【名前】 |
宇宙帝国ザンギャック |
【読み方】 |
うちゅうていこくざんぎゃっく |
【登場作品】 |
海賊戦隊ゴーカイジャー |
【名前の由来】 |
残虐 |
【詳細】
『ゴーカイジャー』に登場する敵組織。
「無数」とも言える大艦隊を初めとした強大な軍事力を誇り、既に滅亡させた宇宙中の多くの惑星を支配下に置いている。
ゴーカイジャーは「ザンギャック帝国」と呼ぶ事もあるが、基本的に「ザンギャック」と呼んでいる。
ゴーカイレッド/キャプテン・マーベラスが「この帝国と敵対する事は宇宙全体と敵対するも同然」と言う程の絶大な影響力を有する。
銀河連邦に加盟しているのかは不明だが、宇宙警察への影響力を有し、第5話ではゴーカイジャーの罪状を捏造した上で指名手配している。
『VS宇宙刑事ギャバン』では
幹部の1人を宇宙警察の中枢に潜り込ませるが、現場の警察官からは嫌われていた上に疑われていた。
帝国の影響下では「ザギン」という通貨を流通させ、
アクドス・ギルの肖像画を組み込んだ1000ザギン紙幣を発行している。
ザギン紙幣はザンギャックの勢力圏外でも使用でき、地球でも(アイム曰く)「1ザギン=360円」というレートが成立している。
かつて地球に艦隊を差し向け、大規模な侵攻を行った事があったが、34のスーパー戦隊がこれを迎撃し、この戦いが後に「レジェンド大戦」と呼ばれる。
彼らの決死の攻撃によって地球に押し寄せた戦力は壊滅するが、スーパー戦隊も「その変身能力を失う」という相討ちに近い形で退けられた。
数年後にアクドス・ギルがスーパー戦隊のいない地球を「侵略し易い星」と判断し、
息子を艦隊司令官に任命する。
第二次艦隊として地球侵攻を再び開始するが、「宇宙最大のお宝」を入手する為に偶然地球を訪れていたゴーカイジャーとの戦いになる。
ゴーカイジャーと戦った第二次艦隊は一艦隊だが、
ギガントホースと共に空を埋め尽くす程の数の戦艦で構成されている。
その先遣隊も10隻以上の戦艦で編成され、皇帝が息子の為に特別編成させた可能性もあり、他の艦隊も同等の規模や質なのかは不明。
第36話では
ガイアークの
ババッチードは「何故この強さで未だに地球を征服できないのか分からん」と驚愕している。
数量的にも質的にも「歴代の敵組織の中で最上位」と言ってもいい程の戦力を有していると思われる。
帝国内の幹部や
行動隊長はゴーカイジャーの事を「賞金首の海賊」と呼んでいる。
ゴーカイジャーはこの帝国に従わない為に付けられた汚名を敢えて誇りとして名乗り、その為に「海賊」と呼ばれるようになっている。
最終話でアクドス・ギルが倒された事で指揮系統が瓦解し、内紛が多発するようになり、帝国として成り立たなくなった。
その事から彼のカリスマ性や統率力に極度に依存した体制の国家だった事が窺える。
本拠地の詳細は不明だが、最終話で「『宇宙で2番目に凄いお宝』がある」とマーベラスは睨み、壊滅後の本星がゴーカイジャーの次なる目的地となった。
『
特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』で
残党が登場する。
【余談】
幹部は「
黙らす」や「
陰惨」といった乱暴な言葉から取られている模様。
基本的に「強化改造した異星人」で構成されているが、ジョー・ギブケンと
シド・バミックのような地球人に近い種族に生身のまま特殊訓練を施した
特殊部隊も存在する。
それまでの大規模な宇宙系の組織と比べれば、モチーフは水棲生物に偏っている(「スーパー戦隊シリーズの35周年記念」という事もあり、歴代敵組織の戦闘員のモチーフもある)。
ザンギャック本星にあるらしい「宇宙で2番目に凄いお宝」の詳細は現在のところは不明。
『特命戦隊ゴーバスターズVS海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE』でゴーカイジャーはザンギャック本星での戦いに敗北した事が語られ、本拠地自体は健在と思われる。
『ジュウオウジャー』でまさかの新キャラクターが登場したが、これによりゴーカイジャーはバッカス・ギルに負けた訳ではなかった事が新たに判明した。
【名前】 |
旗艦ギガントホース |
【読み方】 |
きかんぎがんとほーす |
【登場作品】 |
海賊戦隊ゴーカイジャー 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦 |
【初登場話(ゴーカイジャー)】 |
第1話「宇宙海賊現る」 |
【分類】 |
ザンギャックの旗艦/本拠地 |
【モチーフ】 |
ウマ、戦車 |
【名前の由来】 |
旗艦とウマ(英:horse)or巨大なウマ(英:gigant horse) |
【海賊戦隊ゴーカイジャー】
ザンギャック地球侵略艦隊の旗艦。
2頭のウマに牽引された戦車(この場合は古代ギリシャなどの戦闘用馬車の意)のような形状をしている。
ワルズ・ギルを始めとする
幹部達が座乗し、艦隊司令部となっている。
インサーンがブリッジで銃型コンソールの引き金を引く動作に合わせ、ウマを模した部分が変形した艦首の2連砲から
巨大化ビームを発射する。
第1話で無数の
ザンギャック戦艦と共に地球に侵入し、大規模な爆撃を行うが、
シカバネンの部隊の投下後に宇宙に戻る。
第2話以降からは地球と月の中間に停まり、そこから
行動隊長とその部隊を送り出している。
第41話で
皇帝アクドス・ギルが来訪してからはザンギャック全艦隊の実質的な旗艦となる。
第49話で彼が呼び寄せたレジェンド大戦以上の規模の大艦隊と共に上空に出現し、周囲には
親衛隊所属艦によって守られている。
最終話で
フリージョーカーをぶつける形でレッドとシルバーに乗り込まれる。
アクドス・ギルがシルバーとの交戦中にレッドが周辺の艦隊を全滅させるように操縦され、この旗艦自体もレッドとシルバーによって内部から破壊された。
他の戦艦と似たようなシルエットをしているが、ワルズ・ギルの乗る戦艦は非常に派手なデザインとなっている。
後部の花のような装飾は全て大砲となっており、収納されている主砲を含めた砲撃力は凄まじい。
他のザンギャック艦隊と同様に普段は姿を隠し、その居場所は地球側にも判明していない。
【仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦】
【名前】 |
ザンギャック戦艦 |
【読み方】 |
ざんぎゃっくせんかん |
【登場作品】 |
海賊戦隊ゴーカイジャー 仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦 |
【分類】 |
戦艦 |
【詳細】
ザンギャック艦隊の主力艦。
上から見ると「H」のような形状をし、通常の戦艦は茶色いが、
皇帝親衛隊の所属艦は紫色となっている。
『ゴーカイジャー』第10話では特別破壊部隊が乗り込む緑色の所属艦が登場した。
見渡す限りの大地を一撃で焼き払ってしまう程の威力を誇り、下手に破壊すると誘爆で1つの惑星を滅ぼしかねない「ギガロニウム砲」が搭載されている。
【海賊戦隊ゴーカイジャー】
第1話で第二次地球侵略艦隊に属する数十隻が地球に襲来するが、ゴーカイオーによって先遣隊十数隻が一掃される。
本隊に属する残存艦は
旗艦と共に地球と月の中間で待機する。
第49話でレジェンド大戦を上回る大艦隊が襲来し、第50話でゴーカイジャーの巨大戦力を数で圧倒する。
しかし、最終話でレッドとシルバーがギガントホースに突入し、レッドに操縦を奪われたギガントホースの砲撃で大艦隊は一掃された。
【仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦】
数十隻でギガントホースの周囲を固めている。
【余談】
『ゴーカイジャー』第1話では
スゴーミンが指揮を執る艦が登場している。
この描写から基本的にスゴーミンが艦長を務め、10体程度の
ゴーミンで艦を運用している事が窺える。
特別破壊部隊の所属艦は特殊艦艇の為なのか、無数のスゴーミンやゴーミンが乗り組んでいる。
【詳細】
ザンギャックの特殊部隊。
強化改造を施されておらず、剣術を体得した生身の宇宙人で構成されている。
ジョー・ギブケン(後のゴーカイブルー)やシド・バミック(後の
バリゾーグ)が所属していた。
隊員の候補生は
下士官スゴーミンの元で訓練を積み、正式な隊員になると眼帯状の機器を与えられる。
【余談】
ザンギャック軍におけるエリートコースらしく、初仕事を放棄した挙句に脱走したジョーは「エリート兵士だった」とプロフィールに記されている。
【詳細】
軍や作戦を実行する上での部隊の隊長を指す。
一般的に使用される言葉の為、下記の作品以外にも他の特撮作品でも使用されている。
【星獣戦隊ギンガマン】
※以下の4隊長が存在し、ギンガマンに敗北するとその権限は次の幹部に移行する。
【行動隊長】 |
【一団のモチーフ】 |
【行動内容と目的】 |
銃頭サンバッシュ |
昆虫・節足動物類 |
ブクラテスの案によりダイタニクスを復活させる為のエネルギーを略奪する |
剣将ブドー |
魚介類 |
ブドーが推測した手掛かりからダイタニクス復活に有効と思しき「ギンガの光」を捜索する |
妖帝イリエス |
神話の怪物・未確認生物 |
怪しい魔術を行使してダイタニクスを復活させる |
破王バットバス |
中世の兵器・道具 |
