「よくある質問」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

よくある質問 - (2014/12/31 (水) 22:47:47) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

&bold(){Q. 中学レベルの文法っているの? いきなり音パケ・瞬間英作文やっちゃダメ?} >英語上達は端的に言って、文構造・意味を把握している文を >脳、音声器官を通じて出し入れすること・・・。 >英文を理解しながら繰り返し自分の口から発して行く作業は、 >英語を、英語の語順で直接・瞬間的に受け入れる体質を養成し、 >リスニング力も含め英語の基底能力を総合的に高めてくれます。 &bold(){Q. 瞬間英作文って要はただの暗記じゃないの?} 瞬間英作文のねらい >繰り返しによる刷り込みの結果起こる記憶によって、 >外国語を駆使する基盤としての文法・構文を、 >永久に忘れず、瞬時にアクセスできる長期記憶としてストックします。 &bold(){Q. ○○は何周・何冊やればいいの?} >何冊やればいい?症候群からの脱却 >物事にはすべて個人のペースがあります。どれだけやればものになるのかは >実際にトレーニングを行って初めて、その行程の果てで、結果的にわかるものです。 >ぜひ、あなた自身にとって必要な冊数を見つけ出してください。 &bold(){Q. TOEICで○○点取りたいんだけど?} >英語力が上がれば自然とスコアも上がりますから、 >英語力をつける学習・トレーニングをしましょう。 >英語力そのものを上げずにTOEICスコアを上げる方法はないと思います。 &bold(){Q.瞬間英作文をしてみると気になることは?} 森沢さんによる瞬間英作文の例文の特徴は、 >単に英文を表面的に暗記せず、文型の操作感を掴んで、 >基本文型の引き出し・結合能力を極限まで高める。 という目的に特化していて、「英作文の流し」や「熟成サイクル」に早く到達できるので、 「立て板に水」のごとく言える完成状態までのプロセスが体感しやすいという点が挙げられます。 便宜上、森沢さんは端的にこう言い切っています。 『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』より 文型コンビネーションについて >本編は実用例文集ではありません。 >解答例の英文は、文法・文型的に可能な文で、発話としての自然さは、多少犠牲にしています。 >丸覚えしてもなんのプラスもありません。 また、このような注意喚起をされています。 『ポンポン話すための瞬間英作文パターン・プラクティス』より >「日本文→英文」・・・のトレーニングで効果が上がりにくい人も出てきました。 >①自発的な発言でない引き金の日本文を読み解くのに戸惑ったり、抵抗を感じる。 >②日本文の内容のイメージ化がスムーズにいかない。 >補助輪として使うはずの日本語そのものに引きずり回されてしまうとなると本末転倒です。 確かに「日本文→英文」の練習は、正確に言おうとするほど日本語に細かく注目せざるを得ず、 スムーズに言えるようになっても、実質的には「日本語の解釈」と「置き換え」であるとも言えます。 その点では英文和訳と同様に常に半分は日本語で考えていることになります。 また、最善を尽くして作った英文が解答例と違ったときに、 そのよしあしを学習者が判定しなければならないという難題が起こります。 しかも、上達するほど英文の候補がいくつも思い浮かぶようになり、解答例との差異も微妙になってくるので、 その場ですぐに直せるよう指導者のフィードバックがあれば理想的です。 また、パズル的な文型操作ができるだけでは不十分だという指摘があります。 白井恭弘著『ことばの力学――応用言語学への招待』より パターン・プラクティスについて >問題点は、言語の意味に注意をむけなくてもできる・・・ことです。たとえば、 >「I go to the store.をHeに」と言われて、He goes to the store.に変える練習は、 >文の意味を考えなくても、動詞の形だけ考えればできてしまいます。 >むしろ文の意味など考えないほうが、うまくできます。 森沢さんも瞬間英作文回路だけでは >使おうとする文型が頭の中で用意できているのに、 >そこに差し込む単語・フレーズが見つからず、宙を掻くような状態に陥る (『スラスラ』) と注意喚起されています。 次に、「話すため」という視点からの指摘を引用してみます。 