シャッフル限定選手物語

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シャッフル限定選手物語 - (2018/11/23 (金) 22:38:27) の1つ前との変更点

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**野手 #region(close,太田) 太田光。42歳。 太田は今では投手以外の全ポジションを守れる。ベンチにいると助かる、超ユーティリティプレーヤーだ。しかし、太田は苦労人だった。ここでは彼の半生を追う。 太田は学生の時、プロを目指していた。だから、高校三年の時、プロ志望届を出した。しかし、当時の能力は11113131。打撃はのび太も驚く下手さだった。本人も、自分はプロに行けないと思っていたけれど、このまま就職しても本気で向き合えないと思い、プロへの未練を無くすために志望届を出した。 しかし何と、シャークスに指名された。なぜこんな奴をとったかって?あそこはドラフトで10人指名しても、7人に入団拒否されるから、大量に指名せざるを得ないからだ。この年は15人指名して、7人入った。シャークスにしては入団拒否が少ないな。 当時のシャークスの状態は今と同じだった。スター数人が首脳陣から評価されている。他は酷い扱い。そんなこともあり、アマチュア選手からの評判は最悪だったが、太田は「このチャンスを逃したら次のチャンスは無い」と思い、入団した。 しかし、シャークスでの扱いは酷いものだった。まともな練習さえできない。練習はひたすら走るだけだった。同期はどんどんやる気を失い、引退していった。しかし、太田はそれで腐らなかった。ひたすら走り続けた。 そしてプロ5年目のシーズンの終盤に、ようやく試合に出るチャンスを与えられた。走りこみのお陰で、走力と守備範囲が大幅に良くなり、能力は1111031101となっていた。プロ初出場は代走だった。無死一塁の場面。初球から走り、何とプロ初盗塁を決めた。盗塁技術は拙かったが、足の速さでした盗塁だった。このプレーは監督を驚かせた。盗塁技術を上げれば、「ふ○もと」や「あ○ほし」以上のスピードスターになれる。監督はそう確信した。そしてそこからひたすら盗塁技術を磨いた。そして迎えた6年目のシーズン。序盤は代走として盗塁を決めまくった。そしてシーズン半ばのある試合。監督はついに太田をスタメン起用した。1番中堅だった。しかし監督は知らなかった。彼の絶望的な打力を。まあ、走りこみの以外何もしてないんだから、誰も打撃能力なんて知らんわな。ちなみに太田の担当スカウトはこの数年前に失踪していたから、その事を監督に伝えられなかった。話を試合の戻す。4-0で4三振。全タコだった。当然だ。そこで監督は考えた。そうだ、内安を狙わせれば良い。翌日もスタメン。4-0で4三振。ミートが無さすぎた。ファンもぶちぎれた。打てないのもそうだが、肩が酷い事に、だ。それもあり、翌日から控えになった。しかし太田は、ひたすら打撃練習をしていた。打撃練習といっても、シャークスだけあって機材なんて使わせてもらえない。だから、主力選手のウェラケレスのフォームを見て学んだ。そして、それを真似て素振りをひたすらした。 効果は翌年現れた。実は太田は天才だった。見て真似できる。ミートは8まで上がっていた。しかし、飛距離は出なかった。能力は1811031101。ミート、走力が高く、巧打が低い。内安が1番狙いやすい能力だった。そしてこの年、前半戦が終わり打率はリーグトップ。ヒットは全て内安だったけどな。誰もが生え抜きリードオフマンの誕生を確信した。しかし、後半戦は相手も対策して徹底的な前進守備。打てるわけがなかった。肩がアレだったこともあり、すぐ控えに回った。一介の代走の切り札に逆戻りだ。そして太田は考えた。1試合に1分1秒でも長く出場したい。そして自分は足が速い。そうだ、肩を強くして、「代走→守備固め」になろう。これまでは肩があれだったから、代走から即交代だったからな。今度もウェラケレスの送球を見て学んだ。