を 認めました(エコーでも確認)。心拍数は約90で、regularでした。 軽度の手掌部の発汗亢進...
  • 68M
    Case 4 症例4 ATLの経過中に呼吸不全を併発した68歳男性 患者は68歳男性です。 生活歴は、喫煙が20本×40年を5年前まで、飲酒が1日2合を 10年前までです。家族歴は両親がいとこ同士で、同様の症状のものはありません。 既往歴では、63歳時に前立腺肥大・胆嚢摘出術を施行されていますが、輸血歴はありません。 【現病歴】 H11年6月体幹・咽頭に紅斑出現したが、7月初めには消退した。 7月中旬、再び四肢に紅斑・丘疹出現し、その頃より悪心も出現した。 8月12日から、急速にせん妄出現し、13日には歩行不能となり近医入院となった。 入院後検査で高Ca血症を認め、HTLV−Ⅰ抗体陽性であった事より、 ATLを疑われ当科紹介入院となった。  【入院時現症】  (一般身体所見) 身長162cm, 体重55kg   体温37.2℃,血圧86/40 mmHg...
  • case19
    31歳女性、急に起こった四肢の脱力 【CASE】31才、女性 【主 訴】手足に力が入らない 【既往歴】#尿路結石;2000.11月腹痛(+)、X-p上、小粒状影多数?、medicationによりSx軽快。 【家族歴】#脱力・尿路結石のFHx(-)【生活歴】#最近の通院歴(-),medication(-),      ダイエット・健康食品(-)、#alcohol;(-),current-smoker;5本/日×10年間,#occupation;事務職 【現病歴】2年前より多尿・頻尿傾向認めていた.同時期より約一年の経過で      57.8kg→48.9kgへ体重が減少した(現在48.9kg)。      2/4,子供を車で近くまで送って昼過ぎに帰宅した後より急に足に力が      入らなくなり,しばらくすると手も力が入りにくくなった(first episode).  ...
  • CC20060225
    症例検討会 2006年2月25日    今村病院分院 【症例】副鼻腔気管支症候群,中葉舌区症候群,喀血の82歳女性の経過報告と      CTでの気管支動脈の見方           今給黎総合病院 【講演】林先生のクアキニ病院sub-intern Family Practice道場経験談
  • CC20060526
    症例検討会 2006年5月26日    今村病院分院 分院より 1. 慢性進行性の発熱,貧血,体重減少の男性症例(原発性マクログロブリン血症) 2. 急性の発熱,紅斑,関節痛の38歳のお母さん(バルボウイルス感染症) 今給黎より 3. SLEで大量ステロイド服用中の高齢女性で痛みを伴う皮下腫瘤を訴えた症例 (ノカルジア症)
  • CC20060113
    症例検討会 2006年1月13日    今村病院分院 【症例1】右側腹部痛を訴えた16歳男性の症例            今村病院分院   松田先生 【症例2】肺結核の既往のある精神科病院入院中の男性の意識障害についての四方山話        今給黎総合病院  松木薗 【症例3】これはSLE?          今給黎総合病院  松木薗
  • documents-insomnia
    Insomnia            2000.11.14 nishitarumizu  Up to one third of patients seen in the primary care setting experience occasional difficulties in sleeping, and up to 10 percent of patients have chronic sleep problems. Although insomnia is rarely the chief reason for an office visit, its detection may be enhanced by incorporating sleep-related questions into the general review of patient syste...
  • first_in_ER
    First….. in ER               Nishitarumizu 2001.3.13 Seizure   ・詳細な病歴で本当にSeizureかどうかを見極める.     発症前 Trigger, aura (Simple Partial Seizure), abrupt onset nonspecific     発作時 Local or generalized? symmetrical? Progression of motor activity, incontinence     発作後 Postictal state, Todd’s paralysis 1-2 minutes duration, lack of recall   Differential diagnosis     Syncope - rapid recovery, no post-...
