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  • デジタルバスターSecond 第5話
    周りに草原が広がり、広大な自然がある世界。 俗に言うファンタジー世界にいけたらいいなと思ったことがある。 だけどまさかさ… 『以前行ったことがある』とは思わないだろ普通。 第5話 ghost ~亡者~ 前回のあらすじ 野宿を繰り返していた真とヴェルモンだったがやっとのことで町に辿り着く。 だがその町はテッカモンによって支配された町だった。 ヴェルモンたちはコスモモンと協力してテッカモンを倒し、町を後にするのであった。 最近あいつが付き合い悪い。 そう思ったのは何時だろうか。 気が付くと彼はいつも一人でごろごろとしていた。 「ったく…最近いっつもすぐ帰るし…何やってるんだあいつ?」 ひたすらごろごろする。他にすることもなし、勉強なんてもってのほかだった。 「あーあ…こんなことならファンタジーの世界に行ってみたいよ…」 だがそんなことあるはずが無...
  • デジタルバスターSecond 第3話
    すべてを失った。 すべてが消えてった。 そして今残っているのは… 一体、何なのだろう。 第3話 function ~機能~ 前回のあらすじ 真は状況を知るためにヴェルモンの町へと向かう。 だが彼等がついたとき、町は壊滅状態となっていた。 町を襲ったリーダー相手に苦戦するヴェルモンだったが進化することでそれを倒した。 そして彼等は町を離れ、旅をすることになった。 彼等が旅を始めて早数日。 彼等はとある荒野を歩いていた。 「しかし前に草原があったと思ったらいきなり荒野だもんな…」 「ここはそういうところだ。他にも森を抜けたら雪山なんてものあるな」 比較的落ち着いて歩いている二人。 旅を続けるうちにお互いを理解できたようだ。 「うげ…やだなそれ…」 「まぁ慣れればたいしたこともないだろ…」 しかし彼等の会話は乏しい。 それもヴェルモンが問題...
  • デジタルバスターSecond 第6話
    今はまだ勝ち続けていられる。 だがもしもっと強力な敵が来たらどうすればいいのだろう。 俺に勝てない敵が出てきたら? 何か…武器でもあれば… 第6話 armaments ~武装~ 前回のあらすじ 以前の記憶を失い普通の子どもとして生活していた良平は再びDWへと飛ばされてしまう。 亡者から逃げ延びた良平はそこで片腕を失った天使と出会う。 そして森を出た良平は天使の命を受け継いだフラモンと共に旅をすることになった。 町を出てから早数日。 真とヴェルモンは広大な草原を歩いていた。 「しかし…見渡す限り何もねぇな…」 「その分敵が来てもわかりやすい。問題は無いだろ」 「ま、そりゃそうなんだけど…」 ヴェルモンの顔は依然として暗いままである。 そのとき、突然地面が揺れだした。 「っと…また地震か?!」 「最近多いな…何かあったのか?」 この辺りに来...
  • デジタルバスターSecond
    第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話
  • デジタルバスターSecond 第4話
    心の傷はなかなか癒えない。 俺にはそんな力はない。 俺には何も無い。 俺に出来ることって何だろうか。 第4話 pride ~誇り~ 前回のあらすじ 町を離れ荒野を旅する二人にセーバードラモンが襲い掛かる。 空を飛ぶ相手に苦戦したが機転を利かせ勝利した。 「なぁ…町まだかよ…」 ひたすら荒野を歩く二人。 旅に慣れてない真にとって連日の野宿は辛かった。 「もうすぐだ…そろそろ見えてくる」 ヴェルモンの言うとおり、微かだが町並みが見えてきた。 それは少し大きくにぎわった町であった。 「本当だ…さっさと行こうぜ!」 「お、おい!」 二人は町に向けて走り出す。 だが彼等はその後ろにいる存在に気づくことは無かった。 「例の奴等が入った…作戦を決行せよ」 「ようこそ我が町へ!」 町に入ったとたん、二人は突然歓迎された。 疲れていた真はそれ...
  • デジタルバスターSecond 第9話
    この世界は俺だけしか人間がいない。 少なくともこれまで他の人間を見たことが無い。 だから少しだけ孤独感を感じていた。 人の温もりに…飢えてたのかもしれない。 第9話 Village ~集落~ 真とヴェルモンはとある草原を歩いていた。 目的地などありはしない。もともとこの旅にゴールなど存在しないのだから。 彼等はただひたすら歩いていた。その先に何かがあることを信じて。 「で、町はまだかよ…」 「町とはいえないが…この先にとある集落がある。そこで少し休めるだろ」 滅んでしまった町から遠く離れ、異郷の地を歩く二人。 ヴェルモンが負ってしまった傷は深い。 だが最近はその傷も少しずつ癒えてきている。 それだけでも旅をした意味があっただろう。 「集落って…どんなところだ?」 「たしか…二つの集落があって毎年決まった時期に争ってるそうだ。そういえばそろそろその時...
  • デジタルバスターSecond 第2話
    何でこんなところにいるのか。 何でこんなことになったのか。 さっぱりわからないが、これだけはわかる。 どうやら厄介なことになったようだ。 第2話 travel ~旅~ 前回のあらすじ 真が目覚めた場所は見知らぬ場所であった。 戸惑いながらも歩いていた真はヴェルモンと出会う。 その時突如サイクロモンに追いかけられるも危機を脱出した。 「で、結局なんなわけ?」 危険を回避できた真は早速疑問を投げかける。 「何が?」 「だからここって何なの?」 ヴェルモンはため息をつきつつそれに答えた。 「一応説明しとくけど…ここはDWって言って俺やサイクロモンみたいなデジモンが暮らしてる世界だ」 「世界だって…じゃあ何で俺がいるんだよ」 「知るか!こっちが聞きてぇよ!」 仲が悪いのは相変わらずである。 彼等は現在ヴェルモンの住む町に向かっている。 とにか...