ただ、肩は筋力との兼ね合いもあってか6までしか上がらなかった。それでも、守備範囲が超一流だから、育成のためもありスタメンで使われた。スタメンを外されて一ヶ月後の話だ。 打順は主に8番中堅。ただ、打率はかなり低く、打線の穴だった。 「俺は今年でプロ7年目。若手の域から脱しつつあり、翌年以降は育成のため、と我慢して使われる事は更に少なくなるだろう。となると出場機会は守備固めと代走のみ。守備と代走で終わるプロ野球生活は嫌だ。」そう考えた太田は、オフに、プロ野球人生を賭けた賭けに出た。バッティングフォームを、当時全盛期だった谷口(当時打撃は5101010)と同じにした。するとなんと打撃能力は69910になった。ウェラケレスのやり方は、実はパワーのある奴にしか合わないらしい。非力な打者はミート力しか上がらず、パワーや巧打は上がらない。要するに、太田にあっていなかったようだ。それに対して谷口のバッティングは、非力さをバットの使い方で補っていたため、同じく非力な太田にあっていた。 プロ8年目にして覚醒した太田は、スタメンを獲得した。そして、首位打者と盗塁王を獲得した。それでも油断しないところは流石だった。チームの為に、と、内野と捕手の練習をした。守備能力は内野が8、捕手は6だった。そして翌年、再来年も首位打者と盗塁王をとった。 しかしプロ10年目のシーズン。最終戦に悲劇が太田を襲った。大飛球に飛びついた時、フェンスに激突。しばらく動けなかった。太田はもう野球は出来ない。この好打者がこうやって引退するのか。残念だ。全てのファンがそう思った。そしてシャークスフロントは、もう復活できないと思い、太田を解雇してしまった。 しかし、太田は諦めずに1人、リハビリをした。 完治したのは一年半後だった。怪我で能力は66886686まで下がった。そして、各球団に自分を売り込みに行った。シャークスにはいかなかったけどな。そして、各球団の入団テストを受けた。シャークスを見返す。それが原動力になった。 しかし、入団テストでは緊張からか全く打てなかった。結果は次の通りだ。 像 投手→夏野 結果→5-0 2三振 鷹 投手→向井 結果→5-1 1三振 犬 投手→日村 結果→5-1 2三振 蜥蜴 投手→加賀屋 結果→5-0 3三振 鮫→行ってない 他→門前払い しかし、リザースの拾われ、入団した。そこではかなり活躍した。鮫の監督は泣いていた。 転機が訪れたのはリザースに入ってから11年後。能力は衰え、今と同じだった。 ある巨大な会社が、球団を作り、その球団のダイナマイトリーグの進出を目論んだ。チーム名はダイナマイトシャッフルズ。そこで、まずは選手を集めようとした。太田はそこに誘われた。彼は悩んだ。リザースに恩を感じていたからだ。そして、当時のリザース監督に相談すると、驚く答えが帰ったきた。「実はな、ダイナマイトリーグはお前が誘われたダイナマイトシャッフルズの他に3球団入る予定なんだ。そのあと、ダイナマイトリーグ12球団をオーシャンリーグとマウンテンリーグの2つに分ける予定なんだ。ダイナマイトシャッフルズとシャークスはオーシャンリーグに入る予定なんだが、リザースはマウンテンリーグだ。お前はシャークスを見返したいんだろ?だったらオーシャンリーグに行ったほうがいい。」「でも監督、私はリザースに拾ってもらえた事を感謝しています。出て行くのは恩を仇で返すことになる気がして・・・」「そんな事はない。お前は本当にいい選手だった。なんでも出来るから、何回も助けられた。もう十分恩返しはしてもらったよ。今までありがとう」この言葉で迷いは吹っ切れた。オフにFA宣言をして、シャッフルズに移籍した。今は他球団選手とともに練習試合を重ね、ダイナマイトシャッフルズのダイナマイトリーグ参入を今か今かとまっている。 #endregion #region(close,大木) #endregion #region(close,佐藤) #endregion #region(close,加藤) #endregion **投手 #region(close,岡村) 元ファルコンズの岡村は、かつての大エースや。 