  • documents-deppresion
    Depression               nishitarumizu 2000.9.1 Overview Lifetime risk 7% to 12% for men, 20% to 25% for women. As many as two-thirds of the people suffering from depression do not realize that they have a treatable illness and do not seek treatment. Clinical depression commonly occurs concurrently with other medical illnesses and worsens the prognosis for these illnesses. Tip-offs for depr...
  • case9-A
    診断 急性浸襲性肺アスペルギルス症 Acute Invasive Pulmonary Aspergillosis Invasive Pulmonary Aspergillosisは      通常骨髄移植後や無顆粒球症の患者に起こる事が多く、AIDSや糖尿病、アルコーリズム、COPD      などではこの慢性型がみられるが、骨髄移植後や重篤な免疫不全状態では本例のように急性の肺炎像      となる。      臨床症状は胸痛、咳、微熱など非特異的。急性型では両肺野にdiffuseな浸潤影がみられ、低酸素血症      となる。慢性型は胸膜を底辺としたwedge状の陰影で空洞を伴うことが多い。      診断は組織診。喀痰でのアスペルギルス培養陽性は通常すぐには感染とはいえないが、(多くは感染      ではない)基礎疾患をもつ患者の場合、それがInv...
  • case8-A
    Spontaneous rupture of hepatocellular carcinoma(肝細胞癌自然破裂) 腹部エコーにて内部不均一なHigh ecohic massを認め、肝表面にはわずかながら腹水の貯留が認められました。 肝細胞癌(HCC)のspontaneous ruptureを疑い、他院へ紹介しました。 転院先にて行った腹部造影CTにても、中心部が壊死と思われる低吸収域を示し、動脈相にてやや高吸収域、 門脈相にてモザイクパターンを示す腫瘤影が見られ、肝細胞癌の診断となりました。 バイタルサインが落ち着いていたので、翌日に血管造影と肝動脈塞栓術が行われました。 肝細胞癌の自然破裂は決して稀ではなく、1991年の日本からの報告ではHCCの死亡原因の10%程度を占めると 報告されていますが、近年の診断技術の進歩により、早期のstageにてHCCが発見される...
  • fungal
    第17章 真菌,ACTINOMYCES,NOCARDIA感染症 PART 1(Reese and Betts "A PRACTICAL APPROACH TO INFECTIOUS DISEASE 5th ed.")抄訳 CANDIDIASIS HISTOPLASMOSIS, CRYPTOCOCCOSIS, COCCIDIODOMYCOSIS ASPERGILLOSIS, NOCARDIASIS ANTIFUNGAL AGENTS
  • documents-chesttube
    すばらしいChest tubeの固定法     西垂水 2000.Aug.1 まずAのように挿入部の一側を傷が開かなくするために、かた結びで固定する。 そのまま残りの糸でBのようにチューブに巻きつけてかた結びで固定する。 結局これはチューブの固定のための糸です。 次にいわゆるコの字止めです。 チューブを囲むように縫います。 これはチューブ抜去後に使うので最後は蝶々結びです。 その後Y字にはさみを入れたガーゼを2枚準備して、 カット部が90°で交差するように、重ねる。 最後にAのように短冊状に切ったテープを二枚準備して図のように真中はチューブに 巻きつけて両側は皮膚につける。その後にサイドを広いテープを貼って終了する。 Clinical procedures in emergency medicineより。
  • documents-FUO
    FUO (Fever of Unknown Origin) check list     1999.10.21  一般内科 西垂水   Classic FUO:3週間以上続く、38.3℃以上の発熱で1週間の入院でも診断がつかない。   最近ではNeutropenic FUO、Nosocomial FUO、HIV-associated FUOなどに分けて考えたり、   より期間の短いものもFUOとしていることが多い。   一般に感染症(30-40%)、腫瘍(20-30%)、リウマチ疾患(10-20%)、その他(5-15%)、   診断できず(5-15%)という頻度であるが、施設により異なる。また最近では画像診断の   発達により固形腫瘍の頻度が減り、HIVや医原性のimmunocompromised hostが増え、   相対的に感染症の頻度が増加している。 原則  #稀...
