クロスオーバーワールド・バトルロワイアル@ウィキ内検索 / 「理想と現実の間で」で検索した結果
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理想と現実の間で
◇ 答えの出ない問いを続けている。 ずっと……ずっと。 ◇ 「それでですね、穂乃果ちゃんたら面白いんですよ~」 「ははは、楽しい人だね、ホノカという子は」 暗闇の住宅街を歩く二人がいた。 南ことりとスティーブン・A・スターフェイズ。 片や日本で活躍するスクールアイドルと、片や世界の均衡を守るために戦う秘密結社『ライブラ』の一員。 本来の日常の中でならば邂逅する筈のない二人であったが、彼等は出会った。 この殺し合いという異常なる空間の中で、出会ってしまった。 二人は音ノ木坂学院を後にして、住宅街を探索していた。 ことりの親友である高坂穂乃果と園田海未を探すためだ。 空も白み始めた市街地。だが、二人は今だ物音の一つも聞いていなかった。 唯一、聞いたものといえばマモーが流した放送くらい。 空から...
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【第1回放送まで】
...、真田幸村 024 理想と現実の間で 南ことり、スティーブン・A・スターフェイズ、浦上 025 狂走の果てに 園田海未、石川五エ門、ザップ・レンフロ、後藤 026 銃は口ほどにものを語る レオナルド・ウォッチ、如月千早、次元大介 027 まもって守護拳天! 範馬刃牙、双海真美 028 Broken Silence 暁美ほむら、カズマ ■早朝 No タイトル 登場キャラクター 029 殺すべきもの 織田信長、アーカード
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そこのけそこのけ神が通る
如月千早は警察署の中にいた。 デスクが沢山並ぶ部屋の片隅。そこで蹲りながらi-Phon●をじっと見つめる。 そこには彼女も良く知る名前が何人も並んでいた。 天海春香、プロデューサー、双海真美、双海亜美……今の彼女にとっては大切な、大切な仲間であった。 彼女は高まる鼓動を抑えるようにして胸のあたりに手を置いた。 こんな非現実的な事が本当に起こる訳がない。 そう、考えながらも彼女の思考は囚われたようにそこに行き着いていた。 仲間の死。 どんなにポジティブに考えようとしても、駄目だった。 千早の思考はそこに辿り着いてしまう。 息が早まり、視界が歪む。 怖い。 怖かった。 仲間が死んでしまうのではないか、仲間を失ってしまうのではないか。 あの時のように―――優のように。 「いやッ!」 切り裂くような悲鳴が響いた。 i-...
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二つの『鍵』
「何も、ないですね……」 「うむ」 梶隆臣とクラウス・V・ラインヘルツは暗がりの海岸線を二人で歩いていた。 考察に従って海岸線を歩いていた梶だが、成果は芳しくない。 何も、ない。 向かって右側には延々と草原が、左側には切り立つ崖があるだけ。 木々の一本とて生えてはいない。精々梶が最初にいた地点でみたくらいである。 寄せては打つ波の音が何ともいえぬわびしさを感じさせる。 「すみません、貴重な時間を無駄にしてしまって」 「気にすることはない」 肩を落として溜め息をつく梶。 クラウスの優しい言葉が余計に申し訳なさを駆り立てる。 その表情にわずかの焦燥が見えるだけに猶更だ。 おそらく、クラウスは今すぐにでも人々を助けるために動きたいのだろう。 人はおそらく施設の方角、もしくは中央部に集まる筈だ。 だが、梶を置いてそちらに向かう...
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銃は口ほどにものを語る
レオナルド・ウォッチと如月千早は市街地へと戻ろうとしていた。 先の怪物との邂逅の場である市街地には近寄りたくないのが心情だが、そういう訳にもいかなかった。 マモーが行った放送。その中であった空から降り注ぐ光線。 光線は市街地の方角で発生したものであり、レオと千早いる位置からは肉眼でも確認できた。 砲撃には誰かしらに向けて放たれたものとのこと。 つまり、あの砲撃に巻き込まれた誰かがいるのだ。 殺してはいないと、マモーは言っていたが、それでもあれだけの威力の砲撃だ。 無傷ということはないであろう。 千早とレオは相談し、その巻き込まれた誰かを確認することにした。 二人の知り合いである可能性は無きにしも非ず。 あの怪物に出会わないよう、細心の注意を払いながら、二人は行動を開始した。 森林を抜け、薄暗闇の市街地へ。 夜も明けてきたのか、東の空がわずか...
