いまだに多くの人に根強く信じられているのが次のようなことでしょう。
①英語は母国語(日本語)を覚えたように、楽に、努力なしに習得すべきだ。
②英語が話される国に行けば、すぐにうまくなる。
③短期で英語がマスターできる秘策、教材がある。
外国語を本当に身につけるためには、
個人的な強い目的意識、適切なメソッドとプラン、一定量の濃密なトレーニング
といったことが不可欠です。
英語を身につける上で唯一運、不運に左右されるのが、
効果的なメソッドを見つけられるかどうかということです。
①文法・構文・語彙などの知識として学ぶ。
②学んだ知識を使うための回路を作るトレーニングをする。
③可能な限り英語を使う場を作り、①、②で培った基底能力を駆使能力に変えていく。
勘や推測に頼らない、文構造をしっかり把握する読み方を身につける。
「わかっていること」を「できる」ようにするために声を出す。
一気の暗記をせず、軽い繰り返しによる刷り込みで知識を技術に変える。
英語上達の秘訣は、端的に言えば
「文構造・意味が理解できる文を、何度も肉体的に出し入れすること」です。
近年国内だけで英語をものにした方たちが多くの優れたノウハウ本を書かれていますが、
私自身を含めて学習上の基本的な方法は奇妙なほど似通っています。
英語が身につたかどうかは自分の実感が決めるものです。
最終的には自らの英語力に対する自分の満足感がすべてです。