James M. Vardaman著『毎日の英文法 頭の中に「英語のパターン」をつくる』より >次の英文を、受動態(受け身形)に書き換えなさい。 >My neighbor will take good care of my cat while I am away. >→Good care will be taken of my cat by my neighbor while I am away. >この英文は「文法的に正しくとも」ネイティブが使うことはありません。 >多くの学生や学習者が使っているテキストを見ると、「たとえ文法的には正しくとも」、 >ネイティブも学習者も、おそらく一生使わないであろう例文がときどき見られます。 >せっかくトレーニングして身につけるのですからすべて使えるものでなくてなりません。 例えば、『どんどん』(青本)にこんな例文が紹介されています。 Can the boy whose mother is Chinese speak Chinese? この文はこんなふうにも言えるかもしれません。 You know the boy whose mother is Chinese -- can he speak Chinese? 不自然な英語を自然な言い方に直すという目的の教材でない限り、 実際に使われる自然な言い方がはじめから紹介してあったほうが学習者にとって便利かもしれません。 &bold(){Q.瞬間英作文って中学レベルなの?} 第2ステージの文型コンビネーションの焦点に「基本文型の持つ無限の応用性」があります。 >自然な話し言葉であれば、どれほど知的レベルの高い内容であれ、 >ほとんど中学英語プラス・アルファのレベルの英語で構成されているものです。(『スラスラ』) ここでは中学英語≒基本文型という意味で使われていますが、 そもそも「中学英語」とはどういう枠組みなのでしょうか。 『英語上達完全マップ』より (日本の)学校英語について >限界が「わからせる」ことにあり、わかったことを「身につける」ようには機能しない・・・ >英語が実際に使えるようになるようなメソッドで教えられていない。 >英語を実用にするための学習プラニングが存在しない。 「中学英語」という概念は現在の日本では一応通用しているようですが、 それを実際に使いこなすとなると、普通の意味での「中学レベル」ではないでしょう。 では、世界中の英語の第二言語習得者が一般的にたどる習得プロセスを参考にしたとき、 英語のほとんどを構成している「中学英語」が身についたという地点はどのあたりにあるのでしょうか。 このことを踏まえて第2ステージでどこまで行けるのか考えてみると、 単に第1ステージをシャッフルするだけでなく、もっと「話すため」になる工夫ができるかもしれません。 -各文型の練習バランスは、話し言葉でよく使われるものを多くし、学習者が使いやすいものを優先する。 例えば、第1ステージ直後に従属接続詞や関係詞を理路整然と使いこなすのはハードルが高そうですが、 単文をテンポよく連ねて話す練習を重ねるうちに話の内容をふくらませられるようになってきて、 自然と複文の使いどころが見えてくるというプロセスだとスムーズではないでしょうか。 -自然な英語にするため、意図を的確に伝えるための文型の使い分けにも焦点を当てる。 そのためには中学英語の文型であっても、文を組み立てるときの土台にある英語式の発想についての知識や習熟がいりそうです。 例えば、人か物事どちらを主語にするか、受動態の使いどころ、助動詞や時制のニュアンス、名詞の修飾のしかたなどです。 &bold(){Q.瞬間英作文『スラスラ』(緑本)の後半の長いコンビネーションがやりにくいんだけど?} 長いコンビネーションがやりにくい理由はいくつか考えられます。 ①日本語の性質上、文を最後まで読まないと言いたい事がつかめない。 ②3つ以上の単文に相当する内容を覚えなければいけない。(本から目を離して言う場合) ③「内容のあることを話す」という目的なのに、解答例の英文は文法的な処理だけでできてしまう。   (肝心の「内容」が相手にわかりやすい言い方なのか) 『スラスラ』のこの例文について見てみます。 >Although I teach Japanese to an American girl who came to Japan last year, >I don't know how long it will take her to learn it. パーツとなる単文としてはこんな感じでしょうか。 