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美しい庭のあるレストラン - (2007/09/05 (水) 00:29:18) の最新版との変更点
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<p>マニアック度★☆☆☆☆<br>
アクセスしやすさ★★★☆☆<br>
Colmarからバス有<br>
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南部Haut-Rhin県の県都Colmarからほど近いところに、イルハウゼンという小さな村があります。<br>
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さしたる観光ポイントもないこの村ですが、ここにはアルザスで唯一ミシュランの三ツ星を獲得したレストランAuberge de
l'illが店を構えています。Auberge de
l'illは名古屋に支店を出しているので、その名に聞き覚えがある方も少なくないのではないでしょうか(何故東京ではなく名古屋かというと、おそらくアルザス日本代表部が名古屋にあるという縁からだと思われます)<br>
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ここは、「ご成婚前の皇太子浩宮様と雅子様がお忍びでアルザスにいらした際、とあるホテルは二人の滞在を宣伝材料に使って顰蹙を買い、とあるレストランは公式発表になるまで一切口を閉ざして株を上げた」というエピソードでも知られています。仮にも三ツ星を獲得しているわけですから、そういった意味では当然の対応と言えなくもないのですが。。。<br>
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このレストラン、三ツ星ですから味とサービスについて特に説明することもないでしょう。<br>
それ以外に特筆すべき点があるとすれば、それは中庭とワインリストです。<br>
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Auberge de
l'illには、アルザスの美しい景色を紹介する日本の冊子で取り上げられたこともあるほどの、緑豊かで花の美しい中庭があります。夏はその中庭で食前酒をいただき、その後室内に移動して食事となります。<br>
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ワインリストは、ワイン好きの方にとってはとても面白いものであるようです。私は詳しくない人間ですのでうまく解説出来ませんが、1930年代のワインもあり、赤ワイン好きの連れが興奮していました。<br>
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ここを訪れる機会があれば、以上2点に注目してみてください。<br>
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(お願いだから私の代わりに紹介文を書いてorz)<br>
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<strong><u>Auberge de L'Ill</u> <br></strong>2 r Collonges au Mont d'Or <br>
68970 ILLHAEUSERN<br>
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tel :<strong>03 89 71 89 00</strong><br>
fax : <strong>03 89 71 82 83<br></strong><br>
<a href="http://www.auberge-de-l-ill.com/">Auberge de L'Ill HP</a><br>
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(7月に訪れた方がネットで酷評していましたので、それが今も真実であるならば、7,8月は避けたほうが無難なのかもしれません。理由は長くなるのでこちらで)。<br>
2007年に三ツ星を獲得した女性シェフのレストランがあるのは、アルザスではありません。アルザス北部Bas-Rhin県との県境に近い、moselle県のUntermuhlthalという小さな村にあります。<br>
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あるサイトでAuberge de
l'illが酷評されているのを目にしましたが、それを書いた方は7月に訪れたようなので、バカンス期に行くのはお勧めしません。理由はこちらで。<br>
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その体験記では「ギャルソンが少なく、サービスが遅い」「味は平凡」「髪の毛が入っていた」とのこと。髪の毛入りはともかくとして、まず一般的にバカンスシーズンはサービス面でリスクが伴うことを念頭に置いていた方がいいかもしれません。<br>
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フランスは、2003年夏の猛暑で多くの死者が出ました。しかしその際、役所が亡くなった方の家族に連絡を取ったところ「今バカンス中なので、戻るまで(遺体を)預かっておいてください」と言った人が続出した国です。フランス人にとって、バカンスとはそれほどまでに重要なイベントなのです。だからして、バカンスシーズンになるとみんなこぞってバカンスに出掛けます。もちろん、シェフやギャルソンも例外ではありません。<br>
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つまり、バカンス期にはギャルソンもバカンスへ出掛けますので、人手が通常より少なくなり、サービスの質も低下するというわけです。また、シェフの数も減りますから、通常ほど料理に神経が行き届かなくなるであろうことは容易に想像できます。<br>
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そのことを念頭に置いた上で「サービスが遅い」「味は平凡」のコメントを読むと、バカンス期ならそれもまあ仕方ないかな思います。実際、私が5月にここを訪れた時はほぼ満席でしたが、少なくともギャルソンが足りない・サービスが遅いと感じる瞬間はありませんでした。味については人によって感じ方が違いますので、ここで議論することは出来ませんが。<br>
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「時期によってサービスが低下するのは、三ツ星としてどうなの!?」との批判もあるかと思います。良心的な店なら、この時期入店する客数を制限してサービス低下を防いだり、店自体を閉めてしまうこともあるそうです。しかし、ここは飽くまでフランス。バカンス期に人手が減る・物事が滞るのは当たり前と認識されている国です。それに、Auberge
d'illはアルザスで唯一の三ツ星レストランで、三ツ星が何軒もあるパリなどとは状況が違います。<br>
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その辺の事情を理解しろとは言いませんが、もしここを訪れてみたいと思われたのなら、以上のことからバカンス期(7,8月)だけは避けたほうが無難かと思う次第です。</p>
