市民のための自由なラジオ 第8回

市民のための自由なラジオ、Light Up!第8回、今週はジャーナリストの西谷文和さんの司会で放送されました。昨日は突然windows10がアップグレードされて、すったもんだで金曜のFMたるみずを聞けず、本日のFMうらやすを聞きました(来週からまた金曜のFMたるみずを聞きます)。

 今朝のMBSラジオの、しあわせの五・七・五、毎日新聞の近藤勝重さんのラジオエッセイ、しあわせの風景、今川のほとりで柳がしだれて美しく、なぜ柳か、川柳は川の柳、近藤さんの文芸は俳句、川柳と柳であり、なぜ川柳か、その文芸をなぜ川柳と呼ぶのか、江戸中期に川柳の選者がいて、ペンネームを唐井川柳と名乗り、住まいが川畑で、柳があった模様で、唐井さんの先輩の松尾芭蕉の、芭蕉は大きな葉っぱ、そこに唐井さんが気を使い、小さい柳を持ってきて、これは芭蕉の後輩の意味で柳を持ってきたと言われており、この二つを兼ね合って考えたらいい、川柳が去年で250年、句集が出来て250年で、子が出来て、川の字形に 寝る夫婦、という句があり、ドラ息子を描いた句も、江戸時代も今も同じ、近藤さん、川柳250年、川柳協会の要職にいて、柳の題で川柳を募集したら千数百人応募して、200句を選び、特選は左遷地の 肩を柳に なでられる、どんな思いで川端を歩いたのか、これがトップ、審査を経て、近藤さんも一句読まれて、自句、風流を 風流と書く さりげなさと近藤さん詠まれて、この句に近藤さん、川柳を愛する人たちの心意気を詠んだものであり、これが2016年健康川柳カレンダーの表紙になり、柳はしなやかで、控えめであり、柳に風と受け流す、柳に学ぶ人生句もある、柳を見たら、違う発想も出てくると、近藤さん締めくくられました。



 「西谷文和さんの、ニュースの歩き方」、今回のテーマは戦争準備法案((c)牧太郎さん)の廃止が可能か、同志社大の岡野八代さんのお話がありました。西谷さんは今、トルコ、ヨルダン、レバノンでシリア内戦を取材されて、シリア難民支援と取材をされており、帰国後はその報告で、女性と子供に戦争のしわ寄せがあり、戦争未亡人がどん底、劣化ウランは子供に打撃であり、クラスター爆弾=チャイルドキラー、不発弾を残して、それで遊んだ子供を殺し、地雷は成人だと足をやられるまで(それでも大変!)なのに、子供だと内臓をやられて死に至り、西谷さんは、戦争はやってはいけないと強調されて、西谷さんのテーマは戦争と原発であり、グローバルスタディーズ研究科で、岡野さんは日本軍慰安婦問題を研究されて、これは日韓のみの問題ではなく、最初に元慰安婦が告発、戦時性暴力の被害者は、世界にも関係していると、みんな地球規模で知るべきとして、岡野さんの研究で、今回は戦争準備法案に絞ってのお話です。

 その、戦争準備法案、現代政治思想から考える戦争準備法案の問題、岡野さんは西洋の政治思想を研究されて、自由、平等について、公平に過ごすためのものを哲学者たちがBC3世紀から考えて、それらを時代背景から考えて、カナダにも留学されて、戦争準備法案の前に、安倍総理が憲法96条を変えるというもの(憲法を変えるのに衆参2/3が要る)、歯止めなのに、なぜ憲法が、人気のある政治家が出て来ても簡単に捻じ曲げられないためのものを安倍総理が変えるといい、憲法学者は仰天、裏口入学、社会の根幹のルールをこんなに簡単に変えてはならないと、哲学者たちが、戦争による市民の苦境からの教訓を、政治家たちは理解せず、立憲主義とは、国家は個人の権利、自由、尊厳を保障するための道具であり、個人があって国家であるべきと言うのが立憲主義なのに、安倍内閣はこれを蹂躙し、権力者や一部の企業の金のために個人を蹂躙するもので、国が市民の権利を侵すならその国は崩壊するのに、安倍内閣は国家、権力者、彼らの言う国のために、弱いものが犠牲になっても良いと言うもので、国家が暴走したら人を殺すもので、これを制するのはマグナカルタからの、人類の知恵である。