I teach Japanese to an American girl. She came to Japan last year. But I don't know... How long will it take her to learn it? これを日本語と対応させると、文が長くなるほど日本語の語順に引きずり回され屈折してしまいます。 工夫としては、括弧などを書き込み英語の語順で日本語をかたまりごとに読むという方法があります。 >僕は(去年日本にやってきた)アメリカ人の女の子 ∧ に日本語を教えているけれども、 >(彼女が日本語を覚えるのに)(どのくらいかかるか)僕にはわからない ∧ ∧。 > >僕はアメリカ人の女の子に日本語を教えているけれども = Although I teach Japanese to an American girl >去年日本にやってきた = who came to Japan last year >僕にはわからない = I don't know >どのくらいかかるか = how long it will take >彼女が日本語を覚えるのに = her to learn it 虫食い文を作って(キーワードをぬりつぶして)、完全な文をパッと言うという方法もあります。 >( ) I teach Japanese ( ) an American girl ( ) came to Japan last year, >I don't know ( ) long ( ) will ( ) her to learn it. また、伝えたい事柄を箇条書きで提示してストーリーとして組み立てるという方法も考えられます。 A) 僕はある女の子に日本語を教えている。 B) 彼女は去年アメリカから日本にやってきた。 C) 彼女が日本語を覚えるのにどのくらいかかるかわからない。 色々な言い方ができるので他の人からのフィードバックがあるとおもしろくできそうです。 このストーリーであれば、ABのいきさつやCの理由について話をふくらませたり、 BとCの間にBut I've got a problem.などを入れて話をなめらかにつなぐといった工夫ができます。 これをアドリブでスラスラできるくらいだと、検定試験のスピーキングテストで力を測るのが楽しみになってくるでしょうか。 結局、長い文を言いたいときには伝えたい内容はすでに自分の頭の中にあって、 はじめから英文として組み立てながら順に口に出していけるので、 この本の練習を難しくしている①と②の要因は、もしかすると本来無いものなのかもしれません。 実際、瞬間英作文のターゲットである「話し言葉」について次のように指摘されています。 日向清人・狩野みき共著『知られざる英会話のスキル20』より >待ったなしにリアルタイムで進むという会話の特質に合わせて、話すほうも・・・ >話し言葉ならではの独特のルールに従って話しているのですから、・・・ >フルセンテンスを組み立ててから話そうとするのは賢明ではありません。 >話し言葉は決して書き言葉を音声化したものではないのです。 ③については、まとまりのある内容を伝えるのに次のようなアドバイスがあります。 [[「相手が知っているかどうか」ということと情報の流れ - 科学英語を考える>http://www.s.u-tokyo.ac.jp/ja/story/newsletter/english/06.html]](トム・ガリー)より >文章を書くときに決めなければならないことの一つに,どの順序で伝えたい情報を並べるか,ということがある。 >情報の流れの規則 > 古い情報(読者に知られている情報)は先。 > 新しい情報(読者に知られていない情報)は後。 >冠詞を正しく使用することにも,スムーズに流れる文章を書くことにも相手が知っているかどうかを考慮する必要がある。 まとまった内容を伝えようとするとき、書き言葉では、 内容を事前に整理し、文字という固定した形で提示すれば一段落なのに対して、 会話では、相手にうまく伝わっているかを探りながら、要点を繰り返したり言い方を変えたりして、 相手に納得してもらって完了する共同作業が行われるととらえてもいいかもしれません。 そうであれば教材では、このプロセス全体の達成度を高める方法のひとつとして文型コンビネーションが 効果的に使われている例文が紹介してあると便利そうです。 