登場メカニック(シムーン)

「登場メカニック(シムーン)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

登場メカニック(シムーン) - (2015/07/22 (水) 23:15:37) の編集履歴(バックアップ)


ハンバーグ
【スフィアパターン】単座型
【設定】
シムーンが独自開発したバイタル・リアクター不使用型のダブルギアであり、基礎出力の低さを内在エネルギーを用いない外部取り付け兵器で補うと言う、典型的な旧来の単座型の一つであった。
シムーン屈指の鬼畜、シンダー・プロテスにこの機体が割り当てられる日までは。
その時点でのハンバーグは右手にアサルトライフル、両肩に着脱自在の多段ミサイル砲塔、左手に電磁ブレード内在型の実体盾と言う、“一般的な”装備をしていたのだが、それが気に入らなかったシンダーは典型的なコンセプトは其の侭に、悪魔的なカスタマイズを施し、原型が消失する程のキワモノへと変貌させた。
まず、全体的に装甲を増加し、全体的な質量と重量を底上げして機体全体の堅牢さと安定性を強化。
次いで武装であるが――既存に用意されていた物は全て破棄。全く新しい、“ゲテモノ”としか言いようの無い得物を取り付けた。
右手に握られているのは、まるで地獄の鬼が持つようなスパイク付きの金棒であり、出力がVR型よりは劣るとはいえ、その大質量の直撃を受けて無傷で済むダブルギアは存在しない。
左手のシールドは、対物用の大型三連ガトリング砲を取り付けた物へとカスタマイズされ、凶々しさを増している。
そして、最大の特徴は背部に接続された2つの砲門――ナバーム兵器『ミディアム』である。
『ミディアム』の砲門から発射されるのは特注の『ジェル』がタップリと詰まった特注の砲弾であり、着弾と共に炸裂し――敵機体に熱々の『ジェル』が振りかかる事になる。
そして、『ジェル』は空気に触れる事によって化学変化を起こし、一気に燃焼、数千度の灼熱となってダブルギアの装甲を焼く。
この『ジェル』の恐ろしい所は一度付着すると洗い流す事が(少なくとも戦闘中には)不可能であり、『ジェル』を浴びたダブルギアは付着パーツを破棄しない限り、急激に上昇する機体温度に苦しめられる事になろう。
放置すれば、如何に耐熱機構があったとしてもやがては耐えられなく成り、オーバーヒート。 それ以前に中身であるパイロットが蒸し死ぬ可能性もある。
そして、『金棒』や『ガトリング砲』で負傷した場所にジェルが降りかかろう物なら……内部に吹き上がった獄炎に、精細なマシンシステムは瞬く間に焼きつくされる事になるだろう。
『叩いて』『挽いて』『焼く』――ハンバーグの名に相応しい機体となったのである。
アメミット
セルケト
ネフェルテム