 岡野さん、カナダにも行かれて、カナダは植民地で、1867年独立=日本の明治に独立して、1982年まで独自の憲法はなく、イギリスとオーストラリアと同じであり、今でもカナダ君主はイギリスの女王で、人権などの項目は、憲法だと82年に出来て、今の首相の父親によるもの、60年代にカナダのケネディと言われた人であり、カナダは移民の国だが、白人中心であり、60年代にしかし白人のみの移民を止めて、先住民の権利保障、多文化を認めるのがトルドー首相、その息子が今やっており、A級戦犯の孫が首相になる国とは異なり、カナダは、多様な民族尊重、自由平等であり、カナダは有志連合に入らず、岡野さん、指導者の理念が国民に認められたら、国は変わると言われて、他方日本の政治家は巫女のせいにとか、パートの給与を間違えるなど、日本の政治家に現実を見ず、奥さんが家を守る古いもので、奨学金もスカラシップではなく学生ローンで、日本が異常なのを政治家が知っておらず、世襲で何も知らない政治家がデタラメをやるのが日本、岡野さんはバブルを経験されて、今の学生さんたちとの違いも理解し、「現場を知らない政治家が、仲間内だけで危険なことをしていて」、一部の都合のいい日本社会像しか、彼らは見ていないのです。



 Light Up!ジャーナル、今週は今中哲二先生のお話であり、西谷さんも熊本大地震の被害者を気遣われて、余震も続き、地震でズバリ川内原発(鹿児島)は大丈夫かと西谷さん聞かれて、今中さんにも地震のことは分からないが、「日本のどこで大きな地震が起きてもおかしくなく」、中でも危険なのは中央構造線の真上の伊方であり、今中さん熊本大地震をご覧になり、震源と伊方と川内原発が思い浮かんで、しかし川内は稼働、伊方が止まり、もし原発が地震にやられたら、原子炉が厄介なのは、核分裂を止めても崩壊熱が残り、運転直後は大量の熱で大変、しかし止まっていたら使用済み核燃料(福島4号機)問題、放射能の漏洩の対策は少なく、大きな地震で使用済み核燃料プールがやられたら大変なことになる。

 稼働中の原発は、止めて冷やし続ける必要があり(ポンプで水を回して行かないとダメ)、そうしない発熱で福島の1~3号機と同じ事故になり、しかも、川内原発は様々なカルデラ火山に囲まれていて、今中さん火山の詳細はご存知ないが、「大噴火があったらエライことになる」、原発は配管の化け物であり、地震で配管の継ぎ目などがやられたら、原子炉に直接つながっている配管だと、川内は加圧水型で、300度150気圧の熱湯が回っており、これが無くなると崩壊熱で熔けて冷却材喪失事故があり得て、緊急炉心冷却装置(ECCS)は福島で電源なしでアウト、ヨーロッパの原発はメルトダウン時の対策のコアチャッチャーがあるが、日本の原発にはなく、それで世界一の安全基準など嘘であり、西谷さんとめるべきと言われて、それで、原発を動かす=福島のような事故の覚悟がいる(つまり、事故を起こしたくないなら止めるしかない)と今中さん締めくくられました。



 ここで音楽、ベトナム戦争時代に、アメリカで名曲が生まれて、ピーター・ポール&マリーなどあり、悲惨な戦争、歌詞は明日日曜日、月曜には恋人が戦争に行ってしまうというもので、ベトナム戦争時にアメリカはこうなり、日本も放置したら、こうなってしまうと西谷さん指摘されました。この曲は、ユーチューブにありました。




 後半のお話、関西市民連合(http://www.kansaishiminrengo.com/ )とは何かであり、岡野さんのブログでは、経済徴兵制にも言及されて、戦争準備法案により自衛隊は世界に派兵されて、アメリカは延べ200万の兵士を送り出して、その1/4が病気で社会復帰できず、社会保障費で国が破綻し、兵士が足りず地上戦が出来ず、それで日本に血を流してもらおうと、安倍総理の時にチャンス、アメリカにこれほど都合のいい首相はなく、徴兵制はアメリカでは、貧しい若者が軍隊に入って奨学金をもらい勉強するもので、そういう学生は同志社にも来て、お金のための徴兵制、戦争準備法案ではお金持ちも兵隊に行くべきとの意見もあるが、アメリカだとお金のために自衛隊に入り、しかし自衛隊に入る人口は40%減り、自衛隊はリクルートに苦心して、貧しくて、大学に行けない人を、お金のために徴兵させる仕組みである。

 それも、海外で殺し殺されるので、関西市民連合、シールズ関西、橋下氏に反対する若者たちのサドルが毎週戦争準備法案反対のイベントを続けており、子育てママの会も活躍して、今まで思っていなかったことが起きている。

