ダンガンロンパSSまとめwiki内検索 / 「コメント」で検索した結果

検索 :
  • プラグイン/コメント
    コメントプラグイン @wikiのwikiモードでは #comment() と入力することでコメントフォームを簡単に作成することができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_60_ja.html たとえば、#comment() と入力すると以下のように表示されます。 名前 コメント
  • プラグイン
    ... アーカイブ コメント ニュース 人気商品一覧 動画(Youtube) 編集履歴 関連ブログ これ以外のプラグインについては@wikiガイドをご覧ください = http //atwiki.jp/guide/
  • 舞園さんと初詣
    ...  くじのコメント、短いよ。回避する方法とか、書いておいてよ。  現実逃避で、八つ当たりする僕。・・・涙が出てきそう。 「少しは立ち直れましたか?苗木君」 「はは・・・おかげさまで」  もぐもぐと、幸せそうに甘栗を食べながら僕に聞く舞園さん。  僕らは、帰りしなに天津甘栗が売っているのをみつけ、一緒にベンチで食べていた。 「おかげさまで。・・・この栗、本当においしいね」 「わたしは、子供のとき以来かもしれません」  父が、私に買ってくれたんです。そうしゃべる彼女は、やはり甘いものがすきなのか、頬が緩みっぱなしだ。  そんな彼女を見ているうちに、僕のずたずただった心が、見る見る癒されていのを感じた。 「さて、そろそろ行きましょうか。バスが来ちゃいますしね」  栗を名残惜しそうに食べ終えた彼女に倣...
  • 大人ナエギリ 秋の風物詩編【爽秋は野分、暑さも峠を越え、山々秋色に焼ける】
    ...」 「……、…ノーコメント
  • メイド喫茶
    ... 大神さんは……ノーコメントで。 「私なんかは、どんな感じなのかしら?」 「そうだね、霧切さんはやっぱりキツメで上から注意してくれるクールなメイドて感じかな。」 うん、自分で言っておいてなんだけど、霧切さんにメイド服とかかなり良い気がする。 まあ絶対着てくれないだろうけど。……て、アレ? 「……いっいつからそこに?」 「……そうね、今日一緒に帰ろうかと苗木君から誘ったくせに、何時まで経っても昇降口に降りてこないから  わざわざまた靴を履き替えて迎えに来たら、山田君とメイド喫茶がどうとか、喋ってたあたりかしら」 全部だそれーー! 「けど、苗木君てメイドが好きだったのね。……安心して、人の性癖を吹聴するような趣味はないから」 なんか誤解されてるし!! 「い、いや違うんだよ!別に僕が特別メイドが好きとかじゃなくて、その山田クンが無理...
  • kk31_693-697
    ... 友人もさすがにコメントに困ったらしい。それ以上は何も言わず、埋まったままのわたしの頭をいたわるような 手つきで撫でてくれた。泣きそうになりながら顔を上げると、彼女が苦笑しながら続ける。 「ま、私も他の科目で似たような状態なんだけどね。もしかしたら春休み、補習コースかも」 「わーやめて、聞きたくない」 せっかく回復しかけていたのに、不吉な一言でふたたび暗い気持ちになる。試験の成績が芳しくない場合には、 休暇期間に行われる補習に参加させられることになっているのだ。具体的なデッドラインは分からないけれど、 クラスメイトたちの間を行き交ううわさなんかを聞いていると、今回のわたしはかなり危ない。 「うう、嫌だよ、春休みまで学校に来なきゃいけないなんて」 「つっても結は寮生でしょ。いつも学校にいるようなもんじゃない」 「そういう問題じゃないだろ。休みの日...
  • kk7_817-820
    ...「その辺の事情はノーコメントってことにしてくれないかな? それよりも大事なことは誠が大人になっていることだ」 「大人……」 「自分で考えて、自分の意思で行動すれば大人の仲間入りだと私は思っている。  もちろん、響子も自分の意思で探偵になったことを知っているから一人の大人として対応するさ」 そう言って腕時計の時刻をチラリと見た後、眉を顰めたのだった。 「本当はもっと時間を設けて話をしたかったけどな……。  誠、宿題だ。お前は明日までに自分の戸籍謄本を調べて来い」 「えっ?」 「市役所に行って取り寄せたら、次は民法を調べてくれ。817条だ」 父さんが支払伝票の紙を持って席を立つ。 「父さん!」 「時間だ。続きは入学式の後で! ……なんてな」 そう言って足早にレジにお札だけを置いて、待たせていたリムジンに乗って走り去っていった――。 実に数年ぶ...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 (2021年12月6日) - エキサイトニュース マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 「Wiki」創設者のPC 競売に - ...
  • 大人ナエギリ花札編 六枚目&七枚目
    六枚目:牡丹に蝶 & 七枚目:萩に猪  天香国色、百花の王。  それは多くの文人墨客に愛された、高嶺の花。  見事な牡丹を描いた水墨画、テレビではその作者の生涯を追うドキュメントをやっていたはずなのだけど。 「牡丹鍋、食べたいわね」  これぞ、リアル花より団子。色気より食い気。食いしん暴バンザイである。 「…何よ。言いたいことがあるならはっきり言いなさい」 「…牡丹繋がりにしちゃ、随分縁遠いなぁ、と」 「牡丹と食には切っても切れない関係があるのよ。お酒なら司牡丹、甘味なら牡丹餅…あ、お萩もいいわね」 「節操無いんだから、ホント…」  薄紅色の花びらを重ねて咲く様は、まさに王様の装飾。  彼女の言うように、牡丹の美しさや風格から、その名前を冠した食べ物は多い。 「郷土料理を出す料亭で、一度だけ食べたことがあったけれど…あの濃厚な味わいが忘れられ...