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狂走の果てに
「ど、どうしましょう、どうすれば……」 事の始まりは十数分前。 褐色肌の男性と遭遇してしまった事が、すべての発端であった。 男は出会うやいなや、石川さんを挑発し、あまつさえ抱腹絶倒の大爆笑をしてみせた。 確かに……確かに、だ。 石川さんの恰好は普通とは言えないかもしれない。 袴一着に、腰には刀(木刀だろうか?)。ざっくばらんに伸びた髪は背中まで届いている。 道場などではよく見かけるが、日頃からそんな恰好をしている者はいない。 (でも……何もあそこまで馬鹿にしなくても!) だからといって、男のとった行動は許容されるものではない。 完全に小馬鹿にし、笑い転げ、嘲った。 結果として、石川さんは刀を抜き、褐色肌の男性もそれに受けてたった。 刀と刀がぶつかり合い響く、小気味のよい音。 挙動は両者ともに早く、薄暗闇という状況であるにし...
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道を切り開くもの・Ⅰ
範馬勇次郎は激情を胸に秘めながら、会場を進んでいた。 腑抜けた男との戦いとも呼べぬ戦い。 高揚していた心に冷や水をぶっかけられたようであった。 最初の場。 多種多様な人物。勇次郎をして強者の雰囲気を匂わせる猛者共の集い。 まるで最高の宴が始まる予感を覚えた。 未知なる極上な料理がフルコースで揃えられたようだった。 初めに出てきたのは、日の本一の兵と称される真田幸村。 遭遇時の印象は、かの宮本武蔵と対峙した時と遜色なく、まさに肩書通りといったもの。 だが、いざ闘争となればどうだ。 気のこもらぬ腑抜けた槍と、心の迷走により鈍り切った挙動。 日の本一の兵が聞いて呆れる。 料理に唾を吐きかけられたようであった。 「ケチが、ついちまったな」 期待値が大きい程、失望もまた大きく。 地上最強の男は落胆の表情のままに、歩く。 その...
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うれしやと? 二度(ふたたび)さめて ひとねむり
真田幸村は気付ばその場にいた。 手には相棒たる十文字槍。身体や鎧には傷一つない。 「ここは……」 脳裏に蘇る記憶。 既に死城と化した大阪城を後に、徳川の大軍勢へ突撃を敢行した。 狙うは家康が首ただ一つ。三千もの軍勢がただその一点を目指して突貫する。 一陣、二陣、三陣からなる波状攻撃で、兵を削りながらも家康が眼前まで行き着いた。 だが、後詰めの到来により家康の姿は再度群衆へと消える。 それが幸村が武勇の終着点であった。 道端にあった神社にて疲労困憊の身を置いていた所を兵士に発見され、首を差し出した。 身に侵入してくる刃の感触は今でも鮮明に思い出せる。 あれが幻の類であったなど有り得ない。 有り得ないが……今幸村は無傷な姿で立っていた。 「死して尚夢幻の最中、か……」 己の成した事に幸村は一点の悔恨もなかった。 ...
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進むもの 進めぬもの
薄暗闇の中、一人の男が立ち尽くしていた。 中肉中背、どちらかといえば整った顔立ちに細縁の眼鏡。 数々の少女達を日本でも知らぬ者のいないトップアイドルに育て上げたプロデューサー。 それが、彼であった。 「くそっ、何がどうなってるんだ……!」 彼は焦燥していた。 突然に始まった謎の出来事。 顔も知らぬ何十もの人々で殺し合えと言われた。 生き延びるのは、最後まで生き残った三人だけだと言われた。 狂っている……そうとしか思えない現実が、そこにあった。 「っ、駄目だ。俺がしっかりしなくちゃ……!」 頬を叩き、活を入れる。 自分と共にこの場にいるアイドル達。 天海春香、如月千早、双海真美、双海亜美。 自分の大切なアイドル達だ。 こんな事で傷付けさせる訳にはいかない。 自分が動かなくては。 大人である自分が彼女達を...
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鬼さんこちら
「うーーん、さっきのは一体……」 暗闇の市街地で首を傾げる少女がいた。 名はセラス・ヴィクトリア。 吸血鬼が始祖の眷属にして、己も有数の力を持つ人外の存在である。 「ヘルシング邸で寝てたはずなのに、気付いたらこんな所だし……あぁー、おーこーらーれーるぅー」 脳裏に浮かぶは額に青筋を立てて静かに怒る、ヘルシング機関の女当主の姿。 数少ない戦力の内、最も大きな戦力がこのザマなのだから怒られるのも致し方ないだろう。 あのロンドンでの一夜を経て成長したつもりであったが、いきなりこんなヘマをやらかしてしまうとは……。 「うぎぃー、何もかもあのおじいちゃんのせいだぁー。こんな事に巻き込んでぇぇええ」 満月が輝く夜空に向かって、ぎりぎりと歯ぎしりをしながら、涙を零す。 その姿だけ見ればただの少女であるが、実際のところそんじょそこらの吸血鬼...
