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分類 |
界 : 動物界
門 : 節足動物門
亜門 : 甲殻亜門
綱 : 軟甲綱
亜綱 : 真軟甲亜綱
上目 : ホンエビ上目
目 : 十脚目
亜目 : 抱卵亜目
下目 : 短尾下目
科 : クモガニ科
属 : タカアシガニ属
種 : タカアシガニ
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基本情報 |
学名:Macrocheira kaempferi
大きさ・体重
・ 甲長:40㎝
・脚開長:3.8m
・ 体重:最大20㎏
分布:岩手県沖から九州までの太平洋岸、東シナ海、駿河湾、土佐湾の水深150 - 800mほどの砂泥の海底などに生息。
食性:雑食で死んだ生き物や貝、海藻などを食べる。
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十脚目クモガニ科に分類される甲殻類の一種。世界最大の節足動物として知られている。
概要
体色は赤色で脚には白いまだら模様がある。甲羅は長く楕円形で、盛りあがっていて丸っこい。脚は非常に長く、オスは鋏の脚が歩脚よりも長くなる。ハサミの内側には球状の突起が多数並んでおり、のハサミ挟む力は弱い。しかし、クルミ割り器のような原理で貝のような硬いものを割り潰すことができる。眼の間には斜めの棘が左右に突き出す。若いカニには甲羅に毛のような棘が付いている。
単独もしくは、少数の群れをつくって生活する。
動物の死体を分解してくれる分解者である。
繁殖形式は卵生で、繁殖時期になると水深50mのところまで上がり、メスは1㎜ほどの小さな卵を
100万粒ほど産卵する。卵が孵化する3か月ほどは生体が卵を抱卵する。
寿命は数年~十数年ほど。最大で100年。
天敵はサメなどの大型魚である。
ヒトとの関係
蒸し焼きなどにして食べれているが、身がすぐに液状化し、取り扱いが難しく、一般的な鮮魚店ではなかなか売られていない。
静岡県沼津市では、魔よけとして玄関にタカアシガニの甲羅を飾る風習がある。
比較的丈夫なため、水族館や研究所などでよく飼育されている。
最終更新:2024年11月23日 13:18