極端なことを言えば、上の例文のようなまとまった内容の初見の日本語(他人が考えていること)を、 サラッと読んで(聞いて)正確に頭に入れ、英語として自然な表現で、聞き手にわかりやすい流れで、 次々とばね仕掛けのように言えたら、もはや同時通訳者レベルかもしれません。 まとめると、例文についての疑問は最終的に「誰のどのような英語をモデルとするか」というテーマに行き着くでしょうか。 次のアドバイスは、瞬間英作文の教材選びにおいてもひとつの指針になりそうです。 天満美智子著『新しい英文作成法』より >もっと英語らしい英文へ近づく道はないのでしょうか。その道のひとつは、モデルの英文との交流です。・・・ >このときに生じる感動、驚き、インパクトが何よりも大切です。・・・ >モデルは最高のものでなければ手本にする意味がありません。語句の選択、文章の構成のほかに、 >モデルの文章のなかを流れる英語独特のリズムを感じてほしいのです。 &bold(){Q. 発音教材ってやったほうがいいの?} 発音を単純に言えば、 >音声的な残像として耳に残っているモデル発音を忠実に再生する ことですが、もう少し音読パッケージの観点から見てみます。 リピーティングやシャドーイングでは色々な点で集中力がいります。 1)スピードについていくこと 2)一言一句正確に再現すること 3)意味をはっきりとらえること 「実際にその英文を自分で言っているような発話実感を込める」ためには3が必要ですが、 意味は一度わかってしまえば繰り返すほど新鮮さがなくなりますし、 1や2に力を注げば形としては早く仕上がるので、 発音の自己チェックが甘くなることがあるかもしれません。 発音の色々な要素の例 >個々の単語の発音 消える音 つなげる音 強く言うところ >はっきり/短く言う 上げて/下げて言う 間を置く このようなことを発音教材を通して知っておくと、当然発音の自己チェックのためになりますし、 これらが意味や文構造に即してどのように織り込まれているのかという見方でも音パケができます。 次の本では音に関してのポイントをこのようにまとめてあります。 鳥飼玖美子監修『はじめてのシャドーイング―プロ通訳者の基礎訓練法で、英語の“音”感覚が飛躍的に身につく』より >(1)自分はこういう理由でこう読むというという、自分なりの読みのポリシーがはっきりしていること >(2)聞いている人にわかりやすい読み方になっていること &bold(){Q. 音読パッケージが難しすぎる・やさしすぎるんだけど?} 教材の難易度に応じて負荷を調整できます。 (難)精読的 ← 音読パッケージ → 瞬間英作文的(易) 難しい教材では、音声・文構造・意味をじっくりと落とし込む精読的な音パケになります。 ◆リピーティングの長さ ついていける長さ(フレーズ)で区切って丁寧にいきます。 ◆文字からのリピーティング テキストを読み上げる音読だけでなく、1文(フレーズ)見てから目を離してリピートします。 音声のリピーティングより時間的な余裕ができます。 易しい教材では、リピーティングの完成をゴールとせず、アウトプットの負荷を高めます。 ◆日本語からの再現 口になじませた英文を、日本語を手がかりにパッと引き出せることをめざします。 日本語からの再現をゴールとする音パケは、瞬間英作文の第3ステージと同じ効果が期待できます。 目指す状態を森沢さんは次のように表現しています。 >アクティブ・ボキャを作るためには、同じ単語・フレーズを、異なる文、文脈で何十回、何百回と口にすることにより、 >無意識層で単語・フレーズが何重にも重複しながら、押し合い、へし合いをしている状態を作ることが必要です。 >そうして初めて、なにかを言おうとする時、必要な語句が、引き出すまでもなく、押し出され、自ら飛び出してくるようになります。 参考 [[必ず英語力が付く、正しい音読10の方法 | 英語教育2.0 日本の教育をこう変えよ!>http://toyokeizai.net/articles/-/27928]] &bold(){Q. ボキャビルはいつからやればいいの?} >単語をボキャビルによってどんどん定着させていけるのは、構文・文法・基礎語彙などが >有機的に自分の中に取り込まれ、「英語体質」とでも言うべきものができ始めてからです。 ◆&u(){4000~5000語(大学入試標準レベル・英検2級)程度} ここまでは音パケや精読などの文脈中で自然に習得します。 ◆8,000語(英検準1級)程度 英字新聞や易しい文体のペーパーバックが読め、TOEICで高得点を取れるようになります。 ◆13,000語(英検1級)程度 ペーパーバックや雑誌などたいていのものは楽しんで読めます。 ◆2万語~ TIMEやNewsweekなどの高級雑誌がぐっと身近に感じられるようになります。 ボキャビルと多読(森沢) >ボキャビルは単語集で覚えるだけではだめで、実際に会話や読書の中で使うことによって >辞書的な意味だけでなく、使われ方、ニュアンスなど単語のいわば個性がわかってきます。 >多読はこうした単語に対する実感作りにもっとも効力を発します。 > >貪欲に、そして享楽的に好きなものを好きなように読んでください。 >読むうちに語彙が増え、それがまた読みを楽にするという好循環を味わうでしょう。 >読むことは言語の使用能力を本質的に向上させます。 森沢さんは「多聴」という項目を設けていないようですが、 多読と同じような要領で多聴や多視聴(英字幕つきビデオなど)もするといいのではないでしょうか。 ボキャビル関連サイト [[英語の語彙力の測定テスト~英単語のボキャブラリーレベル計測試験~ - Weblio>http://uwl.weblio.jp/vocab-index]] [[英単語力の測定 - 知っている単語数を5分で無料測定>http://www.wordengine.jp/vcheck]] [[Test Your Vocabulary>http://testyourvocab.com/]] [[Word frequency: based on 450 million word COCA corpus>http://www.wordfrequency.info/free.asp?s=y]] 米語5000語リスト [[WORDCOUNT>http://www.wordcount.org/main.php]] 86,800語リスト [[VOCABPROFILE (COMPLEAT)>http://www.lextutor.ca/vp/comp/]] テキストの語彙分析 [[A New General Service List (1.01)>http://www.newgeneralservicelist.org/]]には英語の90%を占める3000弱の単語が掲載されています。 意味的な比重を無視して数字だけ見れば、これ以外の単語をどれだけ覚えてもたかだか10%ですので、 ボキャビルによって高める力と話すために必要な力とでは、方向性が違うと言えるかもしれません。 森沢さん自身『どんどん』でこんな体験を紹介されています。 >ペーパーバックはすでに150冊程度は読破し、定期購読していたニューズウィークも >一週間で次の号が来る前にきっちり読み切ることができ・・・ニュースやインタビューなどもかなり聴き取れるのに、 >話すこととなると、簡単な文でも、すらすらとは発することができませんでした。 &bold(){Q. そもそも完全マップで身につける英語力とは?} 森沢さんの[[英語力を解剖する>http://homepage3.nifty.com/mutuno/04_dissect/04_dissect.html]]というページのレベル表を、[[NHKサイトのCEFR>http://eigoryoku.nhk-book.co.jp/cefr.html]]と独自に対照した表です。 |COLOR(green):レベル1|英語の訓練をまったくせず、学校で漫然と授業を受けてきた一般的日本人のレベル。| |COLOR(green):CEFR A0|ごく簡単な表現を聞きとれて、基本的な語句で自分の名前や気持ちを伝えられる。| |COLOR(blue):レベル2|大学受験時代英語が得意。多少の実践的訓練に手をつけ、センテンスによるコミュニケーションができ始める。| |COLOR(blue):CEFR A1|日常生活での基本的な表現を理解し、ごく簡単なやりとりができる| |COLOR(green):レベル3|コミュニケーションの用に足る英語力の入り口。単独の海外旅行でもそれほど不自由はしない。| |COLOR(green):CEFR A2|日常生活での身近なことがらについて、簡単なやりとりができる。短いメモやメッセージが書ける。| |COLOR(blue):レベル4|英会話がかなりでき、英語のできる人で通る。留学が可能。| |COLOR(blue):CEFR B1|社会生活での身近な話題について理解し、自分の意思とその理由を簡単に説明できる。&br()簡単だが、首尾一貫した文章を作れる。| |COLOR(green):レベル5|英語で仕事、生活の会話全て流暢にこなせる。英語を話すことで疲れない。| |COLOR(green):CEFR B2|社会生活での幅広い話題について自然に会話ができ、明確かつ詳細に自分の意見を表現できる。