  • デジタルバスターSecond 第7話
    自分に力なんてない。 自分には何も出来ない。 自分には何も無い。 自分には… 第7話 dream ~夢~ 前回のあらすじ 草原を進んでいた真とヴェルモンはマメモンと出会うが地震により地面が抜け落ちてしまう。 マメモンの爆弾貯蔵庫の通路についた彼等は元凶であったサラマンドラモンを倒し、先へと進むのであった。 森林付近。すでにあたりは薄暗くなっており、彼等はここで野宿をすることにした。 「しっかり休んどけよ…歩きっぱなしだからな」 そういってヴェルモンはすぐに横になった。 今までは他人を気にすることの無かったヴェルモンだが少しは余裕が持てているようだ。 「あぁ…おやすみ」 「おやすみ」 ヴェルモンの方から静かな寝息が聞こえる。 その寝顔はとても安らかだった。 「…一体どんな夢見てるんだろな」 その顔を見るととても微笑ましくなってくる。 真は...
  • デジタルバスターSecond 第8話
    生き物は成長して大きくなる。 子どもの場合それは特に大きい。 成長は大切なものだ。 ただ…これはちょっと早すぎないか? 第8話 growth ~成長~ 前回のあらすじ 夜、野宿をしていた真は夢の中で過去を思い出していた。 「ん…ぁ…よく寝た…」 とある町で、良平たちは宿をとっていた。 フラモンはまだ戦うことが出来ない。 まだ戦えるレベルまで『成長』していないからだ。 今のフラモンは生まれたばかりの赤子同然。戦えるわけがない。 故にフラモンが成長するまで近くの町で暮らしていた。 「おいフラモン…起きろよ」 そして、赤子の成長はとても早い。 良平がフラモンの方を向くとそこにはフラモンに似た何かがいた。 羽の生えた丸い体になにやら妙な突起物が付いていた。 「んぁ…おはよ…良ちん…」 「…で、俺はお前のことを何て呼べばいいんだ?」 「今...
  • デジタルバスターSecond 第1話
    道の真ん中。 『鉄のかたまり』が迫ってくる。 逃げられない。間に合わない。 そして、その体は空に舞った。 第1話 opening ~開始~ 少年が目覚めた場所。それは見たことの無い場所だった。 広大な草原。澄んだ空気。 そして大きな空。 彼には全くといって良いほど見覚えが無い場所だった。 「…ええと…名前は西野 真(にしの まこと)、11歳の小学生…よし、自分のことは覚えてるな」 別に記憶喪失ではなかった。 だとすれば一体どうしてここにいるのか。 彼には検討もつかない。 「確か…携帯が届いて…茜に見せようとして…そのあと…その後が思い出せないんだよな…」 ともかくここから早く移動しなくてはいけない。 彼はそそくさと移動し始めた。 「しかし…本当に何も無いな…」 歩いて数分。本当に草原しかない。 彼はそろそろ飽きてきた。 「家もないし森...
  • デジタルバスターSecond 第10話
    戦いあう二つの集落。 そしてそこに訪れる二人。 そこに待つのは果たして何か… 物語がまた一つ、動き出した。 第10話 Protection ~擁護~ 前回のあらすじ 旅を続けていた真とヴェルモンはとある集落『犬の里』に辿り着く。 そこで近くの集落である『猫の園』との対抗戦に出てほしいと頼まれた。 その頼みを引き受けた二人は対抗戦にとあるものをつけて出場することになった。 「さぁ始まります『犬の里』VS『猫の園』の対抗戦!今年はなにやら不穏なムードに包まれており、激しい戦いが予想されるでしょう!」 司会者のアナウンスと共に辺りから喝采が浴びせられる。 どうやら近くの町の住人達が見物に来ているようだった。 「さて、それでは両選手の入場です!」 その言葉と共に互いの陣営から二人組みが出てくる。 『犬の里』陣営からは真とヴェルモン。しかしその姿は… ...
  • デジタルバスター外伝 バルトモンの章 前編
    広大な草原… ここに、一人のデジモンがいた。 その名は、バルトモン。 これは、バルトモンの戦いの物語である。 デジタルバスター外伝 バルトモンの章 前編 バルト「ふぅ…さすがに広いな…」 ワイバーモンと別れ、一人で旅を始めたバルトモン。 さまざまな所を旅し、現在は広い草原の上に立っていた。 バルト「さてと…」 彼は考えていた。自分が何者であるかを… 彼は探していた。自分の記憶を… バルト「…またか…」 そして旅の中で、戦うことも少なくなかった。 何もしていない彼に対し、何故か襲ってくる者たち。 彼は初め何故自分を襲うのかを聞いた。しかし、今ではそれはない。 なぜなら、彼等は自分というものを持っていなかったからだ。 サンダーボール「ビビビ…」 サンダーボールモン。全身磁石で体から何時も電気を放出している突然変異型デジモン。必殺技はサンダーボルト。...
  • デジタルバスター外伝 バルトモンの章 後編
    ある小さな洞穴の中。 そこにバルトモンは寝かされていた。 そこが何処かは分からない。 彼は、生き残ったのだ。 デジタルバスター外伝 バルトモンの章 後編 バルト「…ここは」 ???「目が覚めたか」 バルトモンは目を覚ます。 そこには、仮面を付けた天使のようなものがいた。 バルト「あの…あなたは?」 ジェミニ「自己紹介が遅れたね、私はジェミニモン…スターレジェンズの一人だよ」 ジェミニモン。常に仮面をつけている天使型デジモン。必殺技はアナザーディメンション。 バルト「はぁ…どうもです」 彼は死んだと思っていた。 しかし、彼は生きている。 生きていた喜びと死にかけた悔しさ。 彼の心は複雑な心境であった。 ジェミニ「しかし…君の右腕、相当なものだね」 彼は改めて気づく。彼の機械の右腕は粉々に砕け散っていたのだ。 当然、今の彼には戦う術はない。今後...