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蛇足ですが、よく「こういったお店に小さな子はダメ」と仰る方もおられます。が、厳密にはそうではありません。高級なお店であっても飼い犬の帯同が許されることを思い出していただければわかりますが、自分の席に座って最後までおとなしくしていられるなら問題ないのです。<br>
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ただ、普段はじっと座っていられたとしても、そこはやはり非日常。コース料理の長丁場に耐えられないことも考えられますし(私的体験昼食最長4時間)、いつもと違う雰囲気に興奮して騒いでしまうお子さんもいらっしゃいます。騒がない自信がなければ、無理に星付きレストランなどに行かない方が無難です。三ツ星なんて時に料理をデジカメで撮影することすら憚られる雰囲気が漂いますから、親が楽しめませんよ。</p>
<p><strong>40年に渡って三ツ星を守り続ける老舗レストランAuberge de l'ill~Illhausen<img alt="" align=
"absmiddle" src=
"http://www22.atwiki.jp/enalsace?cmd=upload&act=open&pageid=16&file=alsace.jpg"><br>
<br></strong>マニアック度★☆☆☆☆<br>
行きにくさ★★★☆☆<br>
<font color="#999999" size="1">Colmarからバス有</font><br>
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南部Haut-Rhin県の県都Colmarからほど近いところに、イルハウゼンIllhausenという小さな村があります。<br>
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さしたる観光ポイントもないこの村ですが、ここにはアルザスで唯一ミシュランの三ツ星を獲得しているレストランAuberge de
l'illが店を構えています。<br>
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1952年に初めて一つ星を獲得して以降、星を落とすことなく順調に星を獲得していったオーベルジュドリル。三ツ星を獲得したのは1967年のことですが、それ以来料理長の代替わりを経験しながらもなお星を守り続けているという、フランスの代表的な名店の一つです。<br>
<img alt="" src=
"http://www22.atwiki.jp/enalsace?cmd=upload&act=open&pageid=16&file=%E5%A4%96%E3%82%88%E3%82%8A.JPG"><br>
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ここは、「ご成婚前の皇太子浩宮様と雅子様がお忍びでアルザスにいらした際、とあるホテルは二人の滞在を宣伝材料に使って顰蹙を買い、とあるレストランは公式発表になるまで一切口を閉ざして株を上げた」というエピソードでも知られています。当時の写真は店内に飾られていますが、ご成婚前とあってか写っているのは残念ながら(?)浩宮様お一人です。<br>
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このレストラン、まがりなりにも三ツ星ですから、味とサービスについて特に説明することもないでしょう。それ以外に特筆すべき点があるとすれば、それは中庭とワインリストです。<br>
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Auberge de
l'illには、アルザスの美しい景色を紹介する日本の冊子で取り上げられたこともあるほどの緑豊かで美しい中庭があります。暖かい季節はその中庭で食前酒をいただき、その後室内に移動して食事という形になります。<br>
<img alt="" src=
"http://www22.atwiki.jp/enalsace?cmd=upload&act=open&pageid=16&file=%E4%B8%AD%E5%BA%AD.JPG"><br>
この、食前酒を片手に川や庭を眺めながらゆったりと過ごす時間は、「贅沢」の一言に尽きます。もしここに興味があるのなら、春~秋を強く勧めたいですね。<br>
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ワインリストは、ワイン好きの方にとってはとても面白いものであるようです。私は詳しくない人間ですのでうまく解説出来ませんが、1930年代のワインもあり、赤ワイン好きの連れが興奮していました。<br>
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ここを訪れる機会があれば、以上2点に注目してみてください。<br>
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<u>おまけの二言<br></u>○日本支店<br>
Auberge de
l'illは名古屋に支店を出しているので、その名に聞き覚えがある方も少なくないでしょう(何故東京ではなく名古屋かというと、おそらくアルザス日本代表部が名古屋にあるという縁からだと思われます)。<br>
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名古屋支店はご予算5万/人と小耳に挟みましたが、本店はそれほどではないように思います(飽くまで個人的主観)。<br>
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○中庭での過ごし方<br>
中庭では、「食前酒を飲みながらのんびりメニューを選ぶ」ものだと思っていましたが、早々に注文を取りに来られてビビりました。どうやら、「メニューはとっとと決めて、食前酒片手にくっちゃべる」のが普通だったようです。<br>
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<strong><u>Auberge de L'Ill</u> <br></strong>2 r Collonges au Mont d'Or <br>
68970 ILLHAEUSERN<br>
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tel :<strong>03 89 71 89 00</strong><br>
fax : <strong>03 89 71 82 83<br></strong><br>
<a href="http://www.auberge-de-l-ill.com/">Auberge de L'Ill HP</a><br>
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(7月に訪れた方がネットで酷評していましたので、それが今も真実であるならば7,8月は避けたほうが無難なのかもしれません。理由は長くなるので<a href=
"http://www22.atwiki.jp/enalsace/pages/36.html">こちら</a>にて)。<br>
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なお、2007年に三ツ星を獲得した女性シェフのレストランがあるのは、アルザスではありません。アルザス北部Bas-Rhin県との県境に近い、moselle県のUntermuhlthalという小さな村にあります。</p>