速球、制球、変化球どれをとっても全く死角がなかった。ファルコンズといえば投手王国のイメージは岡村から始まったと言われるほどや。 貧打が原因で負けても、野手のせいには一切せん。「自分が抑えればよかった」と必ず語り、野手陣の信頼を勝ち取っていったんや。 ベテランに差し掛かるころには持ち前の面倒見の良さを発揮してな、兼任コーチに就任したんや。まだ若かった雑賀を始めとする投手陣の素質を見抜き、秘蔵の変化球を教え込むなど、今の三本柱があるのは岡村のおかげとも言われるんやで。 しかし、加齢には勝てず成績は次第に低下。とくにスタミナの衰えが顕著で、先発としてはもう通用しなくなっていたんや。 それでもファンの人気は厚く、監督も中継ぎとして使い続けようとしとった。次世代の中継ぎエース候補向井が大外れやったからな・・・ しかし、岡村はユニホームを脱ぐことにしたんや。「一軍で勝てなくなった。投手王国にはもう自分は必要ない」と言ってな。 そして対エレファンツ、引退試合の日。監督は岡村を、1年ぶりに先発投手として起用したんや。 球にかつての勢いはなく、エレファンツの強力打線に打ち込まれ6回までで10失点。しかし、監督は岡村をマウンドに送り続けた。球団の功労者に、なんとか花道を作ってやりたかったそうや。 7回のはじめ、エレファンツの攻撃。先頭打者は4番、郷野。幾度となく名勝負を演出してきた永遠のライバルや。 第一球、外角に外れるスライダー。郷野はこれに手を出し、渾身の空振り。 第二球、ゾーン外へ落ちるフォーク。これにも郷野は手を出し、ライト線へ切れるファール。 そして三球目、岡村が投じたのは渾身のMAXストレート。アウトローいっぱいに決まった球を郷野は見逃し、三振。大歓声が上がった。 ここで岡村は降板。有終の美を飾る見逃し三振に、ファンもチームメイトも涙したんや。 試合後の引退セレモニーで、岡村はこういった。 「私はきょう、3つのありがとうを言いたいと思います。 まず、ファルコンズのチームメイト、監督、コーチのみなさんに、ずっとともにやってこれたことを感謝して。 つぎに、ファンの皆様。今日までこの岡村を応援してくれたことに感謝して。 そして、郷野君。最後までライバルとしてやってきたことに感謝して。」 郷野はこれを聞いて号泣したそうや。 今年はライバルに感謝するといいことがありそうや。 #endregion #region(close,平山) #endregion **コメント欄 &bold(){これより前のコメントは[[コメント/シャッフル限定選手物語]]} #pcomment(,10,enableurl)
**野手 #region(close,太田) 太田光。42歳。 太田は今では投手以外の全ポジションを守れる。ベンチにいると助かる、超ユーティリティプレーヤーだ。しかし、太田は苦労人だった。ここでは彼の半生を追う。 太田は学生の時、プロを目指していた。だから、高校三年の時、プロ志望届を出した。しかし、当時の能力は11113131。打撃はのび太も驚く下手さだった。本人も、自分はプロに行けないと思っていたけれど、このまま就職しても本気で向き合えないと思い、プロへの未練を無くすために志望届を出した。 しかし何と、シャークスに指名された。なぜこんな奴をとったかって?あそこはドラフトで10人指名しても、7人に入団拒否されるから、大量に指名せざるを得ないからだ。この年は15人指名して、7人入った。シャークスにしては入団拒否が少ないな。 当時のシャークスの状態は今と同じだった。スター数人が首脳陣から評価されている。他は酷い扱い。そんなこともあり、アマチュア選手からの評判は最悪だったが、太田は「このチャンスを逃したら次のチャンスは無い」と思い、入団した。 しかし、シャークスでの扱いは酷いものだった。まともな練習さえできない。練習はひたすら走るだけだった。同期はどんどんやる気を失い、引退していった。しかし、太田はそれで腐らなかった。ひたすら走り続けた。 そしてプロ5年目のシーズンの終盤に、ようやく試合に出るチャンスを与えられた。走りこみのお陰で、走力と守備範囲が大幅に良くなり、能力は1111031101となっていた。プロ初出場は代走だった。無死一塁の場面。初球から走り、何とプロ初盗塁を決めた。盗塁技術は拙かったが、足の速さでした盗塁だった。このプレーは監督を驚かせた。盗塁技術を上げれば、「ふ○もと」や「あ○ほし」以上のスピードスターになれる。監督はそう確信した。そしてそこからひたすら盗塁技術を磨いた。そして迎えた6年目のシーズン。序盤は代走として盗塁を決めまくった。そしてシーズン半ばのある試合。監督はついに太田をスタメン起用した。1番中堅だった。しかし監督は知らなかった。彼の絶望的な打力を。まあ、走りこみの以外何もしてないんだから、誰も打撃能力なんて知らんわな。ちなみに太田の担当スカウトはこの数年前に失踪していたから、その事を監督に伝えられなかった。話を試合の戻す。4-0で4三振。全タコだった。当然だ。そこで監督は考えた。そうだ、内安を狙わせれば良い。翌日もスタメン。4-0で4三振。ミートが無さすぎた。ファンもぶちぎれた。打てないのもそうだが、肩が酷い事に、だ。それもあり、翌日から控えになった。しかし太田は、ひたすら打撃練習をしていた。打撃練習といっても、シャークスだけあって機材なんて使わせてもらえない。だから、主力選手のウェラケレスのフォームを見て学んだ。そして、それを真似て素振りをひたすらした。 効果は翌年現れた。実は太田は天才だった。見て真似できる。ミートは8まで上がっていた。しかし、飛距離は出なかった。能力は1811031101。ミート、走力が高く、巧打が低い。内安が1番狙いやすい能力だった。そしてこの年、前半戦が終わり打率はリーグトップ。ヒットは全て内安だったけどな。誰もが生え抜きリードオフマンの誕生を確信した。しかし、後半戦は相手も対策して徹底的な前進守備。打てるわけがなかった。肩がアレだったこともあり、すぐ控えに回った。一介の代走の切り札に逆戻りだ。そして太田は考えた。1試合に1分1秒でも長く出場したい。そして自分は足が速い。そうだ、肩を強くして、「代走→守備固め」になろう。これまでは肩があれだったから、代走から即交代だったからな。今度もウェラケレスの送球を見て学んだ。ただ、肩は筋力との兼ね合いもあってか6までしか上がらなかった。それでも、守備範囲が超一流だから、育成のためもありスタメンで使われた。スタメンを外されて一ヶ月後の話だ。 打順は主に8番中堅。ただ、打率はかなり低く、打線の穴だった。 「俺は今年でプロ7年目。若手の域から脱しつつあり、翌年以降は育成のため、と我慢して使われる事は更に少なくなるだろう。となると出場機会は守備固めと代走のみ。守備と代走で終わるプロ野球生活は嫌だ。」そう考えた太田は、オフに、プロ野球人生を賭けた賭けに出た。バッティングフォームを、当時全盛期だった谷口(当時打撃は5101010)と同じにした。するとなんと打撃能力は69910になった。ウェラケレスのやり方は、実はパワーのある奴にしか合わないらしい。非力な打者はミート力しか上がらず、パワーや巧打は上がらない。要するに、太田にあっていなかったようだ。それに対して谷口のバッティングは、非力さをバットの使い方で補っていたため、同じく非力な太田にあっていた。 プロ8年目にして覚醒した太田は、スタメンを獲得した。そして、首位打者と盗塁王を獲得した。それでも油断しないところは流石だった。チームの為に、と、内野と捕手の練習をした。守備能力は内野が8、捕手は6だった。そして翌年、再来年も首位打者と盗塁王をとった。 しかしプロ10年目のシーズン。最終戦に悲劇が太田を襲った。大飛球に飛びついた時、フェンスに激突。しばらく動けなかった。太田はもう野球は出来ない。この好打者がこうやって引退するのか。残念だ。全てのファンがそう思った。そしてシャークスフロントは、もう復活できないと思い、太田を解雇してしまった。 しかし、太田は諦めずに1人、リハビリをした。 完治したのは一年半後だった。怪我で能力は66886686まで下がった。そして、各球団に自分を売り込みに行った。シャークスにはいかなかったけどな。そして、各球団の入団テストを受けた。シャークスを見返す。それが原動力になった。 しかし、入団テストでは緊張からか全く打てなかった。結果は次の通りだ。 像 投手→夏野 結果→5-0 2三振 鷹 投手→向井 結果→5-1 1三振 犬 投手→日村 結果→5-1 2三振 蜥蜴 投手→加賀屋 結果→5-0 3三振 鮫→行ってない 他→門前払い しかし、リザースの拾われ、入団した。そこではかなり活躍した。鮫の監督は泣いていた。 転機が訪れたのはリザースに入ってから11年後。能力は衰え、今と同じだった。 ある巨大な会社が、球団を作り、その球団のダイナマイトリーグの進出を目論んだ。チーム名はダイナマイトシャッフルズ。そこで、まずは選手を集めようとした。太田はそこに誘われた。彼は悩んだ。リザースに恩を感じていたからだ。そして、当時のリザース監督に相談すると、驚く答えが帰ったきた。「実はな、ダイナマイトリーグはお前が誘われたダイナマイトシャッフルズの他に3球団入る予定なんだ。そのあと、ダイナマイトリーグ12球団をオーシャンリーグとマウンテンリーグの2つに分ける予定なんだ。ダイナマイトシャッフルズとシャークスはオーシャンリーグに入る予定なんだが、リザースはマウンテンリーグだ。お前はシャークスを見返したいんだろ?だったらオーシャンリーグに行ったほうがいい。」「でも監督、私はリザースに拾ってもらえた事を感謝しています。出て行くのは恩を仇で返すことになる気がして・・・」「そんな事はない。お前は本当にいい選手だった。なんでも出来るから、何回も助けられた。もう十分恩返しはしてもらったよ。今までありがとう」この言葉で迷いは吹っ切れた。オフにFA宣言をして、シャッフルズに移籍した。今は他球団選手とともに練習試合を重ね、ダイナマイトシャッフルズのダイナマイトリーグ参入を今か今かとまっている。 #endregion #region(close,大木) 今モンキーズのサードコーチャーを務める大木は、かつてのスピードスターやった。 巧みなバットコントロールと俊足で打率を稼ぎ、守っては広大な守備範囲で内外野をこなす。モンキーズの中心的存在やった。盗塁王を三年連続で獲得したこともあったんやで。 でも自慢の俊足にも年とともに衰えが見え始めてな。盗塁数も年ごとに減少。 また特に問題だったのが目の衰えや。動体視力を失って守備の打球勘が鈍り、失策を連発するようになってしもた。 選手層の厚いモンキーズのことやから、代走や代打は豊富におる。守備ができなければもうお役御免というわけや。 それでも大木には、長年培った人望があったんや。大木が走れといえば、どんな選手でも全力疾走する。そこに目をつけた猿渡監督は、サードコーチャーを任せることにしたんや。 采配は大当たり。モンキーズの盗塁数は目に見えて増加し、得点力の向上につながった。 だが、大木にはまだ現役への未練があった。 「ここでなければ、まだやれるのに・・・」 そんな彼に声をかけたのが、新規リーグ立ち上げを目論むシャッフルズ。 未だ衰えぬバットコントロールと俊足を武器に、リードオフマンを虎視眈々と狙う。 今年はしぶとさがどう出るかわからない年になりそうや。 #endregion #region(close,佐藤) #endregion #region(close,加藤) #endregion **投手 #region(close,岡村) 元ファルコンズの岡村は、かつての大エースや。 速球、制球、変化球どれをとっても全く死角がなかった。ファルコンズといえば投手王国のイメージは岡村から始まったと言われるほどや。 貧打が原因で負けても、野手のせいには一切せん。「自分が抑えればよかった」と必ず語り、野手陣の信頼を勝ち取っていったんや。 ベテランに差し掛かるころには持ち前の面倒見の良さを発揮してな、兼任コーチに就任したんや。まだ若かった雑賀を始めとする投手陣の素質を見抜き、秘蔵の変化球を教え込むなど、今の三本柱があるのは岡村のおかげとも言われるんやで。 