ダンガンロンパのエロパロ@wiki (2代目)内検索 / 「9-105」で検索した結果

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  • 9-105
    「─────ッッツ」 僕は痺れる様な痛みと共に押し殺した声をあげる 「どうせ個室は完全防音でいくら声をあげようと他の方々には聞こえませんわ…もっと大きな声で啼いてくださいます?」 彼女は僕の耳元で囁く 発端は、セレスティアさんにカマかけられて男だということがバレてしまい、他のみんなに秘密をバラさない代わりに彼女のいうことを聞くというものだった 最初のうちは彼女の前でオナニーをさせられる程度のものだったが、段々とエスカレートして最近では革製の拘束具で身動きをとれないようにされ嬲られるまでになってしまった 「どうしました?不二咲クン…何に意識を向けていらしてるんですの?今は私の与える鞭の味を意識して味わってくださいませんこと?それともその女々しい躯に蝋燭でも垂らしてほしいのですか?」 彼女は狂気を含んだ笑顔で僕を見る 「セレスさん…なんでこんな...
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    ...6 苗木×霧切 9-105 不二咲×セレス グロ注意 9-115 不二咲×セレス グロ注意 9-123 苗木×不二咲&セレス 9-105の続編・♂×♂ 9-136 苗木×霧切 9-308 苗木×霧切 9-366 苗木×霧切 9-519 苗木×霧切 9-612 苗木×霧切 ハロウィンネタ 9-629 オカシアイ学園生活 苗木×舞園 8-825の設定・8-890の前(作者は別人) 9-684 オカシアイ学園性活 1キャラ14人 乱交(江ノ島・不二咲除く)・9-629の直後(作者は別人) 9-722 2女性陣 オナニーの話題 9-730 桑田×朝日奈 通信簿パロ・1レスSS 9-745 ジェノ×石田 逆凌辱・石田がホモ 9-912 霧切 自慰 9-940 桑田×舞園 9-954 苗木×霧切 9-986 苗木×舞園 1レスSS ---------...
  • 9-136
    貫く――。 突き上げながら快感の頂上に誘うために。 より深く貫く――。 腰を押さえつけて、本能のままにしがみ付く響子さんを。 「はぁあぁっ、ああっ、あんっ! うぅんっ、んんっ、ぅふぁっ!」 「うぅっ、あぁっ、あっ、きょうこ、さん……っ!」 艶かしく、もどかしく揺れる響子さんの姿を間近で見る対面座位で繋がり続けて僕も限界に近いものを感じる。 最後の力を振り絞って僕は彼女の深奥を突き崩すように責め立て続けた。 「……あっ、ああっ、あぅっ、はぅっ、あぅっ、うぅんんっ!」 「響子さんっ! イクっ、イクよ!!」 「あっ、ああっ! きてっ! きてぇぇぇ!!」 「うっ、くぅぅっ!!」 「あぁんっ、あっ、あぁあぁあーーっ!!」 僕は搾り上げるような蜜壷の脈動に耐えきれずドクドクと呆気なく射精した。 一瞬声を引きつらせた後...
  • 9-115
    「せ、せせせせセレスっち?何してるべ?」 「せ、セレスちゃん・・・」 「何、と言われましても、いつものようにロイヤルミルクティーを・・・」 昼も過ぎたころ、食堂に現れた葉隠と朝日奈の目に飛び込んできたのは当然のようにアフタヌーンティーを楽しむセレスの姿だった。 だがいつもと違うのは、セレスの隣で山田が荒い息をたてて大量の汗を流しながら地面に這いつくばっている事と・・・ 「んっ・・・ふぅ・・・」 セレスがティーカップに入れて飲んでいる液体がいわゆる男性の「ソレ」であることだった。 くちゅくちゅ、とセレスは精液を口の中で転がし、そしてゴクリ、と一気に飲み込む。 「この粘っこい喉ごしと香り・・・たまりませんわ」 そう呟くセレスの目はどこか虚ろで、ある種の不気味ささえ覚えた。 余韻に浸るセレスに恐る恐る近づいてゼリー状の白濁がわずかに残るカップを確認した葉隠...
  • 9-123
    僕がご主人さまの奴隷になってから数日が経った 食堂にて─── 「千尋チャン、後で私の部屋まできていただけます?」 「はい、ご…セレスさん」 みんなの前ではボロを出さないように注意しつつ、ご主人さまから声をかけられるだけで心が暖かくなり頬が緩んでしまう 「不二咲さん、セレスさんと仲良くなったね」 苗木君に声をかけられる 「うん、ご…セレスさんにはよくしてもらってるよ」 ご主人さまには本当によくしていただいている 「俺の占いによると、二人は一線を越えているべ」 「何だかムラムラとしてきましたなー、セレスティア・ルーデンベルグ殿×不二咲殿ですか…ゴクリ」 ドキッとするような事を葉隠くんと山田くんに言われるが顔には出さないようにする 「君たち、何を不潔な事を考えているんだ!」 「葉隠、山田、あんた達なに考えてんのよ!セレスちゃんと...
  • 1-101
    「ねぇ、苗木? 皆に見捨てられた気分はどう?」 「違う…どうせお前が票を操作したに決まってる!」 「や~だ~。苗木くんってうざい~。私はそんなことしません~ぷんぷん」 「くっ…僕は希望を捨てない! お前なんかには負けない!」 「気丈なのは結構ですが貴方は今から処刑されます。理解していますか?」 「っ……」 「ヒャハ! 拘束されてちゃあ抵抗もできねぇよなあ! まあ私も鬼じゃねえ! 最後にお前を楽しませてやってもいいんだぜ?」 「何を……さ、触るなよそんなとこ!」 「うぷぷ、身長の割に立派なモノを持ってるじゃないか苗木クン!」 「やめろ……!」 「そんなこと言って……手でしてあげたら立派に勃ってるじゃないですか…」 「そ、それはちが……」 「わかっています。これは生理的に仕方ないことなのですよね」 「うぅ……!」 「YES! いい反応だ苗...
