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第八話 ゴースト・アンド・サイボーグ - (2012/06/09 (土) 10:13:53) の編集履歴(バックアップ)
廃墟前
廃墟から漂う生臭さを気にもせず、俺は戦う。
相手はサイボーグ……どんな攻撃をしてくるか、分かったもんじゃない。
しかし、それでも俺は剣を構えて走る。
何故なら……
「俺は……!」
「腹が減ったんだああああっ!!!!」
「戦う理由そっち!?」
見事に突っ込まれたが、俺の言葉は正論だろう。
なんせ時間は既に真夜中、ご飯が恋しくなる頃。
奪われた食料を一刻も早く取り返したいと言うのに、こんな所で邪魔をされては、腹が減るばかりだ。
それに、銃口を此方に向けてくるような奴を素通りする事は、常識的に考えて出来ない。
避けては通れぬ戦い、という事である。
「じゃあ放っといてくれれば良いじゃないですか!」
相手は、此方に向けた銃口にエネルギーを溜めている。
一見は回避不能に見える相手の右手だったが、よく見ると狙いが定まっていない。
もう一回言うが、
銃口を向けてくる奴なんて素通り出来ない。そして、銃口を向けてきたのは紛れも無く相手。
向けてきた本人に言われても、そうはいかないのだ。
やがて、相手の攻撃が始まった。
「くっ……喰らえ!黒鉄討伐者!」
相手が厨二病的な技の名前を叫ぶと共に、