桜咲く ~マッドアフター・聖杯解体闘争編~

「桜咲く ~マッドアフター・聖杯解体闘争編~」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

桜咲く ~マッドアフター・聖杯解体闘争編~ - (2014/05/27 (火) 23:19:23) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

//まとめサイト作成支援ツール@wiki http://atwiki.jp/matome/ //編集URL: http://atwiki.jp/matome/editor?url=1401120879d4d7987e4da1888cab41cb56a2311fb0 //掲示板タイトル: //掲示板URL: 1401120879d4d7987e4da1888cab41cb56a2311fb0 :857. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 11:07:03.14 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){第五次聖杯戦争から9年後 &br()聖杯解体闘争まで後1年… &br() &br() &br() &br()先輩と、姉さんが結婚式を挙げました &br() &br()私がいて、兄さんがいて、イリヤさん、エルメロイ先生、ルヴィアさん、バゼットさん &br() &br()本当にささやかな、小さな挙式 &br() &br()私達は魔術師ですけど、私と姉さんの希望で教会にしました &br() &br()やっぱり、ウェディングドレスは女の子の憧れだから &br() &br()魔術師と親交のある教会で挙式を上げる先輩と姉さん &br() &br()とても幸せそうな二人、そんな二人を見ると私も心が暖かくなります &br() &br()私を見た姉さんの顔がちょっとだけ曇りました &br() &br()きっと、まだ気にしてるんだと思う &br() &br()二人で一緒に結婚式を挙げようと言ってくれた姉さん &br() &br()でも、私は首を横に振りました &br() &br()これから一年、とても忙しくなる… &br() &br()もしかしたら、無事に済まないかもしれない &br() &br()それなら、少しでも幸せを感じていて欲しかったから &br() &br() &br()凛「ごめんね、ありがとう桜…」 &br() &br() &br()私は姉さんを抱きしめます &br() &br()最近の姉さんは、私より泣き虫になっています &br() &br()だから、私は姉さんが安心出来るようにこう言います &br() &br() &br()―――来年は、私のことを祝ってね? &br() &br() &br()聖杯解体闘争まであと十二ヵ月… &br() &br() &br() &br()} :860. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 11:26:46.62 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){聖杯戦争から10年後 &br()聖杯解体闘争 &br() &br() &br()桜は何年振りかに日本の…冬木の土地に足を着けた &br() &br()桜だけではない &br() &br()士郎、凛、信二、イリヤ、エルメロイ?世も傍らにいる &br() &br()そして、彼らだけではない &br() &br()ルヴィア、バゼットもまた桜達の願いを聞き入れ、この地に降り立った &br() &br() &br()目的はただ一つ &br() &br()この日の為に、十年間を過ごしてきた &br() &br()冬木に眠る大聖杯の解体 &br() &br()そして… &br() &br() &br()凛「解体の術式、開放の術式も万全だわ」 &br() &br()エルメロイ「後は、儀式を完成させればいい」 &br() &br()ルヴィア「唯、その為にはシェロ、サクラ、貴方達のどちらも欠けてはなりません」 &br() &br() &br()士郎と、桜は頷く &br() &br() &br()桜は、大聖杯を空ける「鍵」として &br() &br()士郎は、大聖杯を全て壊す「鍵」として &br() &br() &br()この聖杯解体に於いて、重要なのはこの二つ &br() &br()今回に限り、協会も黙認した &br() &br()聖杯解体は、協会が正式に出した命令でもある &br() &br()これには、凛達も驚いた &br() &br()エルメロイ?世が言うには、魔道元帥がそれを許可したのが大きいらしい &br() &br()なんでも、「まだ報復を与えていない」と、不思議な事を口にしていた &br() &br() &br()だが、同時に秘密裏に聖杯解体を阻止する魔術師はいるかもしれない &br() &br()根源の到達が叶う手段の一つとしてなら、嬉々として襲いかかるだろう &br() &br()だからこそ、万全を期している &br() &br() &br()桜達は、準備を終え大聖杯が眠る円蔵山の地下大空洞へと潜っていく &br() &br()そして、直ぐに全員が驚愕の眼を開く &br() &br() &br()大空洞を降りたその先には &br() &br() &br()無数の、魔術達の死骸が転がっていた――― &br() &br() &br()直後コンマ ???判定 &br()成功で固有結界発動 &br()解析した神秘:+∞ &br()} :861. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2012/05/13(日) 11:30:37.97 ID:5rOFzTQIO|&aa2(c){どれ &br()} :863. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 11:44:37.11 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){>>861 判定:∞  固有結界発動:無限の神秘(残骸) &br() &br() &br() &br()凛「嘘…でしょ」 &br() &br()凛を初め、場にいる全ての人間が絶句する &br() &br() &br()死骸の転がる先には、白く眩い外套を着た―――― &br() &br() &br()骸骨がいた &br() &br()それは一体ではない &br() &br()二体、三体、四体…一〇体、一〇〇体、一〇〇〇体、一〇〇〇〇体… &br() &br() &br()もはや、数える意味は無い &br() &br() &br()大空洞を埋め尽くさんとする無限の骸の兵達は、その手に様々な神秘を手にしている &br() &br()光眩い騎士王の剣をもっていれば、神牛を繋いだ戦車に跨り、 &br() &br()またある骸は赤き呪いの槍を携え、あたある残骸は幻獣を侍らせる &br() &br()どれもこれも、殆どの者が見覚えがあるのだろう &br() &br()そう、あれは全て貴方が解析した神秘達 &br() &br()1=∞ &br() &br()貴方が無限に神秘を解析すれば、無限の貴方達も神秘を解析する &br() &br()終わらない矛盾、終わらない螺旋 &br() &br() &br()それが、貴方の心象風景を大聖杯が具現化した固有結果―― &br() &br()慎二「冗談じゃないよ!衛宮凛!!どういうことだいこれは!」 &br()凛「私だって解らないわよ…これは固有結界?」 &br()ルヴィア「それにしては、規模も維持も大きすぎませんこと!?」 &br() &br()三者三様にうろたえる &br() &br()当たり前だ、こんなことは誰も予期できない &br() &br() &br()エルメロイ「地脈から吸った魔力を維持に充てているのかもしれない…」 &br() &br()イリヤ「きっとお兄様ならやりかねないわ」 &br() &br() &br()皆の顔が青ざめる… &br() &br() &br()だが、一人だけ臆することなく前に進まんとする者がいた &br() &br() &br()凛「桜!?」 &br() &br() &br()桜は、無限の残骸を前に足を進めて行く &br()そして、また従者である弁慶と共に――― &br() &br() &br()――――先生。今、会いに行きます &br() &br() &br()直後 貴方判定 &br()成功で抑止の… &br()桜の想い:+1 &br()凛の想い:+1 &br()士郎の想い:+1 &br()慎二の想い:+1 &br()イリヤの想い:+1 &br() &br()} :864. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方)} 2012/05/13(日) 11:46:20.47 ID:qKL6pdPAO|&aa2(c){あ &br()} :865. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 12:11:15.41 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){>>864 判定:0  結果:貴方の仕掛け発動(抑止力) &br() &br() &br() &br()???「顔を上げなさい―――シンジ」 &br() &br() &br()一閃の風が骸を粉微塵に吹き飛ばす &br() &br()その手は、祈りの光を集めた最強の幻想 &br() &br()最も尊き聖剣の中の聖剣 &br() &br() &br()慎二「まさか…『セイバー』!」 &br()セイバー「逞しくなりましたね、シンジ」 &br()セイバー「聖杯に招かれた『セイバー』として、また貴方の剣となりましょう」 &br() &br() &br()そう、そこに立つのは噂に違わぬ高潔な武人、誰もが知るであろう騎士王の姿が &br() &br() &br()セイバー「それに私だけではありません」 &br() &br() &br()どこか、含み笑いを浮かべる『セイバー』と &br() &br()響き渡るは雷の蹄 &br() &br() &br()???「「AAAAALaLaLaLaie!!!」 &br() &br() &br()神の血を与えられし神牛が骸を粉々に踏み荒らす &br() &br() &br()凛「まさか…『ライダー』!?」 &br()ライダー「おう、小娘…では無くなったな凛よ、我が盟友よ、良い面構えになった」 &br()ライダー「我が臣下、ウェイバーよ。貴君もまた、余の下した大任をよくぞ成し遂げている」 &br() &br() &br()『ライダー』はエルメロイ…ウェイバーへと身体を向ける、途端に跪くウェイバー &br() &br() &br()ウェイバー「王よ…!ありがたき幸せ!」 &br()ライダー「まぁ…世に知れ渡る『騎士王』と、『征服王』がいればこの程度些細な問題だが…」 &br()ライダー「どうやら、暴れ足りない輩もおるらしいんでのう!」 &br() &br() &br()にやりとする『ライダー』 &br() &br()突如、空間と共に裂ける白骨の兵達――― &br() &br() &br()???「イリヤー!元気してたって…大きくなったじゃない!」 &br()???「ご主人様ー!良妻デリバリー再びお届けに上がりました☆」 &br() &br() &br()紅蓮に上がる炎と、貫かんばかりの氷塊が、骸を塵すら残さない &br() &br() &br()イリヤ「『バーサーカー』!!!」 &br()士郎「『タマモ』!!!」 &br() &br() &br()貴方達を守護するは、人類史上を飾る英霊と、世界そのもの &br() &br()貴方が用意した、貴方へのカウンター &br() &br()桜の直ぐ側には、常に桜を守り続けた優しい影――― &br() &br() &br()アサシン「桜殿…此度、『アサシン』として限界しました、この『アサシン』めをどうかお使い下さい」 &br() &br()???「ありがとう…『アサシン』さん!」 &br() &br() &br()直後コンマ 大聖杯判定 &br()成功で固有結界維持 &br()解析した神秘:+∞ &br()} :866. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県)} 2012/05/13(日) 12:12:14.19 ID:Q9izWXYco|&aa2(c){負ける気がしない &br()} :867. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)} 2012/05/13(日) 12:15:37.11 ID:6sgb3qRGo|&aa2(c){少年漫画のラスボス戦みたいだ &br()} :869. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 12:35:33.15 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){>>866 判定:∞ 結果:固有結界維持 &br() &br() &br() &br()だが、再開の祝いをしている暇は無い &br() &br()更に増え続けるは、無限の骸骨達 &br() &br() &br()ライダー「さて、何ともつまらぬ兵どもだ、なあ騎士王よ」 &br() &br()セイバー「えぇ、これがあの男のなれの果てであったとしても、もっと風情はあったでしょうに」 &br() &br() &br()『ライダー』から光が包まれる、この熱砂の風景、蒼に染め上がる天、そして、控えるは最強の兵団 &br() &br() &br()ライダー「おーい!凛!」 &br() &br() &br()『ライダー』は、背中で凛を呼ぶ &br() &br() &br()ライダー「よくぞ、諦めなかった。それでこそ、我が友よ」 &br() &br()凛「当たり前じゃない!―――任せたわよ『ライダー』」 &br() &br() &br()そして一人、『ライダー』へと侍る男 &br() &br() &br()ウェイバー「王よ、もう追いていくと言うのは無しにして頂きたい」 &br()ライダー「よかろう、ウェイバー!余と共に、皆と共に!この風景を焼きつけよう!」 &br() &br() &br()貴方の世界が、『ライダー』に侵食される &br()無限の骸を飛ばすは、『ライダー』と、彼が統べる勇士たちが駆け抜けた大地 &br() &br() &br()ライダー「目も口も耳も持たぬ、骸の兵よ。ならばその身に刻み込め!」 &br()ライダー「これぞ!我が王道!我が至宝!イスカンダルたる余が誇る最強宝具!」 &br()ライダー「『王の軍勢なり』!!!」 &br() &br()『 然り! 然り! 然り! 』 &br() &br() &br()熱砂の野原に広がるは、歴戦を潜り抜けた兵士達 &br() &br()一人、一人が一騎当千の古兵 &br() &br()なれば、数への不利は無し―――! &br() &br() &br()ライダー「此の度の戦!最果ての海を目指すものではない!」 &br()ライダー「誰もが祈る幸福へと手を伸ばし、足掻く者たちへの試練!」 &br()ライダー「ならばこそ、我ら無双の軍勢がその梅雨払いをしようではないか!」 &br() &br()『 然り! 然り! 然り! 』 &br() &br()その熱量を極大させる『ライダー』と軍勢 &br()熱量が無限を越えた時、『征服王』の号令が降される &br() &br()ライダー「蹂躙せよ!」 &br() &br()『 AAAAAAAALaLaLaLaLaLaLaie!!! 』 &br() &br() &br()征服王の、一夜限りにして、三度目の’夢’が始まる &br() &br() &br() &br()―――そして、残された者達は、先へと進んでいかんとする &br() &br() &br() &br()直後コンマ 大聖杯判定 &br()成功で固有結界維持 &br()解析した神秘:+∞ &br()} :870. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)} 2012/05/13(日) 12:37:07.97 ID:AWk9r2iuo|&aa2(c){あ &br()} :871. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 12:54:42.22 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){>>870 判定:∞ 結果:固有結界維持 &br() &br() &br() &br()征服王の固有結界により、消滅した骸達…と思われたが &br() &br() &br()「――――――」 &br()「――――――――――――」 &br()「―――――――――――――――――――」 &br() &br() &br()尚も、無限に増殖するは無限の骸達 &br() &br() &br()タマモ「うぇー…あれならまだアメーバの方が可愛げがありますねー…」 &br() &br()バーサーカー「でも、ストレス発散になりそうね」 &br() &br() &br()どこか、緊張感に欠ける二人の会話 &br() &br() &br()だが、その骸に一つだけ異彩を放つカタチが存在した &br() &br()肉があり、ヒトの形をもち、その右手には煌めく騎士王の聖剣が――― &br() &br() &br()セイバー「皆さんは先に―――」 &br() &br()慎二「行けよ、桜」 &br() &br()バゼット「ここは、私達が食い止めます」 &br() &br() &br()慎二、バゼット、『セイバー』が桜達を先へと促した &br() &br() &br()バゼット「あの肉つきは、私と、間桐君で相手をします」 &br() &br()セイバー「わかりました、御武運を―――」 &br() &br()慎二「先生、10年前は何も出来ませんでしたが…」 &br()慎二「今日こそは、見てもらいますよ…僕の成果を!」 &br() &br() &br()徐々にその数を増やしていく骸の兵隊 &br() &br()その数は、天の逆月にまで達しよう &br() &br()だがその身を震わし覚悟せよ無数の残骸 &br() &br()汝らが刻むのは目映い剣 &br() &br()紺碧と白銀の戦装束に身を包んだ理想の具現 &br() &br()―――ここに &br() &br()未来を願い、過去を振り切った、最強にして不落の――― &br() &br()約束された勝利を手にする者が存在する &br() &br() &br()セイバー「此処へと至れる者は、未来の祝福を願う者達だけが手にする権利だ」 &br()セイバー「私にも、貴様らにも踏みにじる余地は無い」 &br()セイバー「それを、”無謀”と嘲笑うなら―――」 &br()セイバー「その”醜態”ここで払わせよう―――!」 &br() &br() &br()『セイバー』の光が洞窟を照らす中 &br()慎二は、後ろを振り向かず、桜に一言だけ声を掛けた &br() &br() &br()―――桜、幸せになれよ &br() &br() &br()直後コンマ 大聖杯判定 &br()成功で固有結界維持 &br()解析した神秘:+∞ &br()} :872. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)} 2012/05/13(日) 12:55:18.23 ID:AWk9r2iuo|&aa2(c){はいじゃないが &br()} :874. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 13:15:31.24 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){>>872 判定:∞ 結果:固有結界維持 &br() &br() &br() &br()大聖杯までは後少し…走り続ける、桜とその一行 &br() &br() &br()だが、イリヤと凛、ルヴィアがその足を止める &br() &br()尚も、後ろから迫るは、無数の骸 &br() &br() &br()イリヤ「行きなさい、サクラ」 &br() &br()ルヴィア「えぇ、必ずやタイトルを掴みなさい」 &br() &br() &br()それに呼応するかの如く、振り返る『バーサーカー』と『キャスター』 &br() &br() &br()バーサーカー「そろそろ、私も動きたいし、飛ばすわよ、イリヤ!」 &br() &br()イリヤ「やっちゃえ『バーサーカー』!」 &br() &br()タマモ「ご主人様が、そこの赤いのとどうなってるかについては後でたっぷり問いただせて貰いますね」 &br() &br()タマモ「ですが、今はちょっとだけ本気モードで行きますよ!」 &br() &br() &br()士郎はどこか苦笑して、凛は、少し気まずそうにしている &br() &br()『キャスター』と『バーサーカー』が桜へと声を掛ける &br() &br() &br()タマモ「桜さん、女は度胸です!ファイトです!ついでにもう一つファイトです!」 &br() &br()タマモ「男性の趣味は…ごにょごにょですがー…恋する乙女なら同盟ですよ!」 &br() &br()バーサーカー「私ね、IFとか、もしもって大好きなの」 &br() &br()バーサーカー「それが今、現実になるならちょっと…本気出すわよ」 &br() &br()バーサーカー「だから、あなたも頑張りなさい」 &br() &br() &br()静かに頷く桜 &br() &br()そして、また走り出す &br() &br()凛「 桜!!! 」 &br() &br()凛が、大きな声を上げて桜を呼びとめる &br() &br()振り返る桜 &br() &br()凛はどこか晴れた笑顔を迎えている &br() &br() &br()凛「次は、貴方の結婚式なんだから」 &br() &br()凛「しっかりやんなさいよ」 &br() &br() &br()桜も笑ってしまう、やはり姉は姉だと… &br() &br() &br()―――はい、姉さん &br() &br() &br()先に進むと分かれ道があった… &br()桜の選択 &br()1.