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Nameless Archives/2ちゃんねる・エロパロ板/オリジナル魔法少女陵辱スレ/魔法少女理利_1 - (2007/11/15 (木) 00:11:56) の編集履歴(バックアップ)


無題_1
作者 ID:7IcD7Q/Q
取得元 オリジナル魔法少女陵辱スレ,http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156666135/
取得日 2007年11月15日
タグ 魔法少女
概要&あらすじ ある魔法少女の誕生。
ご注意:以後の作品の著作権は、作者(書き込み主)にあります。
283 :名無しさん@ピンキー:2007/06/02(土) 21:26:40 ID:7IcD7Q/Q
 黄昏時の道を一人の少女がテクテクと歩いている。背中の中ほどまでかかる髪と
活発そうな顔立ち、整った鼻梁をした少女の名は北条理利といった。
「ウーン最近この辺も不審者が出るって言うし日の暮れる前に帰りたいけど
部活もサボるわけにはいかないしどうしよう」
彼女の所属する剣道部はさほど厳しい訳でもないが、彼女は部長・副部長以外で
唯一の有段者なので先輩方は次期部長としての振る舞いを無言のうちに
要求することが多いのだった。
「あら?」
 彼女は歩みを止めた、視界の端に何かが煌いたのだ。そちらに足を運ぶとなにやら
宝石のようなものが落ちていた。“ような”と付いたのはそれがあまりに
大きかったからだ、赤子の握りこぶしほどもあるそれは博物館でもめったに見られない
大きさだった。じっくりと見つめようと思わず手にとった、指紋が付くとか
そんなことはまったく考えもしなかった。ところが、宝石は指先が触れた瞬間に
まるで魔法のように消えうせてしまっのだ。信じられない光景に彼女は
狐につままれたように瞬きしたがすぐに白昼夢を――時刻は夕暮れを過ぎていたが――
見たのだと結論付けた。あんな凄い宝石が道端に転がってるはずが無いのだ、うん。
(夢じゃあないんだけどね)
「え? 誰」
 突然頭の中に響いた声に驚いて周囲を見回したものの人影は無かった。
誰かに見られたらこのご時世いささか肩身が狭くなったかもしれない
(さっき君の拾った宝石だよ)
「どこ? どこから話しかけてるの」
 そもそも何で宝石が語りかけてくるのかということには頭が回らなかった。
(君の体の中からだよ)
 君 の 体 の 中その言葉が耳に入った瞬間あまりの展開に混乱気味だった
彼女の頭のなかはとうとう収拾が付かなくなった。
ああ、あの宝石は疑似餌でうっかり手に取った愚かな獲物の体に入ると
中で増殖してR-15指定な展開に何で私こんな馬鹿な真似をくぁwせdrftgyふじこlp
(あのーもしもし人をウイルスや寄生虫みたいに言わないんで欲しいんですけど)
 彼女が会話が可能なレベルまで落ち着きを取り戻すまでに人が
通りかからなかったのは僥倖であったといえるだろう。
 この宝石――便宜上彼と呼称する――が語るには彼は莫大なエネルギーを秘めた
鉱石で、ある特殊な用途の為精錬する工程の最中起こったトラブルで意志を持ち、
動力炉に放り込まれるのは勘弁とばかりに逃げ出して“こちらの世界”に
やってきたのだそうだ。
(意思を持った上に異次元移動をする鉱石って何なのよ……)
そう思ったが口には出さず彼女は違うことばを口にした
「それはそうとあなたの名前はなんていうのかしら」
(うーんずっと元素名や化合物の名前で呼ばれてたんだけどこれって君のことを
人間だのホモだのと言うみたいな物だからやめて欲しいんだ。これも何かの縁だし
君に名前をつけてもらおうかな。それと君と僕とは念じるだけで意思の疎通
が出来るから何も無い虚空に話しかける必要は無いよ)
(そうね……元素名がだめなら異世界からの客人ということでジュチ……はちょっと
問題があるか。じゃあ客人の雅語のまろうどをもじってマロードにしましょうか)
(いい名前だと思うよそれじゃあ僕はこれからマロードだ)
 適当に考えた名前もそれなりに気に入ってもらって一安心したところで少女は
あることに気が付いた。言葉に出さずとも意思の疎通が出来るということはさっきの
パニックになったときの心の中も見られてしまったのだろうか、というか考えただけで
伝わってしまうとは私にもいろいろと生理的欲求とかあるのにプライバシーとか
どうなるのだろう?そう思うとカッと血が上って来るのを感じた。
(ああそれなら事前に伝えてくれればこちらで遮断できるから君の方からも遮断できる
ように後でやり方を教えてあげるよ)
(本当に?)
(もちろん!)
その言葉に安心した少女は家路を急いだ。体内に間借りする許可を出した
覚えなど無いとか、分離するにはどうしたらよいかとか、追っ手が来たらどうするのか、
そもそも鉱石がどうやって体内に入っているのかとか訊いておくのを忘れたことに
気づいたのはそれから随分経ってからのことである。

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Page created 2007-11-15,last updated 2007-11-15 01:15:35 (Thu),and copyright by 堕落姫乃眸.