| |COLOR(blue):CEFR C1|広範で複雑な話題を理解して、目的に合った適切な言葉を使い、論理的な主張や議論を組み立てることができる。| |COLOR(blue):レベル6|くだけた会話も、映画・TVドラマも完全に理解できる。自然な文体でミスのない英文をすらすら書ける。| |COLOR(blue):CEFR C2|ほぼすべての話題を容易に理解し、その内容を論理的に再構成して、ごく細かいニュアンスまで表現できる。| |COLOR(green):レベル7|すべてにおいて母語と同じレベル。言語学上でいう狭義のバイリンガル。| 基底能力と駆使能力(森沢) >基底能力は文法・構文や語彙の「知識」とその知識を円滑に活動させるための「回路」の2つの側面があります。 >ある人がどれだけの英語を使えるようになるかは、その人の基底能力に決定されます。 完全マップを"The Four Strands"(Paul Nation)にあてはめた表です。 |BGCOLOR(khaki):CENTER:The Four Strands|BGCOLOR(khaki):CENTER:完全マップ|| |Language-Focused Learning|文法 精読 ボキャビル|発音| |Fluency Development|音読パッケージ 瞬間英作文|| |Meaning-Focused Input|多読|多聴| |Meaning-Focused Output||会話 ライティング| 会話の形式的な要素をおおまかに完全マップと対応させてみます。 |CENTER:①聞き取る&br()↓|CENTER:④言葉の形にして音として発する&br()←| |CENTER:→&br()②内容を理解する|CENTER:↑&br()③伝える内容をまとめる| 音読パッケージ=①④ 瞬間英作文=④ 多読・多聴(一度で瞬時に理解できる)=② 会話について(森沢) >実際の会話には特有の間・呼吸があります。この流れにスムーズに乗るためには・・・場数を踏む必要があります。 >と同時に、会話練習で効果を上げるためには、基礎学習・トレーニングを積み、一定のリスニング力、 >瞬間的に英文を作り出す能力、基礎語彙などを持っていることが大前提です。 会話では上の要素すべてを一体的にリアルタイムにこなさなければならないので、 繰り返しができるマップの個別学習を消化して、やっと駆使能力のスタート地点といったところでしょうか。 また、③において自分の扱える話題を増やしていくための工夫が何かいるかもしれません。 駆使能力と収穫のステージ >(瞬間英作文の)第3ステージに足を踏み入れ、しばらくトレーニングを続けた時点で、 >英語を外国語として十分に使いこなせるようになっているでしょう。 第2ステージまでの種まきを終えてから「収穫」に至るまで、どのような学習をすればいいでしょうか。 文型・構文・表現の拡大だけでなく、コミュニケーションスキルという観点から、 英語式の作法や場面に即したやりとりをリハーサルすることなども必要かもしれません。 また駆使能力を直接測れるスピーキングやライティングのテストや、 ネットで受けられる様々なレッスンを、自分のニーズに合わせてどう活用するといいでしょうか。 森沢さんの実験的アプローチ(『どんどん』) >当時の私は奇妙な野心を持っていました。海外で暮らしたり、学校に通うことなしに・・・ >自然言語を、たった一人で、教材の学習だけで身につけるという、いわば試験管の中で >人工的に生命を培養することに似た行為を実現することでした。 特に、遠くの大きな「収穫」(例えばお互いにリラックスして好きなだけ雑談を楽しめるレベル)をめざすとき、 基底能力を目に見える駆使能力として固めていく具体的な道しるべがあるとありがたいですが、 完全マップでは、やや手薄になっているようにも見えます。 (もし全面的に取り上げるとしたら『駆使能力編』として続編が必要かもしれません。) 参考 [[バランスのよい英語学習法の目安/アルコムワールド>http://alcom.alc.co.jp/users/253143/diary/show/293504]] [[英語高地トレーニング ~英語力向上による英検1級、TOEIC990点取得法~>http://eigo-kochi-training.com/index.html]]

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: