『ティナは オニオンナイトと共に歩みを進め やがて 南の地へと辿りつく 深き雪原を前にして 自らの力に対する疑問は つのるばかりだった――』 <イベント> オニオンナイト: 何か心配事? ティナ: 風が やんだの 敵の動きも みんなの気配も 感じとれなくなった こんなこと初めてで でも大丈夫だから 私のことは―― オニオンナイト: 守るから ティナ: え? オニオンナイト: ティナのことは僕が守る 約束するから どうかした? ティナ: ううん いつのまに そんなに騎士らしくなったの? ちょっと前までは もっと生意気だったのに オニオンナイト: やっぱり 覚えてない? ティナ: え? オニオンナイト: いや ならいいんだ ほら 先を急ごう ティナ: “なぜだろう 目覚めて以来 大事なことを 忘れてしまっている気がする けど それが何なのか どうしても思い出せない なぜ 眠っていたのかすらも” オニオンナイト: ティナ 置いていくよ ティナ: あ―― うん “でも いつか取り戻せるはず そうすればきっと クリスタルへの道だって――” 『魔導の力を宿した少女 ティナ ひとときの眠りから目覚めた彼女に 少年は多くを語ろうとしなかった 真実は いまだ眠りについている ティナの身に宿る 強大な魔導の力とともに――』 <悲しき雪のひずみ> ティナ: 眠ってた間のこと―― あなたも何か思い出したら 教えて? オニオンナイト: ……うん わかったよ 僕も手伝うから 一緒に進もう [オニオンナイトに話しかける] オニオンナイト: 戦う感覚 つかめてきた? それなら先へ進もう <イベント> ティナ: さっきはありがとう オニオンナイト: え? ティナ: 私のこと 励ましてくれたでしょ 本当はね 少し怖かったの みんな がんばっているのに 私だけ何もできていないから まっすぐ進めない自分がもどかしくて クリスタルを手に入れたら 私も変わるのかな オニオンナイト: そうじゃない 変わったから 手に入ったんだ ある人が教えてくれたんだ 『クリスタルは決意の先に輝く』って だからティナも 自分のいちばん強い気持ちに従えばいいんだよ ティナ: いちばん強い気持ち? まだ わからないかも オニオンナイト: ティナ―― ティナ: でも やってみる あなたみたいに 私も 望みを捨てないで 進み続けていれば きっと オニオンナイト: ティナなら絶対見つけられるよ 僕の予想は よく当たるんだ ティナ: 頼りにしてる <フィールド> オニオンナイト: このあたりは はじめて来る場所だよね しっかり探索しながら 進んでいこう 焦らなくても大丈夫 落ち着いて前へ進もう ティナ: うん わかった それじゃ……行こう [オニオンナイトに話しかける] オニオンナイト: ティナ 足もとに気をつけて 雪が凍って 滑るかもしれないよ ティナ: …… オニオンナイト: ――ティナ? どうしたの? 具合でも悪い? ティナ: あ ごめんなさい ……なんでもないの 雪を見てたらね なんだか 懐かしい気持ちになっただけ オニオンナイト: むこうに 聖域が見えるよ 早くクリスタルを持って帰らないとね