ダンガンロンパのエロパロ@wiki (2代目)内検索 / 「5-544」で検索した結果

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  • 5-544
    「振り回される」「疲れる」という感覚が必ずしも不快なものでないということを、日向 創はジャバウォック島に来て初めて知った。 天真爛漫にして天衣無縫、自らの興味の赴くまま行動しそれを楽しむことを至上とする「超高校級の軽音楽部」、澪田 唯吹と交流を持つことで、彼は幼かった頃のような、余計なことを考えず無心に楽しむことの素晴らしさを思い出したのだ。 しかし無心とはいっても、そこは健全な男子高校生。 可愛い女の子と毎日一緒に遊んでいたら、子どもじみた友情を超えた、なにかもっと熱くて暗い情動が沸き起こるのは不思議でも何でもない。 派手な服装や突飛な言動のせいで今ひとつ認知されていない感はあれど、澪田 唯吹はあれでかなりの美形である。 釣り気味の大きな目や白く輝く歯、くるくるとめまぐるしく変わる表情などが、口元のピアスやメッシュの入ったヴィヴィッドな髪色、大きなツノのような髪飾りと...
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    ... 日向×西園寺 5-544 日向×澪田 5-669 おわりとはじまりのものがたり 日向×終里 5-694 日向×ソニア←左右田 NTR 5-712 日向×小泉 5-744 日向×小泉 5-805 狛枝×罪木 5-845 罪木ちゃんのわくわく昏睡逆レイプ 日向×罪木 5-881 日向×澪田 5-544の続編 5-910 罪木×狛枝 5-805の続編 ---------- -------------------------------------------------- ----------------------------------- ----------------------------------- 6スレ目「ダンガンロンパのエロパロ part6」 Number Title CP 備考 6-9 超高校級の夢 in ParallelW...
  • 5-511
    「……全く、おにぃみたいなバカな猿なんてさっさと死ねばみんな喜んでくれるのにねー?」 ある日、最近恒例になりつつある西園寺との自由行動中、彼女はふとそんなことを言い出した。 西園寺の悪態はいつもの事だが、今日は少し声のトーンが違う。 一緒に過ごさないかと誘った時、頷きはしたものの妙に膨れた顔をしていたのが気になっていたのだが、何か理由があるらしい。 「あのなぁ西園寺……もう少し人と口きく時はやんわりと話したらどうだ?」 「はぁ?そんな事おにぃにはカンケー無いじゃん!」 こちらも恒例になりつつある忠告も、間髪入れない言葉に遮られる。 どうやら相当に機嫌が悪いらしい。 「……大体、元はと言えばおにぃがあのクソブスビッチに鼻の下伸ばしてるからじゃん」 (クソブ……って、もしかして罪木のことか?) 確かに西園寺のコテージに来る前の時間、俺は小用で罪木の所へ顔...
  • 5-744
    自由時間になっても日向は余り積極的に他者と関わる気になれなくて、独りプールの水を眺めていた。 十神が殺され、下手人たる花村も処刑されて以来、ジャバウォック島の面々は消沈しきっていた。 突然理由も分からず島へ連れてこられ、仲間同士殺しあえと命令されて実際死人が出て、 この悪夢のような状況が現実であると思い知らされたのだ。 団結しなければならないと分かってはいても、いつまた同じようなことが起こらないとも限らない。 特に、事件の裏で糸を引いていた超高校級の幸運こと、狛枝 凪斗の存在が日向の心に重くのしかかっていた。 奴の動機が、この島から出たかったとかの普通の動機ならばまだ良かった。 しかし学級裁判で聞いた狛枝の意図は日向には到底理解できないもので、 最初の印象が悪くなかっただけに、ショックは大きかった。 残った生徒たちの中にも、あんな闇を抱えた者が残っていな...
  • 9-56
    立ち読みしていた雑誌を元の場所に戻して店内の壁掛け時計を見ると、家を出てから既に30分以上が経過していた。 ――そろそろ戻ってもいいかな。 何も買わずに居座るのも悪いと思い、適当にガムを一つ持ってレジまで足を運び会計を済ませる。 コンビニのシールが貼られたガムをジーンズのポケットに入れて店を出る。 ゆっくりとした足取りで僕は家に戻ることにした。 ――ケンカをまったくしない仲という訳でもない。 たとえ響子さんと付き合っているとしても、些細な事でケンカをする。 例えば本部に足を運んだ際、女の子から連絡先を聞かれて後日メールが来たりした時とか。 そこから先は売り言葉に買い言葉。 "キミだって本部の男性達から食事を誘われたりするじゃないか――!" "あら、一人前に嫉妬だけはするの? 誠くんのクセに生意気ね"...
  • 5-48
    2人の「超高校級の希望」によって「超高校級の絶望」が倒され、絶望学園から8人の生徒が卒業してから数日後… ここは、とある寂びれたホテル。 希望ヶ峰学園から外の世界へと出たボク達は、廃墟と化したホテルを発見し、そこを根城として生活していた。 使えそうな部屋の数の都合で、ボクと舞園さんは、同室で生活する事になった。 もっとも、部屋が全員分あったとしても、ボクと舞園さんの仲を考えれば、いずれは同居していたかも知れない。 希望ヶ峰学園を卒業する前夜に、初めて身体を交えたボクと舞園さん。 このホテルに住むようになってからも、何度か身体を交えていた。 愛し合うが故、というのもあるが、コロシアイ生活から解放されたとはいえ、 何が起きるか分からない状況である事に変わりはないという現状も、後押ししているのかも知れない。 そして今、ボクと舞園さんは...
  • 2-644
    「あぁっ! びゃくやさまっ、びゃくやさまあ!」 「……ッ」 十神の体の下で肉付きの薄い、細い肉体が襲い来る快楽にうねりつつも彼の肉棒を優しく、それでいながら激しく扱き上げる。 ベットの上で上半身は俯せて、瑞々しい尻を突き出すように四つん這いになった腐川に対して、十神は同じくベットの上で膝立ちになり腰を彼女の尻たぶへと力強く打ち付けていた。 さながら獣のように荒々しい、羞恥心を刺激する体位に腐川の興奮は燃え上がるように高ぶる。 彼女の幸福と快楽に火照った背中のラインには幾筋かのほつれた髪が薄くかいた汗で張り付き、妖しく官能的な魅力をぐっと高めていた。 「ぁああっ! びゃくやさま、もっと! もっとぉお!」 もはや呂律の回っていない腐川は、それでも自らの肉襞を断続的に、休むことなく穿つ衝撃を貪欲に求め続けている。 腐川の肉壷から十神...
  • 8-538
    ボクと舞園さんがジャバウォック島に来てから3日目… ボク達は最後の島である、5番目の島を歩いて回り、ジャバウォック軍事施設や屋台通り等を見つけた。 5番目の島を回り終えたボク達は、屋台通りで早めの昼食を済ませると、島を出る事にした。 この島では、デートに行くのに向いている場所を見つけられなかったからだ。 5番目の島を出たボク達は、3番目の島にあるライブハウスに向かった 舞園さんが、久々にアイドル時代のようにステージで歌ってみたいと言い出したのだ。 ボクが観客席で一人待っていると、舞園さんがステージの中央にやって来た。 舞園さんは、テレビで何度か見た覚えのある、彼女がアイドル時代に使用していたものと同じデザインの衣装を着ていた。 「舞園さん、その服は…」 「フフッ、奥の衣装部屋で見つけたんですよ」 舞園さんはそう答えると、マイクを手にして...
  • 8-552
    通信簿 舞園 さやか 1 身長    165cm 体重 49kg 胸囲    83cm 誕生日   7月7日 特記    超高校級のアイドル 2  芸能界にいた頃は、仕事で海に行った事は何度かあったものの、存分に遊べた事は無かった。  日焼けにも気を使わなければならなかった。肌を焼いてみる事に興味があるらしい。 3  苗木が過去にゴミ収集所に落とされた事で、高い所から落ちる事にトラウマができているのではと心配していた。  だがそんな事は無く、安心すると同時に、苗木の強さに感心する。 4  彼女の声には、規則正しい音と規則性が無い音との中間で、快適感やヒーリング効果を与えるとされる、  "1/fゆらぎ波長"という周波数の音が含まれている。そのため、彼女の声を聴く者は本能的に癒されるらしい。...
  • 3-744
    「大和田……あんた授業中私のこと見てなかった?」 「おう!見てたぜ。」 「そ、そうなんだ……」 (そんなにハッキリ……もしかして大和田は私のことが……) 「ところで戦刃。お前ネコ派じゃないよな?」 「え!?」 (ネコ派?それってタチかネコかのこと?) 「何赤くなってんだ?戦刃はイヌ派だよな?イヌのタトゥーを彫るくらいだし。」 「あー……そっちか……私は確かにイヌ派。ってこれはイヌじゃなくてフェンリル!オオカミだ!」 「どっちも可愛いし似たようなもんだろ。イヌ派ってことはオレ達気が合うかもな。」 「そうかもね。」 「それにしてもそのタトゥー結構いいセンスしてんな。さっきの授業はずっとそのタトゥーが気になってたんだぜ。」 「え?あんたが見てたのはこのタトゥー?」 「ん?おう。さっき授業中に見てたって言っただろ?」 (大和田が気になっていたのは私そのものじゃなくて、こ...