士郎と別れる &br()2.ランサーと別れる &br() &br()↓2 &br()} :875. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)} 2012/05/13(日) 13:18:37.83 ID:AWk9r2iuo|&aa2(c){1 &br()} :876. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2012/05/13(日) 13:21:49.95 ID:pdbLkiw+o|&aa2(b,c){1 &br()} :877. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 13:41:50.53 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){>>876 選択:1  結果:士郎と別れました &br() &br() &br()士郎「俺はこっちから行くよ」 &br() &br() &br()若干、険しそうな道へと掛けて行った士郎 &br() &br()髪は、白くなり、肌も浅黒いが、根は変わってないようだ &br() &br()桜は、『ランサー』と『アサシン』を連れて行く &br() &br() &br()徐々に見えてくるのは、『ダンサー』が破壊した大聖杯への入口… &br() &br()???「よくぞ、此処まで来た」 &br() &br()背筋を、鋭利な刃物でなぞられた様な感覚にざわめく桜 &br() &br()声の聞こえる方向へと振り向けば、そこにいるのは黒きカソックに身を包んだ亡霊… &br() &br() &br()綺礼「一度は諦めたアレの産声をまた聞けるかもしれないと思えば」 &br() &br()綺礼「地獄からでも這いあがれる者だ」 &br() &br() &br()桜は、驚かない &br() &br()予感はあったのだ &br() &br()―――この男が邪魔をする、と &br() &br()直後、綺礼の背後へと『アサシン』が迫る &br() &br()黒く塗られたダガーが綺礼の首を寸断する &br() &br()だが、それは叶わない &br() &br()綺礼の手にした黒鍵がダガーを挟む &br() &br()アサシン「桜殿、此処はハサンめにお任せを」 &br() &br()桜は、強く頷く &br() &br()きっと、『アサシン』さんなら大丈夫 &br() &br()ずっと私を守ってくれた『アサシン』さん &br() &br() &br()―――私は、信じます。だから、絶対にまた会いましょう &br() &br()その信頼、必ずや――― &br() &br()そして、弁慶と共に走り去る桜 &br() &br()『アサシン』は、それをただ見送る &br() &br()髑髏の仮面からでは表情は伺えない &br() &br()綺礼「まさか、この身でサーヴァントを相手にするとは」 &br() &br()綺礼「骨が折れる」 &br() &br()アサシン「暗殺者如きのこの私が」 &br() &br()アサシン「怪物退治の誉れを頂けるとはな」 &br() &br()アサシン「この身に勝る幸福など無い」 &br() &br() &br()綺礼の黒鍵と、アサシンの『ダガー』 &br()両者が火花を散らし、交差する &br() &br() &br() &br() &br()>>1「休憩します」 &br()} :888. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 22:57:41.23 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){最近、研修が激しくて再開できず申し訳ありません。 &br()マッドアフター続き &br() &br() &br() &br() &br() &br() &br()士郎は駆け足で険しい地下の通路を進む &br() &br()通路の先に開けた空洞が広がる &br() &br() &br()「貴様が来たか、偽物」 &br() &br() &br()士郎の前に現れたのは金色の鎧を身に纏まった英雄 &br() &br()英雄王ギルガメッシュ &br()ギルガメッシュから発する気は、明らかに受肉しているものである &br() &br() &br()「ギルガメッシュ…!」 &br() &br() &br()士郎は双剣を構えて相対する &br() &br()士郎の頬から汗が伝う &br() &br()好くて相討ち &br() &br() &br() &br()所詮、英雄ではない自分では――― &br() &br() &br() &br()直後コンマ:???判定 &br()成功で… &br() &br()右に避けろ:+4 &br()} :889. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2012/05/16(水) 22:58:06.87 ID:fzLrPIuco|&aa2(c){ほい &br()} :890. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 22:59:31.76 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){>>889 判定:     結果:増援 &br() &br() &br() &br() &br() &br()「己の未熟さに嘆くのは勝手だが、その前に右に避けろ」 &br() &br() &br()英雄王へと放たれる一条の矢 &br() &br()ギルガメッシュは、鬱陶しくその矢を払う &br() &br() &br()「『アーチャー』!?、どうして此処に!?」 &br() &br()「貴様に話す義理はない、さっさと行け」 &br() &br() &br()相変わらずの辛辣さ &br() &br()だが、今はこれほどまでに頼りになるのではないだろうか &br() &br() &br()「助かる…」 &br() &br() &br()『アーチャー』に背を向け立ち去っていく士郎 &br() &br()それを見送る『アーチャー』の顔はどこか楽しげだ &br() &br() &br()「自ら絶望に足を踏み入れ、狂ったか『偽物』」 &br() &br()「何、己の甘さにとことん嫌気が刺しただけさ」 &br() &br()「為らば、潔く我に殺されるか?」 &br() &br() &br()『アーチャー』は笑う &br() &br()それは先程のような見送る笑顔ではなく &br() &br()いつものように、どこか不敵な、余裕を持った――― &br() &br() &br()「随分と、慢心しているようだが一つ忠告しよう」 &br() &br() &br() &br()―――既に景色は変わっている &br() &br() &br()紅く暮れる空を見れば、錬鉄を続ける巨大な歯車 &br() &br() &br()枯れた大地を見下ろせば、無数に突き刺さる剣の丘 &br() &br() &br()―――行くぞ、英雄王。武器の貯蔵は充分か? &br() &br() &br() &br() &br()} :892. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 23:03:50.85 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){大空洞の入口 &br() &br() &br()慎二の挑戦は苛烈を極めていた &br() &br()無限の残骸が神秘を携える &br() &br()そして、率いるのは肉を持った貴方のカタチをした『人形』 &br() &br()幸い残骸は『セイバー』の奮闘で持ち堪えている &br() &br()慎二が、蟲を操り『人形』を喰い破かんとする &br() &br() &br()「――――」 &br() &br() &br()『人形』は広域に魔術を展開して蟲を焼き尽くす &br() &br()また、死角から襲いかかるバゼットの攻撃も、境界外套の堅牢さを貫けない &br() &br()そして『人形』から振るわれるのは騎士王の聖剣 &br() &br()攻防共に、隙を持たない『人形』は十年前と変わらない &br() &br()慎二も、バゼットも共に煤にまみれ、埃にまみれ &br() &br()拵えた高級なスーツは台無しだ &br() &br()だが、その闘志は更に燃え上がる &br() &br() &br()「ねぇ、アンタの奥の手でさぁ…「アレ」倒せるんだよな?」 &br() &br()「あれが、【宝具】を解放すれば」 &br() &br()「ですが、『人形』であったとしても、したたかな面は変わらないようですね」 &br() &br() &br()『人形』は聖剣を手にしているが、その真名を解放してはいない &br() &br()『人形』が真名解放出来るかどうかも解らない &br() &br()だが、出来なくても攻防共に優れた『人形』には不利はない &br() &br() &br()直後コンマ:慎二VS『人形』 &br()1に近いほど慎二優勢 &br()9に近いほど『人形』優勢 &br() &br()連携:-1 &br()翅刃虫:-1 &br()} :893. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2012/05/16(水) 23:04:11.78 ID:fzLrPIuco|&aa2(c){ほい &br()} :895. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 23:07:39.47 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){>>893 判定:6 結果:『人形有利』  次回宝具判定 &br() &br() &br() &br()慎二とバゼットの二人掛かりの連携を持ってしても、『人形』を貫けない &br() &br()汗を拭い、スーツの誇りを叩く慎二 &br() &br() &br()「全く、本当にダメなヤツだねぇキミh…」 &br() &br() &br()何か言い終わる前に鼻を押さえる慎二 &br() &br()さも、当然と言ったように涼しい顔のバゼット &br() &br()慎二から鼻血が綺麗に垂れている &br() &br() &br()「ちょっと! ちょっと! ちょっと!」 &br() &br() &br()鼻を押さえて抗議する慎二、はて?と首を傾げる &br() &br() &br()「いや!今、殴ったよね?僕の顔殴ったよね?」 &br() &br()「僕じゃなきゃ死んでたよ!マジでさぁ!」 &br() &br() &br()慎二がバゼットに喚いているところを襲いかかる『人形』 &br() &br() &br()直後コンマ:『人形』判定 &br()成功で宝具 &br()解析した神秘:+3 &br()} :896. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2012/05/16(水) 23:07:50.37 ID:fzLrPIuco|&aa2(c){ほい &br()} :900. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 23:11:17.72 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){>>896 判定:0 結果:クリティカル ※約束された勝利の剣解放 &br() &br() &br() &br() &br()「―――――」 &br() &br() &br()『人形』の右手から強烈な魔翌力…聖剣から光が収束されていく &br() &br()『人形』が大きく振りかぶり、標的である慎二とバゼット &br() &br()だが、その足が止まる &br() &br()足に絡みつく、巨大な百足のカタチをした蟲 &br() &br() &br()「とっておきってやつを見せてあげるよ」 &br() &br() &br()慎二は、ポケットから鉱物を取り出すと、『人形』に向けて投げる &br() &br()当たった瞬間、粉々になる鉱物 &br() &br()空気を漂いながら、粉が『人形』の外套に触れると… &br() &br() &br()「――――!?」 &br() &br() &br()徐々に、外套が劣化していく &br() &br() &br()「僕の創った新作の蟲でね」 &br() &br()「バクテリアが凶暴になったようなものさ」 &br() &br() &br()慎二の用いた蟲は、微生物クラスの大きさで、魔翌力を基に活動する &br() &br()境界外套も、魔翌力で編まれた礼装 &br() &br()まさに、蟲にとって恰好の得物 &br() &br() &br()直後コンマ: バゼット判定 &br()クリティカルで… &br()斬り抉る戦神の剣:+9 &br()} :901. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2012/05/16(水) 23:11:28.09 ID:fzLrPIuco|&aa2(c){ほい &br()} :905. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 23:23:38.50 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){>>901 判定:0 結果:クリティカル フラガラック発動 &br() &br()※本編でもクラスB以上の宝具は全て判定:+9になるのでどうぞ選んでください &br() &br() &br() &br()だが、食い破らんとする蟲に構わず、宝具を解放する『人形』 &br() &br()今まさに、慎二達へと光の奔流が向けられる―――! &br() &br() &br() &br()「やっぱり、『人形』如きじゃこの程度だねぇ」 &br() &br()「全く、歯ごたえも何も無い」 &br() &br() &br()既に、バゼットの手には、己が持つ、最強の切り札が帯電している &br() &br() &br()拳を握り、標的の心臓へと構える &br() &br() &br()「”後より出て先に断つもの”」 &br() &br() &br()囁きかけるように、バゼットは球体に息吹を掛ける &br() &br() &br()「”斬り抉る戦神の剣”――――!」 &br() &br() &br() &br()からん―――と落ちる『人形』が手に持った聖剣 &br() &br()徐々に、身体を蟲に蝕まれていく『人形』はただ一言も発さぬままその形を無にしていった &br() &br() &br() &br()「後は、任せたよ…衛宮」 &br() &br()「必ず、あの人を救ってあげなさい」 &br() &br() &br() &br()戦況選択 &br()1.士郎&桜 &br()2.『アサシン』VS言峰綺礼 &br()3.『アーチャー』VSギルガメッシュ &br() &br()↓2 &br()} :906. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)} 2012/05/16(水) 23:24:13.81 ID:p7S02wlzo|&aa2(c){2 &br()} :907. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)} 2012/05/16(水) 23:24:21.13 ID:Y0XX4Bsbo|&aa2(b,c){3 &br()} :908. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 23:25:59.53 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){>>選択:3 結果:『アーチャー』VSギルガメッシュ &br() &br() &br()今日は、ここまでにします。 &br()お疲れさまでした。 &br() &br()しまった…7代目のことすっかり忘れてた! &br() &br()明日には…更新再開d(ry &br()}
//まとめサイト作成支援ツール@wiki http://atwiki.jp/matome/ //編集URL: http://atwiki.jp/matome/editor?url=14012002184b1465804496920719f8b5924dcee6d9 //掲示板タイトル: //掲示板URL: 14012002184b1465804496920719f8b5924dcee6d9 :143. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/03(木) 15:44:10.58 ID:uKUOt4SKo|&aa2(b,c){人がいないんでちょっと投下 &br() &br() &br()十年前…あの日の夜 &br() &br()皆、泣いていました &br() &br()先輩も、姉さんも、兄さんも、イリヤさんも、ランサーさんも… &br() &br()先生は、どこか遠くへ行ってしまいました &br() &br()私たちに日常を取り戻すために &br() &br()私達を幸せにするために &br() &br()1人で、たった1人、犠牲になりました &br() &br()本当なら、私か、イリヤさんの役目だったのに &br() &br()皆、泣いています &br() &br()悔しくて、自分の無力さが、とても悔しくて &br() &br()でも、私は泣きませんでした &br() &br()まだ、諦めていないから &br() &br()まだ、「ハッピーエンド」を諦めていないから &br() &br()だって、私は… &br() &br() &br() &br() &br()先生が、大好きだから――― &br() &br() &br() &br() &br()After epilogue 桜、咲け 〜聖杯解体闘争秘話〜 &br() &br()続く…のかな? &br()} :150. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/03(木) 16:04:02.53 ID:uKUOt4SKo|&aa2(b,c){ &br()聖杯戦争終結から、2年後… &br() &br() &br() &br()私は高校を卒業して、倫敦の時計塔でエルメロイ先生の生徒として魔術に励んでいます &br() &br()本来、私の素質は【封印指定】にされるかもしれないという危機があったみたいですが &br() &br()おじさまが、各方面に便宜を払ってくれたお陰で私は此処にいられます &br() &br() &br()エルメロイ「では、今日はここまでとしようか」 &br() &br() &br()エルメロイ先生が立ち上がる &br() &br()毎日2時間、私は先生と個人授業を受けている &br() &br()理由は、やっぱり私の特性 &br() &br()【封印指定】にはならなかったものの、それを無視してでもサンプリングしたい人はいるみたいで、此処に来た当初は、色々ありました &br() &br()先輩や、姉さん、そして倫敦で知り合ったルヴィアさんの助けのお陰で今まではなんとかなりました &br() &br()でも、もう守ってばかりの自分は嫌なんです &br() &br()おじさまが助けてくれた命と、与えてくれた日常、そして今も心の中にしまいこんでいるこの想い &br()全部、全部、おじさまが私にくれたもの &br() &br()なのに、私はおじさまに何一つだって返していないんだから &br()だから、私は倫敦にいます &br() &br()初めは、皆から反対されました &br() &br()もう、桜を酷い目に会わせたくない――― &br()桜は、もう辛い思いをしなくていい――― &br()先生はそんなことを望んでない――― &br() &br()違う、違うんです &br()私の想いは中々伝わらない &br() &br()でも、2人だけ…私の想いを受けてくれました &br() &br()もう、サクラは本当にダメね――― &br()もっと、自信を持ちなさい、貴女は私と同じなんだから――― &br() &br()主を想うその気持ち、どうして踏みにじることが出来ようか――― &br() &br() &br()徐々に、身体が大人になっていくイリヤさん &br()おじさまが、内緒で調整してくれたそうです &br() &br()いつも、私を守ってくれるランサーさん &br()おじさまの最期の頼みだそうです &br() &br()やっぱり、私は今もおじさまに守ってもらっている &br() &br()だから &br() &br()私は、魔術の修練に励む &br()時には、エルメロイ先生に叱られながら &br()私は、励む &br() &br() &br()―――おじさまを幸せにするために &br() &br() &br()視点選択 &br()1.士郎 &br()2.凛 &br()3.慎二 &br()4.ルヴィア &br()↓1 &br()} :151. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)} 2012/05/03(木) 16:05:51.56 ID:IoipdgPxo|&aa2(c){2 &br()} :153. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/03(木) 16:17:59.10 ID:uKUOt4SKo|&aa2(b,c){>>151 選択:凛 &br() &br() &br() &br() &br()今、私は倫敦で研究に明け暮れている &br() &br()先生を幸せにしたい――― &br() &br()桜の決意が、私にはとても眩しかった &br() &br()その想いが私を突き動かした &br() &br()正直、諦めていた &br() &br()もう、先生は助からない &br() &br()大聖杯の扉は完全に閉じている &br() &br()あれほどの魔力と憎悪の塊 &br() &br()きっと先生でも、その魂を保つことは不可能 &br() &br()だから、あの日 &br() &br()私は泣いていいた &br() &br()泣く事しか出来なかった &br() &br()前を向けなかった &br() &br()でも、桜は違った &br() &br()あの子は泣かなかった &br() &br()大好きな人のはずなのに &br() &br()初めは、我慢しているのかなって思った &br() &br()でも、それは違った &br() &br()1人で倫敦までやってきた &br() &br()私、反対した &br()だって、もう貴女を苦しませたくないから &br() &br()先生はそんなことを望んでない――― &br() &br()でも、桜に宿る意思の強さはとても強かった &br() &br()その想いが2年間どこか燻っていた私の想いを動かした &br() &br()きっと、それはあの二人も… &br() &br()アレを理解し解析できるまで、少なくてもあと7年… &br() &br()でも、もう私も諦めない &br() &br() &br()―――妹の「ハッピーエンド」を見せられないでどうして姉が務まるのよ…! &br() &br() &br()5年後… &br()} :156. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/03(木) 16:35:24.67 ID:uKUOt4SKo|&aa2(b,c){聖杯戦争終結から7年後… &br() &br() &br() &br()その出会いは唐突でした &br() &br() &br()???「マトウサクラですね?」 &br() &br() &br()スーツに身を包んだ麗人と言ってもいいのだろう &br() &br()そんな人が私の前に立っていました &br() &br()私には、見覚えがない &br() &br() &br()???「あの男…一体何人の愛人を作れば気が済むのですか…」 &br() &br() &br()溜息を吐くその人 &br() &br()愛人…?一体何のことだろう &br() &br()???「貴女もそうではないのですか?あのイカれた貴族の…」 &br() &br()その人が、言葉を言い切る前に、私はその人の頬を叩いていました &br() &br()きっと、人を叩くのは生まれて初めてだったのかもしれません &br() &br()でも、許せなかった &br() &br()あの人の悪口を言う事は… &br() &br()驚き、目を瞬く、男装の女性 &br() &br()正直、怖い &br()どこか、この人には絶対に叶わないとも思っている &br()それでも私は、虚勢を張りながらその人を睨みつける &br() &br()おじさまだけは私が守るんだから――― &br() &br() &br()「おじさまは、そんな人ではありません――!」 &br() &br()場が、静寂に包まれる &br()ふと、女性の空気が柔らかくなるのを感じる &br() &br()なぜか、笑っているみたいだ &br() &br()???「申し訳ありません、昔の私に似ていたものでして」 &br() &br()バゼット「私は、バゼット・フラガ・マクレミッツ、バゼットと呼んでください」 &br() &br() &br()そうして、語ったのは先生との思い出話 &br() &br()バゼットさんも先生の教え子だったみたいだ &br() &br()どこか意気投合する私と、バゼットさん &br() &br()そして、私は思ってしまう &br() &br() &br()―――あぁ、この人はダメな人だ &br() &br() &br() &br() &br()聖杯戦争から10年後――― &br() &br()} :157. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)} 2012/05/03(木) 16:37:52.09 ID:hDGpPFe80|&aa2(c){会っていきなりダメな人かよwwww &br()} :159. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)} 2012/05/03(木) 16:50:59.95 ID:tWWtOGry0|&aa2(c){流石ダメットさんやでぇ… &br()} :160. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)} 2012/05/03(木) 16:54:14.39 ID:+0H0zFDv0|&aa2(c){いつも通りのダメットさんである &br()} :161. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/03(木) 16:59:06.73 ID:uKUOt4SKo|&aa2(b,c){さて、少し出かけるので、続きはまた今度 &br()5時過ぎにはキャラ製作を &br() &br() &br()10年後のステータス &br() &br()衛宮士郎:家系判定:1(6) 才能判定:6 特性判定:0 【剣】  &br()保有スキル:【衛宮の一族】【魔術使い】【固有結界】 &br() &br()間桐桜:  家系判定:8 才能判定:9 特性判定:9 【虚無】  &br()保有スキル【間桐の一族】【架空元素】 &br() &br()遠坂凛:  家系判定:7 才能判定:9 特性判定:6 【転換】  &br()保有スキル:【遠坂の一族】【宝石魔術】【五代元素】 &br() &br()間桐慎二: 家系判定:8 才能判定:5 特性判定8 特性:【吸収】  &br()保有スキル:【間桐の一族】【錬金術(西洋)】【蟲使い】【翅刃虫】 &br() &br() &br()} //まとめサイト作成支援ツール@wiki http://atwiki.jp/matome/ //編集URL: http://atwiki.jp/matome/editor?url=1401120879d4d7987e4da1888cab41cb56a2311fb0 //掲示板タイトル: //掲示板URL: 1401120879d4d7987e4da1888cab41cb56a2311fb0 :857. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 11:07:03.14 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){第五次聖杯戦争から9年後 &br()聖杯解体闘争まで後1年… &br() &br() &br() &br()先輩と、姉さんが結婚式を挙げました &br() &br()私がいて、兄さんがいて、イリヤさん、エルメロイ先生、ルヴィアさん、バゼットさん &br() &br()本当にささやかな、小さな挙式 &br() &br()私達は魔術師ですけど、私と姉さんの希望で教会にしました &br() &br()やっぱり、ウェディングドレスは女の子の憧れだから &br() &br()魔術師と親交のある教会で挙式を上げる先輩と姉さん &br() &br()とても幸せそうな二人、そんな二人を見ると私も心が暖かくなります &br() &br()私を見た姉さんの顔がちょっとだけ曇りました &br() &br()きっと、まだ気にしてるんだと思う &br() &br()二人で一緒に結婚式を挙げようと言ってくれた姉さん &br() &br()でも、私は首を横に振りました &br() &br()これから一年、とても忙しくなる… &br() &br()もしかしたら、無事に済まないかもしれない &br() &br()それなら、少しでも幸せを感じていて欲しかったから &br() &br() &br()凛「ごめんね、ありがとう桜…」 &br() &br() &br()私は姉さんを抱きしめます &br() &br()最近の姉さんは、私より泣き虫になっています &br() &br()だから、私は姉さんが安心出来るようにこう言います &br() &br() &br()―――来年は、私のことを祝ってね? &br() &br() &br()聖杯解体闘争まであと十二ヵ月… &br() &br() &br() &br()} :860. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 11:26:46.62 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){聖杯戦争から10年後 &br()聖杯解体闘争 &br() &br() &br()桜は何年振りかに日本の…冬木の土地に足を着けた &br() &br()桜だけではない &br() &br()士郎、凛、信二、イリヤ、エルメロイ?世も傍らにいる &br() &br()そして、彼らだけではない &br() &br()ルヴィア、バゼットもまた桜達の願いを聞き入れ、この地に降り立った &br() &br() &br()目的はただ一つ &br() &br()この日の為に、十年間を過ごしてきた &br() &br()冬木に眠る大聖杯の解体 &br() &br()そして… &br() &br() &br()凛「解体の術式、開放の術式も万全だわ」 &br() &br()エルメロイ「後は、儀式を完成させればいい」 &br() &br()ルヴィア「唯、その為にはシェロ、サクラ、貴方達のどちらも欠けてはなりません」 &br() &br() &br()士郎と、桜は頷く &br() &br() &br()桜は、大聖杯を空ける「鍵」として &br() &br()士郎は、大聖杯を全て壊す「鍵」として &br() &br() &br()この聖杯解体に於いて、重要なのはこの二つ &br() &br()今回に限り、協会も黙認した &br() &br()聖杯解体は、協会が正式に出した命令でもある &br() &br()これには、凛達も驚いた &br() &br()エルメロイ?世が言うには、魔道元帥がそれを許可したのが大きいらしい &br() &br()なんでも、「まだ報復を与えていない」と、不思議な事を口にしていた &br() &br() &br()だが、同時に秘密裏に聖杯解体を阻止する魔術師はいるかもしれない &br() &br()根源の到達が叶う手段の一つとしてなら、嬉々として襲いかかるだろう &br() &br()だからこそ、万全を期している &br() &br() &br()桜達は、準備を終え大聖杯が眠る円蔵山の地下大空洞へと潜っていく &br() &br()そして、直ぐに全員が驚愕の眼を開く &br() &br() &br()大空洞を降りたその先には &br() &br() &br()無数の、魔術達の死骸が転がっていた――― &br() &br() &br()直後コンマ ???