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隊員コラム - (2009/05/27 (水) 21:20:44) の編集履歴(バックアップ)


技術考察、思い出話、ボヤキ



09 5/27
文責:IRVING

「悶絶チームは如何にして鍛えられたか」


 今回はいつもサバイバルでお世話になっている悶絶チームについて書こうと思う。
サバイバル初参加がかなり遅かった僕は、丁度悶絶チームのメンバーとして出だした頃がサバイバルを始めたのと同時期だ。clan[BM's]としてのMGO参加は、今みたいに訓練時期とかが整っていなかったから無いに等しく、野良としてのサバイバル参加は、知らない人どうしでチームを組むのがどことなく寂しくて、公式戦は何となく敬遠していた。実力至上主義の風潮に少し幻滅していて、MGOでのフレとの繋がりに僕自身が飢えていた頃だ。

一番最初にドラさんに誘われて悶絶チームにお世話になった以降、サバイバル出場の度にリーダーの悶絶さんは僕を招待してくれた。本人としては別に大した意味などなかったのだろうけど、こっちは結構嬉しかったのね。見ず知らずの(ただ単に共通のフレがドラさんであるという繋がりだけ)僕をいつもチームに誘ってくれるなんて…。そんな風に感じつつ、僕は相変わらずあまりサバにはいかず、フリーで遊んだり、サバに出ても野良チームで参加したり。なんとなくお邪魔するのが悪い気がしていたのだ。でもあまりに悶絶さんの招待が毎度毎度来るので、「んもう!付き合ってあげる!」と、常連になったのである。その頃は自分の失敗で負ける度に、居心地の悪い気分を一人で感じていた。まだどことなく、余所者であるという意識が自分の中にあったんだろう。

常連になったのは良いものの、現在のように毎回コンスタントに五連勝できるようになるまでは数ヶ月要した。僕が参加した頃、悶絶チームのレベル平均は大体11~14だったように記憶している。当然ながら14,15,16辺りで固まっているクランや「レベル15以上^^GP1800以上^^それ以外お断り^^」なんて制約を設けているチームには勝てなかった。対するこちらは野良の人の参加はレベルGP共に制限をかけていないという性格だったし、お互いに知り合って間もないからチームの連携もバラバラ。一度のサバで数回しか勝てない日も何度もあった。まさに参加賞狙いってやつだ。悔しい思いばかりして、それでも貴重な一勝に歓喜したり、アホな駄弁りばかりしつつ、良い雰囲気を保ちながら連勝チームになったのである。これは紛れもなく強くなった証拠なんだろう。チームとして強くなる秘訣が、悶絶チームには隠されているような気がするのだ。


 個々の役割分担、各ルールでの動き、そんなものは、負け続けの戦いの中で少しづつ作られていった。
チームの実力が何もかも白紙とはいえ、決定的に欠けていたものは恐らく射撃技術なんだろうけど(多分それは今でもチームの課題として残っている)、MGOの良いところは、エイムが下手でもある程度まではルールを利用してチームワークで勝てるところにある。そこをとりあえず理解し、たとえ負けばかりでもがむしゃらに経験を積みながら、悶絶チームは成長していったように思う。とにかく試合に参加し、事前に申し合せる事は少なかったけれど、色々試行錯誤して作戦のようなものが形作られていく。

ルール毎のセオリーが出来上がりつつある中で少しづつ2勝,3勝と連勝できるようになり、同レベルもしくは少しだけ上のチームにもぼちぼち勝てるようになっていった。チームの根幹にあったのは、やっぱりこのHPにも書いてある「みんなでやって楽しかったら良いじゃないか」という、オンラインゲーム本来の目的である仲間が居る楽しさだったのだろう。少なくとも僕はそんなものを意識していつも戦っていたし、周りも同じように感じていてくれたら良いなと、漠然と思っていたのだ。ていうかそう思ってないと、毎回のサバでほぼ確実に集まるってことは無いだろう。ひどい負け方をしても、できるだけチームの士気を低下させるような事はしたくなかったし、悶絶さんが試合前に毎回言う「勝つ!」という単純な鼓舞なのか独り言なのかわからない言葉に、いつも気持ちがリセットされていた。