  • Recommendations
    推薦図書や論文,あるいは有用なウェッブサイト 推薦図書はこちら website   JAMA Series The Rational Clinical Examination(あの,"Does this...?のシリーズ")   Physician Data Query from National Cancer Institute(日本語版)   ピリ辛!Dr.岩田の“臨床”時事新報   亀田1ページでよめる感染症ガイドラインシリーズ   若手医師セミナー:感染症診療の原則   感染症ブログ   CLSI(旧NCCLS)   新しい創傷治療   知識の法庫   American College of Physicians   ハート先生の心電図教室   Society of Critical C...
  • documents-ACLS
    ACLS MEMO             From Adult ACLS JAMA 1992-Vol 268 No 16 VF/pulseless VT Check ABCs,primary ABCDと引き続きCPR (30 2) 除細動機が到着するまでCPRを継続. VT/VFを確認.CPR継続. 除細動 二相性なら200J,単相性なら360Jを1回行い,すぐにCPR再開. 必要があれば挿管.BVMで十分な換気(胸部上昇が目視できる換気)があれば必ずしも必要ではない. また,挿管手技や挿管後の確認(一次確認および/または二次確認)に時間を要するのなら,行わないことも考慮. 静脈ラインを確保. ここで、チームリーダーによりタスクが割り当てられる.(1)胸骨圧迫する,(2)換気,(3)モニターし除細動する,(4)IVラインと薬物投与,(5)タイム・キーパー epinephrin...
  • Images in Clinical Practice
    印象的・象徴的な画像等 Cryptococcus neoformans in India ink 何を飲んだ? Cerebral Toxoplasmosis Purple Urine Bag syndrome Adrenal Incidentaloma 所見は? -
  • 47M
    急性のうつ症状と頭痛を訴えた47歳男性 症 例 47歳男性 運転手 主 訴 元気がない。頭痛。 既往歴 4年前から慢性副鼻腔炎にて通院加療 生活歴 飲酒 2合/日 喫煙 1箱/日 現病歴 平成12年4月終わり頃より急に無口になり、元気がなくなった。      5月初めより水様性鼻汁と頭痛、咳、発熱が出現し、近医に入院して消化管の      検査や頭部CTを行うも異常なし。心療内科受診にて心因反応とされ抗うつ剤の      投与が開始されたが改善無くほとんどベッド上で過ごすようになり、食事も      食べてはもどすことを繰り返していた。      体重減少、抑うつ、発熱が改善しないため6月に転院となる。 現 症 身長168 体重45(二ヶ月で17キロの体重減少)      血圧114/74 脈拍60 呼吸数22 体温37.0      意識正常 知能正常 抑...
  • 解答 30代女性 1ヶ月続く頭痛と発熱
    Cryptococcal Meningitis 鑑別診断単核球優位の細胞増多を示す髄液所見と糖の低下より:真菌性髄膜炎(クリプトコッカス)結核性髄膜炎癌性髄膜炎ウイルス性髄膜炎  Gd造影にて脳幹部及び脳表面の髄膜(軟膜)が造影されている。このような所見は、結核や真 菌の感染を契機に血管炎が起こるために強く造影されると考えられており、これらの診断にか なり有用(Pathognomonic finding)である。 治療経過中に左半身麻痺を起こした際に撮影した造影MRI.。右前頭葉にリング状に造影される結節影を認め、クリプトコッカスによるgranuloma(Cryptococcoma)と考えた。この時には周囲に浮腫を伴っており、この結節の圧迫による麻痺と診断した。  上記のような疾患が鑑別に挙げられたが、MRIの特徴的な所見より真菌性(特にクリプトコッカス...
  • case20-A
    Cryptococcal Meningitis 鑑別診断   単核球優位の細胞増多を示す髄液所見と糖の低下より:     真菌性髄膜炎(クリプトコッカス)     結核性髄膜炎     癌性髄膜炎     ウイルス性髄膜炎  Gd造影にて脳幹部及び脳表面の髄膜(軟膜)が造影されている。このような所見は、結核や真菌の感染を契機に血管炎が起こるために強く造影されると考えられており、これらの診断にか なり有用(Pathognomonic finding)である。 治療経過中に左半身麻痺を起こした際に撮影した造影MRI。右前頭葉にリング状に造影される結節影を認め、クリプトコッカスによるgranuloma(Cryptococcoma)と考えた。この時には周囲に浮腫を伴っており、この結節の圧迫による麻痺と診断した。  上記のような疾患が鑑別に挙げられたが、MRIの特徴...
  • case15-A
    Epididymitis Painful scrotumの鑑別としてはEpididymitis orchitis ,Torsion of testicle, Torsion of testicular appendixがあるが、通常Torsion of testicular appendixは20歳以前に見られ、 陰嚢に圧痛はない。Epididymitis orchitis とTorsion of testicleの鑑別には、一般にカラードップラー エコーが感度86-100%、特異度100%と有用だが、この症例では発熱がみられ、尿道からの分泌物が 確認できたため、グラム染色にて淋菌と確認できた。(写真) Epididymitis Epididymitis is an inflammation or infection of the epididymis....
  • case_answer1
    HOA (Hypertrophic osteoarthropathy) 解説 HOAとは?    1. chronic proliferative periostitis of long bones    2. clubbing of fingers ,toes, or both    3. oligosynovitis or polysinovitis              minimum 1+2   CLASSIFICATION    Primary     Pachydermoperiosteosis     Idiopathic     Clubbing (familial, Idiopathic)    Secondary     Pulmonary      Neoplasm, Infection, IPF,pneumo...
  • fungal 2
    HISTOPLASMOSIS  Histoplasma capsulatumはdimorphorous(酵母型と菌糸型)な真菌で,米国では最も一般的な全身性真菌感染症であるヒストプラズマ症を引き起こす.感染性のあるH. capsulatum胞子を吸入することで,無症候性感染を起こす.健常者でも有症候性の呼吸器感染を起こすこともあるし,時に慢性進行性呼吸器感染症や播種性感染症を呈する.H. capsulatumは,日和見宿主,殊にHIV感染者では日和見感染症を生ずる重要な起炎菌である. Ⅰ. 生育と特徴  H. capsulatumは通常の真菌培地で発育するが,brain-heart infusionのようなenriched agar上では発育が加速する.菌糸期では室温では10-21日が必要で,特徴的な筒状の胞子を有することで同定に至る.37℃での酵母期への転換にはさらに7-14...
  • case23
    MELAS患者に生じた腸閉塞 ID 36歳のMELASの女性 HPI 以前より痩せていた(BW30kg)が消化器症状は特になかった。    1ヶ月前より腹部膨満、食欲低下が出現し前医入院。難治性イレウスということで    当科入院となる。    胃と十二指腸の著名な拡張を認めた。    ミトコンドリア病に伴うCIPO(慢性偽性腸閉塞)と診断。    しかし保存的治療により症状の軽快が見られなかった。 CIPO Chronic intestinal pseudo-obstruction  機械的な閉塞を伴わない消化管閉塞。基礎疾患は先天性疾患のほかにDM,SSc,SLEなどがある。  神経叢の異常による腸管平滑筋の機能異常と思われる。ミトコンドリア病でもまれではない。 本症例では画像診断を進めたところ、SMA症候群の合併が認められた。 ...