  • 6_635
    雨と急な寒さにやられて苗木が風邪をひきました。 女性陣 朝日奈「苗木ぃ、大丈夫?お見舞いにドーナツ持ってきたから食欲ある時に食べてね!」 大神「苗木よ、お主の体調が早く良くなることを願っておるぞ。」 セレス「全く…。体調を崩すだなんて、ナイトとしての自覚が足りませんわね。早く良くなって、またわたくしのために紅茶を淹れなさいな。」 腐川「な、何よ…。あ、アタシがアンタの見舞いに来たらいけないっていうの!?あ、アンタがいないと、び、白夜様がどこか物足りなさそうな顔してるのよ!    だ…だから、さ…早く風邪治しなさいよ!あ、今の白夜様には絶対内緒よ!」 江ノ島「ねーねー、風邪ひくってどんな感じ?私って風邪ひいたことないから分かんないのよね~。     熱に浮かされたり咳が止まらなかったりお腹が緩くなるのって、もう考えただけで…。」 戦刃「苗木、こ...
  • 【ナエギリ十五夜】
    ...らしいわね」 「コメントに悪意を感じるんだけど」 「そう? それはきっと自意識過剰よ、苗木君」 まあ、喜んでくれているなら、よかった。 僕も一本取り出して紙縒りに火を点ける。 それと同時に霧切さんの花火から火玉が落ちて、消えた。 「……」 「うわ、っと……もう、霧切さん」 先に自分の花火が消えたのが不服なのだろう、無言のまま僕の花火をつついてくる。意外とこどもっぽい。 もう一本に火を点けて手渡すと、大人しくまた火玉を見つめるのだった。 一本、また一本と、花火が消えていく。 桐箱の、海水で濡らした脱脂綿の底に、燃え柄が溜まっていく。 僕と霧切さんは、ほとんど無言で花火を楽しんだ。 言葉はなくても、火玉に照らされた彼女の表情がいつもよりも僅かに緩んでいたのが分かった。 線香花火は、あと残り二つ。 ...
  • ナエギリ十五夜
    ...らしいわね」 「コメントに悪意を感じるんだけど」 「そう? それはきっと自意識過剰よ、苗木君」 まあ、喜んでくれているなら、よかった。 僕も一本取り出して紙縒りに火を点ける。 それと同時に霧切さんの花火から火玉が落ちて、消えた。 「……」 「うわ、っと……もう、霧切さん」 先に自分の花火が消えたのが不服なのだろう、無言のまま僕の花火をつついてくる。意外とこどもっぽい。 もう一本に火を点けて手渡すと、大人しくまた火玉を見つめるのだった。 一本、また一本と、花火が消えていく。 桐箱の、海水で濡らした脱脂綿の底に、燃え柄が溜まっていく。 僕と霧切さんは、ほとんど無言で花火を楽しんだ。 言葉はなくても、火玉に照らされた彼女の表情がいつもよりも僅かに緩んでいたのが分かった。 線香花火は、あと残り二つ。 ...
  • ms2_93-95
      -苗木の自室ー 苗木「はい、2枚。」 舞園「じゃあ私も2枚です。」 苗木「よしじゃあ準備は良いね。」 舞園「はい。」 苗木&舞園「せーの!」 苗木・フルハウス 舞園・4カード 苗木「ええ!?うそでしょ!!?」 舞園「やったー!勝ちましたー!」 苗木「うわ~、勝ったと思ったのにな~~~。」 舞園「ふふ、残念でしたね苗木くん。」 苗木「うん。」 舞園「それで苗木くん、覚えてくれてますよね?」 苗木「ん?」 舞園「罰ゲーム、ですよ。」 苗木「ああ、もちろん覚えてるよ。でどうするの?て言っても僕にできることなんて限られすぎてるけど・・・。」 舞園「ふふ、今から苗木くんにやってもらうことはことは苗木くんじゃなきゃできないことですよ。」 苗木「?そうなんだ、でそうすればいいの?」 舞園「はい!それはですね...
  • kk7_26-35
    「……何よ」 「……いや、その、何も」  女の子がサンタのコスプレをするのは、もう少し心臓に優しいものだと思っていた。 「何でもないんだったら、ジロジロ見ないでくれない?」 「う…ゴメン、なさい」  言葉の端々が刺々しい。  この状況なら、それも無理もないことなんだけど。 「…謝るということは、罪を認めるということよ。あなたが私をジロジロ見ていた、と…」 「そ、それは誘導尋問じゃないか…」  強い言葉で否定できないのは、それが真だからだ。  僕は確かに、ジロジロ見るとまではいかないけれど、ずっと彼女を意識してしまっている。  いや、それも全てこの状況のせいなんだけど。  二人が入るのには、やや狭い試着室。  目の前には、色々な丈が短くて際どいサンタ服に着替えた霧切さん。  そして、閉じられたカーテンの向こう側からは、良く知る級友たちの談笑の声。...
  • 「シンデレラな霧切さん」
    ************************** 鹿児島のシンボルは活火山であり、頻繁に火山灰を舞い上がらせて県内各地にそれを降り積もらせている、 というのは知識として知っていたけれど、これは予想以上だ。 ――鹿児島を、桜島を甘く見ていた。 私、霧切響子は探偵の依頼で鹿児島に来ていた。依頼自体はそんなに難しいものではなく情報収集と実行とで2日間かけるだけで済んだ。 予定としていた滞在期間は3日間だったのだけれど、1日空きができてしまった。 「霧切さん、明日は僕と観光でもしない?」 助手として付いてきてくれた彼――苗木誠君が、さっさと帰るかどうするか思案している私に提案してきた。 苗木君は初日に、鹿児島に来るのは初めてだと言っていて、桜島を目にした時もあからさまに感動していた。その姿を思い出すのは容易いことだった。 そうい...