参謀に加わったビズネラの立案作戦でダイタニクスの復活を遂行する ダイタニクスが倒された後は地球魔獣の育成に変更される |
【海賊戦隊ゴーカイジャー】
その名の通りに
部下を率い、地球への侵略行動や幹部の立てた作戦を実行する。
行動不能になった際に
インサーンが開発した特殊エネルギー銃から放たれる
巨大化ビームを浴びれば、細胞が再生巨大化する。
ザンギャック軍での立ち位置は部下を率いる事から見れば、士官階級に当たると思われる。
テレビ朝日公式サイトの紹介に「強化改造」という項目があり、各人がインサーンによって種族の特徴をより戦闘向きに改造され、更に能力に合った武器を与えられている(中には全く改造されていない者もいる)。
ヒーロー側が海賊だからか、モチーフの多くは海棲生物と思われる。
更に篠原保氏のデザインした者はシリーズ歴代の戦闘員もモチーフに加えられている。
過去シリーズからのゲスト登場回においてはそのゲストにあったモチーフや設定などが用いられる事がある(その実例は以下の通りになっている)。
ザンギャックが宇宙関連の組織の為なのか、現時点では設定面において明確な繋がりを作られているのは過去作品でも宇宙に関係していた敵組織だった場合となる。
更に関係者しか行動隊長にはなっておらず、
本人そのものが復活した者の他、正式な後継者に当たる
蛮機族ガイアークの
チラカシズキーと
ババッチードは全てザンギャックと別勢力として登場している。
【余談】
巨大化時の声はエコーで二重に加工されている。
「スゴー」
【名前】 |
下士官スゴーミン |
【読み方】 |
かしかんすごーみん |
【声】 |
下山吉光(第1話他)、松田健一郎・内匠靖明(第10話)、田村健亮(第12話) |
【登場作品】 |
海賊戦隊ゴーカイジャー |
【初登場話】 |
第1話「宇宙海賊現る」 |
【所属】 |
宇宙帝国ザンギャック |
【分類】 |
戦闘員 |
【モチーフ】 |
不明 |
【名前の由来】 |
凄み、凄いゴーミン |
【詳細】
ザンギャックの上位戦闘員。
巨大な両腕を持ち、そこから発射する青い光弾を武器としている。
更に「雷撃艇形態」と呼ばれる戦闘機形態に変形できる他、下半身をバイクに変形させる事で高速移動も可能となる。
基本的に3体一組で上記の台詞を発しながら行動する。
ゴーミンと異なり、巨大戦にも対応でき、
行動隊長と同様に
巨大化ビームを浴びて再生巨大化する。
怪人との巨大戦がない場合、冒頭で巨大化した軍勢がゴーカイオーに一掃される事が屡々ある。
行動隊長の元で分隊を預かって
ゴーミンを率いる個体、戦艦の艦長を務める個体(第1話)がいる。
ゴーミンに比べて言葉を話す描写が多く、様々な個性(ポーカー賭博を楽しむ、大金で買収されるなど)を持つ個体がいる。
特殊部隊の一員だったジョーに捕虜の虐殺を実行させようとしたシーンがあり、ザンギャックの中では生身の者よりも地位が上らしい。
【余談】
声を演じる松田氏と田村氏は特撮作品での出演は今作が初となる。
松田氏は
次々作でも
上位戦闘員の声を演じている。
「ゴー」
【名前】 |
兵隊ゴーミン |
【読み方】 |
へいたいごーみん |
【声】 |
不明 |
【登場作品】 |
海賊戦隊ゴーカイジャー |
【初登場話】 |
第1話「宇宙海賊現る」 |
【所属】 |
宇宙帝国ザンギャック |
【分類】 |
戦闘員 |
【モチーフ】 |
バケツ? |
【名前の由来】 |
ゴミ? |
【詳細】
ザンギャックの戦闘員。
行動隊長の指示に従い、ザンギャックの戦艦から吊るされた状態で大量に戦場に投下される。
多機能武器を所持し、ハンマーのような鈍器の先に刃が付いている。
ハンマー部分はグレネードのような砲弾としても発射でき、手持ち部分はライフルとなっている。
それぞれ個性を持ち、「
ヤンガーが
エルダーをゴーカイガレオンまで放り投げるのに延々失敗している間、武器でゴルフの練習などをしたり、マッサージをし合ったりする」や「作戦が失敗した時に
ワルズ・ギルに八つ当たりされる」などというコミカルなシーンもある。
上位種に
スゴーミンと
ドゴーミンが存在する。
ザンギャック
特殊部隊の一員だったジョーにシゴキを課すシーンがあったが、
ダマラスや
インサーンの会話では「人間の姿を保ったままのジョーが何体かのゴーミンを従える」シーンが出て、この事からゴーミンの地位は「特殊部隊の訓練生以上、特殊部隊の正式な一員以下」と思われる。
名前の由来が「ゴミ」なのか、第1話ではゴレンジャーに豪快チェンジしたゴーカイジャーに「ゴレンジャーハリケーン・ゴミ清掃車」で一掃された。
第10話ではバケツを改造したマスクでルカ達がゴーミンに変装していた為、「ゴミを捨てるバケツがモチーフ」という可能性も考えられる。