  • デジタルバスター第79話
    カオス「消滅せし混沌<カオスブレイク>!」 カイザー「消失覇道<カイザーブレイダー>!」 二つの波動がぶつかり合う。そして… 辺りは光に包まれた。 最終話 平穏 『私は今、DWでこの日記を書いています。  あの戦いが終わって、私は一度元の世界に帰ることが出来ました。  雪名のD・フォンは無理をしすぎたためか壊れてしまい、今ではDWでの記憶が無いまま平和に暮らしています  そしてDWでは現在荒れてしまった場所の復興作業が始まっていました』 ストーグ「おいスレイブモン、こっちに木材頼む!」 ネズッチュ「スレイブモン、こっちにもお願いするッス!」 スレイブ「オラをこき使うなダギャ!」 あの戦いを生き残った彼等は復興作業をしていた。 ストーグ「しかしよくお前生きてたな?てっきりすぐにお陀仏かと思ったぞ?」 ネズッチュ「どっかのでくの坊と違ってこっ...
  • デジタルバスター第32話
    ???『この研究所も元々これらのものだったのをいただいたのだ。機械型デジモンってのは楽でな、頭をちょっと弄れば人形となるんだ』 誡「他人を何だと思ってるんだ!」 ???『お前達が何を興奮してるのか我輩にはわからん…まぁいい、テストを開始しよう。やれ、アンドロモン』 アンドロ「了解…」 第32話 憎しみ 前回のあらすじ 目をさました誡はバルトモンと再会、パイシーモンと出会った。 突如現れた通路の先でアンドロモンが現れ、戦うことになった。 アンドロ「攻撃…開始」 腕の銃口から火花が散っていく。 誡「ウワッ!」 バルト「チッ…」 パイシー「クゥ…」 止まない銃撃。それは誡たちを疲労させていった。 パイシー「三人がかりでこれとは…ちょっとまずいね…」 誡「どうしたら…」 バルト「仕方ない、こいつを…」 バルトモンはゆっくりと包帯を解いていく。 ...
  • デジタルバスター外伝 星の戦士たち 第四章
    戦いはいつも非常なもの。 そんな戦いに私は身を投じている。 すべては平和の為に。すべては平穏の為に。 デジタルバスター外伝 第四章 乙女座 キャンサーモンとの戦闘の同時刻。 廊下には別の戦いが行われていた。 「へぇ…流石は念動力者だね」 仲間達を裏切ったパイシーモン。 城へ乗りこんだアリエスモンとバルコモン。 彼等の戦いは膠着状態となっていた。 そう、『互角』だった。 本来実力が互角なはずの彼等だが2対1で互角だった。 「大丈夫ですかバルゴモン」 「えぇ…ですが彼は…」 「どうやら何か力を与えられたようですね…」 パイシーモンの体は黒く染まっていた。 パイシーモンが放つ骨を押し返すもその強靭な体に阻まれてしまう。 そして徐々に彼等の疲労は溜まっていた。 「このままでは…こちらが不利です」 「えぇ…ですが、負けるわけには行きませんよ!」 ...
  • デジタルバスター外伝 星の戦士たち 第二章
    戦いっていうのはいつも非常なものだ。 誰かが勝つかわりに誰かが負ける。それは当たり前のこと。 だがまぁ…こんなことになるとはな。 デジタルバスター外伝 星の戦士たち 第ニ章 牡牛座 「いや、しかし先にお前と合流できてよかったよ」 とある山岳地帯を獣人と馬人が歩いていく。 獣人の名前はタウラスモン。巨大な体と太い角をもつ。 彼はまだ半人前のころから戦士の一員として戦ってきた。 今回は各地に散らばっていた仲間を集めるために旅をしている。 道中合流できたサジタリモンと共に現在ジェミニモンの下へと向かっていた。 「しかしジェミニモンは何処にいるんだ?」 「あぁ…聞いた話によるとだな、何でもこの先の洞窟で一人精神修行をしてるんだと」 「なるほどな…僕はあまり知らないのだが、ジェミニモンはいつもそうなのか?」 「そうだな。いつも仮面を付けてて何考えてるのかさっぱ...
  • デジタルバスター外伝 星の戦士たち 第三章
    あの日、私は目覚めた。 戦うため。そしてこの世界を守るため。 そのためなら…私は死を恐れない。 デジタルバスター外伝 星の戦士たち 第三章 水瓶座 朝焼けの森の中。戦士たちが集結していた。 彼等の表情は皆険しい。大切な仲間の半分がいなくなってしまったのだから。 「結局ここにこれたのは三人…」 「二人が戦死、三人が裏切ったわけですからね…」 彼等を裏切り、町を襲った者達。 そしてそれから町を守るために死んでいった者達。 「あいつ等は…絶対に許さない!」 そして、生き残ってしまった者達。 彼等の最終決戦が始まろうとしていた。 「みなさん…よく集まってくれました」 「来ましたか…アリエスモン」 三人の下へ彼等のリーダーとも呼べる二人が来る。 「バルゴモン、アクエリモン、サジタリモン…ご無事で何よりです」 「ライブラモン…子供達は?」 「皆戦いに参...
  • デジタルバスター第15話
    スネイク「どうした?」 龍「…てめぇ…」 剛輔「貴様は…潰す!」 ミラージュ「このミラージュモンの幻想…思い知るが良い。」 第15話 武装 前回のあらすじ 龍は突然ただの岩がクワガ-モンに見え、春名達とはぐれてしまう そして偶然剛輔達と会ったが、剛輔と共にミラージュモンの幻想にとらわれてしまった。 龍「お前もずいぶん汚いことするな!」 龍の目の前に映ったのはトラップマスタースパイダモンだった。 剛輔「貴様…今度こそ逃がさん!」 そして剛輔の前に見えたのはミラージュモンであった。 スネイク「剛輔、どうした!奴はここにはいない!」 剛輔「…貴様!」 龍「こん畜生!」 二人は殴り合った。二人には目の前にいるのが敵だと思っているのだ。 スネイク「そんな…判断力まで鈍っているのか…」 剛輔「貴様に俺の事を知る権利は無い!」 龍「さっさと諦めたらど...
