八部衆の一席、“長老衆”を名乗り朝倉家を影から操る役目を与えられた存在の総称。本体は八部衆の例に漏れずレジェンドのレネゲイドビーイングであり完全な精神体と化している。これを持って一族に近しい“誰か”に憑依し適度に影響力を操作、適度な期間でまた適切な対象に憑依先を引っ越すことを繰り返して存在するはずなのに正体が見えない“長老衆”というシステムを形作っていた。
その正体は別の一席、歴代当主が自動的に押し込められる枠から、次の当主を迎えるために席を空けた過去に当主だった者たちが行き着いた集合体。多数の存在を押し込めて“長老衆“という伝承(レジェンド)の枠に強引に流し込んで圧縮した複合存在。個々の自我が残っているかどうかはそのときの元当主次第であり、比較的強く自我(と現状に対する僅かながらのモチベーションなど)を保てた奴の性格や意思が強く出る傾向がある。逆に弱い元当主の自我はもうほとんどノイズ程度にしか残っていないようなものも。