  • ms2_329-333
    舞園「苗木くん、やめちゃヤです。」 苗木「あ、うん。ゴメンゴメン」ナデナデ 苗木(あれ?前にもこんなやり取りあったような?) 舞園「フフフ・・・」ニコヤカー 苗木「・・・・・・////」ナデナデ  舞園さんとトランプで遊んだあの日に「いつでも貸してあげる」と僕が言ってから、 舞園さんはその日以来よく僕に甘えてくるようになった。 僕から誘っておいて何なのだが初めのころは緊張してギクシャクしてしまっていた。 けど、最近はあまり緊張もしなくなってきて自然に話せたり笑えるようになった。  ・・・でもやっぱり恥ずかしさは抜けない・・・。 苗木(まぁ、僕としてはかなり嬉しいことだから良いんだけど・・・)ナデナデ 舞園「私としてもかなり嬉しいことなんですよ~。」 苗木「・・・・やっぱり分かったのって?」 舞園「エスパ...
  • kk6_665-670
    【前編はこちら】 苗木「ね、ねぇ……霧切さん」 霧切「何?」 苗木「今、依頼人の旦那さんと愛人……ここに入っていったよね」 霧切「……そうね」 苗木「ここって……その……」 霧切「ぶっちゃけて言えばラブホテルよ。最近ではファッションホテル、レジャーホテルとも言うわね」 苗木「だよね……。分かり切ってはいたけど、やっぱりクロ……浮気は確実だね」 霧切「……」 苗木「……霧切さん?」 霧切「追うわよ」 苗木「ええっ!!?」 霧切「大きな声を出さないでくれるかしら。犯人たちに気付かれるわ」 苗木「犯人って……。で、でももうここに入った時点で浮気は確定なんじゃないかな……」 霧切「……」 苗木「霧切さん?」 霧切「本当にそうかしら」 苗木「え?」 霧切「仮...
  • kk10_959-961
    日直の仕事で授業に使う資料を図書室から取りにいく途中のことだった。 「これも因果律の運命か、死を告げる堕天使よ……!」 教室の廊下に立っている一人の生徒が僕らを、正確には霧切さんをジッと見つめていた。 ――両手に水の入ったバケツを持たされながら。 ~ ガンダム、廊下に立つ! ~ 小声で"知り合いなの?"と聞いてみると、霧切さんは首を横に振る。 「死を告げる堕天使よ、貴様の能力が本物かどうか俺様が直々に試してやろう……。ジャッジメントだ!」 素通りしようと思ったけど僕らの前に立ちはだかるのだった。 こっちは急いでいるっていうのに――。 「……その妙な呼び名をやめてもらえないかしら?」 「フッ、何をほざくかと思いきや……。貴様ら一族のみに与えられた能力、俺様の前で隠し通せるとでも思ったか?」 「一つ確認す...
  • モノクマの台本 誤植編
    江ノ島はモノクマの台詞の台本を戦刃に頼んだ モノクマの台本に誤植が多々あった。 江ノ島は台本担当の戦刃に文句を言いに言った 江ノ島「お姉ちゃん?酷いじゃないの。読んだよ、モノクマの台本」 戦刃「え、酷いって、モノクマの色合いが?」 江ノ島「グヘェって違うよ、誤植だよ誤植!台本の文字が間違ってるんだよ」 戦刃「えーホントに~?何処どこ何ページ目?」 江ノ島「ほら、モノクマが処刑の説明をするシーンで 『ハリケーンなんちゃらで体がバラったり』 って、最高に牛男的な台詞が、 『ハリケーンなんちゃらで体がユリったり』 酷いよこれ!」 戦刃「あ、ホントだ。やっちゃった」 江ノ島「いや、やっちゃったじゃないよもう!コロシアイ学園生活がBLじゃなくてGLっぽくなったじゃん!!」 戦刃「ハッハッハ」 江ノ島「ハッハッハァ?なんでご機嫌なの!?...
  • あなたの隣で 2章 約束の日(2)
    「身長、少し伸びたみたいね。体格も――結構鍛えたのかしら? 6年も経てば、苗木 君でもこんなに変わるものなのね」  当時は、時々可愛いとさえ思うこともあった少年が、今は立派な青年になって目の前 にいる。響子は、懐かしいけれど、あの頃の誠からすると大分成長したことが見て取れ る彼の身体を上から下まで観察していた。 響子は、ドアを開けた向こうに彼が居た時は、夢を見ているのかとかさえ思った。い や、未だ目の前の誠の姿は自分の妄想ではないのかとさえ彼女は疑う。 二人が6年間会うことがなかったのは、響子自身が誠を拒絶したからだ。いくら約束 をしたからといっても、彼が本当にここへ来ると響子は思っていなかった。 「正直……あなた、かなり格好良くなったと思うわ」 「本当に? ありがとう。霧切さんにそう言ってもらえてすごく嬉しいよ。身長の方は5cm だ...
  • kk25_66
    柔らかな感触。 それに触れたことはあっても、自らの唇で感じたことはなかった。 だって、触れたことがあるのは自分の唇だけだったから。 「……」 「……」 目の前の彼は呆然と立ち尽くしている。 床に尻餅をついた私はそんな彼を同じ表情で見上げていることだろう。 「…ごめんなさい、怪我は?」 ――先に口を開いたのは私。 感情を表さず、心を凍らせ、何も感じていないかのように振る舞う。 表情はすぐに引き締めて、努めて冷静に、膝に力を入れて立ち上がり未だに固まったような彼と視線を合わせ(若干私のほうが背は高いけど)そう訪ねた。 「……―――っい、いや、ボクは怪我なんて一つも…!」 ぶんぶんと効果音がつきそうなほどに勢い良く首を横に振る彼に、ほっと安堵の吐息を漏らし 「そう…ならいいの。ごめんなさい、こちらの不注意よ―――忘れて」 「それを言った...
