Case12/不協和音のディスクリプト


ちょ、ヤメ、ダメっス~!それ公文書~見るなっス~!!

あるアクシズエージェントの報告書

朝倉 桐也拘束計画の顛末

定期的に行なっていた報告から、アクシズは那珂沢における事態を危険視。原因となっている可能性が最も高い朝倉 桐也の那珂沢からの排除を命令。それを受けた現地に逗留中のアクシズエージェント竪町 茜涼城 武およびストライクハウンドの一部隊が実行部隊に任命された。

エージェント2名での協議の結果、まずは本人への一時的退去の勧告。その後経過の悪化や情報収集の結果次第で実力行使もやむなしという方針になんとかいいくるめ 纏めあげる。もっとも那珂沢支部は個人主義の傾向が強くアクシズならびに上層部の命令にというものにそれほど強制力を感じるとは思われず。以前からの報告の通りかなり危険性の高い集団だとは思われるが、以降の矯正に関しては別件とする。

予想通り朝倉 桐也本人は返答を保留したため、情報収集を継続。その過程で失踪中と報告を受けていた朝倉 宗一郎が接触。いくつかの重要な情報提供と事後におけるアクシズへの出頭を申し出てくる。朝倉 宗一郎自身への対応はまた別件とし、提供された情報を精査。事態が一刻の余談もならないと判断した涼城により、朝倉 宗一郎が別に渡りをつけたらしいストレンジャーズの現地部隊と共に実力行使が決定される。

投入戦力はストレンジャーズのキシュウに精鋭一部隊。および涼城 武竪町 茜にストライクハウンドの一部隊。結果としては敗北。詳細な戦闘状況はまた別のレポートとし、評価は上層部に一任する。なお当の朝倉 宗一郎朝倉側の勢力であろうオーヴァードの足止めを行い戦線離脱、また戦力としてカウントしていたキリトなるオーヴァードも使い物にならなかった模様。

実行力の欠如により本計画の停止を進言する。

レネゲイドビーイング・ヤギリに関する情報

正体は初代朝倉の当主。いかなる方法を用いたかに関しては不明ながら、人からレジェンドのレネゲイドビーイングへと転化している模様。情報操作と封印術により大きくその力を減じていたが、朝倉の血筋の中にヤギリに関する記憶と記録が残っているために封印が完全ではなく、情報操作と術式の効果が減じたことにより力を取り戻して再び実体化しようとしている模様。

実体化後の脅威に関しては調査中。ただ何らかの形で大規模な影響が那珂沢全域にもたらされることが確実視されており、レネゲイドの秘匿という意味においてはその一事だけで脅威と断定できる。現状においては確かに本人の供述などから朝倉 桐也をコアとしていることは事実のようであり、その隔離と共に経過を観察するという方策は妥当と思われるが朝倉 宗一郎らが主張する朝倉 桐也の殺害による事態の沈静化に関しては何点かにおいて個人的に疑問が残ると言わざるを得ない。

那珂沢支部は今後もヤギリへの対処に行動する様子であり、今後も経過を逐次報告する。並行してプランBの開始を進言する。

あるエージェントの言い訳と捕捉

あ、嘉納さんの疑惑がどうとか、成り行きでマスターブレイズと手を組みそうとかそのあたりは省いたっス。上への説明が面倒っぽかったので。

まあ、そういうわけで私はアクシズの肝入りだったわけですな。手元に置いとく限り上への報告はさせてもらうっスけど、逆に今まで通り働くものは働くっス。まあ、個人的には色々問題もあると思うっスけど、基本的にはこの件の解決までは皆さんの為にある程度までなら便宜も計るっスよ? なお実は私、同時に人事査定なんかも兼務してたっス。ふふふ、やましい心当たりのある支部の面々はこれでまさか私のことを徒や疎かにはあつかえま…………なんスか、その“お仕置きルーム”とか名前付けれそうな暗室は?

(以下、断末魔が響いたとか響いてない*1とか)

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最終更新:2010年06月18日 03:13

*1 防音処理は完璧です♪ 的な意味で