  • OBGYN
    若い女性の急性下腹部痛 はじめに    多くのマニュアルでは(自分の病院の)婦人科をコールすることを前提にしているため、    簡易すぎるか詳しすぎるため、分院の自分のレベルでまとめてみた。   (画像は超音波が1st choiceなのに、まだ子宮付属器の同定が出来ない低レベルなので)    参考文献は、OCH、中部徳州会、Copeなど よくある一言シリーズ    若い女性の消化器症状のない下腹部痛なら→まず婦人科から。    ただし、妊娠悪訴は嘔吐を主訴とする。また、腹腔内出血による腹膜刺激症状で、吐気、便意、    肩の痛みが生じる。    腰痛だけの場合婦人科疾患の可能性は、極めて低い。    外科疾患より筋性防御が出にくい。「〜のわりにはお腹がやわらかい」らしい。    婦人科考慮したらKUBも。X-p、CTの前には妊娠反応を。    CTはorie...
  • case18-A
    DM Type 1B 【診断】DM Type 1B 【入院後経過】 DKAの治療に準じて生食補液、ヒューマリンの持続点滴を開始、同日夜には血糖が250mg/dlに下降。食事摂取可能を確認し、ヒューマリンの持注を毎食前 速効型+眠前 中間型の4回皮下注射へ変更した。インスリン分泌能ほとんどなく大量のインスリンを必要とした。昼食前血糖200台で、食後に同じ運動量(食前インスリン量は一定)をしても日により低血糖を来たしたりが何度かあり一日3回食では血糖不安定のため5回の分食を採用、その後は食前血糖80~200前半(低血糖なし)にやや落ち着いた。 ペンフィルR(12,7,10)+ペンフィルN(12)で退院となった。 Type 1B はType 1Aと違い急性発症し、数日でインスリン分泌能不全となるため 初診時DKAで発見されることが多い。 AKIHISA IMAGA...
  • case17
                                   Ryuji Saigou,M.D. 症例1 74歳 男性 主 訴) 右半身脱力 言葉が出ない 既往歴) Af(+), Gastric ca ope, 腹膜癒着剥離術。 現病歴) 前医にてH13年2月5日腹膜癒着剥離術施行。2月8日午前2時の巡回では異常はなかった。      午前3時30分、右半身脱力、言葉が出ないところを発見された。頭部CT施行されるも      異常なし?       午前6時30分、救急室搬送。 神経学的所見)意識レベル:JCS Ⅰ-1、やや不穏、disorientation to time (+)      EOM:右方視不可、左共同偏視、瞳孔:左右差なし, 右顔面神経麻痺、構音障害(+)      右Barre, Mingazzini(+)、MMT:2/5、1/5、右病的反射(+)...
  • case9
    57歳男性、何も効かない肺炎 症 例  57歳男性。症例3と同じ症例。 主 訴  低酸素血症、胸部異常影 既往歴  #糖尿病 食事療法のみでコントロール良好。 家族歴  特記なし。  生活歴  飲酒なし。喫煙 一日1箱。 現病歴  平成12年4月より粟粒結核にて入院加療中。       多臓器不全のため、人工呼吸管理、CHDF(結核による間質性腎炎?で無尿)、IVH管理下で       あった。       その他胃結核による消化管出血、肝結核による著明な黄疸、結核性髄膜炎、結核性腹膜炎など       があったがINH,RFP,PZA,EBの4剤で加療してしだいに改善。       人工呼吸からも離脱して少量の食事をとれるまでに改善していた。       ところが5月になり熱発、血液培養よりカンジダとEnterococcusが認められたため、Wルーメン    ...
  • fungal 1
     真菌感染症に対する有機的なアプローチがこの章で述べられ,続いて真菌各論に分割されている.主要な真菌感染症の疫学,宿主の状況,皮膚テスト,血清学的情報については表17.1に記載されており,読者が目の前の患者の診断を絞り込む際に手助けとするべきである.全身的な抗真菌化学療法を開始するべきかどうかを決定することは困難な場合があり,毒性の有する可能性のある抗真菌剤の適応かどうか,また投与方法などについては感染症専門医の助言を仰ぐべきである.アクチノマイセスとノカルジアもはや真菌には分類されなくなっている.これらは本章の最後で触れる. カンジダ症  カンジダ種は体表面の皮膚粘膜に常在しており,表在性皮膚疾患や膣炎を起こすことが多い.状況によっては,即ち宿主の防御力に変化が生じた場合には侵襲性疾患を来す場合がある.カンジダ感染症の発生率は,抗生物質,免疫抑制剤処方,重症患者の増加,HIV感染...