しかし、加齢には勝てず成績は次第に低下。とくにスタミナの衰えが顕著で、先発としてはもう通用しなくなっていたんや。 それでもファンの人気は厚く、監督も中継ぎとして使い続けようとしとった。次世代の中継ぎエース候補向井が大外れやったからな・・・ しかし、岡村はユニホームを脱ぐことにしたんや。「一軍で勝てなくなった。投手王国にはもう自分は必要ない」と言ってな。 そして対エレファンツ、引退試合の日。監督は岡村を、1年ぶりに先発投手として起用したんや。 球にかつての勢いはなく、エレファンツの強力打線に打ち込まれ6回までで10失点。しかし、監督は岡村をマウンドに送り続けた。球団の功労者に、なんとか花道を作ってやりたかったそうや。 7回のはじめ、エレファンツの攻撃。先頭打者は4番、郷野。幾度となく名勝負を演出してきた永遠のライバルや。 第一球、外角に外れるスライダー。郷野はこれに手を出し、渾身の空振り。 第二球、ゾーン外へ落ちるフォーク。これにも郷野は手を出し、ライト線へ切れるファール。 そして三球目、岡村が投じたのは渾身のMAXストレート。アウトローいっぱいに決まった球を郷野は見逃し、三振。大歓声が上がった。 ここで岡村は降板。有終の美を飾る見逃し三振に、ファンもチームメイトも涙したんや。 試合後の引退セレモニーで、岡村はこういった。 「私はきょう、3つのありがとうを言いたいと思います。 まず、ファルコンズのチームメイト、監督、コーチのみなさんに、ずっとともにやってこれたことを感謝して。 つぎに、ファンの皆様。今日までこの岡村を応援してくれたことに感謝して。 そして、郷野君。最後までライバルとしてやってきたことに感謝して。」 郷野はこれを聞いて号泣したそうや。 今年はライバルに感謝するといいことがありそうや。 #endregion #region(close,平山) 平山は高校時代から自信家やった。直球のスピードはさほどなかったが、制球力と変化球が抜群で、近隣の高校ではまともに打てるやつがおらんかった。 チームはお世辞にも強豪ではなく、甲子園へは行けずじまいやったがな。 大学へ進むと頭角を表し始め、守護神として活躍。連続無失点記録まで樹立し、ますます鼻高々になっていった。 その実績を引っさげ、プロ志望届を出したんや。「地元球団ドッグスを志望、それ以外なら社会人へ進む」といってな。 しかし、犬神監督は指名を渋った。「彼は少し調子に乗りすぎている。自分が通用すると思うのはいいが、実力が伴っていない」と考えたんや。 結局指名したのはシャークスのみ。平山は「弱小球団に興味はない」として社会人へ進んだんや。 行った先でも活躍し、2年後再びプロ志望届を提出。なおも迷う犬神監督だったが、地元のスター候補を指名するようフロントからの圧力がかかり、ドッグスはついにドラフト二位で指名。晴れて入団となったんや。 しかしプロでは監督の予感が的中。 アマチュアレベルでは圧倒的だった変化球もすべてが中途半端なレベルで、得意のシュートも並程度の完成度やった。 制球はそこそこだったものの、球威がないからうかつにストライクが取れない。結局四球ばかりが多くなり、指標がどんどん悪化。 ドッグスの強力打線や好守に助けられいくつかの勝ち星を重ねたが、気持ちは焦るばかりやった。 挙げ句、焦りすぎた練習が仇となって肩を故障。イニングを投げられなくなったことで先発転向の道も消え、凡投手に成り下がった平山を球団は解雇。 枡渕よりは使えるやろってことでシャークスに売り込みをかけたが、アマチュア時代に蹴ったことが原因であえなく拒絶。現役引退となったんや。 そんな彼に声をかけたのが新規リーグ立ち上げを目論むシャッフルズ球団社長。 平山はドッグスとシャークスへの逆襲を誓う。 今年は過剰な自信に注意や。 #endregion **コメント欄 &bold(){これより前のコメントは[[コメント/シャッフル限定選手物語]]} #pcomment(,10,enableurl)

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