  • 大人ナエギリ 秋の風物詩編【中秋は秋晴、涼感天高く、人も馬も肥ゆる】
     午睡の心地よい季節だ。  冬のような凍えるほどの寒さはなく、夏のような溶けるほどの日差しもなく。  熱を冷ます程度の涼やかな秋色の風が、時折ベランダから流れ込んで来る。  体温が下がると眠くなる、というのは、冬眠のシステムと同じもののようで、うん、まあ、こんなところでいいだろう。  苗木君への弁護は。 「……すー……すぅ…」 「…耳掃除している最中に寝るかしら、普通」  膝の上、薄ぼんやりと閉じたままの瞳に、中学生といっても通じてしまいそうなあどけない寝顔。  商店街に二人で出かければ、姉弟と間違われることもあるくらい。  それにしても、耳掃除の最中でご就寝とは良い身分じゃないか。  はぁあ、と、力が溜息とともに抜けていく。  朝日奈さんのくれた恋愛アドバイスも、中々どうして当てにはならないものらしい。  他人に耳の穴の奥まで覗きこまれ、柔...
  • kk11_198-201
     初めて会った年には、ブランド物の香水。  後で分かったことだけれど、実は男物を選んでしまっていたようで、その辺のドジっぽさは彼らしい。  その翌年には、ガラスの容器に入れられた一輪の薔薇。  撫子色の照明までついた可愛らしいもので、柄じゃないと言いつつも、内心嬉しかったりする。  よくもまあ、毎年律義にプレゼントをくれる男の子だ。  こちらとしてはお返しを選ぶのが大変なので、遠慮したいというのが正直な気持ち。  なにせ生意気な事に、その一つ一つがどこかオシャレで、いかにもプレゼントといったものばかりなのだから。  けれどもあの子犬のような笑顔で、「おめでとう」なんて言われながら手渡されて、どうにも毎年断れなかったりする。  なので、今年は先手を打ってみることにした。 「…苗木君。実は今年から、私の誕生日は廃止されたのよ」 「えっと、何言ってるの...
  • 七海の安眠場所
    七海「う~ん・・・むにゃむにゃ・・・・・。」 小泉「ちょっと千秋ちゃん!こんなところで寝ちゃダメだよ!?」 七海「う~んアリガト・・・・、でも眠くて眠くて・・・・。」 澪田「相変わらずのお眠っすね~?なんなら唯吹と一緒に遊んで眠気と    さよならするっす!!」 七海「う~ん・・・・ごめんね?そんな気分じゃないかな?」 澪田「あ~らら、残念ッス・・・・所で千秋ちゃん?ホントによく寝るっすけど    どこか気に入ってるお昼寝ポイントとかあるっすか?」 小泉「あれ?唯吹ちゃんってお昼寝なんてするの?」 澪田「いやいやしないっすけど、でもでも休憩ぐらいはさすがの唯吹でもするっすよ。    まぁ10秒も経てば全回っすけどね、イヤッホオオオオオオオオオ!!」 小泉「そんじゃ休憩に入らないでしょ?でもお昼寝できるぐらいゆっくりできる    所ならなんとな...
  • 大人ナエギリ番外編 初冬は編み物日和
    苗「えっと…ここの結び目に、これを通して…」 霧「いい年の男が編み物、ね。ジェンダー差別は嫌いだし、あなたの趣味に口を出すつもりはないけれど…」 苗「じゃ、その物言いたげな目線は何なのさ」 霧「…別に。最近美味しい料理も作ってくれないし、飲みに誘っても断るし」 苗「いや…夜中の三時に誘われても、飲みに行く気にはならないから」 霧「私をほったらかして何をしているのかと思えば、手芸に熱中していた…なんて」 苗「もしかして、構ってほしいの?」 霧「……失礼な言い草ね。私が、苗木君に構ってあげているの」 苗「それはいいんだけど、暇だからって僕のこと三つ編みでぺチぺチ叩くのはやめてね」 苗「霧切さんも趣味の一つや二つ、見つけなよ」 霧「私はいいのよ。あなたで遊ぶのが趣味だから」 苗「そんなんじゃ、いい人も出来ないよ?」 霧...
  • kk13_963-967
    「よっしゃあ!討伐ゥ~!!」 「乙ですぞ~」 食堂に、桑田君と山田君の声が鳴り響いた。 私がここに入ってきてからずっと、その2人と苗木君・不二咲君は食堂の隅っこのほうに集まり、何かをしていた。 「強かったけど、倒せてよかったよ。でも、まさか不二咲クンがあんなに上手だとは思わなかったな」 「えへへぇ…僕、強かった?嬉しいなぁ…」 「むむっ…可憐な見た目とは裏腹の強さで、バッタバッタとエイリアンを薙ぎ倒していくその姿…アリだなッ!」 「ねーよ!そもそも、不二咲は男だろーが!」 「その程度…障害と呼ぶのもおこがましい!」 「え…えっとぉ…10分くらい休憩挟んでもいいかなぁ?僕、ちょっと疲れちゃったぁ」 馬鹿2人はさておいて彼らの会話の内容から推測するに、どうやら彼らはエイリアンを討伐するゲームをやっているようだ。 おおかた、苗木君があのガチャガチャで当てた携帯ゲーム機を皆に...