  • 1-555
     おそらく無自覚ではあるものの、仮にも「超高校級の希望」という字を賜った苗木誠。  彼の手によって幾度もの絶望から救いだされた霧切響子が、自分の中に潜む彼への好意に気づいたのは  空白の二年間を過ごした学び舎を後にして、間もなくのことであった。 「僕、ちょっと食べるものを探してくるね」  そう言って彼が部屋を後にしたのは、今から数分前のこと。  学園を出てから根城にしているホテルの一室で、私は彼の帰りを待つ。  ホテルといってもほとんど廃墟のようなもので、まともに使えそうな部屋は三つしかなく  『腐川っちに気ぃ使うってわけじゃねえけど、男女一組で一部屋使うべ』という葉隠の言葉には  あからさまな朝日奈への下ごころが見えていて。  まあ、朝日奈も十神も、その提案にはまんざらでもない様子だったから、それはそれでいいのだけれど。  そんな経緯があって...
  • 2-575
    「話したいことがあるので、午後11時、私の部屋まで来てください」  そんな手紙を出した。相手は、不二咲さん。  モノクマからコロシアイ学園生活を告げられてからしばらく経ったある日。  私はとある疑念を解消するために、件の人物を自身の部屋に呼び出していた。  セレスさんの提案である、夜時間の外出禁止を破るのは少しおこがましい気持ちもあったけれど、この密談は他の人に感付かれるわけには行かない。何を話していたか聞かれると後々面倒になる恐れもある。……二次元限定とか言いながら全然そこに留まってない人もいるし。  面倒、というのは、もしこの私の仮定……予想が真実だった場合、いろいろと問題が起きてくるから。  その予想は他でもない。  ピンポーン……  インターホンの音で意識をドアの方に向ける。 「どうぞ、入ってください。鍵は開いてい...
  • 9-519
    「ねぇ、もっと足、開いて……?」 「……もう」 カーテンの隙間から差し込む曇り空を明かり代わりにして響子さんの顔を伺う。 小さく咎めるような声。けれど拒んではいないと僕は推理した。 掛け布団の中から自分の右手を出して中指と人差し指を口に含む。 唾液で潤いを与えた指先を再び掛け布団の中に潜らせ、彼女の秘所へと伸ばす。 「んんっ! 誠くん……!」 指の腹が響子さんの花園に触れると、トロトロの蜂蜜のような愛液が伝ってくる。 手探りの状態でゆっくりと優しく彼女の奥を掻き回せば目の前の響子さんの唇から熱い息遣いが切なそうに漏れた。 僕はそっと微笑みながら、彼女の快感に酔う姿を目で愉しむ。 ――この時季は布団から出るのも億劫になる。 何だか布団にオカルト的な魔力でも備わるのだろうか。 僕らもその魔力に抗えない人の一部で、...
  • 6-535
    狛枝凪斗は苛立っていた。  ファイナルデッドルームのクリア特典のファイルに記されていた事実… 信愛して止まなかった希望の象徴…それも自分自身を含めた15人全員が超高校級の絶望であるという事実に。  生まれ持って素晴らしい才能を持ち、いずれ世界の希望として羽ばたいていくべき彼らが絶望に堕ちていた事も業腹だったが、 何より(未来機関の"裏切り者さん"と予備学科の日向を除いた)クラスメイト達を救うどころか共に絶望と化していた自分自身が誰より許せなかった。  過去の間違っていた自分を殴ってやりたいが、その自分自身がどのように絶望に堕ちたのかも容易に想像できる。  このコロシアイ修学旅行においても、「より希望を強くする」という想いから絶望的なコロシアイの引き金になったのは他でもない自分である。  恐らく過去の狛枝も仲間たちを蝕む"真の超...
  • 1-508
    「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!」 完全に防音された個室の中、サイケデリックな笑い声を響かせる少女は歪な形の鋏に両手両足の服の裾を貫かれて床に固定された身動きが取れない少年の上に跨がっている。異様に長い舌は螺旋を描き、赤く濁った瞳は爛々と輝いていた。 「……なんのつもりだ、殺人鬼」 四肢の自由を奪われて尚、その高圧的かつ尊大な態度を崩さない少年――『超高校級の御曹司』こと十神白夜は自分の上に跨がる少女――『超高校級の殺人鬼』ことジェノサイダー翔へと若干の焦りを隠しきれない口調で問い掛けた。 「んはぁぁ……、もー白夜さまったらん。そんな野暮いことは言いっこなしですよぉ? ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!」 対してジェノサイダーは彼の問いには応えることなく両手で器用にくるくると鋏を回しながら身をくねらせて、どんよりとした熱が篭った視線を十神の体へ...
  • 4-577
    「(手足をベッドに括りつけられながら)や、やめてよ、江ノ島さん……」 「(苗木に跨って腰を振りながら)あは、でも苗木のココは凄い元気じゃん?」 「そ、それは、その……」 「ま、超高校級のギャルが真っ裸で、自分のオチンチンをオマンコで咥えてるんだし、当然よね?」 「どうして、こんなことを……」 「好きでもない奴に処女捧げるような女だって、苗木は思うわけ?」 「僕は……」 「○○(好きな名前を入れてね)に悪いって?」 「っ!」 「ざんねーん、苗木の初体験の相手はアタシでしたー!」 「っく! え、江ノ島さん、離れて……!」 「あ、射精しそう? いいよ、膣内にどぴゅどぴゅしちゃって」 「そんな……ダメだよ、赤ちゃんが出来ちゃうよ!」 「ニヒヒ、苗木誠は責任を『取ってしまう』人間だもんね? レイプしてるのはアタシなのに、きっと責任取ってくれるもんね...
  • 1-514
    「っ…!!セレス、ちゃん…?」  浴場から尾を引くようにして、おそらく風呂上がりであろう千尋の体から湯気が立つ。  それは、本来なら人が来る可能性が極めて少ない、夜時間のほんの少し前の出来事だった。  こんな時間に入っているのは誰か、と、興味本位でこっそり脱衣所を覗いたセレスは、  目の前の光景に呆然と立ち尽くしてしまっていた。  ばっ、と、手にしたバスタオルで、千尋は自らの体を隠した。一見するとそれは、羞恥から来たものだろう。  しかし、セレスティア・ルーデンベルグがその数秒の間に目にした光景は、それとはまた別の真実を導き出した。  彼女の…いや、彼の顔は、羞恥の赤ではなく、絶望の青に染まっている。  まるで、死刑宣告でも受けたかのように。 「…不二咲さん」  動揺していたのは、セレスも同じだった。もちろん、努めてそれを表に出さぬよう心掛けて...
  • 1-534
    『朝日奈葵は回顧する』 最後の学級裁判を終えたあの日、霧切ちゃんは事件の“クロ”として処刑された。 本当に彼女が戦刃むくろを殺した犯人だったのか今となっては判らない。 彼女自身が真実を口にしないまま死んでしまったのだから、確かめる術もない。 いずれにせよ、あの日を最後に私たち生き残り組は外の世界への希望を捨てた。 つまりは、この希望ヶ峰学園の中で一生を過ごすことに決めたのだ。 ―――「ママ、どうしたの・・・こわいかお・・・」 その言葉に、突如意識が現実へ引き戻される。 自分がいるのは薄暗い個室。腰掛けているのはベッドの上。 声の方向へ視線を落とすと、二つの幼気な瞳が私を不安げに見つめていた。 そうだった この子を寝かしつけてる最中だったんだ ぎしり、とベッドのスプリングを軋ませて、私は我が子の側へ寄る。...
  • 9-954
    「えっ……?」 響子さんは僕が言った言葉の意味をまだ理解できていなかったのか、呆けたような表情を浮かべるだけだった。 だから僕はもう一度言う。 「僕の子供を、産んでほしい」 「誠くん……」 今度はしっかりと僕の言葉を聞き入れ、その言葉が本気なのかを確かめるためにしっかりと見つめられる。 「僕の未来、全部あげる。……響子さんと一緒に歩めるなら、僕は何だってするよ」 響子さんは"そう……"と、小さく呟いて僕の頬を撫でてきた。 ――薄く、涙が、彼女の瞳に溜まっていた。 「だったら私の未来、全部あなたと、私たちの子供にあげる。……あなたと一緒に歩めるなら、私はなんだってするわ」 だから。 「……だから、誠くん」 僕は。 「赤ちゃん、作りましょう……」 彼女を...
  • 5-268
    「ねぇ…日向君ちょっと手伝って欲しいゲームが有るんだけど…いいかな?」 なんとなく嫌な気はしていたゲームなら俺よりも七海の方がよっぽど出来る筈だ なら何故 …そうその答えは ▷苦手なジャンルだから その後七海の部屋へ行き七海の指示通りにゲームを開始して数十分 目の前の画面では女の子があられもない姿で嬌声をあげ その横では七海が表情一つ変えずで画面を見ている 正直逃げ出したくなるような恥ずかしさの中カチカチとクリックを続ける ---- --- 何とかエンディングを迎え 苦痛から解き放たれる 「ふぅ… どうなる事かと思ったけど終わってみると結構面白かったな」 「そうだね 、 学園内に閉じ込められてその中での恋愛なんて今の私たちにも近いところがある感じがするよ」 「そうだな、ヒロイン候補がどんどん退場していくし...
  • 5-881
     澪田 唯吹と日向 創が恋人同士になってしばらく後。  二人が砂浜で遊んでいた時、木の上に大きな椰子の実を見つけた。  ぜひ食べてみたいという澪田とともに幹を蹴ったり石を投げつけたりして実を落としたものの、これが思った以上に硬い。  どうやって割ったものかと二人思案しているときに、辺古山 ペコと九頭龍 冬彦が近くを通りがかった。  助けを求めたところ、辺古山は快く自らの超高校級の剣術でもって椰子の実を叩き割り、中のほの甘い果実を食べられるようにしてくれた。  四人で砂浜に座り、瑞々しいココナッツを食べて改めて親交を深めたのだった。  日が暮れた後、日向と澪田はいつものごとくコテージへしけこんだ。  先程食べたココナッツも美味かったが、やはり澪田の作る肉じゃがが一番だなあ、などと日向が考えていると、  殊更に厳しい表情を作った軽音部員がにじり寄ってきた。...
  • 5-845
    ジャバウォック島の住人たちが寝静まった夜中。 超高校級の保健委員、罪木 蜜柑は自分のコテージをそっと出た。 足音を立てないよう、誰にも気取られないようこっそり向かった先は、 彼女が今この島で最も親しくしている男、日向 創の部屋。 扉の前に立ち、ゆっくりとノブを回す。 先日同級生の澪田に壊された鍵はまだ修復されておらず、ドアは音も無く開く。 家主よりもむしろ隣のコテージに住む者たちを意識しながら、しっかりと戸を閉め、持参した木の棒で即席の閂を掛けた。 靴を脱いでベッドへ近づくと、家主たる男の静かな寝息が聞こえる。 仰向けになって、薄い毛布を蹴飛ばして眠っている男は間違いなく日向。 今までの人生で一番罪木に親切にしてくれて、結果、彼女の心を奪ってしまった男子生徒だった。 同じ部屋に女子生徒が侵入してきているというのに、一向に日向は眼を覚まそうとしない。 ...
  • 5-910
    蛍光灯の無機質な明かりが、真夜中の病室を照らし出している。 漆喰塗りの壁より真っ白な顔をにさらして、狛枝は眠っていた。 絶望病により生死の境を彷徨った彼につきそうのは、超高校級の保健委員である罪木。 先程まで呼吸も心音も安定せず危篤状態だった狛枝だが、罪木の必死の看病により 命を取り留めていた。 まだまだ予断を許さない状況だが、ひとまず峠を越えたところだ。 「……罪木さん?」 かすれた小さな声を聞きつけ罪木が目を向けると、狛枝がうっすらと目を開いていた。 「よかったぁ……死んじゃうかと思いましたぁ」 顔に浮いた汗を拭き取り、額に載せた手ぬぐいを代えてやると、多少意識がはっきり してきたようだ。色の薄い前髪の間から、どんよりした眼差しがこちらへ向けられる。 「狛枝さん、聞いてくれますかぁ」 「……いやだ」 ...
  • 5-364
    キーン、コーン、カーン、コーン…… 『自由行動の時間でちゅ。みんな、仲良くらーぶらーぶしてくだちゃいでちゅ』 モニターのウサミが仕事の終了を告げる。 今日はコテージの掃除に回っていた俺は、一息つくと同じく掃除班に割り当てられていた少女に声を掛けた。 「七海」 隣で掃除用具の片付けをしていた少女が振り返る。 色素の薄い髪に、抜けるような白い肌。どこか眠たそうにぼんやりした瞳。 あらゆる才能が集う希望ヶ峰に於いて、『超高校級のゲーマー』の肩書きで呼ばれる少女、七海千秋だ。 「まだ昼だし、せっかくだから何処か行かないか?」 手に持った『おでかけチケット』をひらひらさせながら、なるべく軽い調子で言ってみる。 こうして七海に誘いを掛けるのも一度や二度の事ではないが、この瞬間だけはどうしても緊張してしまう。 七海は唇に指を当てると、少し考えてから答える。 ...
  • 5-335
     日向 創は自室で唸っていた。  彼の手には一枚の布が握られている。  それがただの布だったら彼は何も悩む必要が無いはずだった。 右手に強く握りしめられたそれは、女性用の下着、いわゆるパンツだった。 白を基調とし余分の装飾の無い、清楚な、しかしちょっと小さめなそのパンツの持ち主に日向は心当たりがあった。  この島に来て以来何度か会話し、それなりに長い時間を共に過ごしたこともある「超高校級の保健委員」、罪木 蜜柑のもので間違い無い。  別に彼女のスカートを捲ったわけではないので、そのパンツが絶対に罪木のものであると言える確証は無い。 しかし何らかの理由でパンツが自分の荷物に紛れ込むようなことがあるとすれば、それは今まで何度か触れ合った罪木でなければおかしい。 まだ彼は、罪木以外の女子とそれほど長く交流したことが無かったし、部屋を訪れたり逆に招いたりしたことも無...
  • 5-805
    モノクマの夜の放送が終わって少し経った頃。コテージの扉を叩く音。 狛枝凪斗はベッドから身を起こした。 「はい、今開けるよ」 (こんな時間に誰だろう? もしかして、誰かがクロになる決意をして、僕を頼ってきてくれたのかな!?) わずかな期待を胸に、戸を開ける。とそこには、ざんばらとした長い黒髪の、おどおどした少女。 超高校級の保健委員・罪木蜜柑が立っていた。 「あれ? 罪木さん、病院で九頭竜君に付き添ってたんじゃなかったの?」 疑問を投げかけると、白いエプロンの前でわたわたと手を動かしながら、焦ったような答えが返ってくる。 「あのですね、私、そのぉ……九頭竜さんが、ちょっと独りで考え事がしたいとのことだったので……  状態も安定しているようでしたし、お言葉に甘えてその間に所用をすませてしまおうと……」  要するにちょっと病院...
  • 5-694
    女の嬌声と、腰と腰がぶつかり合う肉の音と、淫らな水音が室内に響く。 月明かりだけが差し込む薄暗い部屋の中で、絡み合う二つの影があった。 「はぁっ!はひっ!いい、いいです……!」 片方の影――背後から貫かれている女が裸の胸を揺らし、美しいプラチナブロンドの髪ををなびかせる。 超高校級の王女――ソニア・ネヴァーマインド。 普段は気品に満ち、聞く者に威厳を感じさせずにはいられない声が、今は淫蕩に濡れた喘ぎを響かせていた。 「ダメっ、です……!そこ、はぁ……ああっ、あああッ!!」 後背位の体勢での力強い打ち付けに、ソニアはおとがいを反らせて快感を露わにする。 「はあっ、はぁ……ん……見て、下さってますか……そう、ださん……!」 荒い呼吸をつきながら、ソニアはベッドで情を交わしている男にではなく――部屋の隅で膝を抱える、もう一つの影に声を掛ける。 その痴態を見...
  • 5-187
    私は最低な女です。 この島に来てから、もう何十日経ったでしょうか。 突然始まった無人島でのサバイバルは、私にとって初めての経験でした。 「うっ!くぅんっ…!」 ドジでノロマな私は、迷惑を掛けてばかりで。 惨めで、泣いてばかりいました。 「あっ、やんっ!!」 それでも、私に優しくしてくれた男の人がいました。 日向 創くんです。 「あっ、やっ!やぁっ!くぅっ…!」 プレゼントを貰ったり、一緒に様々な場所で過ごしたり。 そんな事をしているうちに、私は日向くんの事を好きになっていました。 「ひ、ひなた、くぅんっ!やぁっ…!」 だから。 私は最低な女です。 「イっ…!くううううううぅぅっ!!!」 そんな彼の事を考えて。 淫らなオナニーに耽っているのだから。 ...
  • 5-438
    ジャバウォック島の夜。 いつもの様にコテージでベタベタいちゃいちゃしていると、不意に罪木が言った。 「ねえ日向さん。もし良ければ、日向さんの体を洗ってあげたいんですけど……」 「本当か。ぜひお願いしたいな」 超高校級の保健委員ともなれば、人体を清潔に保つことも得意なのだろう。 そんな彼女に身体を洗ってもらえれば、さながら脱皮したような爽快感を得られるに違いない。 期待感を大いに高められた日向は、顔がニヤつくのを抑え込みながら言った。 「でも、どうせなら二人で洗いっこしないか? そのほうが、恋人らしいだろ」 「だ、大丈夫ですぅ! 私の身体はいつでもちゃんとキレイにしてありますし、それに、 今日は日向さんを洗うのに、集中していたいんです」 いつでも、ということは、いつ求めても答えてくれるのだろうか。 例えば真昼間、ドラッグスト...
  • 5-669
    ――最近、調子がヘンだ。 ウサミから言われるままに始まったこのサバイバル生活も、残すはあと二日だけになった。 島中の色んな所から資源を拾ってきたり、それを使ってみんなで『課題』を作ったり (宇宙船やロボットなんかも作らされた。メチャクチャにもほどがあるよな)、 一緒に共同生活を送っている連中と話したり遊んだり。 そんな生活を続けていくうちに、オレは自分の中の何かが大きく変わっちまった事に気づいた。 それは、今まで感じたことのない不思議な感覚だった。 その感覚は決まって、日向のヤツが関わってる時に限ってやってきた。 サバイバル生活が始まってから、一番言葉を多く交わしたのはアイツとだった。 平凡なヤツだなーとか、オレとバトれるくらい鍛えてはいねえんだなーとか、最初はそんな程度の印象 しかなかった。でも、何度かアイツと話していくうちに、オ...
  • 5-172
    とっぷりと日の暮れたジャバウォック島・生徒宿泊用ホテルにて 既に夜時間を告げるモノクマアナウンスが流れてから数時間が経過していた。 本来ならば誰もが危険との遭遇を避け各々のコテージ内で眠りに就いている時間である。 だが、“超高校級の幸運”こと狛枝凪斗の姿は自身のコテージではなく“超高校級の体操選手”終里赤音のコテージの前に有った。 ガチャリ、と音を立て扉が開かれる。 『何の用だよ狛枝・・・夜中に人の部屋に押しかけてくるなんざ、怪しいとしか言い様がねーぜ』 ギロリ、と音まで聞こえてきそうなほどに、明確な敵意を孕んだ視線を狛枝に向ける。 『ハハッ、そう言いつつも普通に出てきてくれる辺り終里さんは器が大きいよね。ボクみたいなクズじゃ比べものにもならないよ』 『はぐらかすんじゃねぇよ・・・分かってんぜ、オレを殺しにきたんだろ?やれ...
  • 5-208
     考えるまでもなく理解した。これは夢だ。  辺り一面、目が痛くなる程鮮やかな血に塗れた教室。  周りから聞こえてくる弱々しい呻き声。掠れた啜り泣きの声。  そして、そこかしこに転がる、腕、脚、指、胴、そして、頭。  地獄としか言い様がない景色が、自分の目の前に広がっていた。  確かに、『この島』に来てから今日までに、何人ものクラスメート達が殺されてきた。コロシアイと、処刑によって。  ……そうだ。だから今の異常な状況に当てられて、こんな突拍子もない夢を見ているだけなんだ。  でも。  この教室のつくりは。  心なしか、見覚えがあった。  まるで、『決して短くない時間を、この空間で過ごしてきた』かのような、慣れ親しんだ感覚さえ覚える。  そして、教室の一番奥、黒板の真正面に誰かが佇んでいるのに気付いた。シルエットから察するに、女性のようだ。 ...
  • 5-328
    「…おにぃみたいなバカな猿なんてさっさと死ねばみんな喜んでくれるのにねー?」 折角一緒に時間を過ごそうというのにこれだ 「あのなぁ…西園寺もう少し人に口きく時はやんわりと話したらどうだ?」 「はぁ? そんな事おにぃにはカンケー無いじゃん!」 折角の忠告も間髪入れない言葉に遮られる 「…大体 元はと言えばおにぃがあのクソブスビッチにに鼻の下伸ばしてるからじゃん」 (しまった… 確かにここにくる前の時間は罪木と過ごしていた…しかしあいつの部屋だったのにどうして…) 「しかも…あんなものまであげちゃってさー!最低 外道 ヤリ◯ン 人間のクズ!」 (oh…そこまで見ていたのか) 「いや、あれは前から頼まれていたんだ整体ようのマッサージに欲しいから出たらくれないかってね」 「…ふーん、 」 西園寺は少し思案顔になったのち思いついた様に顔をあげ ...
  • 5-385
    罪木 蜜柑と日向 創が交際を始めたことを、ジャバウォック島の他の住人たちは知らなかった。 日向は、別に誰に恥じる事も無いのだし隠す必要も無いと考えていたのだが、罪木の方がそれに反対したのだ。 曰く、「私のようなダメな女と付き合ってるってバレたら、日向さんの評価まで下がっちゃいますぅ!」とのこと。 日向としては、可愛い彼女にそんな自虐的な言動をして欲しくはなかったのだが、 罪木のパーソナリティは10数年掛けて築き上げられたものである。 それを、付き合い始めたばかりの男がどうこうしようというのも、無理のある話だろう。 ひとまずは彼女の要求を飲んで、性格改善はこれから追々、じっくりしていければいいと考えた。 ということで日向は、罪木以外のクラスメイトたちともそれなりに交流を持つようになった。 学友たちは皆揃って個性派で、良くも悪くも平均的な日向とは話の合わないこと...
  • 5-712
    小泉真昼は悶々としていた。 真夜中、自室でシャワーを浴びながら、只管に悶々としていた。 「はぁ…なんで、あんなことしちゃったのかな、アタシ」 理由はただ一つ。 「どうして、日向に…あげちゃったんだろ、パンツ」 事は数日前。 切欠は偶然で、その後、本当によく解らない流れの中で。 小泉真昼は、日向創に自分のパンツをプレゼントしてしまったのだ。 その後、色々あって、普段の彼女からは考えられないような事もして、まぁ本当に色々あったのだが、ここでは省略する。 とにかく。 小泉真昼は、日向創に自分のパンツをプレゼントしてしまったのだ。 その事が、寝ても覚めても、頭から全く離れない。 あれから日向とは一度も会話していない。 会話しようとしても、真っ赤になって、何を喋ればいいのかわからなくなって、逃げてしまう。 それは日向も同じようで、お...
  • 10-589
    僕が本部への出張から帰ってきた後の話をしようと思う――。 同期のメンバーを自宅に招待した僕らは当初の予定通り鍋パーティーを催した。 お酒も入ったことでそのまま宿泊する形になり男性陣はリビングを、女性陣は寝室を使う形で部屋割りをした。 葉隠くんはソファを占拠し、早々と鼾を立てるのだった。 十神くんと僕はリビングのカーペットに二組布団を敷いて横になる。 そしてリビングを消灯してから約一時間、その時はやってきたのだった――。 ゆさゆさと肩を揺すられて目を開けると目の前に響子さんが立っていた。 目配せで寝室に来るように合図したので、僕は物音を立てないように起き上がる。 振り返って葉隠くんと十神くんが眠っていることを確認した僕は朝日奈さんのいる寝室に入った。 「ほんとに、するんだね。朝日奈さんがすぐそこに……」 視線を左に向かわせて、...
  • 10-537
    「んっ、あっ……!」 なんだこれ、気持ちいい――。 身体が優しく包まれるような快感にうっすらと目を開けると、掛け布団がもこもこと動いていた。 それと同時に下腹部に蕩けるような感覚が走り、身悶えてしまう。 「……おはよう、響子さん」 「おはよう」 恐る恐る掛け布団に手を添えてめくると、隣で眠っていたと思った響子さんが僕のペニスに手を添えて垂直に立たせていた。 朝の生理現象と相まってカチカチになっているペニスの表面に彼女の熱い吐息とねっとりした唾液が絡みつく。 「あ、くぅぅ……!」 ピチャピチャと猫が皿のミルクを舐めるような音を立てて肉竿全体が口腔粘膜に包まれていく。 起きぬけの呆然とした状態では成す術もなく、響子さんのフェラチオに喘ぎ声が止まらず腰も自然にくねくねと動いてしまう。 「……いい?」 「うっ、あぁ...
  • 10-507
    ――――――― わたしは今…三人目希望の戦士、空木言子に敗れ捕われ…塔和シティーの、ある施設に幽閉されている。 「はぁ…んっ……ぁ…」 何故かわたしは裸で…身体のあちこちにローターが貼りつけられて、前と後ろにはバイブが刺さっている。 最初は恥ずかしくて仕方なかったけど…初めてを失ってしまった今ではそんな感覚すらなくなってしまった…。 あれから何日経ったのかは覚えていない…いや、分からない… ただ…一つだけ分かっているのは… 「こにゃにゃちわー♪」 今日もまた…わたしはあの子のオモチャにされるという事だけだ。 ――――― ――― ― 「んっ…あふ……ぁぁぁ…っ!」 あの子はわたしを外へ連れ出した矢先…わたしに目隠しを付け、仰向けに寝かせ、手を何か柱の様な物に縛り付け…そのまま何処かに行ってしまっ...
  • 2-46
     朝日奈がいつものように早めに食堂へ向かうと、セレスから先日の不埒千万の詫びとして、CDを貸してもらった。  本人が言うには、楽曲ではなく、リラックス効果のある音声データということで、  運動後の就寝前などに聞くと、より効果があるらしい。 「あたしこういう、磁気とかイオンとか、そういうリラックス効果?みたいなの、結構好きなんだよねー」 「それはよかったですわ…ふふふふ」  渡した時のセレスは、少し狂気じみた笑い方をしていたようにもみえたけれど…気のせいだろう。  お詫びなどと言われても、正直気持ちよかったことは事実なんだし、  大神を交えた約束で、自分が実は淫乱な女だということはばらさないでいてくれるようだし、  謝られることなど特にないとは思うけれど、貸してくれるのなら素直に受け取ろうと、朝日奈は単純にも考えていた。  まだ悪...
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