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梶隆臣の考察と出会い
梶隆臣は、南端の海岸線に一人立っていた。 打ち寄せる波の音と、空から降り注ぐ月光。 状況が状況でなければロマンチックともいえる光景の中、彼は思考していた。 一本だけポツンと生えていた木の陰に隠れて、顎に手を当て、脳髄を稼働させる。 (殺し合い……生還できるのは最後の三人……) 彼は知っている。 人間は何処までも残酷になれる生き物だと。 ある男と出会い、様々な賭けを通して、知った。 だからこそ、今回の場においても考える事を辞めない。 死に怯え、思考を止めた時こそ、本当の意味で死が近付くのだから。 (貘さん……あの行動は……) 斑目貘のとった、あの行動。 貘がこんな殺し合いに乗る筈がない事は、誰よりも梶が知っている。 斑目貘は悪人、善人の極端な括りをするとするならば、間違いなく悪人である。 ギャンブルを通して、数えき...
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広がる世界
後藤は、最強なるものであった。 五体のパラサイトが集結し、一つの意志で統合された存在。 それが後藤。 同類のパラサイトからして、後藤に叶うものなどいない。 紆余曲折を経て強大な力を手に入れた泉新一でさえ、彼とまともにぶつかれば勝ち目はなかった。 およそ最強と称するに相応しい存在。それが後藤である。 彼は今、殺し合いの場に連れられていた。 突如巻き込まれた、この殺し合い。 何十もの人間を殺害せよと、人間に強要されるこの状況。 後藤は、思考する。 (この俺を参加させ、殺し合いをさせるとはな……面白い) 理由や動機など、いくら考えども分かりはしなかった。 あの老人の、人間の考えなど、理解できる訳がない。 パラサイトと人間とはまるで別種の生き物。 理解などできると思っていないし、そんな事は後藤にとってどうでも良かった。 (...
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愛は太陽じゃない?
イーサン・ハントはアメリカが誇る最強の特殊工作員である。 IMF-Impossible Mission Forceに所属し、幾度となく世界崩壊の危機を阻止してきた。 彼は今、殺し合いの場にいる。暗い住宅街の中、街灯と月夜の明かりだけを頼りに道を進んでいた。 手中には一丁の拳銃。油断なく構え、周囲に警戒を飛ばしている。 (殺し合い……) 彼は驚愕していた。 まるで気配すら悟られず拉致された事実に。 そして先程の暗闇の中で垣間見た、参加者たちの面々に。 異常であった。 あの常識が崩壊した世界であっても、更に異常な事態。 そう、確実に言い切れた。 世界の裏を見通すIMFは知っているからだ。 例えば、世界を股にかける大怪盗アルセーヌ・ルパン三世。 例えば、一介の刑事でありながら数多のテロリストグループを潰してきた男ジョン・マクレーン。...
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いつだって男はそんなもの
ザップ・レンフロは中央部の鉄塔側で煙草を吹かしていた。 愛用のジッポをパチパチと開け閉めをしながら、満月を眺める。 何十人もの人々が集められた殺し合い。 彼の考える事はただの一点だった。 (はぁぁぁぁぁ、ダッッッリィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!) 休日前の夜。 今頃はヤり部屋であの娘やこの娘とあんなことをやったり、あんなものを打ったりして楽しんでいた筈なのだ。 それがこれ。 何が楽しくて、こんな殺し合いなんてもの参加させられなければならないのだ。 というか、ヘルサレズムロッドでは殺し合いなんてものは日常茶飯事、欠伸もの。 何を今さら仰々しくやらされなければならないのだ。 「あのクソジジィ、次あったら殺す、斬って殺す、焼いて殺す、爆破して殺す、締めて殺す、殴り殺す 殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す...
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歌が繋ぐ物語
「むぉぉぉぉおおおお、何だあ、これは!! そして何だ、あの光は!!」 天海春香と豊臣秀吉の二人は森林の中でその放送を見ていた。 突然鳴り響いた●Phoneを見てみれば先ほどの老人が画面に映っていて、いきなりの放送が始まった。 空から光が落ちるその光景。 春香は眼を見開き驚愕に声を失っていた。 秀吉などはまずは●Phoneに驚き、空からの光に驚きで、驚きすぎて心臓が足りないほどだ。 『決して逃げだそうとはしないことだ。生還したくば、殺し合うのだ。それが最も賢い選択だ』 驚愕の内に放送は終わりを告げた。 後に残されたのは愕然とする二人の人物のみ。 「あれ、絵が黒になったぞ!? 声も聞こえなくなった! 空からの光と言い、どうなってるのだ一体!?」 「え、ええとですね……」 画面の暗くなった●Phoneを振り回す天下人...
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プラグイン/ニュース
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/266.html#id_542badf7 たとえば、#news(ゲーム)と入力すると以下のように表示されます。 世界を席巻する『イカゲーム』はなぜヒットした? 紐解くカギはゲーム参加者の“人間ドラマ”にあり - auone.jp 横浜流星&佐野勇斗、映画『嘘喰い』デス・ゲームに興じるヤバいやつら - 中日新聞 『カレイジアスペルセウス』(MSX版)がレトロゲーム遊び放題アプリ“PicoPico”に追加。12月15日正午まで体験プレイも可能 - ファミ通.com ゲームの中から出てきたみたい! 粘土...
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