  • kk12_733-735
    「…僕は、ほら。霧切さんのお陰で何度も救われてるしさ、その…霧切さんの事、大事だって思うけど」 「アンタだって、霧切ちゃんを助けたじゃない」 「え?」  なんだ、いつの話だ、と、数瞬本気で悩む。  別段、僕の方から彼女を助けようと何かしたことは、思い出せる限りではない。  …それもそれで情けない話だけれど。  「側にいるだけで~」とか、精神論じみた話でも無さそうだし。  と、首をひねっていると、心底呆れた表情で、答えを述べられる。 「ほら…最後の方の学級裁判でさ」 「……あ」  思いを馳せる朝日奈さんの目が、少しだけ曇る。 「いや、でもアレは、結果的にそういう形になったっていうか」 「同じこと…ううん、もっとすごいことだよ、苗木がやったのは」  僕も同じだ、あの日々を思い出すのは、今でもまだ辛い。 「…霧切ちゃんを助ける...
  • 355-361
    苗「霧切さん、あぶないっ!!」 霧「えっ…?」 バリン、じゅぅうううう 苗「っ、ぐあぁあああっ…」 朝「苗木!」 十「くそっ…今の奴、どっちに逃げた?」 葉「止めるベ、十神っち!追っても何の意味もないって!」 腐「こ、これ、投げられたの、薬瓶…?酷い匂い…」 朝「苗木、傷見せて!」 「っ…!」「うわ…」「ひっ…」「……」 腐「火傷みたく、た、ただれてる…あぁ、無理…」 霧(私が油断しなければ、こんなことには…) 朝「苗木、気絶しちゃった…」 十「…どうするんだ、これから」 葉「背負って病院まで行くに決まってるベ!」 腐「どこにあるのかも分からないのに?着いても、まともに機能していないかも…」 朝「そ、それでも行くしかないよ!見捨てられないもん!」 十「…まあ、異論はないな」 霧「…私が最初に...
  • ナエマイSS『エスパー』5
    「舞園さん…」 「だ、大丈夫です…ちょっと、疲れてて…すみません」  ぐしぐし、と、袖で瞳を擦る。  肌が傷つくから止めろといつもマネージャーに怒られるけど、今は。  今は、アイドルじゃない。  一人の女だ。  一人の女として、苗木君の前にいる。  関わっちゃいけない、という表現はオーバーだ。  跡が残るくらいに力強く涙を擦ると、少しだけ目の奥がさっぱりした。  明日からも彼に笑いかけるし、  明日からも彼をからかうし、  明日からも彼のことは、きっと大好きだ。  けれど。  この報われない恋愛を、私は諦める。  きっと、そういう運命なんだ。  私と苗木君は結ばれない。  今日という日までアピールを続けてきて、一向に報われなかったのがそもそも兆候だったのかもしれない。 「あー...
  • 2_82-88
    朝「家庭科の調理実習で、バレンタインチョコ作らせてくれるなんて…学園長も粋だよねー!」 セ「あら…あなたには、誰か渡す相手でもいるのですか?」 朝「いるよー!クラスの皆にはお世話になってるし…まず本命はさくらちゃんでー」 大「朝日奈…かたじけない」 セ(なにか色々間違っている気がしますわ…) 朝「男子でもさ、まず苗木は外せないよね!色々面倒な事も手伝ってくれてるし…   あと、桑田はランニング付き合ってくれてるし、石丸は勉強を教えてくれるし、   大和田はこの前不良に絡まれた時に助けてくれたし、山田は…」 セ「必要ありませんわ」 朝「…え?」 セ「必要ない、と、そう申し上げたのです。あんな腐れラードに食べさせるのは、   チョコをどぶに捨てるようなものですわ。必要ありません」 大「…朝日奈よ、察してやれ」 朝「え?どういう…あ...
  • kk11_340-341
    霧「……」 苗「……」 霧「…苗木君」 苗「何、霧切さん?」 霧「貴方は何も…気付かないの?」 苗「え?」 霧「いつも通りのはずの日常に潜む違和感に…貴方は気付いていないの、と尋ねているのよ」  >……ど、どうしたんだろう、いきなり… 霧「…気付けないのだとしたら、貴方の危機管理能力を疑うわ」 苗「危機管理、って…そ、そんな深刻な事なの?」 霧「……」 苗「あの…」 霧「……そうね、ある意味深刻、とも言えるかもしれない…」  >…ある意味? 霧「まだ気付かないのね…よく探してみなさい」 苗「う、うん…」 霧「……いつも隣にいる大切な人の変化にすら気付けないのね…」 苗「え?」 霧「……それとも、隣にいることが当たり前すぎるから気付けないのかしら」  >そ、それってもしかして…  >...
  • 超高校級の平凡(前編)
    「苗木君」  帰りのホームルームが終わると、銀髪の少女が表情一つ変えず、机に突っ伏していた僕の隣に佇んでいた。  思わず出そうになった溜息を呑み込んで、僕は体を起こした。 「霧切さん」 「何を呆けているの?早く帰るわよ」  文字にしてしまえばなんとも味気のない督責の言葉だけれど。  信じてもらえないかもしれないが、というかたぶん彼女自身に言っても認めようとはしないだろうけれど。  今の霧切さんは、かなり機嫌が良い。  声がいつもより高くて、軽やかだ。  先日買った新しいブーツを舞園さんに褒められていたから、たぶんそれが原因だ。  同じ時間を過ごしてみてわかることだけど、霧切さんは感情の変化を表情にあまり出さない。  まず、滅多に笑わない。泣かない。怒る時はあるけれど、それでも顔に出すのはよっぽどだ。 「…苗木君、どうしたの?」...
  • kk5_734-736
    霧「発売から一周年経ったけれど…相変わらずこのスレは賑わっているわ。みんな暇なのね」 苗「暇って…スレが活性化しているのはいいこと、でしょ?」 霧「私なんかに貴重な時間を費やして…もったいないと思わないのかしら?」 苗「違うよ。ついつい貴重な時間を費やしちゃうくらい、霧切さんが魅力的な人なんだよ」 霧「……」 霧「…そういう苗木君は、一般人の皮を被ったド変態なのよね」 苗「えっ!?」 霧「事実でしょう。歴代の論破スレでも、幾度となく噂されているわよ」 苗「う、噂って何!? 僕、そんな変なこと…」 霧「あら、白を切るつもり? 『男のロマン』を引き当てるのに、何枚メダルを使ったの?」 苗「……」 霧「まったく、油断も隙もないとはあのことね。気付いた時は、よっぽど皆に教えようかと思ったわ」 苗「うっ…ご、ごめん」 霧「私に謝ってもしょうがないでし...
  • 白罠
    ...傍観者ゆえのお気楽なコメントに、ボクは言い返す気力すら湧いてこない。やれやれ……。 ここは太平洋上に浮かぶリゾート地、ジャバウォック島。 そこに建つホテルの客室で、ボクとセレスさんはトランプゲームに興じていた。 ボクの後ろのベッドの上では、この島で知り合った日本舞踊家の西園寺日寄子さんが寝転がり、 時折適当なヤジを送りつつ勝負を観戦している。 「少し、疲れましたわね。ちょっと休憩にしましょうか。──ところで」 それまで楽しげだったセレスさんの声が、微かに不満の色を帯びる。 「どうして、わざわざ南の島まで来て、こんな状況になっているのですか? 苗木君」 ──それは、仕方のない事だ。だって、朝からずっと激しい雨が降り続いていたんだから。 時計を見れば、針は午後8時を回ろうとしている。 今頃になって、ようやく雨が上がったようだが……これ...
  • 苗木君から霧切さんへ
    「はぁ…」 「溜め息を吐くと幸せが逃げるよ?」 何の気なしに溜息を吐くと、彼が呑気な顔で覗きこんできた。 残念ながら、つい今朝方にも、文字通り『幸運』に逃げられた私には、その諺は釈迦に説法である。 「…」 何か言葉を返そうとして彼の方に目をやるが、今朝の光景がフラッシュバックして、私は言葉を失う。 不思議そうに首をかしげる苗木君に背を向け、私は先に教室を後にした。 私は、苗木君が好きだ。 けれど、 苗木君が舞園さんに憧れを抱いているのは、ずっと前から知っていた。 そして、舞園さんが彼に好意を寄せていることも、彼女自身の口から聞いている。 ともすれば私の好意は、その二人の思いをかき乱すだけのもの。 だから気持ちは伝えずに、遠くから見守り、身を引こうと思っていたのに。 どういうわけかあの日、私と苗木君は口づけを交わした...
  • 女の子・5
     無言のままにテーピングを終えて、ブーツを履いてもらう。  履いていないと落ち着かないというのなら、履いてもらうしかない。  落ち着いて、話がしたかった。  僕自身、さっきのアクシデントの連続で跳ね上がっている心臓を落ち着ける必要があった。 ――――――――――――――――――――  弾丸論破 ナエギリSS 『女の子・5』 ――――――――――――――――――――  テーピングを終えると、僕はベッドの上、霧切さんの隣に腰掛けた。  彼女も雰囲気を察したようで、ベッドの上で足を崩し、僕の方に向き直る。 「…大事な話なんだ」 「…」  霧切さんは、無言。  いつの間にか怯えたような眼は薄れていった。  取り乱してから一転して、いつもの自分を取り戻しつつあるんだろう。  感情の無い目で、ただ僕のことを見て...
  • ms3_579-586
    キ~ン、コ~ン、カ~ン、コ~ン♪ 「苗木君!」 「あ、舞園さん!どうしたの?何か用?」 放課後。私はいつもの様に苗木君に声をかける。目的は、勿論一緒に帰ることだ。 でも敢えてそのことは彼には告げず、ちょっとからかってみる。 「はい。そうですけど…何の用事か、分かりますか?苗木君?」 「えぇ~っ…ボクは舞園さんみたいにエスパーじゃないんだし、そんなの分かるわけ無いよ…」 『エスパーだから』言い出しっぺは私だけど…まさか、苗木君は未だに私が本物のエスパーなんだって信じてる…? そんな彼の純情にはさすがに驚きを隠せない。でも、そんなところも苗木君らしいといえばそうなんだけれど。 「じゃあ、答え言っちゃいますね…ズバリ、苗木君、一緒に帰りませんか?」 その言葉を聞いた瞬間、私よりも少し小さい身体がビクッと動く。どうやらこの答えは予想外だったようだ。 ...
  • kk13_409-414
    「あっ」 と、声を上げた時には時、既に遅し。 僕の手から離れた食器は地球の重力に引かれるようにフローリングの床に落下した。 「あちゃー……」 割れちゃったか。 仕方なく古新聞とガムテープを用意する。 破片で手を切らないよう細心の注意を払いながら割れた食器を摘みあげる。 何層もの古新聞で包んだ後はガムテープでグルグル巻きにしてサインペンで"割れ物"と記入する。 「……おっと、もうこんな時間か」 余計な手間が増えたことで予定の出勤時間が迫っていた。 部屋着からスーツへ手早く着替える。 割れた食器の補充は今日の仕事が終わった後にでも補充するとしよう――。 ~ As You Like ~ 「おはようございます」 「おはよう、苗木君」 「ん、おはよう霧切さん。……おや?」 自分のデスクに座る...
  • kk12_798-805
    「……朝日奈さんは、放っておいていいのかしら」  拝啓、未来機関同課所属の諸先輩様方及び朝日奈さん。  もしも今日僕が帰らぬ人となったら、僕のノートパソコンをけっして開けることなく処分してください。 「あの、霧切さん、僕は」 「…随分綺麗になったわね、彼女。精神的にも大人になったし。相談や愚痴の相手にはもってこいじゃない」 「……」  私とは違ってね、と、開いた扉のチェーンを外すことなく、隙間から睨みつけてくる霧切さん。  確実に、不機嫌だ。  いや、あれだけ怒らせて、話をしてくれるだけでもありがたいとは重々承知しているけれども。  けれども、これは。  どうして部屋の内側から吹きつけてくる風が、外気よりも寒々しいのか。  そして、どうして今まで楽しかった思い出が頭の中を駆け巡っているのか。  いやいや大袈裟な、そんな、謝りに来...
  • kk7_214-221
     導かれてやってきたのは、社を右に回った奥。  枯れ木を埋め尽くすように結ばれた紙は、まるで白い若葉だ。  結ぶための木は他にもあるようだが、ここは社の陰になっているためか、人もおみくじも他と比べて少ない。 「他の木はもう結ぶスペース無いからさ。ここは目立たないから、まだあまり結ばれてないね」 「…そうね、苗木君。けれど、」  くい、と、結ばれた手を引く。 「…あなたが手を離してくれないと…、結べないわ」  いずれ気づくだろうから、それまでは、とも思ったけれど。  二人きりになってさすがにいたたまれずに口に出せば、苗木君は恐る恐る指を解いた。 「……ゴメンなさい」 「…まさかとは思っていたけれど、本当に無意識に繋いでいたの?」  証拠に、顔が真っ赤だ。  慌てうろたえるのを必死に堪えている、といったところだろう。  人が慌てる姿を...
  • kk5_847-849
    霧「んー……んふふ…」 苗「飲みすぎだってば…」 霧「ん?なぁに、苗木君…」 苗「ホラ、もう帰るよ。明日も依頼入ってるんでしょ」 霧「依頼は午後からよ…もう少しいいでしょう」 苗「…酔っ払っても、そういうことは覚えてるんだ」 霧「聞き捨てなららいわね…一体誰が酔っ払っれいるの?」 苗「呂律回ってないからね」 苗「ホラ、もう帰るよ」 霧「何言ってるのよ…まだまだ夜はこれからでしょぉ…もう一軒付き合いなさい…」 苗「わ、危ないって!足フラフラじゃない…もうタクシー呼ぶからね。…あ、もしもし」 霧「嫌!ヤダ!まだ帰らないわ!」 苗「ヤダ、って…もう電話しちゃったよ」 霧「…今日を逃したら、次はいつあなたと一緒に過ごせるかわからないじゃない」 苗「え…?」 霧「……」 苗「……」 苗「あ…ホラ、タクシー来たよ霧切さん」 霧「……」 苗「乗らないと。...
  • ペアルック(?)
    日向「だから!こんな水着着れないって言ってるだろ!?」 左右田「なんだよ!?そんなに俺とお揃いなのが嫌だってのかよ!!?」 日向「それもあるけどそれだけじゃないって言ってるだろーが!!」 ソニア「喧嘩はおやめなさ~~~い!!」 七海「・・・・おそろい、か・・・・・。」 七海(おそろいって・・・たしかペアルックって言ってたっけ・・・?) 七海「う~ん・・・・?今度試してみよう・・・かな?」 澪田「ん?何をっすか?千秋ちゃん。」 七海「ん?ん~・・・内緒。」 左右田「いいから履けって言ってんだろ!?今から取りに帰るのメンドクセーだろが!」 日向「結局それかよ!!?絶対にいやだ!!」    後日 七海「日向くん。」 日向「よう七海・・・ってなんだ?その箱?」 七海「う~んと・・・今日はチョットお願いしたいことがあっ...
  • kk5_147-149,153-156,160-164
    霧「ラブレター…?」 舞「そうなんです…でも、名前が書いてなくて」 朝「ああ、あるよね。気持ちを伝えたいだけだから返事はいらない、ってやつでしょ?」 セ「いわゆる自己満足、というやつですわね」 江「いや、断られるのが嫌だから自分で予防線を引いた、っていう場合もあんじゃん?」 舞「みんなはこういう時、どうしてます?」 霧「…こういうとき、というのは…その、ラブレターを貰った時、ということ?」 舞「? そうですね、もらったラブレターに名前が書いていなくて…」 セ「どうもしませんわ。返事もいらないのでしょうし、手紙もそのまま捨てます」 朝「え、捨てるのはちょっと酷くない? あたしはせっかく書いてくれたんだし、取っておくよ」 江「っつーか、いちいちそういう手紙に目通す暇ないし、まず読まないわ。男なら直接来いっての」 霧「…あの、みんなは…ラブレターをも...
  • 大人ナエギリ 夏の風物詩編【梅雨は長雨、空川青く澄み、若鮎も踊る】
     ぽちょ、と間の抜けた音を立てて、水面が跳ねる。  竿の先が微かに曲がって、咄嗟に手首を引くけれども、重みは無い。  水滴を滴らせて帰って来た釣り針からは、綺麗に餌が抜き取られていた。 「ああ、もう、惜しい…」  背からのんきな声が響く。  釣竿を携えていない彼女との距離は、三間半ほどもある。  蒸しに蒸した事務所に籠る毎日に、どうにかなってしまいそうな梅雨の浅夏。  避暑を兼ねて、と、渓流のデートを提案したのは彼女の方からだった。  「デート」という見事な言葉の撒き餌に誘われて、必死に車を飛ばして三時間半。  砂利道を転がして、山麓に入る少し手前に、その大自然は佇んでいる。  岩間に流れる水の瀬、澄んだ沢の音、加えて木陰は、そよぐ風のなんと涼やかな。  肌に触れる水気も、梅雨のジトやかな湿気とは大違いだ。  早速散策にでも繰り出...
