若い頃から桜澄家に仕える使用人。元々は専属の運転手であったのだが先々代当主に見出され様々な雑事をこなすようになり、またその期待にもよく応え目覚ましい働きを見せたために先代当主に代が変わる頃にはすっかり筆頭執事の風格を漂わせる様になっていた。しかしながら実質の肩書きが変わったわけではないため、本人は問われれば今でも専属運転手のいち使用人と答える。特技は一晩あれば何故か大抵のことは済ませてくれること。
先代当主が事故死し財政破綻を起こしたため、ほぼ全ての人間が去ってしまった桜澄家にあって変わらず家に残り当主として家を継ぐ事になる桜澄 慎に仕えている。なお一見すると未空に対しては慇懃無礼にさらりと酷いことをしているように見えるが、何だかんだでぐうたらな未空の意思は体良く無視しつつ本人のためになるように動いている……ようにも解釈出来るかも知れない。