判定 &br()成功で固有結界発動 &br()解析した神秘:+∞ &br()} :861. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2012/05/13(日) 11:30:37.97 ID:5rOFzTQIO|&aa2(c){どれ &br()} :863. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 11:44:37.11 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){>>861 判定:∞  固有結界発動:無限の神秘(残骸) &br() &br() &br() &br()凛「嘘…でしょ」 &br() &br()凛を初め、場にいる全ての人間が絶句する &br() &br() &br()死骸の転がる先には、白く眩い外套を着た―――― &br() &br() &br()骸骨がいた &br() &br()それは一体ではない &br() &br()二体、三体、四体…一〇体、一〇〇体、一〇〇〇体、一〇〇〇〇体… &br() &br() &br()もはや、数える意味は無い &br() &br() &br()大空洞を埋め尽くさんとする無限の骸の兵達は、その手に様々な神秘を手にしている &br() &br()光眩い騎士王の剣をもっていれば、神牛を繋いだ戦車に跨り、 &br() &br()またある骸は赤き呪いの槍を携え、あたある残骸は幻獣を侍らせる &br() &br()どれもこれも、殆どの者が見覚えがあるのだろう &br() &br()そう、あれは全て貴方が解析した神秘達 &br() &br()1=∞ &br() &br()貴方が無限に神秘を解析すれば、無限の貴方達も神秘を解析する &br() &br()終わらない矛盾、終わらない螺旋 &br() &br() &br()それが、貴方の心象風景を大聖杯が具現化した固有結果―― &br() &br()慎二「冗談じゃないよ!衛宮凛!!どういうことだいこれは!」 &br()凛「私だって解らないわよ…これは固有結界?」 &br()ルヴィア「それにしては、規模も維持も大きすぎませんこと!?」 &br() &br()三者三様にうろたえる &br() &br()当たり前だ、こんなことは誰も予期できない &br() &br() &br()エルメロイ「地脈から吸った魔力を維持に充てているのかもしれない…」 &br() &br()イリヤ「きっとお兄様ならやりかねないわ」 &br() &br() &br()皆の顔が青ざめる… &br() &br() &br()だが、一人だけ臆することなく前に進まんとする者がいた &br() &br() &br()凛「桜!?」 &br() &br() &br()桜は、無限の残骸を前に足を進めて行く &br()そして、また従者である弁慶と共に――― &br() &br() &br()――――先生。今、会いに行きます &br() &br() &br()直後 貴方判定 &br()成功で抑止の… &br()桜の想い:+1 &br()凛の想い:+1 &br()士郎の想い:+1 &br()慎二の想い:+1 &br()イリヤの想い:+1 &br() &br()} :864. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方)} 2012/05/13(日) 11:46:20.47 ID:qKL6pdPAO|&aa2(c){あ &br()} :865. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 12:11:15.41 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){>>864 判定:0  結果:貴方の仕掛け発動(抑止力) &br() &br() &br() &br()???「顔を上げなさい―――シンジ」 &br() &br() &br()一閃の風が骸を粉微塵に吹き飛ばす &br() &br()その手は、祈りの光を集めた最強の幻想 &br() &br()最も尊き聖剣の中の聖剣 &br() &br() &br()慎二「まさか…『セイバー』!」 &br()セイバー「逞しくなりましたね、シンジ」 &br()セイバー「聖杯に招かれた『セイバー』として、また貴方の剣となりましょう」 &br() &br() &br()そう、そこに立つのは噂に違わぬ高潔な武人、誰もが知るであろう騎士王の姿が &br() &br() &br()セイバー「それに私だけではありません」 &br() &br() &br()どこか、含み笑いを浮かべる『セイバー』と &br() &br()響き渡るは雷の蹄 &br() &br() &br()???「「AAAAALaLaLaLaie!!!」 &br() &br() &br()神の血を与えられし神牛が骸を粉々に踏み荒らす &br() &br() &br()凛「まさか…『ライダー』!?」 &br()ライダー「おう、小娘…では無くなったな凛よ、我が盟友よ、良い面構えになった」 &br()ライダー「我が臣下、ウェイバーよ。貴君もまた、余の下した大任をよくぞ成し遂げている」 &br() &br() &br()『ライダー』はエルメロイ…ウェイバーへと身体を向ける、途端に跪くウェイバー &br() &br() &br()ウェイバー「王よ…!ありがたき幸せ!」 &br()ライダー「まぁ…世に知れ渡る『騎士王』と、『征服王』がいればこの程度些細な問題だが…」 &br()ライダー「どうやら、暴れ足りない輩もおるらしいんでのう!」 &br() &br() &br()にやりとする『ライダー』 &br() &br()突如、空間と共に裂ける白骨の兵達――― &br() &br() &br()???「イリヤー!元気してたって…大きくなったじゃない!」 &br()???「ご主人様ー!良妻デリバリー再びお届けに上がりました☆」 &br() &br() &br()紅蓮に上がる炎と、貫かんばかりの氷塊が、骸を塵すら残さない &br() &br() &br()イリヤ「『バーサーカー』!!!」 &br()士郎「『タマモ』!!!」 &br() &br() &br()貴方達を守護するは、人類史上を飾る英霊と、世界そのもの &br() &br()貴方が用意した、貴方へのカウンター &br() &br()桜の直ぐ側には、常に桜を守り続けた優しい影――― &br() &br() &br()アサシン「桜殿…此度、『アサシン』として限界しました、この『アサシン』めをどうかお使い下さい」 &br() &br()???「ありがとう…『アサシン』さん!」 &br() &br() &br()直後コンマ 大聖杯判定 &br()成功で固有結界維持 &br()解析した神秘:+∞ &br()} :866. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県)} 2012/05/13(日) 12:12:14.19 ID:Q9izWXYco|&aa2(c){負ける気がしない &br()} :867. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)} 2012/05/13(日) 12:15:37.11 ID:6sgb3qRGo|&aa2(c){少年漫画のラスボス戦みたいだ &br()} :869. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 12:35:33.15 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){>>866 判定:∞ 結果:固有結界維持 &br() &br() &br() &br()だが、再開の祝いをしている暇は無い &br() &br()更に増え続けるは、無限の骸骨達 &br() &br() &br()ライダー「さて、何ともつまらぬ兵どもだ、なあ騎士王よ」 &br() &br()セイバー「えぇ、これがあの男のなれの果てであったとしても、もっと風情はあったでしょうに」 &br() &br() &br()『ライダー』から光が包まれる、この熱砂の風景、蒼に染め上がる天、そして、控えるは最強の兵団 &br() &br() &br()ライダー「おーい!凛!」 &br() &br() &br()『ライダー』は、背中で凛を呼ぶ &br() &br() &br()ライダー「よくぞ、諦めなかった。それでこそ、我が友よ」 &br() &br()凛「当たり前じゃない!―――任せたわよ『ライダー』」 &br() &br() &br()そして一人、『ライダー』へと侍る男 &br() &br() &br()ウェイバー「王よ、もう追いていくと言うのは無しにして頂きたい」 &br()ライダー「よかろう、ウェイバー!余と共に、皆と共に!この風景を焼きつけよう!」 &br() &br() &br()貴方の世界が、『ライダー』に侵食される &br()無限の骸を飛ばすは、『ライダー』と、彼が統べる勇士たちが駆け抜けた大地 &br() &br() &br()ライダー「目も口も耳も持たぬ、骸の兵よ。ならばその身に刻み込め!」 &br()ライダー「これぞ!我が王道!我が至宝!イスカンダルたる余が誇る最強宝具!」 &br()ライダー「『王の軍勢なり』!!!」 &br() &br()『 然り! 然り! 然り! 』 &br() &br() &br()熱砂の野原に広がるは、歴戦を潜り抜けた兵士達 &br() &br()一人、一人が一騎当千の古兵 &br() &br()なれば、数への不利は無し―――! &br() &br() &br()ライダー「此の度の戦!最果ての海を目指すものではない!」 &br()ライダー「誰もが祈る幸福へと手を伸ばし、足掻く者たちへの試練!」 &br()ライダー「ならばこそ、我ら無双の軍勢がその梅雨払いをしようではないか!」 &br() &br()『 然り! 然り! 然り! 』 &br() &br()その熱量を極大させる『ライダー』と軍勢 &br()熱量が無限を越えた時、『征服王』の号令が降される &br() &br()ライダー「蹂躙せよ!」 &br() &br()『 AAAAAAAALaLaLaLaLaLaLaie!!! 』 &br() &br() &br()征服王の、一夜限りにして、三度目の’夢’が始まる &br() &br() &br() &br()―――そして、残された者達は、先へと進んでいかんとする &br() &br() &br() &br()直後コンマ 大聖杯判定 &br()成功で固有結界維持 &br()解析した神秘:+∞ &br()} :870. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)} 2012/05/13(日) 12:37:07.97 ID:AWk9r2iuo|&aa2(c){あ &br()} :871. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 12:54:42.22 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){>>870 判定:∞ 結果:固有結界維持 &br() &br() &br() &br()征服王の固有結界により、消滅した骸達…と思われたが &br() &br() &br()「――――――」 &br()「――――――――――――」 &br()「―――――――――――――――――――」 &br() &br() &br()尚も、無限に増殖するは無限の骸達 &br() &br() &br()タマモ「うぇー…あれならまだアメーバの方が可愛げがありますねー…」 &br() &br()バーサーカー「でも、ストレス発散になりそうね」 &br() &br() &br()どこか、緊張感に欠ける二人の会話 &br() &br() &br()だが、その骸に一つだけ異彩を放つカタチが存在した &br() &br()肉があり、ヒトの形をもち、その右手には煌めく騎士王の聖剣が――― &br() &br() &br()セイバー「皆さんは先に―――」 &br() &br()慎二「行けよ、桜」 &br() &br()バゼット「ここは、私達が食い止めます」 &br() &br() &br()慎二、バゼット、『セイバー』が桜達を先へと促した &br() &br() &br()バゼット「あの肉つきは、私と、間桐君で相手をします」 &br() &br()セイバー「わかりました、御武運を―――」 &br() &br()慎二「先生、10年前は何も出来ませんでしたが…」 &br()慎二「今日こそは、見てもらいますよ…僕の成果を!」 &br() &br() &br()徐々にその数を増やしていく骸の兵隊 &br() &br()その数は、天の逆月にまで達しよう &br() &br()だがその身を震わし覚悟せよ無数の残骸 &br() &br()汝らが刻むのは目映い剣 &br() &br()紺碧と白銀の戦装束に身を包んだ理想の具現 &br() &br()―――ここに &br() &br()未来を願い、過去を振り切った、最強にして不落の――― &br() &br()約束された勝利を手にする者が存在する &br() &br() &br()セイバー「此処へと至れる者は、未来の祝福を願う者達だけが手にする権利だ」 &br()セイバー「私にも、貴様らにも踏みにじる余地は無い」 &br()セイバー「それを、”無謀”と嘲笑うなら―――」 &br()セイバー「その”醜態”ここで払わせよう―――!」 &br() &br() &br()『セイバー』の光が洞窟を照らす中 &br()慎二は、後ろを振り向かず、桜に一言だけ声を掛けた &br() &br() &br()―――桜、幸せになれよ &br() &br() &br()直後コンマ 大聖杯判定 &br()成功で固有結界維持 &br()解析した神秘:+∞ &br()} :872. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)} 2012/05/13(日) 12:55:18.23 ID:AWk9r2iuo|&aa2(c){はいじゃないが &br()} :874. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 13:15:31.24 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){>>872 判定:∞ 結果:固有結界維持 &br() &br() &br() &br()大聖杯までは後少し…走り続ける、桜とその一行 &br() &br() &br()だが、イリヤと凛、ルヴィアがその足を止める &br() &br()尚も、後ろから迫るは、無数の骸 &br() &br() &br()イリヤ「行きなさい、サクラ」 &br() &br()ルヴィア「えぇ、必ずやタイトルを掴みなさい」 &br() &br() &br()それに呼応するかの如く、振り返る『バーサーカー』と『キャスター』 &br() &br() &br()バーサーカー「そろそろ、私も動きたいし、飛ばすわよ、イリヤ!」 &br() &br()イリヤ「やっちゃえ『バーサーカー』!」 &br() &br()タマモ「ご主人様が、そこの赤いのとどうなってるかについては後でたっぷり問いただせて貰いますね」 &br() &br()タマモ「ですが、今はちょっとだけ本気モードで行きますよ!」 &br() &br() &br()士郎はどこか苦笑して、凛は、少し気まずそうにしている &br() &br()『キャスター』と『バーサーカー』が桜へと声を掛ける &br() &br() &br()タマモ「桜さん、女は度胸です!ファイトです!ついでにもう一つファイトです!」 &br() &br()タマモ「男性の趣味は…ごにょごにょですがー…恋する乙女なら同盟ですよ!」 &br() &br()バーサーカー「私ね、IFとか、もしもって大好きなの」 &br() &br()バーサーカー「それが今、現実になるならちょっと…本気出すわよ」 &br() &br()バーサーカー「だから、あなたも頑張りなさい」 &br() &br() &br()静かに頷く桜 &br() &br()そして、また走り出す &br() &br()凛「 桜!!! 」 &br() &br()凛が、大きな声を上げて桜を呼びとめる &br() &br()振り返る桜 &br() &br()凛はどこか晴れた笑顔を迎えている &br() &br() &br()凛「次は、貴方の結婚式なんだから」 &br() &br()凛「しっかりやんなさいよ」 &br() &br() &br()桜も笑ってしまう、やはり姉は姉だと… &br() &br() &br()―――はい、姉さん &br() &br() &br()先に進むと分かれ道があった… &br()桜の選択 &br()1.士郎と別れる &br()2.ランサーと別れる &br() &br()↓2 &br()} :875. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)} 2012/05/13(日) 13:18:37.83 ID:AWk9r2iuo|&aa2(c){1 &br()} :876. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2012/05/13(日) 13:21:49.95 ID:pdbLkiw+o|&aa2(b,c){1 &br()} :877. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/13(日) 13:41:50.53 ID:e/mccEjmo|&aa2(b,c){>>876 選択:1  結果:士郎と別れました &br() &br() &br()士郎「俺はこっちから行くよ」 &br() &br() &br()若干、険しそうな道へと掛けて行った士郎 &br() &br()髪は、白くなり、肌も浅黒いが、根は変わってないようだ &br() &br()桜は、『ランサー』と『アサシン』を連れて行く &br() &br() &br()徐々に見えてくるのは、『ダンサー』が破壊した大聖杯への入口… &br() &br()???「よくぞ、此処まで来た」 &br() &br()背筋を、鋭利な刃物でなぞられた様な感覚にざわめく桜 &br() &br()声の聞こえる方向へと振り向けば、そこにいるのは黒きカソックに身を包んだ亡霊… &br() &br() &br()綺礼「一度は諦めたアレの産声をまた聞けるかもしれないと思えば」 &br() &br()綺礼「地獄からでも這いあがれる者だ」 &br() &br() &br()桜は、驚かない &br() &br()予感はあったのだ &br() &br()―――この男が邪魔をする、と &br() &br()直後、綺礼の背後へと『アサシン』が迫る &br() &br()黒く塗られたダガーが綺礼の首を寸断する &br() &br()だが、それは叶わない &br() &br()綺礼の手にした黒鍵がダガーを挟む &br() &br()アサシン「桜殿、此処はハサンめにお任せを」 &br() &br()桜は、強く頷く &br() &br()きっと、『アサシン』さんなら大丈夫 &br() &br()ずっと私を守ってくれた『アサシン』さん &br() &br() &br()―――私は、信じます。だから、絶対にまた会いましょう &br() &br()その信頼、必ずや――― &br() &br()そして、弁慶と共に走り去る桜 &br() &br()『アサシン』は、それをただ見送る &br() &br()髑髏の仮面からでは表情は伺えない &br() &br()綺礼「まさか、この身でサーヴァントを相手にするとは」 &br() &br()綺礼「骨が折れる」 &br() &br()アサシン「暗殺者如きのこの私が」 &br() &br()アサシン「怪物退治の誉れを頂けるとはな」 &br() &br()アサシン「この身に勝る幸福など無い」 &br() &br() &br()綺礼の黒鍵と、アサシンの『ダガー』 &br()両者が火花を散らし、交差する &br() &br() &br() &br() &br()>>1「休憩します」 &br()} :888. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 22:57:41.23 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){最近、研修が激しくて再開できず申し訳ありません。 &br()マッドアフター続き &br() &br() &br() &br() &br() &br() &br()士郎は駆け足で険しい地下の通路を進む &br() &br()通路の先に開けた空洞が広がる &br() &br() &br()「貴様が来たか、偽物」 &br() &br() &br()士郎の前に現れたのは金色の鎧を身に纏まった英雄 &br() &br()英雄王ギルガメッシュ &br()ギルガメッシュから発する気は、明らかに受肉しているものである &br() &br() &br()「ギルガメッシュ…!」 &br() &br() &br()士郎は双剣を構えて相対する &br() &br()士郎の頬から汗が伝う &br() &br()好くて相討ち &br() &br() &br() &br()所詮、英雄ではない自分では――― &br() &br() &br() &br()直後コンマ:???判定 &br()成功で… &br() &br()右に避けろ:+4 &br()} :889. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2012/05/16(水) 22:58:06.87 ID:fzLrPIuco|&aa2(c){ほい &br()} :890. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 22:59:31.76 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){>>889 判定:     結果:増援 &br() &br() &br() &br() &br() &br()「己の未熟さに嘆くのは勝手だが、その前に右に避けろ」 &br() &br() &br()英雄王へと放たれる一条の矢 &br() &br()ギルガメッシュは、鬱陶しくその矢を払う &br() &br() &br()「『アーチャー』!?、どうして此処に!?」 &br() &br()「貴様に話す義理はない、さっさと行け」 &br() &br() &br()相変わらずの辛辣さ &br() &br()だが、今はこれほどまでに頼りになるのではないだろうか &br() &br() &br()「助かる…」 &br() &br() &br()『アーチャー』に背を向け立ち去っていく士郎 &br() &br()それを見送る『アーチャー』の顔はどこか楽しげだ &br() &br() &br()「自ら絶望に足を踏み入れ、狂ったか『偽物』」 &br() &br()「何、己の甘さにとことん嫌気が刺しただけさ」 &br() &br()「為らば、潔く我に殺されるか?」 &br() &br() &br()『アーチャー』は笑う &br() &br()それは先程のような見送る笑顔ではなく &br() &br()いつものように、どこか不敵な、余裕を持った――― &br() &br() &br()「随分と、慢心しているようだが一つ忠告しよう」 &br() &br() &br() &br()―――既に景色は変わっている &br() &br() &br()紅く暮れる空を見れば、錬鉄を続ける巨大な歯車 &br() &br() &br()枯れた大地を見下ろせば、無数に突き刺さる剣の丘 &br() &br() &br()―――行くぞ、英雄王。武器の貯蔵は充分か? &br() &br() &br() &br() &br()} :892. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 23:03:50.85 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){大空洞の入口 &br() &br() &br()慎二の挑戦は苛烈を極めていた &br() &br()無限の残骸が神秘を携える &br() &br()そして、率いるのは肉を持った貴方のカタチをした『人形』 &br() &br()幸い残骸は『セイバー』の奮闘で持ち堪えている &br() &br()慎二が、蟲を操り『人形』を喰い破かんとする &br() &br() &br()「――――」 &br() &br() &br()『人形』は広域に魔術を展開して蟲を焼き尽くす &br() &br()また、死角から襲いかかるバゼットの攻撃も、境界外套の堅牢さを貫けない &br() &br()そして『人形』から振るわれるのは騎士王の聖剣 &br() &br()攻防共に、隙を持たない『人形』は十年前と変わらない &br() &br()慎二も、バゼットも共に煤にまみれ、埃にまみれ &br() &br()拵えた高級なスーツは台無しだ &br() &br()だが、その闘志は更に燃え上がる &br() &br() &br()「ねぇ、アンタの奥の手でさぁ…「アレ」倒せるんだよな?」 &br() &br()「あれが、【宝具】を解放すれば」 &br() &br()「ですが、『人形』であったとしても、したたかな面は変わらないようですね」 &br() &br() &br()『人形』は聖剣を手にしているが、その真名を解放してはいない &br() &br()『人形』が真名解放出来るかどうかも解らない &br() &br()だが、出来なくても攻防共に優れた『人形』には不利はない &br() &br() &br()直後コンマ:慎二VS『人形』 &br()1に近いほど慎二優勢 &br()9に近いほど『人形』優勢 &br() &br()連携:-1 &br()翅刃虫:-1 &br()} :893. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2012/05/16(水) 23:04:11.78 ID:fzLrPIuco|&aa2(c){ほい &br()} :895. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 23:07:39.47 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){>>893 判定:6 結果:『人形有利』  次回宝具判定 &br() &br() &br() &br()慎二とバゼットの二人掛かりの連携を持ってしても、『人形』を貫けない &br() &br()汗を拭い、スーツの誇りを叩く慎二 &br() &br() &br()「全く、本当にダメなヤツだねぇキミh…」 &br() &br() &br()何か言い終わる前に鼻を押さえる慎二 &br() &br()さも、当然と言ったように涼しい顔のバゼット &br() &br()慎二から鼻血が綺麗に垂れている &br() &br() &br()「ちょっと! ちょっと! ちょっと!」 &br() &br() &br()鼻を押さえて抗議する慎二、はて?と首を傾げる &br() &br() &br()「いや!今、殴ったよね?僕の顔殴ったよね?」 &br() &br()「僕じゃなきゃ死んでたよ!マジでさぁ!」 &br() &br() &br()慎二がバゼットに喚いているところを襲いかかる『人形』 &br() &br() &br()直後コンマ:『人形』判定 &br()成功で宝具 &br()解析した神秘:+3 &br()} :896. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2012/05/16(水) 23:07:50.37 ID:fzLrPIuco|&aa2(c){ほい &br()} :900. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 23:11:17.72 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){>>896 判定:0 結果:クリティカル ※約束された勝利の剣解放 &br() &br() &br() &br() &br()「―――――」 &br() &br() &br()『人形』の右手から強烈な魔翌力…聖剣から光が収束されていく &br() &br()『人形』が大きく振りかぶり、標的である慎二とバゼット &br() &br()だが、その足が止まる &br() &br()足に絡みつく、巨大な百足のカタチをした蟲 &br() &br() &br()「とっておきってやつを見せてあげるよ」 &br() &br() &br()慎二は、ポケットから鉱物を取り出すと、『人形』に向けて投げる &br() &br()当たった瞬間、粉々になる鉱物 &br() &br()空気を漂いながら、粉が『人形』の外套に触れると… &br() &br() &br()「――――!?」 &br() &br() &br()徐々に、外套が劣化していく &br() &br() &br()「僕の創った新作の蟲でね」 &br() &br()「バクテリアが凶暴になったようなものさ」 &br() &br() &br()慎二の用いた蟲は、微生物クラスの大きさで、魔翌力を基に活動する &br() &br()境界外套も、魔翌力で編まれた礼装 &br() &br()まさに、蟲にとって恰好の得物 &br() &br() &br()直後コンマ: バゼット判定 &br()クリティカルで… &br()斬り抉る戦神の剣:+9 &br()} :901. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします} 2012/05/16(水) 23:11:28.09 ID:fzLrPIuco|&aa2(c){ほい &br()} :905. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 23:23:38.50 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){>>901 判定:0 結果:クリティカル フラガラック発動 &br() &br()※本編でもクラスB以上の宝具は全て判定:+9になるのでどうぞ選んでください &br() &br() &br() &br()だが、食い破らんとする蟲に構わず、宝具を解放する『人形』 &br() &br()今まさに、慎二達へと光の奔流が向けられる―――! &br() &br() &br() &br()「やっぱり、『人形』如きじゃこの程度だねぇ」 &br() &br()「全く、歯ごたえも何も無い」 &br() &br() &br()既に、バゼットの手には、己が持つ、最強の切り札が帯電している &br() &br() &br()拳を握り、標的の心臓へと構える &br() &br() &br()「”後より出て先に断つもの”」 &br() &br() &br()囁きかけるように、バゼットは球体に息吹を掛ける &br() &br() &br()「”斬り抉る戦神の剣”――――!」 &br() &br() &br() &br()からん―――と落ちる『人形』が手に持った聖剣 &br() &br()徐々に、身体を蟲に蝕まれていく『人形』はただ一言も発さぬままその形を無にしていった &br() &br() &br() &br()「後は、任せたよ…衛宮」 &br() &br()「必ず、あの人を救ってあげなさい」 &br() &br() &br() &br()戦況選択 &br()1.士郎&桜 &br()2.『アサシン』VS言峰綺礼 &br()3.『アーチャー』VSギルガメッシュ &br() &br()↓2 &br()} :906. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)} 2012/05/16(水) 23:24:13.81 ID:p7S02wlzo|&aa2(c){2 &br()} :907. &aa2(#008000){VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)} 2012/05/16(水) 23:24:21.13 ID:Y0XX4Bsbo|&aa2(b,c){3 &br()} :908. &aa2(#008000){◆G0vndwBJQ.} 2012/05/16(水) 23:25:59.53 ID:jVkOhpOFo|&aa2(b,c){>>選択:3 結果:『アーチャー』VSギルガメッシュ &br() &br() &br()今日は、ここまでにします。 &br()お疲れさまでした。 &br() &br()しまった…7代目のことすっかり忘れてた! &br() &br()明日には…更新再開d(ry &br()}

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。