  • 10-158
     第二の島にあるチャンドラビーチに、俺達は海水浴に来ていた。  弐大と終里は沖のほうまで遠泳し、九頭龍と辺古山は砂浜で見える位置でお互い横に並んで歩いていた。罪木は西園寺にいじられ、小泉がやんわりと止めにかかっている。 ソニアは田中と砂の城を作っており、それに左右田が無理やり加わっていた。澪田はいそいそとスイカ割りの用意を。花村は通常運転でみんなの水着を鑑賞中。  十神はビーチチェアでこんがり焼いており、狛枝はそんな皆を遠くから眺めていた。  各々が様々なやり方で海を楽しんでいるを見えるなか、パラソルの下に敷かれたシーツの上で、ぽつんと一人でゲームをしている少女が居た。 「七海、泳がないのか?」 「……泳いでる途中で眠たくなって、溺れちゃうと大変だからね」  それはたしかに大変だが、せっかく水着に着替えているだから楽しめばいいのに。  七海が着てい...
  • 10-134
     さわやかな南国の風は、今日もジャバウォック島に吹き渡っている。  窓を開け放して眠ったせいで、日向は朝の日差しで目を覚ました。一つ伸びをして真っ先に目を向けるのは、部屋の中央にごちゃごちゃと積まれたゲーム機。そして。 「七海、おはよう」 「ん…、おあ…」  よだれを垂らして目を半開きにする少女が、すっぽりと日向の腕の中に収まっていた。  ここは、バーチャルのリアル。肉体を持つリアルでは彼女は存在し得ないし、日向のコテージには大量の書類と機械が積まれているだけだった。  シャットダウンした出来事を少しずつ再生して、超高校級の絶望を乗り越える。それが今の日向達が目指すものだった。未来機関もおおよそ協力してくれ、アルターエゴや役に立ったり立たなかったりする占いも利用可能になっていた。 「まだ…ねむい」 「がんばってくれ七海」  七海がコロシアイの時よりもぼうっ...
  • 9-56
    立ち読みしていた雑誌を元の場所に戻して店内の壁掛け時計を見ると、家を出てから既に30分以上が経過していた。 ――そろそろ戻ってもいいかな。 何も買わずに居座るのも悪いと思い、適当にガムを一つ持ってレジまで足を運び会計を済ませる。 コンビニのシールが貼られたガムをジーンズのポケットに入れて店を出る。 ゆっくりとした足取りで僕は家に戻ることにした。 ――ケンカをまったくしない仲という訳でもない。 たとえ響子さんと付き合っているとしても、些細な事でケンカをする。 例えば本部に足を運んだ際、女の子から連絡先を聞かれて後日メールが来たりした時とか。 そこから先は売り言葉に買い言葉。 "キミだって本部の男性達から食事を誘われたりするじゃないか――!" "あら、一人前に嫉妬だけはするの? 誠くんのクセに生意気ね"...
  • 9-684
    「とり……あえず……一回部屋に戻ろうか……」 「そう……ね…。少し……冷静になって……きたわ……」 「はい……。ここだと他の人が来ちゃいますもんね……」 大浴場前から部屋に戻ろうとする苗木達。 一通り、互いを味わい……性欲を発散させたためか……部屋に戻ろうというわずかな常識が戻ってきた。 「私……苗木君以外の人は嫌です……」 「舞園さん……」 舞園が苗木の服の裾を握りながら、泣きそうな顔で言った。 一通り行為を済ました結果、昨晩と同じくスイッチが切れたようだ。 同様にして、霧切と苗木も冷静さを取り戻し始めた。 そこで、3人で部屋に戻ろうとする。 どのようにして、この事態を乗り越えればいいのか皆目見当もつかないが、今後のために……ひとまず、3人でここを離れようとした。 しかし、そのとき、視聴覚室から戻って来た者達が合流する。 ...
  • 9-629
    「はあ…はああ…舞園…さん…気持ち…いい…もう…少し…うっ…出…」  ピンポーン… 「!?」 夜時間まであと数分というその時、自室のシャワールームにいたボクは、突然のインターホンの音に驚き、シコシコと動かしていた右手を慌てて止めた。 数日前、希望ヶ峰学園の入学式に出るはずが、いつの間にか、謎の建物の中に閉じ込められていたボク達15人。 奇妙な校内放送で体育館に集められるも、結局何も起こらず、ボク達はとりあえず学園内の探索に乗り出した。 その結果、この建物が構造だけなら希望ヶ峰学園そのものである事が判明したが、脱出口は見つからなかった。 とりあえず食堂に集まって食事をとる事にしたボク達だったが、その1時間後、ボク達は「あるもの」に襲われる。 それは、耐え難いほどの「性欲」だった。あろう事か、この学園に存在する全ての食料や水に、媚薬が...
  • 9-912
    霧切さんは自室のドアを開けると、様子をうかがうように廊下を見渡した。誰にも見咎められないように、決して感付かれないように。 その姿は盗人のように後ろめたさに満ちており、普段の堂々とした振る舞いとは食い違っていた。 霧切さんは今日もオナニーをする。それも普通の自慰では駄目で、心の底から満足できる自慰でなければ何の意味も無かった。 学園のどこか、見つかるか見つからないかギリギリの場所、そこを舞台にして自分の体を満足させたい。一種の露出願望、それが霧切さんの性的嗜好だった。 他人につけ込まれないように喜怒哀楽を封じ込め、無表情を貫きそれを良しとする。そんな霧切さんの行動が、歪んだ形で性欲に反映されたのであった。 仮面を剥がされ、乱れる心を剥き出しに晒されてしまったら、どうなってしまうのだろう。軽蔑か、あるいは嘲笑か。 恥ずかしさで体が震え、冷たい喪失感が体の中...
