:Mirage-the device operation-| 世界を二分した大戦があった。 大国『アナトリア』とそれに対抗する小国『桜門』 アナトリアはその絶対的な力を世界へ提示し、桜門への武力介入を開始。 勝敗は分かりきっていた。 力の差は歴然、弱小国である桜門が敗戦することは明白であった。 しかし、敗戦することはなかった。 結果としてアナトリアは消滅し、桜門は世界へその力を示すこととなる。 さて、桜門へ勝利をもたらした存在のことを語ろう。 この大戦で使われた力、世界を変えるほどの力を保有する存在。 その剣の一閃は空を割り その身に纏う鎧は如何なるものの干渉を遮蔽する。 彼らのことを人は神の代行人【執行者】と呼んだ。 「キミは・・・誰?」 夏の夜、校舎の屋上で蒼い閃光が走る。 少年はその少女と出会い、その存在を知った。 「私?私はね」 少女には不釣合いの巨大な剣を携え、不敵に笑うその様子は少年の知る少女の顔ではなかった。 力が欲しい。 誰かを護れる、たったそれだけでいい。 自分にも、この女性のような力があれば・・・。 「私は葵。執行者、黒崎葵」 少年『野田康治』が出会った、初めての執行者だった。 ~数年後~ 彼の手には銀の銃。 隣には黒き翼を持つ親友『石田隆』 二人の少年が織り成す、戦いの連鎖を断ち切る物語が始まる。
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