  • case13-A
    恙虫病、Scrub Typhus(草原熱) "***"に入る言葉は、写真の"刺し口"です。 頭痛、発熱、リンパ節腫脹、皮疹、刺し口の症状が揃っており、地域性、季節性も考えて診断は、恙虫病です。確定診断のため、鹿児島県環境保険センター(鹿児島市城山町)にてつつが虫抗体検査を行ってもらいました。SRLやKMLなどの商業ベースではでは、現在の所 Kato, Karp, Gilliamの標準株の抗体検査しか行ってもらえませんが、Kawasaki, Kuroki の新型株の抗体検査も可能です。1回目(11/27)の検査では、判定が困難であったため、2回目(12/11)の検査を行い、血清学的につつが虫病陽性と診断しました。Multiple Reactiveであり、血清型の特定には、初期のリケッチア血症の時期の血清でPCR診断することが必要です。 ...
  • case17-2-A-ref
    脳梗塞急性期のCT所見 Ⅰ.Hyperdense MCA sign (HMCAS)  赤色血栓により閉塞した中大脳動脈それ自体が、単純CTで高吸収を示す所見。  脳梗塞の超急性期CT所見として診断的意義が高い。  通常虚血域の淡い低吸収域の出現に先行する。  石灰化との判別が困難な場合もある。(石灰化の方がCT値は高い)  HMCAS陽性例は陰性例に比して、最終的に大きな梗塞巣を生じ、予後が不良であることが多いとされる。 Ⅱ.Early CT sign  発症6時間頃より血管性浮腫(vasogenic edema)を反映して、CT上の淡い低吸収域として認められるが、  発症1~3時間の超急性期では細胞性浮腫(cytotoxic edema)が主で、以下のようなCT所見を示す。    1.レンズ核境界の不鮮明化       レンズ核辺縁、皮質髄質境界が不鮮明に...
  • neurology-pheresis
    神経疾患クリティカルケア −神経救急の手引き− 第5章 重症神経症候・疾患管理の方法 45.重症神経疾患の血液浄化療法      8000字 8P      Neurocritical care pearls 本文 文献    1. Neurocritical care pearls    2. 適応の確認。       神経疾患における健康保険上の血漿交換の適応       血液浄化療法を安全に施行するために各種検査を行う。    3. 他の内服状況を確認する。    4. ブラッドアクセスの確保と管理       カテーテルと挿入部位       穿刺    5. 管理    6. 血液浄化療法の方法には、PE,DFPP,IATがある       PEを行う場合の置換液の選択       脱血不良時の対応       血圧低下時の対応       PE ...
  • documents-ketsubai
    コロッケ会 血液培養        血液培養(Blood Culture)血液培養(以下,血培)は菌血症の診断に対しては "Gold Standard "な検査であり,臨床医はその目的・採取方法・結果の解釈について,習熟しておく必要がある. 1. 血液培養の意義・目的   (1)菌血症の確定診断(gold standard)   (2)感染症の重症度の指標    肺炎や腎盂腎炎などで血培陽性であれば,その感染の程度が大きいことが予想され,抗菌薬の投与量や    使用期間は,血培陰性時よりも大量・長期となる.   (3)感染部位からの検体採取が困難な疾患において起因菌の検出に有効.    心内膜炎や感染性血管炎,化膿性骨髄炎など.   (4)原因不明の感染症では,検出菌から感染巣をしばしば予測できる.    例:α−連鎖球菌---心内膜炎、大腸菌---...