  • 9-612
    「苗木君、Trick or Treat」  部屋のドアを開けたら、ハロウィン恒例の言葉を言う霧切さんが居た。 「セ、セーラー服……?」 「そうよ。悪い?」  彼女は、寒いと言ってもいい季節なのに、半袖のセーラー服とハイニーソを身に付けている。 「悪くないけど、仮装なのかなって思って」 「あまり派手な仮装はやりたくなかったのよ。舞園さんに相談したら、セーラー服でも苗木君は喜ぶって……あっ」  失言をしてしまったと言わんばかりの表情で霧切さんは手を口で覆った。 「霧切さん、僕を喜ばせたかったの?」 「…………セーラ服では駄目だったかしら?」  少し不安そうな眼差しを僕に向ける。駄目なわけがない。  僕はセーラ服フェチとかでは無いはずだけど、ドアを開けて霧切さんの姿を目にした時からすごくドキドキしている。 ...
  • 9-986
    舞園をなだめすかして、第一の殺人を回避した苗木。 その後、さらに仲を深めた2人は人知れずゴールイン。 しかし、あるべきはずのものがない ほとんど血が出ない人もいると聞いたことがあるため、初めはそうだと思った苗木。 しかし、舞園の喘ぎ方や乱れ方は尋常ではなく、とても初体験には思えない。 「あの……苗木君……。私、本当に初体験ですよ……。本当です! 信じてください!」 「うん、信じるよ……。…………ところで、キスしていいかな?」 「は、はい……。ん、ちゅぅ。……ん。…むちゅぅ……」 (うぅ……。キスだけで射精しそう……。舞園さん、うますぎるよ……) (……ダメ。自制が効かない……。はじめてじゃないみたい……。このままじゃ苗木君に嫌われちゃう。  あぁっ……。けど、止められない……) そして、苗木の脳裏によぎる言葉 「枕営業……?...
  • 9-954
    「えっ……?」 響子さんは僕が言った言葉の意味をまだ理解できていなかったのか、呆けたような表情を浮かべるだけだった。 だから僕はもう一度言う。 「僕の子供を、産んでほしい」 「誠くん……」 今度はしっかりと僕の言葉を聞き入れ、その言葉が本気なのかを確かめるためにしっかりと見つめられる。 「僕の未来、全部あげる。……響子さんと一緒に歩めるなら、僕は何だってするよ」 響子さんは"そう……"と、小さく呟いて僕の頬を撫でてきた。 ――薄く、涙が、彼女の瞳に溜まっていた。 「だったら私の未来、全部あなたと、私たちの子供にあげる。……あなたと一緒に歩めるなら、私はなんだってするわ」 だから。 「……だから、誠くん」 僕は。 「赤ちゃん、作りましょう……」 彼女を...
  • 9-730
    「はぁ?」 「シュミレーションだよ!桑田は練習嫌いかもしれないけど、私は練習好きなの!お願い!」 「…で、どうすんの?」 「じゃあ早速始めるね!…あなた、お帰りなさい。ご飯にします?お風呂にします?」 「えっと…そんな決まってんじゃん…お前にする!」 桑田に抱きかかえられそのまま朝日奈はベッドに押し倒された 「ちょっと、そんな選択肢ないよ!もう!」 「練習が好きなんだろ。じゃあこっちも練習しないと」 「そんなのダメだって…んっ…」 「…口開けないと舌入れられないんですけど…」 「ちょっ!えっ!舌!?」 「キスもできねーのかよ……ほら練習練習」 「そんな分からないよぉ」 「しょうがねーな、俺の真似しろ」 「んっ…ん……はあっ…」 「そう…そう……」 「んっ…はあっはあっ…あんっ!やあっ胸…」 タンクトップの下から胸に手が入ってきた 「うお!スゲエ!ぷるんぷ...
  • 9-940
    「ちゅ・・・んっ・・・♪んむっ・・・」 彼女はオレのモノをしゃぶり、裏筋に沿い、舐めあげる。 そんな彼女の愛撫を続けているうちにそそり立っていくオレのモノ。 亀頭からはもう、すでに自分の分泌液が滴っていた。 「どうですかレオン君、上手になってますか?」 「ああ、最初よりすげー上手になってるぜ・・・」 そして、彼女はオレのモノを口に含む。 わざといやらしい音を立て、舌を動かしていく。 同時に彼女の手は袋を揉みしだくように愛撫する。 オレのモノは彼女の口内で次第に膨張し、血管を浮かび上がらせる。 「・・・うっ・・・出る・・・!」 押し寄せてくる快楽にオレは耐え切れず、白濁を彼女の口内にぶちまける。 彼女はわざと喉を鳴らすようにそれを飲み干す。 「ふふっ、レオン君のおち○ちん、出したばかりなのにまだ元気です♪」 出したばかりなのにオレ...
  • 9-308
    「誠くん、お願いがあるの」 「ん? なぁに?」 ベッドに腰を降ろして響子さんを抱き締めたまま、ゆるゆると背中全体を撫でている時だった。 「……今日は私にオシオキして」 あまりいい思い出のないキーワードに思わず背中を撫でる手が止まってしまった。 「何か後ろめたいことをしたの……?」 「……いいえ」 「じゃあ、どうして?」 「……夢見が、悪かったの」 僕は辛そうな表情を浮かべる彼女をあやすように再び背中を撫でながらポツポツと響子さんが見た夢の内容を聞くことにした。 夢の内容は戦刃むくろ殺しの裁判の時に裏切り見捨てた結果、僕がクロになりオシオキの"補習"をされた時のことで。 あの時はアルターエゴのおかげでプレス機に潰されることはなかったけど、響子さんの夢の中では僕はそのまま――。 その結果、絶望的な...
  • 9-722
    西「はーい、それじゃ第1回みんなのオナニー事情暴露大会はじめるよー!」 小「ちょ、ちょっと日寄子ちゃん、いきなりなに言ってるの!?」 西「あっ、心配しなくてもおねぇは大丈夫だよ!だって他のゴミカスクソビッチ共と違っておねぇだけは常識人だもんねー!  おねぇの事はわたしが一番わかってるから安心してよ」 小「そ、そうだよね。ふぅ…いきなり変な事言いだすからビックリしちゃった。だってアタシ達まだ高校生なんだしさ… オ、オナ…なんてさあ…皆もそうでしょ?」 澪「いやいや、真昼ちゃん!今時したことない方が珍しいっすよ」 小「いいっ唯吹ちゃんまでなに言っちゃってるの!?」 澪「唯吹の入ってたガールズバンドのメンバーも皆やってたっすよ。ライブの後は楽屋で見せあいっことかもしたっすね!  濡れ濡れの百合世界っす!!」 西「キモッ…見せあいってなにそれ?さすが低俗な集団に属してただけある...
