ビジュアル・レイアウト設計
POINTs
- 視覚でとらえやすいので、クライアントの承認を得るのが難しい
- 情報デザイン、美術的なデザイン、色彩などの知識を動員
- クライアントのビジュアルイメージを具体化させる手法の習得
ウェブサイト制作において、ビジュアル・レイアウト設計は非常に重要であり、それによってサイトの印象やユーザビリティが大きく変わってくることは言うまでもありません。
また、同時に、クライアントの承認を得るのが難しい部分でもあり、それが原因で何度も修正作業が発生し、ワークフローが停滞するケースもあります。
これは、ビジュアル・レイアウトが目に見える部分なので、ほかの分野に比べ、クライアントが専門家でなくてもさまざまな意見を言いやすい側面があるからです。しかし、ウェブサイトはインタラクティブな操作を伴うメディアですから、それらをすべて受け入れていては、大抵ん場合、ウェブサイトとしての整合性が取れなくなります。
ビジュアルレイアウト設計で、クライアントに承認を得る場合、通常、JPEG形式などの「ウェブサイトの画像」で確認しますが、このような手法ではどうしてもポスターや雑誌広告を見るように静止画のビジュアル・レイアウトとしてしか、評価が不可能です。その結果、ウェブサイトとして最も重要な「操作性」や、複数ページに渡る「一貫性」、情報の「伝わりやすさ」、「アクセシビリティ」などが、1ページとしての見た目の犠牲となってしまいます。
このような事態を回避するためには、ビジュアル・レイアウト設計において、デザインや配色の知識を使って「理論的」に設計しなければなりません。ここでは、ビジュアル・レイアウト設計の流れを説明します。
項目
最終更新:2007年07月16日 17:10