(no title)

「ちょ! い、今のナシ!」

 範馬の切なる願いがこの世界の神、漫$画太郎へと通じた。


 ――さっきまでの展開はなかったことにして下さい。


 神の啓示があたりに響き、立川は購買にいた。

「アレ? おれ、確かにゆかりんのトコに行ったハズだったけど――」

「あ、よ、良かった……。アンタ、生き返ったのね! 危なかったわね、あんた。あのまま保健室に行ってたら、アンタの命が――」

「ヤ、ヤバイ! 範馬! 誰かが、オレたちを攻撃している! 助けてくれ!」

 購買の外で、かがみがのた打ち回り、苦しんでいる。

川中島「ああ、これは番長グループの能力じゃないか」
白石エリ「タンスくんよねー」

「そ、そんな……!(どうしよう、立川はバイクに乗ると死んでしまう! でも……)」

「オイ、範馬……。オレ、行くぜ……」

「えっ……!」

「分かってンだよ、おめえがオレを助けてくれたんだろ? 一度は死んだ命だ。仲間のタメなら、命、はれるぜ」

「立川、アンタ……」

「オレだって生徒会の一員だからな! 範馬、おまえにゃやらなきゃなんねえことがあるんだろ! 行くぜ、乗りな!」

「分かった! あんたに命預けたわよ、立川ッ!」

 範馬は立川のバイクに飛び乗り、生徒会のみんなを苦しめる悪の現状、タンスへと向かっていった。ウオオオオ、タンス、死ねええええぇぇ!!!!!!


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