トノサマゲコモン

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トノサマゲコモン - (2019/09/24 (火) 16:17:15) のソース

*「重いのじゃ~!」
|【名前】|ナキナキテ|
|【読み方】|なきなきて|
|【声】|納谷六朗|
|【登場作品】|[[侍戦隊シンケンジャー]]|
|【登場話】|第十三幕「重泣声(おもいなきごえ)」|
|【所属】|[[外道衆]]|
|【分類】|[[アヤカシ]]|
|【得意武具】|沸鉄地獄棍(にえかねじごくこん)|
|【伝承のルーツ】|子泣き爺|
|【モチーフ】|泣き顔、鬼の子供|
|【その他のモチーフ】|[[毒ガエル>モチーフ:カエル]]|
|【名前の由来】|「泣いて泣いて」の古語表現|

**【詳細】
泣き顔のような、鬼の子供が抱き付いているような姿を持つアヤカシ。

[[白鬼子]]と[[赤鬼子]]を生み出す玉を投げ付け、人々を苦しめる。

白鬼子と子供達を入れ替えていき、親に捨てられた子供達を悲しみのどん底に陥れ、その泣き声で三途の川の増水を目論む。
その最中にピンクに発見され、トゲ付き棍棒「沸鉄地獄棍」を武器にシンケンジャーと戦い、男性陣に赤鬼子を抱き付かせるが、水切れの為に撤退を余儀なくされる。

その後、茉子とことはによって子供達は元気を取り戻してしまい、その怒りから2人に襲い掛かる。
ピンクとイエローを苦戦させるが、奮起した2人が「山」と「風」を合わせた「嵐」のモヂカラで巻き上げられ、シンケンマル天地の舞を受け倒される(それと同時に赤鬼子も消え去った)。

その直後、[[二の目]]となる。
シンケンオーに赤鬼子を抱き付かせる事で優位に戦うが、指示を誤解したブルーがダイテンクウを背中に合体させてしまい、その重みでよろめく隙を突かれ、最期はダイシンケン侍斬りを受け爆散した。

現代の伝承で『子泣き爺』という妖怪がいるとされている。
『子泣き爺』は人間に負ぶさって赤ん坊のように泣きながら次第に重くなる化け物らしく、ナキナキテの操る赤鬼子そのものが『子泣き爺』伝承のルーツになったと思われる。

**【余談】
[[第一幕のアヤカシ>カゲカムロ]]、[[第十五幕のアヤカシ>ナリスマシ]]、[[第十九幕のアヤカシ>オイノガレ]]も顔がモチーフになっている。

スーパー戦隊シリーズの怪人の中でも''「『ヒーローの勘違い』とはいえ、巨大ロボとの合体を果たした」怪人''は彼だけとなる。

シリーズ第7作目『科学戦隊ダイナマン』の第13話にも''カエルをモチーフにした怪人''(カエルシンカ)が登場している。

''子泣き爺をモチーフにした怪人''はスーパー戦隊シリーズにおいて『[[忍者戦隊カクレンジャー]]』の[[コナキジジイ]]以来の登場となる。

声を演じる納谷氏は当時77歳で[[次作>天装戦隊ゴセイジャー]]の[[飯塚昭三氏>惑星のモンス・ドレイク]]と並んで最高齢第2位となる(第1位は[[前作>炎神戦隊ゴーオンジャー]]の[[大木民夫氏>カマバンキ]])。
[[第20作目>激走戦隊カーレンジャー]]でも[[怪人>XXミレーノ]]役としてゲスト出演し、[[第22作目>星獣戦隊ギンガマン]]で[[味方>知恵の樹モーク]]役や[[前々作>獣拳戦隊ゲキレンジャー]]で[[怪人>空の拳魔 カタ]]役としてレギュラー出演しているが、2014年11月に亡くなった為、今作で特撮作品において最後の出演となった。
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*ナキナキテ「さあ、可愛い分身『白鬼子』よ。子供達になり代わり、親を奪い取るのじゃ!」
|【名前】|白鬼子|
|【読み方】|しろおにご|
|【登場作品】|[[侍戦隊シンケンジャー]]|
|【登場話】|第十三幕「重泣声(おもいなきごえ)」|
|【所属】|[[外道衆]]|
|【分類】|[[アヤカシ]]の分身|
|【モチーフ】|鬼の子供|

**【詳細】
[[ナキナキテ]]の操る分身の1体。

腹部からの白い顔球を子供に命中させる事で生み出され、子供と入れ替わるとその親はこの分身を何故か「自身の子供」と思い込む。
側で泣く本当の子を放ったらかし、分身の方を可愛がってしまう。

ナキナキテはこの分身と子供達を入れ替えていき、親に捨てられた子供達を悲しみのどん底に陥れ、その泣き声で三途の川の増水を目論む。
しかし、茉子とことはによって子供達は元気を取り戻してしまい、最終的にナキナキテが倒されると同時に消え去った模様。
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*ナキナキテ「ワシの分身を虐めるな!」
|【名前】|赤鬼子|
|【読み方】|あかおにご|
|【登場作品】|[[侍戦隊シンケンジャー]]|
|【登場話】|第十三幕「重泣声(おもいなきごえ)」|
|【所属】|[[外道衆]]|
|【分類】|[[アヤカシ]]の分身|
|【モチーフ】|鬼の子供|

**【詳細】
[[ナキナキテ]]の操る分身の1体。

腹部からの赤い顔球を人間に命中させる事で生み出され、人間に抱き付くと絶対に離れない。
聞き分けのない赤ん坊のように泣き喚く度に無限に重くなり、無理に剥がそうとすると背負っている者にもダメージを与える。

背負っている者はいずれ押し潰されてしまい、あやして喜ばせると重量が軽くなり、ナキナキテ自身が倒されると同時に消え去る。

この分身そのものがナキナキテの『子泣き爺』伝承のルーツになったと思われる。
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