  • デジタルバスター第2話
    龍「な…なんだ…」 ???1「大丈夫か?」 第2話 出会い 前回のあらすじ 突然DWに飛ばされた少年達「浅野 龍(あさの りゅう)」と「水野 誡(みずの かい)」 そして襲いかかってきたクワガ-モンから逃げていたとき、2匹のデジモンに助けられたのであった。 誡「貴方達は…」 ???1「?俺はガンムモン」 ガンムモン。頭に銃が付いているマシーン型デジモン。必殺技はエアロバスター。 ???2「拙者はナイフモンだ」 ナイフモン。右腕がナイフの人型デジモン。必殺技はスラッシュパンチ。 龍「ガンムモンに…」 誡「ナイフモン?」 ガンム「ま、まずはコイツを倒してからだ」 ナイフ「詳しい事はそれからお話したそう」 そう言うと2匹はクワガーモンへ向かっていった。 クワガー「ガァァァァ!シザーアームズ!」 ガンム「へっ!そんな攻撃当たるかよ!」 ナイフ「...
  • デジタルバスター外伝 星の戦士たち 第五章
    希望は前へと進む力となる。 希望は明日を目指す道しるべとなる。 希望はすべてを可能とする心になる。 デジタルバスター外伝 星の戦士たち 第五章 射手座 城内のとある部屋。 そこには仮面を付けた天使がいた。 その名はジェミニモン。 かつて最初期の一人としてスターレジェンズを結成し、今はそれを裏切りここにいる。 「…やっと来てくれたね、サジタリモン」 部屋の戸がゆっくりと開く。 それを開けたのは弓を持つ人馬。 「やはりお前は一人か…」 「君こそ、よく一人になれたね」 だが人馬は答えない。 いや、答える必要が無い。 それはジェミニモンも理解していること。 以前の仲間であった彼等の考えはよくわかっていた。 『サジタリモン、貴方には特別任務を言い渡します』 他の皆が持ち場に付いたとき、アリエスモンは僕に伝えた。 おそらくこの城にジェミニモンも...
  • デジタルバスター第48話
    剛輔「ここまでくればもうすぐか…」 スネイク「あぁ…大分遅れをとってしまったからな…」 剛輔「…行くぞ」 スネイク「あぁ」 第48話 優越 前回のあらすじ クローモンと対峙した龍。2人は戦うことになる。 互角の勝負の中、龍はクローモンを倒し誡を助け出すことに成功した。 剛輔たちがサジタリモンと別れてから数日。プリズムキャッスルのすぐ近くまで来ていた。 剛輔「多分あいつらも近くに来ているだろう…」 スネイク「あぁ、向こうは数が多い分有利だからな」 2人だけでここまで来た。 それは龍たちと出会う前と変わらない。 だが、その中身は変わっていた。 自らの状況を自覚し、成長した剛輔。 もはや彼等に迷いは無い。 剛輔「…どうやら俺たちには近づいてほしくないようだな…」 森の中から何体ものデジモンたちが現れる。 彼等は皆操られ、剛輔たちに襲い掛かって...
  • デジタルバスター第1話
    第1話 始まり ここは人間界… あるひとつの家に二人の少年がいた。 ???1「で、なに?」 ???2「ちょっと見てほしいものがあってな」 ???1「じゃあそれをみせてよ、龍」 この、龍と呼ばれた少年、浅野 龍(あさの りゅう)は、元気活発な少年である。 龍「ああ…」 母「誡、荷物よ」 誡と呼ばれた水野 誡(みずの かい)は龍の親友である。 誡「はーい!ちょっとまってて」 そう言うと誡は下へ行って荷物を取ってきた。 龍「なんだ?」 誡「今開けてみる…携帯?」 その中に入っていたのは一つの携帯電話であった。 龍「あ、それ俺に届いたのと同じだ」 そう言うと龍はその携帯を取り出した。 誡「でもこんな型何処の会社にも出てないし…」 龍「まあいいじゃん、携帯が手に入ったと思えば。それにしてもせっかく自慢してやろうと思ったのに…」 誡「まったく…?メールが入っ...
  • デジタルバスター第21話
    剛輔「貴様…さっきから見てるだけだったな…」 アリエス「えぇ…ところで」 アクア「?なあに?」 アリエス「皆さんの秘密、知りたくありませんか?」 第21話 使命 前回のあらすじ 龍の携帯を探すため再び海岸へと訪れた龍達。そこでスターレジェンズの一人、アリエスモンと出会う。 そしてスレイブモンに襲われた龍達は偶然にも誡達と再開、スレイプモンを倒した。 龍「秘密?」 誡「何なの、それ」 春名「知りたい知りたい!」 剛輔「フン!」 アリエス「あなた方が伝説の4人の勇者だということは知ってますね?」 ガンム「あぁ、龍達はそのために人間界とか言うところから飛ばされてきたんだよな」 龍「おう、そうだぞ」 誡「たしか携帯が届いてそれから…」 春名「あ、私もそうだった」 そういうと3人は携帯を取り出す。 龍「剛輔、お前は?」 誡「たしか貴方も携帯を持...
  • デジタルバスター第54話
    シレイ「愚かな…自ら死を求めるとは…」 ワイバー「ま、マジかよ…」 バルト「何故だ…『誡』…」 誡「…僕は…もう誰かが消えるのを…見たくないから…」 第54話 闇 前回のあらすじ 龍が乗り込んだ隙を突き進入したバルトモンとワイバーモン。 プリズムキャッスル内でデンスモンと戦うも手も足も出なかった。 だが、止めを刺されると思った瞬間、誡がそれを庇ったのであった。 誡「僕は…僕は…」 誡が受けたダメージは相当なものである。 誡はその場に倒れた。 ナイフ「誡殿!誡殿!」 バルト「そんな…誡!誡!」 僕はこの世界に来ていろんなものを見てきた。 弱肉強食の世界。 騙し、騙しあいの世界。 多くの命が失われる世界。 僕はもういやだった。 誰かを騙すのはいやだ。 誰かに騙されるのはいやだ。 誰かが死ぬのはいやだ。 誰かに殺されるのはいやだ...
  • デジタルバスター第3話
    龍「まさかまだやるってのか?」 クワガー「?何だお前ら?」 誡「へ?どういう事…」 ナイフ「よし、この近くに村がある。そこで話をしよう。」 第3話 情け 前回のあらすじ ガンムモンとナイフモンに助けられた龍と誡。 隙を付かれてピンチになったが龍の機転によりなんとかクワガ-モンを倒した。 森から出て数分後… ガンム「アハハハハ!お前ら大変だったな!」 龍「ハハハハハ!お前ら変だけど凄いな!」 誡「すっかり馴れ合ってるし…」 ナイフ「これほどとは…」 龍「よし、向こうまで競争だ!」 ガンム「おう、負けないぜ!」 ナイフ「あぁ、まて!そっちは…」 誡が呼びとめるものの龍とガンムは飛んでいった…ドガ! ナイフ「崖だから気をつけろといったのに…」 ガンム「遅い…」 誡「大丈夫?」 龍「なんとかな…」 ナイフ「まったく…お、ついたぞ」 ...
  • デジタルバスター第23話
    ガト「さて、いきますか!」 リフレク「掛かってきやがれ!」 デルタ「返り討ちにしてくれるわ!」 ソード「いざ、参る!」 第23話 狂戦士 前回のあらすじ 賞金稼ぎであるリフレクモンとの戦いの中、突如仲間のデルタモンが現れ龍達は苦戦する。 だが、龍のD・フォンにエヴォリューションが現れキッドモンはガトモンに進化する。 ガト「それじゃあ行くぜ!オラオラオラ!」 リフレク「ちぃ、リフレクト!」 デルタ「大丈夫か、リフレクモン」 リフレク「あぁ、だが長くは持ちそうにない」 ソード「隙有り!」 デルタ「ちぃ!」 シーフェア「凄い…」 誡「ソードモン、デルタモンを抑えるんだ!」 ソード「御意!」 リフレク「させるか!」 ガト「おっと俺を忘れるなよ!」 リフレク「クッ…」 剛輔「…あいつら…」 ハブ「剛輔、落ち着け」 剛輔「あぁ…わかっている...
  • デジタルバスター第19話
    誡「そ…そんな…」 龍「携帯がない…」 剛輔「チッ…戻るぞ!」 ライブラ「ああ…しっかりとやるさ…」 第19話 師弟 前回のあらすじ 魔物が住む海へとたどり着いた龍と剛輔。そこで海の魔物ダコモンが襲いかかる。 デジタルアーマーも発動せずピンチに陥った龍達だが一発の弾丸によって急死を免れる。 そして誡達とすれ違いざまに海岸を後にし、再び戻るのであった。 誡「…とにかく探そう…」 ガンム「ああ…そうだな…」 春名「あれ、何だろう?」 春名が指差した先には倒れたダコモンの姿が合った。 アクア「あれって…ダコモン!」 ガンム「じゃああれが海の魔物…」 誡「怪我をしてる…ナイフモン、救急道具を!」 ナイフ「承知!」 ガンム「おいどうするんだよ!」 誡「怪我人はほっとけないよ!」 春名「…私手伝う!」 ダコ「誰だ…」 誡達が治療をしてい...
  • デジタルバスター第22話
    アリエス「…ほとんど知らない私がとよかく言うのもなんですけど…お願いします、私達に力を貸してください」 誡「何が何だかわからないけど…いまさら黙って見てられないよ」 リフレク「何つべこべ言ってんだ!あんた等を倒して俺が賞金を手に入れるんだ!」 龍「させるかよ!」 第22話 猛攻 前回のあらすじ 龍達はアリエスモンからD・フォンの事を教えてもらうが結局はほとんど知らなかった。 しかし賞金稼ぎのリフレクモンが現れ、やむを得ず戦いが始まった。 リフレク「さーて、どいつから片付けようか…」 剛輔「少なくとも俺は貴様にはやられん」 スネイク「剛輔…」 龍「まったく強がりもいいとこだぜ」 剛輔「つけあがるよりましだがな」 龍「んだと!」 誡「喧嘩している場合じゃないよ!」 春名「そうだよ、今は頑張らなくちゃ!」 龍「おう!それじゃあ…」 4人「エヴォ...
  • デジタルバスター外伝 星の戦士たち 第一章
    戦いが激化するにつれ、無事ではすまないことは覚悟していた。 だが、まさか…このような結果になるとは思わなかった。 まさか…かつての味方にやられるとはな。 デジタルバスター外伝 星の戦士達 第一章 蠍座 「ふぅ…この先にバルゴモンたちがいるのか…」 とある町の付近の草むら。そこに一匹の蠍がいた。 彼の名前はスコピオモン。かつてはさまざまな町を荒らしまわっていた。 だが今の彼はこの世界を守る戦士達の一人である。 「しかしスターレジェンズが全員集合とはな…決戦の日が近いということか」 聞いた話によると現在子供達はとある拠点を目指しているようだ。 そこを制圧することが出来ればこちらに有利に運ぶことは間違いない。 だからこそ、こうして戦力を集結させようとしていたのだった。 「よく来てくれましたスコピオモン」 「遠路はるばるご苦労だったな」 町の中に入り...
  • デジタルバスター第20話
    カプリコ「…今、各地にスターレジェンズと呼ばれるチームが動いている。お前達の力は必要無い、じゃあな」 ナイフ「師匠、師匠!」 剛輔「チッ…ほんとに何処だか覚えて無いのか!」 龍「覚えてたら探さねぇよ!」 第20話 協力 前回のあらすじ 龍達と入れ違いで海岸へ来た誡達は大怪我をおったダコモンを見つける。 しかしナイフモンの師匠であるカプリコモンが現れ、ダコモンは暴走してしまう。 そしてダコモンを倒したカプリコモンはその場を去っていった。 剛輔「チッ…これでは時間の無駄だ…」 龍達は海岸に戻り龍の携帯を探していた。 龍「畜生…一体何処にあるんだよ…」 剛輔「だいたいなんでなくすんだ!ちゃんともってろ!」 龍「仕方ねぇだろ、あのときのダコモンの攻撃でぶっ飛ばされたときに飛んだんだから」 剛輔「たっく何でこんな奴の為に…」 龍「別に頼んでないけどな…...
  • デジタルバスター第25話
    スラッシュ「さてと、そろそろ行くよ」 ポイズン「ま、待て!お前は俺が!」 ハブ「剛輔!」 リフレク「貴様等だけは…許せねぇ…何時か必ずぶっ潰す!」 第25話 過去 前回のあらすじ 突如現れたスラッシュモンとポイズンモンとなった剛輔。二人の戦いはデルタモンの消滅によって終了した。 スラッシュモンとそれを追うポイズンモンは何処かへと消え去った。 ポイズン「あいつだけは…あいつだけは…」 ポイズンモンは何処か森の中を駆けぬけていた。 ポイズン「あいつだけは…良平…」 龍達がDWに来る1ヶ月前、人間界 良平「あ~暇だ…」 剛輔「暇なら勉強でもしたらどうだ、小遣いピンチなんだろ?」 良平「そうは言うけどね…」 良平母「良平、何か小包届いてるわよ」 良平「はーい」 良平の元へ届いた小包の中にはあのD・フォンが2つ届いていた。 剛輔「携帯か?」...
  • デジタルバスター第37話
    ライブラ「とにかく…君には強くなってもらいたい…こっちへ来てくれ」 龍「あ、あぁ…」 ライブラ「君にはここで、修行をしてもらう」 龍「修行?」 第37話 修行 前回のあらすじ 目覚めた龍はライブラモンから誡達が戻って来ていないことを知らされる。 そして、ライブラモンとともに修行をすることとなった。 ライブラ「そう、修行だ」 龍「修行…」 バルト「…で、僕が使われると?」 ワイバー「まぁまぁいいじゃねぇか」 龍「お、お前達は…」 龍は見覚えが無いわけではなかった。 脱出する際、一緒にいた者たちだ。 それを知っているからこそ、あまり驚きはしなかった。 ライブラ「そう、まずはお前がその力を自由に使えるようにならなくてはな…」 バルト「ま、やるからには手加減はしないぞ」 その刹那、衝撃が走る。 龍はとっさにかわすもその場には軽いクレーターがで...
  • デジタルバスター第18話
    龍「なぁなぁ、何処行くんだ?」 剛輔「うるさい…」 龍「いいじゃんよ!」 スネイク「はぁ…」 第18話 弾丸 前回のあらすじ 突如襲ってきたストーグモン。手が出せなくピンチだった所を誡とナイフモンが助けに来た。 そして龍と連絡が取れた誡達は魔物が住むといわれる海岸へと向かった。 龍達はひたすら道を進んでいた。 龍「なぁなぁ…」 剛輔「黙れ!」 スネイク「剛輔、そいつはほっといて行こう」 剛輔「元よりそのつもりだ…」 龍「何だよ、勝手にしろって行ったのはそっちだろ!」 スネイク「そっちが何しようとこっちは関係ない!」 剛輔「そういうことだ、じゃあな」 龍「おいまてよ!」 スネイク「剛輔、そろそろ着くぞ」 龍「…海?」 そこには広い海が広がっていた。 剛輔「ここが魔物が住む海か…」 龍「魔物か…こりゃあ腕が鳴るぜ!」 剛輔「一応言っ...
  • デジタルバスター第60話
    春名「私は戦います、ここで逃げるわけには行かないから」 剛輔「こちらとしては、どうしても決着を付けたい相手がいるからな」 誡「きっと、これでいいんだよ」 龍「…俺も戦う」 第60話 集結 前回のあらすじ 元の世界に帰る術を手に入れた龍たちは決断の時を迎えた。 それぞれ考え出した結論。それはこの世界に残り、最後まで戦い抜くことであった。 とある荒野に存在する城。 それこそがカオスモンの居城であった。 そして微かな炎に照らされた薄暗い部屋の中。 Nブレイ「…カオスモン様、おそらくそろそろ敵が来る頃です」 カオス「…そのようだな。迎える準備は?」 混沌の力を持つ魔人、そしてそれに仕える光の剣士。 Nブレイ「現在、兵達を周辺に配備しております…カオスモン様」 カオス「何だ…」 Nブレイ「最近、周囲で妙な状況になっております。ミラージュモンとドーケモ...
  • デジタルバスター第35話
    龍「春名…本気なんだな」 春名「えぇ…ハイドロモン!」 ハイドロ「うん!」 ドーケ「フッフッフ…」 第35話 脱出 前回のあらすじ 春名を見つけた龍達はシーフェアモンに襲われる。 そしてドーケモンが現れ、春名が自分の意思で裏切ったことを知った。 ガンムモンとナイフモンは捕らえられ、シーフェアモンはハイドロモンに進化する。 剛輔「チッ…行くぞスネイクモン!エヴォリューション!」 スネイク「スネイクモン進化!」 ハブ「ハブモン!」 ドーケ「私にかなうとでも?」 ドーケモンはトランプを投げ、翻弄する。 スコピオ「チッ…」 ハブ「クソッ…」 龍「春名…俺は…」 春名「龍君…ハイドロモン!」 ハイドロ「しばらく眠ってて!」 龍の周りにたくさんの水泡が現れる。 そしてその水泡は弾丸となって龍を襲っていく。 龍「畜生…こんな時に何もできないのか...
  • デジタルバスター
    突如送られてきた携帯。それは彼等を戦いへと導く乗車券だった… 登場人物紹介 第1話 第2話 第3話 第4話 第5話 第6話 第7話 第8話 第9話 第10話 第11話 第12話 第13話 第14話 第15話 第16話 第17話 第18話 第19話 第20話 第21話 第22話 第23話 第24話 第25話 第26話 第27話 第28話 第29話 第30話 第31話 第32話 第33話 第34話 第35話 第36話 第37話 第38話 第39話 第40話 第41話 第42話 第43話 第44話 第45話 第46話 第47話 第48話 第49話 第50話 第51話 第52話 第53話 第54話 第55話 第56話 第57話 第58話 第59話 第60話 第61話 ...
  • デジタルバスター第71話
    ハイドロ「もう、春名は充分戦ったよ…」 セイレー「ありがとう…とにかく、他の人と合流できればいいんだけど…」 ヴァング「お前には聞きたいことがある…それに、お前と決着を付けねばな。俺はそのためにここまで来た」 ミラージュ「そうですか…ならば、相手になりましょう」 第71話 剛輔 前回のあらすじ ドーケモンの術を打ち破った春名とハイドロモンはドーケモンを退かせた。 一方、奥を目指していた剛輔とオピュクスモンはミラージュモンと遭遇した。 ヴァング「言っておくが…俺は容赦はしない!」 すぐさまミラージュモンへ向けて飛び掛る。 だが、ミラージュモンはその姿を消しそれをかわした。 ヴァング「チッ!」 ミラージュ「せっかちですねぇ…カルシウム取ってます?」 ヴァング「黙れ!貴様は俺が倒す!」 ミラージュ「…少し、自分自身と向き合う必要があるようですね…」 ...
  • デジタルバスター第49話
    剛輔「そうか…『希望』とはそういうことか…」 スラッシュ「いい加減に倒れろ!」 剛輔「俺の戦う理由…それは良平、お前を取り戻す!デジタルアーマーダウンロード!」 ヴァング「ヴァングモン!」 第49話 希望 前回のあらすじ プリズムキャッスルへと近づいていた剛輔たちはスラッシュモンと戦うことになる。 その中で剛輔は本当の戦う理由を見つけヴァングモンとなった。 ヴァングモン。風を操り高速で行動できる獣人型デジモン。必殺技はエアロスラッシャー。 スラッシュ「お前…その姿は…」 ヴァング「これは俺の希望…俺の望んだ力だ!」 スラッシュ「またか…またお前なのか!」 スラッシュモンは腕の爪を振り下ろす。 しかしヴァングモンには当たらない。 ヴァングモンは素早く後ろに下がり、それをかわした。 そして、再び前に出てスラッシュモンの懐に潜り込む。 ヴァング「...
  • デジタルバスター第67話
    『フゥ…いや、失礼…あまりにも素晴らしかったのでな…まさか我輩の最高傑作をいとも簡単に消し飛ばすとは…だが、おまえ自身も無事ではないようだが?』 ヤイバ「どうでもいいよ…じゃ、僕は行くね」 『まぁ待て、我輩が直々に相手をしてやろう…感謝するといい』 シレイ「さて…我輩と戦う余力は残っているのかな?」 第67話 誡 前回のあらすじ Sキメラモンと戦うことになった誡だがその再生能力に苦戦していた。 深いダメージを負うものも、勝利したがそこへシレイモンが立ちふさがった。 シレイ「さて…どう戦うか…自分自身で戦うことはあまり無いからな…」 ヤイバ「…じゃあ、僕から行くよ」 ゆっくりとシレイモンに近づいていく。 だが、シレイモンの姿は途端に消える。 シレイモンはヤイバモンの後ろにいた。 シレイ「慌てることはない…ゆっくりとしようではないか…」 ヤイバモン...
  • デジタルバスター第53話
    ワイバー「ようやく…だな」 バルト「あぁ…ようやくついた…」 ワイバー「さてと、さっさと進入しますか!」 バルト「…あぁ」 第53話 人形 前回のあらすじ 龍とガトモンがひとつとなって誕生したブラストモン。その力はグラーグモンを圧倒していた。 戦い終わり、剛輔たちと合流した龍は捜索のために奥へと向かった。 龍が到着する少し前。バルトモンたちはプリズムキャッスルの付近まで到達していた。 ワイバー「しっかし兵が多いな…どこから入る?」 バルト「…とりあえず辺りの探索をしよう…もしかしたら手薄なところがあるかもしれないからな」 ワイバー「…龍と合流した方がいいんじゃねぇの?多分あいつももう来てるだろうし…」 バルト「…あいつのことだ、おそらく正面から行くだろう。そうすれば警備も隙が出来る、その隙を突いて進入するのが得策だと思うが?」 ワイバー「いや、お...
  • デジタルバスター第56話
    ドーケ「なるほどな…確かにそうするのが最も確実な手だ。だが…遅かったな」 ハイドロ「そ、それってどういう…」 春名「良かった…雪…」 雪名「おはようお姉ちゃん、そして…さよなら、お姉ちゃん」 第56話 姉妹 前回のあらすじ 春名は妹である雪名を助け出すためにプリズムキャッスルの奥を目指していた。 名を見つけ出し、救出するも雪名は春名を拒絶した。 春名「どうしたの…なんでそんなこと…」 ドーケ「お前はここに来るのが遅すぎたのだ…斉藤雪名はもう私の忠実なる僕だ」 雪名「遅かったねお姉ちゃん…待ちくたびれちゃった…」 雪名の手にはD・フォンが握られていた。だがその周りには何かの機械が取り付けられている。 ハイドロ「あれは…」 ドーケ「あれはシレイモンが開発した疑似進化促成装置、本来心に反応するものを強制的に発動させる装置…だそうだ」 雪名「じゃ、行く...
  • デジタルバスター第7話
    誡「はぁ…はぁ…」 ナイフ「大丈夫でござるか?!」 誡「…大丈夫…これぐらい…」 ナイフ「クッ…テイヤ!」 第7話 記憶 前回のあらすじ モノクロモンに乗って進んでいた龍達だがアクアモンが突然倒れ一時近くの池を目指す。 池でアクアモンの回復を待っていた時、トラップマスタースパイダモンによって捕らえられてしまう。 しかし、回復して進化したシーフェアモンと激怒した春名によって倒し、再び村へと向かった。 2時間前… ナイフ「誡殿、今日はこのへんで休みましょう」 誡「そうだね」 誡達はある山のふもとにきていた。 誡「フゥ…あれ?」 ナイフ「どうされました?」 誡「いや…あれ」 誡が指差した方向を見ると光る何かが落下していた。 誡「あれって…流れ星じゃないよね?」 ナイフ「流れ星を見るにはまだ早い…」 そういうと光るものは近くに落下したようだ。...