  • kk9_470-477
    「貴方の長所が嫌い」  …霧切さんの考えていることは、時々わからない。 「……貴方の長所が、嫌い」 「ああ、いや、言いなおさなくても…別によく聞こえなかったワケじゃないんだけど」 「そう。ならいいわ」  言いながら、彼女はそっぽを向いた。  自分が言いたいことを言えたので、もう満足したらしい。  僕が買ってきたポッキーを口に咥え、僕が見ていたテレビのチャンネルを勝手に変える。  ポスポスと軽快な音を響かせてポッキーを食み、僕のお気に入りのクッションを抱き枕代わりに、僕のベッドの上でくつろいでいる。  この部屋は僕の部屋。…そのはずだ。 「あの…僕は全然よろしくないんだけど」 「でしょうね」  会話終了、約三秒。なんなら、僕の台詞に被せる勢いだった。  こういうワケの分からない挙動不審が続く時は、決まって、 「何、また機嫌...
  • KK7_132-134
    新年会と称して皆でドンちゃん騒ぎをしよう―― そう山田くんが提案してきて、寄宿舎に今いるメンバーで集まったんだ。 男性陣は言いだしっぺの山田君、桑田君、葉隠君、そして僕。 女性陣は江ノ島さんと戦刃さん、霧切さん。 食堂でジュースとお菓子を食べてテレビを見るだけだったけど、思いの外騒ぎすぎて寮長からストップの声がかかった。 突然のお開き宣言で「はい、そうですか」と納得できるわけもなかった。 「だったらカラオケに行かない?」と僕が提案したらあっさり承認された。 そこに紅白・カウントダウンライブ・正月番組の生放送を終えて帰ってきた舞園さんも加わって、近所のカラオケ店で新年会の続きが行われたんだ。 新年早々、舞園さんの生歌が聞けるなんて幸先のいいスタートだなぁ、その時の僕は思っていた。  ----- 「でっかい花火、打ち上げさせてもらうわ」 「レッツゲェツ...
  • ナエギリ晴耕雨読 第四話『フェイント!』
     霧切さんが白くなった。 「苗木君、そっち持って」 「うん。いくよ、せーの」  二人で袋を抱えて、さかさまにする。端っこが控えめに切り取られた袋の中から、褐色の球体がぽろぽろとこぼれ落ちた。  赤玉土はプラスチックの皿の中七分程度に留め、別の袋も同じようにさかさまにする。こっちはさっきのよりも軽めだ。  その二種類をスコップでざかざかと混ぜ合わせ、隣に置いたプランターへと移していく。一通りの作業を終わらせ、たっぷりと土が入ったプランターを見て、霧切さんは満足そうに小さく頷く。汗が一筋流れて、体操服の襟元にしみこんだ。  花を植えよう。  昨日、僅かばかり影になった校舎の片隅で、アジサイと梅雨明けの空を眺めたボクらは、どちらからともなくそう言った。  顔を見合わせて、鏡合わせのように二人、不思議そうな顔をして。ああそうか、同時に同じことを言ったの...
  • 超高校級の二郎(を食べる人)
    「えっとこれって何?というか何?」 目の前にあるその山に、ただただ僕は戦慄するしかなかった。 「ふふ、さすが苗木殿よいリアクションですな!」 「おいおい、まさか食えないってことはないよな、注文したもんは残しちゃだめだぜw」 僕のリアクションに対して、桑田クンと山田クンがむかつくぐらいニヤニヤしてる。 しかし、彼らを恨んでも目の前の山は消えない。 そもそも、彼らは僕を止めてくれたのだ(まあ、逆に煽っていたんだろうけど) なら無理して頼んだ僕が悪いのだ。 しかし、なんだこの山のようなモヤシの量、しかも麺も異常に太い、そのうえチャーシューも分厚く 立ち上る匂いからは、俺濃厚だぜ!と高らかに主張している。 ……そう、ぼくはネット世界でカルト的人気を誇るラーメン二郎に来ていたのだ。 前々から興味があり、そのことを山田くんに話すと、 「ほほう?苗木殿も二郎という暗黒面に惹...
  • こちら苗木誠探偵事務所3
    「本当にありがとう! いやぁ、なんとお礼を言ったらいいか……」 「そんな、お礼なんていいですよ」 「いや、そういう訳には。是非お礼がしたい。させてくれ!」 「本当に、大丈夫ですから。僕らも好きでやってることですし」 「そうか……なら、せめてこれを受け取ってくれ。食堂で使える――」 「――それなら」 「うん?」 「……それなら。二枚、頂けないかしら。その食券」  苗木誠探偵事務所は、基本的にボランティアだ。  そもそもからして部活動で金銭のやりとり、というのがありえない。活動資金は部費で十分にまかなえるし、霧切さんも僕もお金が目的で探偵事務所をやっているわけじ ゃない。  じゃあなんで探偵事務所なんかやっているのかと尋ねられれば……それは、僕にもわからないけど。霧切さんは未だに理由を教えてくれない。  閑話休題。とにかく僕らは金銭を受け取らない。け...
  • kk4_405
    朝日奈「だーれだっ!」 苗木「うわっ!?え、えっと…」 朝日奈「ぶぶーっ、時間切れ!正解は朝日奈葵でした!」 苗木(うわ、女の子に目隠しされるの、すごくドキドキするな…) 苗木「…」 霧切「…」 苗木「だ、だーれだ…」 霧切「…あのね、苗木君。手を目で覆っても、声でばれるとは考えなかったのかしら」 苗木「あ、そっか」 霧切(…) ――翌日―― 霧切(…流石に手袋でわかるかしら…でも…) 苗木「……、うわっ?」 霧切「だ、だーれだっ…」(変声ネクタイ使用) 苗木「え、ええー?えっと…あ、舞園さん?」 霧切「……」メリッ 苗木「えっ、あっ!痛い痛い!指が!指がめり込んでる!ぎゃああ…」 霧切「……」メリメリメリ 苗木「あ、わかった!霧切さん、霧切さんでしょ!?…あああ痛い痛いゴメンゴメンナサイ!いやぁああ...
  • @wiki全体から「コメント」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。