  • 9-519
    「ねぇ、もっと足、開いて……?」 「……もう」 カーテンの隙間から差し込む曇り空を明かり代わりにして響子さんの顔を伺う。 小さく咎めるような声。けれど拒んではいないと僕は推理した。 掛け布団の中から自分の右手を出して中指と人差し指を口に含む。 唾液で潤いを与えた指先を再び掛け布団の中に潜らせ、彼女の秘所へと伸ばす。 「んんっ! 誠くん……!」 指の腹が響子さんの花園に触れると、トロトロの蜂蜜のような愛液が伝ってくる。 手探りの状態でゆっくりと優しく彼女の奥を掻き回せば目の前の響子さんの唇から熱い息遣いが切なそうに漏れた。 僕はそっと微笑みながら、彼女の快感に酔う姿を目で愉しむ。 ――この時季は布団から出るのも億劫になる。 何だか布団にオカルト的な魔力でも備わるのだろうか。 僕らもその魔力に抗えない人の一部で、...
  • 9-366
    「あなたが見せたかったものって、これのことなの?」 「うん、そうだよ……」 そう言って隣に立つ響子さんの手を握る。 窓の外の夜景を僕らはしばらく眺めていた。 「……ホテルのディナーに誘ってくれた時から何となく推理は出来たけれど、やっぱり綺麗ね」 「そう言ってもらえると嬉しいな。ここ最近は忙しくて二人でゆっくりする時間も取れなかったし」 「でも少し前まではモノクマ暴徒ばかりの荒れ果てた世界だったのよね……」 「うん。こうして街の灯りを見渡してみると、人類史上最大最悪の絶望的事件から立ち直っている気がするんだ」 「絶望は伝染する……。けれど、希望も伝染する」 「そうだね。何度絶望の世界がやってこようと人々は希望の灯火を失ったりはしないんだ……」 "僕らみたいに――"と呟いて夜景から響子さんに視線を移す。 「...
  • 9-745
    「こんにちは~、私のことをご存知かしらん?」 「オウ!ジェノサイダー翔だろ!」 「今日は多重人格の先輩としてお話があるのだ~!あなたの中にいる兄弟に関するとっても重要なことなのです」 「俺は忙しいんだ!サイコ女と遊んでる暇は…」 「忙しいならいいよー。じゃあね。」 「ぐぬぬ……しかし…兄弟がどうしたってんだ!」 石田はジェノサイダー翔の腕を掴んで引き止める。 「イタタ…ずいぶん乱暴ね。じゃあ、教えてあげるから資料のある保健室に行きましょう」 「保健室だあ?そこに何かあるんだな?!」 「気になるでしょ~?じゃ、行きましょ♪」 保健室 「で、なんだその兄弟の大事な話ってのは」 「ではまず、ここにででーんと寝て下さい」 一番奥のベッドをぽんぽんと叩く。 ブーツを脱ぎ石田はベッドに仰向けに寝転がる。 「ブーツ履いてても良かったのよ」 「ああ?!」 「何...
  • 4-18
    「さあ苗木君、今夜も致しますわよ」 「き、今日もするの、セレスさん?」 「わたくしのココが、あなたのモノを欲しがって疼くのです……」 「でも、初めてしてから毎日ずっとじゃないか」 「この交わりは麻薬のようですわ。わたくし、もう逃れられそうもありません」 「セレスさん離してくれないから、全部中出しだし……このままじゃ、妊娠しちゃうよ」 「わたくし、お金は持っていますから。苗木くんにも子供にも、不自由はさせませんわよ?」 「そ、そうじゃなくて!」 「…………まったく、そんなにわたくしと体を重ねるのはお嫌ですか?」 「そんなこと、ないけど……」 「わたくし、もう我慢出来そうにありません。苗木君が相手をしてくださらないのでしたら、桑田君か葉隠君の部屋に行きます」 「え!?」 「宜しいのですか? あなたが純潔を奪い、あなたが純潔を失い、共に高みへ昇った...
  • 4-14
    苗木「霧切さん、プレゼントだよ(ニコニコ」 霧切「(苗木君が私に!?)ありがとう。開けていいかしら??」 苗木「うん。早く開けてよ(ニコニコ」 パカッ 霧切「…見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない…」 苗木「どう?気に入った?君が好きなフジツボだよ」 霧切「見えない聞こえない見えない聞こえない」 苗木「これ、オマケだよ!」 霧切「ひぃぃぃ」 苗木「 タ ニ シ 好きでしょ?体に這わせてあげるよ」 霧切「ひッ」 タニシ「ぬちょぬちょ~ん」 霧切「苗木君!おねがい・・・もうやめて・・・なんでもするからぁ!」 苗木「ほんとに?なんでも?」 霧切「ほんとになんでもするからぁ・・・」 苗木「じゃあ・・・くわえてくれるよね?」 カチャカチャ・・・(ズボンを下ろす音 苗木「ほらぁ・・・?」 霧切「うっ・・・はむっれ...
  • 7-195
    「そうそう、スルーするのが一番だぜ」 「スルー…ですか?」 「そう。舞園ちゃんも、俺以外の男はぜーんぶスルーしてくれて構わないよぉー?」 「いえ、桑田君をスルーさせてもらいます」 「……オイ!なんでそーなんだよ!クソッ、かわいいからって…舞園!」 「きゃっ、な、何するんですか、桑田君!」 「苗木はいいよな、こんなかわいいアイドルと毎日ヤってんだろ?」 「ち、がっ、苗木君はそんな人じゃ…あ…」 「監視カメラも気にせずラブラブですかそうですかー………」 「やっ…あ…くわた…くん…」 「…あ?…おい、舞園っ…ちょっと触っただけで、もう下着ぐちょぐちょじゃねーか!」 「やめ…て…くだ……」 「どんだけ淫乱なんだよ、アホ!」 「いや、なのに…ぃ、いっつも、してきた…から…」 「アイドルになるために何でもしてきた、ってヤツか?気持ちと体がバラバラ...
  • 0-145
    霧切さんの後頭部を触れるようにして、枕元に忍ばせておいたコンドームを取り出す。 ビニールの包装を破って取り出し、興奮と緊張によって震える手で自分の隆起するペニスにスキンを被せていく。 ――大丈夫、何度も練習したから失敗しないって。 そう自分に言い聞かせながら僕のモノは上手く薄いゴムで全体を包むことができた。 「……お待たせ、んっ」 「んむっ……」 その間、目を瞑って待っていてくれた霧切さんに覆いかぶさる。そして待たせたお詫びのキス。 ベッドサイドにあるライトのぼんやりした灯りを頼りに、腰の角度を変えて霧切さんのアソコに宛がう。 クチュリ、と湿り気の混じった音が聞こえ右手で添えながら挿入の位置を確かめてみる。 ココ、だよね――? 半信半疑で腰を前に進めてみるとヌルリと入り口を滑らせるだけだった。 「あ、あれ……?」 し...
  • 2-133
    「―――お前は、絶望を求める欲と性欲、どっちが強いんだ?」 「……そんなの………ん……ぁあ……」 そんなの、試してみればいい話じゃない。 と、江ノ島が言い終える前に苗木は顔を挙げ彼女の首筋をゆっくりと舐め始めた。 彼女が上半身が全て晒してる中、何故首にいったかといえば、顔を挙げればすぐそこにあるものだったからである。 最初の内は漏らす声の音だって小さい。ならば、好都合だと自分の耳も隣になるそこに走ったまでだ。 「あ……ぁあ……苗、木……は…ぁ」 軽いフレンチキスを交え、子犬のような舌で静かに舐めれば、彼女の顔はすぐに紅潮していく。 無理もない。先程まで与える側だった彼女だって、何も感じずに行為に徹底してた訳ではなかったのだろう。 耳元に届く声にはどこか安堵が混じっている。緩やかに乱されるその息にさえも。 それは、まるで。自分に...
  • 5-187
    私は最低な女です。 この島に来てから、もう何十日経ったでしょうか。 突然始まった無人島でのサバイバルは、私にとって初めての経験でした。 「うっ!くぅんっ…!」 ドジでノロマな私は、迷惑を掛けてばかりで。 惨めで、泣いてばかりいました。 「あっ、やんっ!!」 それでも、私に優しくしてくれた男の人がいました。 日向 創くんです。 「あっ、やっ!やぁっ!くぅっ…!」 プレゼントを貰ったり、一緒に様々な場所で過ごしたり。 そんな事をしているうちに、私は日向くんの事を好きになっていました。 「ひ、ひなた、くぅんっ!やぁっ…!」 だから。 私は最低な女です。 「イっ…!くううううううぅぅっ!!!」 そんな彼の事を考えて。 淫らなオナニーに耽っているのだから。 ...
  • 5-172
    とっぷりと日の暮れたジャバウォック島・生徒宿泊用ホテルにて 既に夜時間を告げるモノクマアナウンスが流れてから数時間が経過していた。 本来ならば誰もが危険との遭遇を避け各々のコテージ内で眠りに就いている時間である。 だが、“超高校級の幸運”こと狛枝凪斗の姿は自身のコテージではなく“超高校級の体操選手”終里赤音のコテージの前に有った。 ガチャリ、と音を立て扉が開かれる。 『何の用だよ狛枝・・・夜中に人の部屋に押しかけてくるなんざ、怪しいとしか言い様がねーぜ』 ギロリ、と音まで聞こえてきそうなほどに、明確な敵意を孕んだ視線を狛枝に向ける。 『ハハッ、そう言いつつも普通に出てきてくれる辺り終里さんは器が大きいよね。ボクみたいなクズじゃ比べものにもならないよ』 『はぐらかすんじゃねぇよ・・・分かってんぜ、オレを殺しにきたんだろ?やれ...
  • 2-178
    江ノ島盾子の部屋 夜時間を迎えて証明が落とされた薄暗い部屋の中で二つの荒い息遣いと ネチャネチャと音を立ててぶつかり合う音だけが響く。 「はあはぁ・・・えの・・・江ノ島・・さん・・・」 「うん・いいよそのまま、苗木ぃ・・・もっとついて・・・」 ベッドの上で超高校級のギャルとして有名な江ノ島盾子が、雑誌モデルを務めるその見事な裸体を開いて 今人生初めての性行為にただ興奮してひたすらに腰を前後させている苗木誠を受け止めている。 閉じ込められた学園生活で不安と恐怖が日々募る環境に、若い年頃の男女が集まれば その溜まった性欲と不安をかき消すためにこういった行為に発展するのも当然とも言えるだろう。 この場合もそれにあたるとも言えるが、草食系男子たる苗木誠から誰か女性を誘ってこんな展開に行けるわけでもなく 超高校級のギャルの江ノ島...
  • 0-141
    「戦刃さん、ごはん…あの、一緒に…」 昼休み。戦刃むくろはその声にびくりと肩を震わせた。まるで戦場で敵を発見した時のように素早く声のした方向に顔を向ける。 そこには若干、驚いた顔をした声の主が立っていた。 「い、戦刃さん?」 表情一つ変えずにじっと自分を見つめる彼女に彼は少なからず萎縮してしまったようだ。――何か怒らせるようなこと、しちゃったのかな。 苗木誠は申し訳なさそうに購買で買ってきたパンの袋に目を落とした。 常人ならば非礼と受け取るか、気味が悪いと感じるような行為でもそんな風に受け取るところが彼の長所でもあり、また短所でもあった。 戦刃むくろの方はというと、決して怒ってはいなかった。ただ、単純にどういう顔をすればよいのか判断に困っただけだった。 ――苗木君が、またごはんに誘ってくれた。盾子ちゃんに臭いって、汚いって、気持ち悪いって言われてるのに。 彼女には、そんな...
  • 8-145
    霧切さんの後頭部を触れるようにして、枕元に忍ばせておいたコンドームを取り出す。 ビニールの包装を破って取り出し、興奮と緊張によって震える手で自分の隆起するペニスにスキンを被せていく。 ――大丈夫、何度も練習したから失敗しないって。 そう自分に言い聞かせながら僕のモノは上手く薄いゴムで全体を包むことができた。 「……お待たせ、んっ」 「んむっ……」 その間、目を瞑って待っていてくれた霧切さんに覆いかぶさる。そして待たせたお詫びのキス。 ベッドサイドにあるライトのぼんやりした灯りを頼りに、腰の角度を変えて霧切さんのアソコに宛がう。 クチュリ、と湿り気の混じった音が聞こえ右手で添えながら挿入の位置を確かめてみる。 ココ、だよね――? 半信半疑で腰を前に進めてみるとヌルリと入り口を滑らせるだけだった。 「あ、あれ……?」 し...
  • 6-197
    夢や嘘であったらどんなに良かったか。 「……っ…!」 軽快で柔らかな音を立ててベッドに腰掛けた少年の表情は、酷く陰鬱で固くなっていた。 波の音、風の音。南国を思わせる開放的で穏やかな音が、しかし今の少年には酷く耳障りだった。ふと、ドアをノックする音が聞こえた。 「……誰だ」 「九頭龍、私だ。入っても構わないか?」 凛とした少女の声。 「………」 少年…九頭龍冬彦はこのジャバウォック島に来てから"他人"の訪問を迎えた事は無い。追い返すか無視かのニ択しかない。だが。 「……開いてるぞ」 素っ気ない声の暫く後でドアが開いた。 「…失礼する」 背に竹刀を背負った少女だ。その少女は周囲を見遣り…まるで誰かに見られてないか警戒するように中に入ってきた。 ドアを閉める時も念入に人の気配がないか確認していた。 「九頭龍、予...
  • 7-196
    「何やってるんだ、桑田君!」 「あ? 何だ苗木か。見りゃわかんだろ、舞園ちゃんとらーぶらーぶしてるんだ。人の恋路は邪魔しないで、スルーするのが一番だぜ」 「それは違うよ! 世の中にはスルーしちゃいけない事だってあるんだ! 舞園さんから離れろ!」 「邪魔すんなっつってんだろうが、アホアホアホー!」 「桑田よ、人に乱暴をするという事は、自分が乱暴をされる覚悟もできていなければならないという事を、分かっておろうな?」 「…アポ?…な、なんでお前までいるんだよ…は、離せって…イヤだぁあああああああああああああああ!」 「…苗木君…どうしてここに…」 「たまたまボクと大神さんが通りかかったら、大神さんが妙な気配がするって言ったから…それより舞園さん、大丈夫?」 「はい、大丈夫…なわけないじゃないですか…」 「…ご、ごめん…!? ま、舞園さん…!?」 「…苗木君...
  • 4-150
    「もう……こんなことしないって言ったじゃないですか」  仄暗いホテルの一室、ベッドの上で舞園さやかは声を上げた。それは強い調子の割に、どこか諦念を感じさせる響きがあった。 「い、いやぁ、ははは……ボ、僕もそう思ってたんだけど、さぁ」  へたり込んださやかを少し離れた場所に立つ男が、どもりながら言う。目線はさやかの整った面に注がれつつ、プリーツスカートとソックスに挟まれた眩いばかりの太腿にもキョロキョロ移ろっている。  普段生白い顔は紅潮し、努めて冷静になろうとするも興奮を隠しきれないという様子が見て取れた。 「こ、今度のドラマの主役も、僕が根回ししてあげたんだよ? そしたらさ、君の会社が『プレゼント』って、ね……」  さやかは唇を噛み、言葉を詰まらせる。殊更に顰めた眉だけが、ささやかな抵抗を示していた。 「こういうモノって、受け取らないと、そ、それはそれで関係が...
  • 2-166
    彼女、いや彼…不二咲千尋が化学室に出入りできるようになったある日、たまたま目に付いた毒々しい色合いの液体の入った小瓶を発見した。 そこにはこう記されていた。 「これを飲んだ人間の精液は女性にとって惚れ薬であり媚薬の効果を伴ったクスリになる」と… 勿論本来ならばこんな馬鹿げた内容など信じるはずのない彼なのだが彼の男性に対する憧れという強いコンプレックスが後押しし千尋はそれを自室へと持って帰ったのだった。 「はぁ…これ、どうしよぉ…」 千尋は先ほど持ち帰った小瓶を前に小さく言葉を漏らす。 男性と見られないことにより女性からは恋愛感情などを抱かれたことのない千尋にとってこの薬はまさに喉から手を欲するほどのモノ。 しかしこんなあからさまに妖しいモノをそうやすやすと信じるような馬鹿はいない。 もし本物だとしても、何かしらの副作用があるのでは...
  • 1-143
    サラサラと衣擦れの音をさせながら苗木誠のシャワールームでセレスティア・ルーデンベルグが服を脱いでいく もちろんその隣には部屋の持ち主ある苗木誠の姿もあった 「ふふふ、苗木君はもう少し筋肉を付けたほうがいいと思いますわよ?」 まるでいつもと変わらないように、いややはりセレスも興奮しているのだろう ほんの少しだが頬を上気させながら彼女は微笑んだ 「うぅ」 苗木はそれに答えることが出来ない 生まれて初めて同年代の異性と裸で向かい合っているのだ はじめて見る髪を下ろした彼女の姿もいつもの彼女からは想像も出来ない恥じらった雰囲気も狭い個室ゆえにハッキリと感じるその匂いも 何もかもが新鮮で 心を締め付けられるような快感を覚え、まともな考えなど持つことが出来なくなっていたからだ セレスの右手に苗木が引かれ、左手でノブが回されシ...