今ではほぼ固定メンバーになってしまったけど、野良の人が入れる人数だった頃は凄く反響が良かった。参加してくれた人は結構な確率で「楽しかったです!フレ登録してください!」とメールをくれたし、リピーターも何人か居た。事実現在の固定メンバーの一人は、チームの誰ともフレでは無かった野良の人だ。そういうことがあるという事は、やっぱりみんなで楽しくプレイできていたという証拠なんだろう。チームの雰囲気というのは凄く大事なのね。


 それぞれが各々の得意分野を持っているのも、ここまで育った要因に思える。
レベルだけ見ればチーム内で一番低いのに、「ステゴマの奇跡」で絶望的状況から勝利をもたらし、「ステゴマ文庫」で敵味方問わず大混乱に陥れる捨て駒さん。「ターゲット設置は俺に任せとけ!」な活躍をみせ、RESで生き残れば僕と淡い蜜月を過ごし、<<大胆に…いっちゃうよ?>>の無線で毎回萌え殺してくれる、我らがリーダー悶絶さん。どんなルールでもドラム缶を多用して「ドラム缶先生」の異名を持ち、一日何回抜いてんだよ!と思わずツッコミを入れたくなる性欲を持て余す男代表のマッドさん。天才的砂技術でガシガシ敵を殲滅し、数多くのギリギリアウトな状況を救ってくれた、僕の中では「カバー神」な位置づけの梅さん。スキャニングで(極稀に)良いところを見せ、「1ラウンド目にこの人が一位だと負けフラグ確定」のドラさん。そして『某配管工装備』で、ドラさんと二人して敵チームから『マリオとルイージおるww』と言われるのが密かな楽しみな僕。

よくこれだけ個性的な面子が集まったものだなぁとつくづく思う。「あれはあの人に任せて、自分はこれをしよう」「後ろはあの人が守っているから大丈夫だ」阿吽の呼吸ができ、絶対的な信頼を置ける仲間たち。戦闘中は中々全体には気が回らないけど、改めて思い返せば、誰かにやってほしい自分の求める行動を、必ずと言っていいほどやっていてくれるのだ。一緒にいつも戦ってきたからこそできる連携。一人がミスをしても誰かがカバーしてくれる安心感。辛い状況から、いつの間にやら良い状況になっている不思議。忙しい飲食店でホール業務に就いている僕には、この大切さと難しさが凄くわかる。

この人たちの一人でも欠けていれば、今のようなチームにはなれなかった。もちろん「勝つこと」が目標で毎度毎度参加しているサバイバルではあったけれど、やっぱりこの人たちと一緒に遊ぶ楽しさが僕をMGOに繋ぎ止め、このチームに出会えなかったら、きっと今のMGO生活は無かったんだろう。この場を借りてお礼を。本当に感謝しています、ありがとう


 まとめてみれば、「楽しくやること」「負けても挫けずに続けること」がチームの成長のカギなんだろう。
MGOをプレイするのは殆どサバイバルだけという理由もあるが、いつの間にやら悶絶チームのレベル平均は14~16になり、最初の頃に「絶対勝てねぇw」とボヤいていた相手のレベルに追いついたわけだ。未だに「強そうだぜ…」なんて試合前に悲観してみても、自分達だってレベルだけみれば同じようなものなのにね。僕自身も変動はあるけど2~3はレベルが上がり、肝心の実力だって、それなりに上がったと自分では思い込んでいる。でもそんなものは結局二の次で、勝てるようになってきた結果として付随しているだけだ。何よりも大事なのは、先ほど書いたようなオンラインゲーム本来の楽しさを満喫すること、そこに楽しさを見出せること。そんな当たり前の事が全部の根底にあるんだろう。


  • ブワワッ(ρω;)
    全俺が泣いた‥
    当初はもう一人いて悶絶さんのクランの方がリーダーで自分がゲストみたくやって怠け者4人で参加していました。
    しかしその人が引退状態になりサバイバルではクランシーチキンと少し交流したり、隊長などフレンドが増えてきた辺りから随分状況は変わりました。
    後はご覧の通りですがMGOの歴史そのものですよねホント -- dra (2009-05-27 19:38:23)
  • ドラさんの顔の位置がアーヴィングさんの股間に・・・やっぱりドラさんって・・・・ -- うめ (2009-05-27 21:20:44)
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