  • デジタルバスター第6話
    龍「ひまだな…」 春名「そうね…」 ガンム「なぁ、何時になったら着くんだ?」 モノクロ「そうですね…操られている間に遠くまで来てしまったみたいですし近くの池で休みましょう」 第6話 罠 前回のあらすじ 池の側で1人苦しんでいた誡の所にネズッチュモンがやってきた。 ネズッチュモンに騙され洞窟に連れてこられたがナイフモンが現われ誡は助かった。 そして誡は戦う意味を見つけ出しネズッチュモンと共にボーグモンを撃退した。 龍達はモノクロモンにのって村へ向かっていた。 アクア「み…水…」 ガンム「なさけねぇな…」 アクア「なにいってんの…私はこのとおり元気…」 そう言いかけるとアクアモンは倒れてしまった。 春名「アクアモン?!モノクロモン!急いで!」 モノクロ「分かった!」 数分後… モノクロ「着きました!」 春名「アクアモン、大丈夫?!」 ...
  • デジタルバスター第39話
    ???「…浅野、龍か」 ショット「な…何で俺の名前を…」 バルト「お、お前は…」 クロー「浅野龍…お前を殺す!」 第39話 敵 前回のあらすじ 仲間達を救うため、プリズムキャッスルへと向かう龍たち。 夜になり、野宿していたところへ謎の影が襲い掛かる。 月の光で見えた姿、影の正体はクローモンであった。 バルト「な、何故お前が…」 バルトモンは知っている。その姿が何を意味するかを。 そして彼は感じている。この状況が何を意味するかを。 クロー「何故?そんなこと関係ない!僕は浅野龍…お前を殺す!」 クローモンの爪がショットモンを襲う。 ショットモンは腕の銃でそれを防ぐ。 近距離では攻撃できない分、ショットモンが押されていた。 ワイバー「クソ、いい加減にしやがれ!」 ワイバーモンは足の鍵爪で捕らえようとする。 しかし、クローモンは素早く身をかわし...
  • デジタルバスター第40話
    何処か森の中。ここにひとつの戦いが行われていた。 剛輔「チッ…ハブモン!」 ハブ「デヤッ!」 剛輔「数が多すぎる…」 第40話 疲労 前回のあらすじ クローモンと戦う龍達。クローモンは突然退いていった。 そして、龍とバルトモンたちは別行動をとることになってしまった。 龍達よりも先にプリズムキャッスルを目指していた剛輔たち。 その途中、突如操られたデジモン達に襲われていた。 ハブ「クッ…こう数が多くては…」 剛輔「数が多いということは近づいている証拠だ…一気に行くぞ!」 ハブ「あぁ!」 剛輔とハブモンはデジモン達の群れに飛び込んでいった。 剛輔「はぁ…はぁ…」 スネイク「大丈夫か?ライブラモンの所を出てから一度も休んでない…このままでは…」 剛輔「心配ない…戦っているのはお前だ、お前は休んでいろ」 デジモン達の群れを退けた剛輔とスネイ...
  • デジタルバスター第27話
    剛輔「はぁ…はぁ…」 深い森の中、剛輔は1人倒れていた。 剛輔「はぁ…畜生…あいつを…倒さなくては…」 剛輔の意識はそこで途切れた。 第27話 作品 前回のあらすじ 剛輔を追っていた龍達はレオモンと遭遇する。 しかし、そこに理性を失ったタラチュラモンが襲いかかった。 タラチュラモンを消滅させてしまった龍達は強くなる事を願った。 剛輔「…ん」 ???「目が覚めましたか」 剛輔が目を覚ますとそこは家の中であった。 剛輔「…おまえは…バルゴモン…」 バルゴ「貴方が倒れていて…心配しましたよ」 バルゴモン。体中から聖なるオーラを発する天女型デジモン。必殺技はセイントオーム。 剛輔「そうか…」 バルゴ「ところで彼は?今は1人なのですか?」 剛輔「そ、それは…」 ハーピ「おや、目を覚ましましたか」 ハーピモン。美しい翼の腕と女性のような上半身を持...
  • デジタルバスター第29話
    ???『ちょうど我輩の研究所にもネズミが入り込んだところだ…お前達も我輩の研究所に招待しよう』 龍「な、何を考えてやがる?!」 ???『さぁ、我輩のところには誰がたどり着けるかな?』 龍「み、みんな!」 第29話 復讐 前回のあらすじ 剛輔を探していた龍達は野宿をすることになった。 そこでスターレジェンズのキャンサーモンと出会うが、突如チューブが現れ龍達は吸い込まれてしまった。 龍「ん…あぁ…」 龍が目を覚ますとどこか部屋のようなところだった。 ???「目が覚めたか」 龍「…ウワァッ!な、何だお前?!」 スコピオ「何だとは何だ、折角倒れてるお前を拾ってきたのに」 スコピオモン。尻尾に猛毒の針がある昆虫型デジモン。必殺技はポイズンピアス。 龍「そうか…そうだ、他のみんなは?!」 スネイク「どうやら私達だけのようだな…」 スネイクモンが暗闇から...
  • デジタルバスター第66話
    ソード「師匠…ありがとうございました!」 カプリコ「さて、貴様等…俺の命を奪うんだ、相当の覚悟は出来ているんだろうな」 ヤイバ「僕はお前なんてどうでもいい…ここから出させてもらうよ」 『お前には我輩の最高傑作…スターキメラモンの相手をしてもらう』 第66話 実験体 前回のあらすじ かつての師、カプリコモンと戦うことになったソードモン。その実力に苦戦していたが、接戦の末勝利を収めた。 だが突如メガドラモンが現れ、カプリコモンはそれを庇い致命傷を負ってしまう。 ソードモンはカプリコモンに見送られ、誡の元へと急いだ。 一方誡は闘技場にてスターキメラモンの相手をすることになった。 スターキメラモン。スターレジェンズのパーツで合成された合成型デジモン。必殺技はスターバイパー。 ヤイバ「ふぅん…趣味が悪いね、こんなの作って」 『かつてあらゆるデジモンのパーツで...
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