  • CASE CONFERENCE
    最近の症例検討会   2011年からのケースはこちらです。    2010年11月 6日 第6回症例検討会総会&特別講演会   2010年 6月 5日 今村病院分院   2010年 1月30日(番外編) 日本内科学会九州地方会・専門医部会教育セミナー   2009年11月7日 第5回症例検討会総会&特別講演会   2008年10月4日 第4回症例検討会総会&特別講演会   2007年10月6日 第3回症例検討会総会&特別講演会   2006年10月7日 第2回症例検討会総会&特別講演会   2006年9月8日 今村病院分院   2006年5月26日 今村病院分院   2006年3月17日 今村病院分院   2006年2月25日 今村病院分院   2006年1月13日 今村病院分院   2005年11月11日 今村病院分院   2005年10月8日 第1回症例検...
  • documents-presentation
    Oral Clinical Case Presentations "Case Presentationは医師に必須のClinical skill !" A. Purpose of the case presentations---プレゼンテーションの目的は?   1.患者の情報を的確に同僚に伝えることで、初めてレベルの高いディスカッション・質の良い診療が成立する。   2.的確に情報を伝えようとする過程において、個々のケースに対する理解がより深まることになる。 B. Basic principles ---Tell a story to your audience ! --- 物語を話そう!   1プレゼンテーションはカルテの棒読みではない。内容を編集すること。   2.下に述べる基本的な形式に従う。   3.診断の道筋から外れることなく、簡潔...
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    お知らせや更新履歴です コロッケ会のウェブサイトは新しい方もご参照ください. 症例検討会用の新コロッケ会HPを作ってみました。以下貼付けて下さい。IEでは一部みれません。Safariをダウンロードしてください。 http //web.me.com/tarukazu/croquette/Welcome.html 2011年3月のコロッケ会は19日17時から今村病院分院となりのローソンの2階総合内科医局でこじんまりと行います。どなたでも参加自由です。 今回は症例検討会のみです。講演会はありません。 コロッケ会今後は毎月やります。といいながら・・・ 12月は17日に宮崎大学第三内科と合同にやるかもしれません。当日は宮城征四郎先生が症例検討会とバイタルサインについての講演会をされるので、合流しようかと考えています。 特別講演会講師の清...
  • case18
    67歳男性。口渇・多飲、多尿 【主訴】頻尿 【生活歴】飲酒・喫煙 (-) 海外旅行歴(+) 職業歴:公務員 【既往歴】#平成5年~ 右膝関節症、腰椎すべり症  【現病歴】2000年12月25日突然 口渇・多飲及び、20分に1回の頻尿出現      (発熱・排尿時痛(-))。      近医泌尿器科受診し、明らかな泌尿器の異常は認めず、高血糖      を指摘された。      近医内科紹介受診となり、26日と27日インスリン皮下注射の加療      なされ28日当科紹介入院となった。      全身倦怠感(+)、感冒様症状(-)、消化器症状(-) 【入院時現症】血圧120/90 脈拍94 呼吸数14 体温37.6℃      意識清明       貧血・黄疸なし。      頚部硬直なし。リンパ節腫脹なし。      心肺音正常。   ...
  • case13
    発熱、発疹、リンパ節腫脹にて受診した47歳男性    2001/01/19 コロッケ会検討症例 主訴:発熱、発疹、右鼡径部リンパ節腫脹、咽頭痛、頭痛 家族歴:同症状を示すものなし 職業:無職 既往歴:左肩に入れ墨あり。黄疸歴あり。drug allergy (-) 現病歴:5日前(11/22)から38度を超える発熱と喉の痛みあり。風邪だと思って、市販の風邪薬を飲んで      いたが改善せず。      3日前(11/24)に顔、腹部、背部に発疹出現。右鼡径部のリンパ節が腫れていることに気づいた。      昨日(11/26)、39.2℃の熱発あり。痰を伴わない咳も出現したことから夜間緊急外来受診。      (急患外来)頭痛は以前からで大きな変化はない。       右鼡径リンパ節腫脹及び右顎下リンパ節腫脹あり。       Lung:no rale, HS:no...
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