直交行列と反対称行列の関係
前節の
が反対称行列になったのは、基底
の規格直交性と深い関係があります。
基底
は各点で向きが滑らかに変化するベクトル場としましたが、
ほかに向きが常に一定の基底
を
のように取ります。
ほかに向きが常に一定の基底
体積素
なので
が成り立ちます。
であることを使うと
と体積素が表わされます。
反対称行列
一方、
であるので
です。
が反対称行列であることは
が直交行列であることから導けます。
それには
それには
の両辺を外微分することで導けます。
要約
規格直交のベクトル場
の離れた2点は直交行列(回転行列)で結ばれるが、
その微小量の変化として、外微分は反対称行列
を用いて
という関係をもつ。
その微小量の変化として、外微分は反対称行列