  • 1-141
    「戦刃さん、ごはん…あの、一緒に…」 昼休み。戦刃むくろはその声にびくりと肩を震わせた。まるで戦場で敵を発見した時のように素早く声のした方向に顔を向ける。 そこには若干、驚いた顔をした声の主が立っていた。 「い、戦刃さん?」 表情一つ変えずにじっと自分を見つめる彼女に彼は少なからず萎縮してしまったようだ。――何か怒らせるようなこと、しちゃったのかな。 苗木誠は申し訳なさそうに購買で買ってきたパンの袋に目を落とした。 常人ならば非礼と受け取るか、気味が悪いと感じるような行為でもそんな風に受け取るところが彼の長所でもあり、また短所でもあった。 戦刃むくろの方はというと、決して怒ってはいなかった。ただ、単純にどういう顔をすればよいのか判断に困っただけだった。 ――苗木君が、またごはんに誘ってくれた。盾子ちゃんに臭いって、汚いって、気持ち悪いって言われてるのに。 彼女には、そんな...
  • 1-175
    皆が寝静まる夜時間、いや寝静まる事になって夜時間のある部屋の出来事 小柄な体躯が抱き止められ唇を合わせられている 霧切響子の服越しにも分かる柔らかな感触に酔いながらも苗木誠は言った 「駄、目だよ霧切さん、カメラが」 フッと苗木もあまり見たことない優しい笑顔を浮かべながら霧切はベッドに苗木を押し倒した そして片手でベッドシーツを掴んだかと思うとカメラに向かって投げかけたのだ 「これで大丈夫よ、苗木君」 すると今度はブラフが成功した時の、イタズラっ子のような笑みを浮かべながら 「でも声を出すのは我慢した方がいいかもしれないわ」 盾子「続きは苗木のおしおきで大発表ー!」 十神朝日奈葉隠「…」ゴクリ ジェノ「興味ね~な~、でも興奮する白夜様!萌える!」 苗木「うわーーー!?」 霧切「」
  • 3-113(1)
     変だな、と思った。  膠着状態。今の僕達はまさにそれだ。  誰かを殺し、それを誰にも見破られずに貫き通せば、他の全員の命と引き換えに自分が卒業。  そこには、会ったばかりのはずの他人に対する警戒心や、他人を犠牲する自分に対する嫌悪感があったのだろう。  もしかしたら、他の生徒の目を欺いて完全な殺人を犯す、ということの難易度に身構えていた結果かもしれない。  とにかく僕達は、そのルールに縛られずにこの学園生活を送っていた。  誰も殺さず、けれど仲良しこよしというわけでもなく。  妙な連帯意識を結ぶ相手もいれば、絶えず警戒を張り巡らせている人もいる。  それでも、その妙な距離感を、僕達は享受していたのだ。  そうして、数か月。  たった数か月と言えばそれまでだけど、それでもその間に互いの距離感は把握していた。...
  • 2-188(3)
    「苗木、く…うぁっ…ま、待って!待ってくださ…んっ!」 『これ、アナルワームって言うんだ。たこの足みたいにグネグネしてるでしょ?』 「ふっ、う、ん!…ぐっ…!」 『あ、そんなこと言っても目が見えないんじゃ伝わらないか。それともお尻の穴で感じてる?』  ずるずると容赦なく入り込んでくる異物感を、舞園は必死に耐えた。  耐えることしか、出来なかった。  苗木の声に支配され、力を入れて踏ん張ることも出来ない。 「苗木君…っ、う…やめ、て…くださ…っ!」 『やめないよ。舞園さん、気持ちいいんでしょ?』 「そんな、こと…っ、あ゛ぁっ!!」  無抵抗な肛門に、弾力のあるゴムの紐が押し込まれていくのを、他人事のように感じているだけ。  ふと気を緩めると、コブが入口を出入りするたびに頭がおかしくなりそうだ。 「ふっ、も、もう、入らない...
  • 5-805
    モノクマの夜の放送が終わって少し経った頃。コテージの扉を叩く音。 狛枝凪斗はベッドから身を起こした。 「はい、今開けるよ」 (こんな時間に誰だろう? もしかして、誰かがクロになる決意をして、僕を頼ってきてくれたのかな!?) わずかな期待を胸に、戸を開ける。とそこには、ざんばらとした長い黒髪の、おどおどした少女。 超高校級の保健委員・罪木蜜柑が立っていた。 「あれ? 罪木さん、病院で九頭竜君に付き添ってたんじゃなかったの?」 疑問を投げかけると、白いエプロンの前でわたわたと手を動かしながら、焦ったような答えが返ってくる。 「あのですね、私、そのぉ……九頭竜さんが、ちょっと独りで考え事がしたいとのことだったので……  状態も安定しているようでしたし、お言葉に甘えてその間に所用をすませてしまおうと……」  要するにちょっと病院...
  • 6-197(1)
    夢や嘘であったらどんなに良かったか。 「……っ…!」 軽快で柔らかな音を立ててベッドに腰掛けた少年の表情は、酷く陰鬱で固くなっていた。 波の音、風の音。南国を思わせる開放的で穏やかな音が、しかし今の少年には酷く耳障りだった。 ふと、ドアをノックする音が聞こえた。 「……誰だ」 「九頭龍、私だ。入っても構わないか?」 凛とした少女の声。 「………」 少年…九頭龍冬彦はこのジャバウォック島に来てから"他人"の訪問を迎えた事は無い。 追い返すか無視かのニ択しかない。だが。 「……開いてるぞ」 素っ気ない声の暫く後でドアが開いた。 「…失礼する」 背に竹刀を背負った少女だ。その少女は周囲を見遣り…まるで誰かに見られてないか警戒するように中に入ってきた。 ドアを閉める時...
  • 3-113(2)
     部屋の中央に横たわる、少年の裸体。  筋肉質というにはやや細く、大人というにはやや小さく、男というには少し頼りなさを感じさせる。  それでいい、と、セレスは感じていた。  体躯が大きすぎれば、強い力でもって抵抗されるかもしれない。  このくらいの、あどけなさの抜けきらない『男の子』の方が、部屋の景観も損なわれない。 「っ、ん、んぐぅ、うぅっ…」  少女とも聞き紛うような高い声を上げて、少年が喘ぐ。  その声に、その姿に、セレスは恍惚として身を震わせた。  なんと官能的な絵であろうか。  ベッドの上で拘束された少年に、二人の少女がまたがっている。  少年は目隠しの上に、猿轡。四肢を縛られ、身動きはできない。  それをいいことに、二人の少女は自らの発情したメスを彼の体に擦りつけている。  少女のうち、日に...
  • 2-188(2)
    「あら…遅いお目覚めだこと」  舞園を見る時とは違い、愛しさのうちにも苛立ちを含んだ目で、セレスは朝日奈を見る。  言うことを聞かないペットをたしなめるような目つき。 「あ…私…」  ややあって、朝日奈は自分の現状を思い出し、そして舞園と目を合わせ、途端に顔を真っ青にした。 「あなたがなかなか起きないから、仕方なく私が舞園さんの相手をしていたのですよ」  セレスは舞園から手を離し、ベッドを下り、朝日奈の方へと歩み寄る。  朝日奈は上体を起こそうとして、 「んっ…」  どうやら下半身に力が入らないようで、腕で状態を支えたまま、床で突っ伏した。  今更という感じだが、片手で自分の胸を隠し、もう片手で自分の体を支え…ようとして、力が入らずに四苦八苦。  見かねたセレスが、朝日奈の腕をつかみ、その場で立たせた。 ――...
  • 6-197(2)
    「しっかし、コレからどうしたもんか…」 写真は小泉に送り付けてしまった。 手紙を偽装した事も近い内にバレるだろう。 誰かに相談されているかもしれない。 写真からあのゲームが深く関わると悟られ、いずれは最も復讐を望むであろう人物として疑いが掛かるのは時間の問題だ。 島を出るにしてもやはり彼等と敵対したままではやり辛いしペコにも負担が掛かる。 「ぼっちゃん…」 辺古山がどうしたものか考えあぐねていた所に、ドアをノックする音が聞こえた。 重ね重ね述べてしまうが、この島に来てから九頭龍が他人からの訪問を快く受け入れた事は無かった。 「誰だ」 自然に返事を返していた。 『俺だ…日向だ。九頭龍、居るのか?』 「ぼっちゃん…」 不安そうにドアと九頭龍を交互に見詰める彼女の髪を撫でた。 「ペコ、此処でゆっくり休んでろ。あと...
  • 2-188(1)
    『舞園さやかの場合』  深夜0時、学生寮一階、廊下。 「ホントにゴメンね、舞園ちゃん…」  朝日奈は申し訳なさそうに、舞園の背中に詫びた。 「さくらちゃん、もう寝てるみたいで…でも、一人で行くの、恐くて…」 「気にしないでください。こんな夜中に一人で行動するのも、危ないですし」  アイドルの笑みを崩さずに、舞園は部屋の扉に鍵をかける。 「えっと…脱衣所でしたっけ?忘れ物」 「うん…ゴメン」 「謝らないでくださいってば!さ、行きましょう」  先に進んだ舞園の背中に、勢いよく朝日奈の両腕が伸びる。 「えっ!?ちょっ…」 「ホントに、ゴメンなさい…!」  朝日奈は、謝りながらも舞園の口にハンカチをあてがった。  必死に舞園は抵抗したけれど、運動している朝日奈の体力には及ばない。 ...
  • 10-87
    「よ、よろしく……」 「こ、こちらこそよろしくお願いします……」 「「………………………」」 「こ、こうやって、いざ色々しようと思うと恥ずかしいね」 「そ、そうですね……」  苗木と舞園はベッドの上に裸で座っていた。  互いに向き合った状態であり、間にテーブルでも置けばお見合いでも始まるのではないかという空気だ。  2人の頬は赤く、視線は伏し目がちに相手の身体とベッドの間を往復している。  両者ともに、もっとよく見たいという気持ちと気恥ずかしい気持ちが拮抗しているようだ。 (舞園さんの身体綺麗だな……)  だが、ふとした拍子に、揺れる苗木の視界に舞園の身体が映り込んだ。  そして、そのまま苗木の目の動きが一度止まる。  舞園は両足の間にお尻を落とす座り方(いわゆる女の子座り)をしたうえで、  両手を股の...
  • 8-810
    「びゃ、白夜様ぁ……っ」  控え目なチャイムに十神が重厚な扉を開けると、こちらを見上げる潤んだ瞳とかち合った。続けて、懇願の声が鼓膜を震わす。  日常となりつつある見慣れた展開が眼前に広がっていた。  超高校級の文学少女、腐川冬子――十神同様希望の生き残りであり、未来機関の同僚でもある女。表と裏、共に彼へ盲目的なまでの熱愛を捧ぐ、多重人格者。  そんな彼女が、寝間着にしている純白のワンピース姿を晒し、ドアの前で何度も身動ぎを繰り返している。それに数瞬遅れて、長いおさげ髪が小さく揺れる。  学生時代を思わせる長い丈のスカートの中で、肉付きの薄い内腿がもどかしげに擦り合わされ続けていた。  仄かに上気し少女らしい朱を乗せた顔にはっきりと浮かぶ情欲を見て、十神の口角が僅かばかり持ち上がった。  一月前。それは単なる思い付きだった。  腐川、そして...
  • 5-910
    蛍光灯の無機質な明かりが、真夜中の病室を照らし出している。 漆喰塗りの壁より真っ白な顔をにさらして、狛枝は眠っていた。 絶望病により生死の境を彷徨った彼につきそうのは、超高校級の保健委員である罪木。 先程まで呼吸も心音も安定せず危篤状態だった狛枝だが、罪木の必死の看病により 命を取り留めていた。 まだまだ予断を許さない状況だが、ひとまず峠を越えたところだ。 「……罪木さん?」 かすれた小さな声を聞きつけ罪木が目を向けると、狛枝がうっすらと目を開いていた。 「よかったぁ……死んじゃうかと思いましたぁ」 顔に浮いた汗を拭き取り、額に載せた手ぬぐいを代えてやると、多少意識がはっきり してきたようだ。色の薄い前髪の間から、どんよりした眼差しがこちらへ向けられる。 「狛枝さん、聞いてくれますかぁ」 「……いやだ」 ...
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