ある日、桐也の夢に現れその心の一部に影を落とし続ける黒い影のような霧のような不気味な存在。時折しわがれた老人のような貌を現すことがある。今のところ現実世界においてその存在が確認されたわけではないが、存在するのではないかという疑いは強い。
その正体は記録から抹消されていた那珂沢朝倉家の創始者にして、人の記憶に根付くことで永遠を得ようとした人から転化したレジェンドのレネゲイドビーイング。封印され、さらに記録を抹消されることで人々の記憶からも忘れ去られることで、その存在は拡散し姿と意思を保てない状態になっていた。しかし数百年かけた目論見は徐々に進行し、再びこの世界に現出しようとしている。
『汝、我の業を継ぎてここに至る。我、己が業を継いで汝に至る。似たものは同じものであるが故に。我が業を写す汝、我写す鏡なれ。』
なお具体的には(少なくとも現状では)恩恵のないDロイス相当として(*1)桐也クンの貴重なロイス枠を占有中。
*1 つまり勝手に昇華も出来なければバックトラックに役立つわけでもない