 関西市民連合は2016年1月に創設、東京でも市民連合があり、主張は3点、(1)戦争準備法案廃止、(2)立憲主義に基づく政治、(3)個人の尊厳と人権を守る政治を求めて、さらに憲法25条の個人の尊厳と、24条の性による平等を唱えて、しかし家族の形態を破壊してきたのは、安倍政権の経済至上主義、お母さんにはトリプルワークの人もあり、家族を壊して、自民の憲法草案は、家族を破壊するもので、関西市民連合は現行憲法を生かす政治をさせるものなのです。

 こういう若者たちが活動して、一番力を入れているのは、野党共闘、市民が、梅田で野党は共闘を唱えて、共産党と民進党が協力するようになり、しかし岡野さん、現行憲法を守るためのものが、選挙だと党利党略、京都3区の補欠選でもまとまらず、自民を落とすために、戦争準備法案に賛成していた人を落としたいが、しかし2位を民進党と共産党が争っていたが、ともかく自民を落とすために、1+1が2ではなく3にも4にもなる、選挙だけでない、安倍政権の、自民政権のデタラメを止めさせるためであり、シールズ関西の方も、政策の選択が選挙ではなく、自分たちの言うことを政治家たちに聞かせるものであり、市民が政治家に問いかけて、立憲主義、働く人の権利etcをちゃんと考えてくれる人に、こちらから政治家に働きかけるものであり、共闘が実ったのは、市民が接着剤であり、民進党、共産党、社民党、生活の党がまとまり、戦争準備法案を作った自公と対決するもので、原点は、市民の声に政治家は応えるのだということを忘れないでほしく、そしてマスメディアもちゃんと報じるべきで、市民もメディアに発信して、若者が立ち上がるのはニュースなのに、メディアはちゃんと報じて、選挙に行かない層をどうするか、6割しか選挙に行かず、棄権する4割は自公を応援していることになり、投票率を上げて、自公に対して、立憲主義を取り戻す会議(木内さんが代表)を立ち上げたのです。



 そして、西谷さんが世界のニュースの現場で見聞きしたことを取り上げられるもの、1回目はパナマ文書、大スキャンダルであり、3年前に赤旗がスクープして、日本の投資残高55兆がケイマン諸島に逃れていて、翌年日刊ゲンダイが61兆と報じて、ケイマンだけで2012年55兆、2013年61兆、これに法人税をかけていたら21兆も入る(所得ならもっと高い)、計算したら、2014年度の歳入で、54兆円の歳入なのに、消費税増税をやらずとも、どころかゼロでも、社会福祉、その他が出来て、今からパナマ文書の本質も分かり、これを追及して調べるべきなのに、日本政府は調べないといい、しかしイギリス他はやり、調査しないのは日本と中国、ロシアだけ、日本は「先進国」ではなく、パナマ文書に降れず、朝日の報道だと、12名の首脳がいて、ロシアのプーチン氏、シリアのアサド氏もあり、西谷さんシリアのアサド政権の樽爆弾(火の海にする)をご覧になり、家族を殺された人が見たら、空爆している代表のプーチン氏、アサド氏は脱税であり、さらにサウジ、コロムビア、ルワンダの名前もあり、サウジは世界一武器を買う=リベートが出る→パナマでマネーロンダリング、コロンビアは麻薬収入のマネロン、ルワンダは内戦で、武器関係、CIA関係者も入っており、イラン・コントラ事件、88年にアメリカとイランが敵対していた時に、アメリカの武器がコントラを通してイランに行き、これも武器のお金のマネロンであり、これを絶対に許してはいけない、世界の大富豪がタックスヘイブンで3000兆円!税逃れしており、世界が一丸となって、これを許してはならず、パナマに4.8万社にげて、逃げずに自分の国に払うべき、大富豪は一人で儲けたのではなく、自国のインフラ、教育で儲けたわけであり、儲けれたものは納税して当然、キャメロン氏、プーチン氏、習近平氏は、国民に税金を払えと言いつつ、自分は税を逃れており、テレビのスポンサーに気遣ってテレビはあまり報じないが、ちゃんと報じるべき、自由なラジオでは、こういうものも取り上げると、西谷さん締めくくられました。



 今週の自由なラジオ、本当に可能か、戦争準備法案の廃止、岡野さん、市民が何を求めているかを考えて投票し、自分の大切なものを守るために何をすべきか、投票率が上がれば戦争準備法案の廃止は可能で、関西市民連合は6/12に巨大な街宣デモを予定しており、先のHPに案内もありますが、関西の皆さんぜひ参加してください。以上、今週の自由なラジオでした。
最終更新:2016年05月25日 09:53
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