第61話~第70話ボス

「第61話~第70話ボス」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

第61話~第70話ボス - (2010/03/06 (土) 01:20:36) の編集履歴(バックアップ)




【ホワイテリアとネーデュビャンガ】(第61話)

霧に包まれ、視界の閉ざされた世界に迷い込んだベリュルに襲い掛かる白装束2人衆。
どうやら霧の中でも視界を得る術を心得ているらしく、
霧に惑わされるベリュルを生贄と定め、霧中から一方的に攻撃を加えてくる。
姿も方向も分からないため碌に逃げる事すら許されず、集中して姿が見えたと思っても、
素の回避率が高く、サンドウォームのように位置を霍乱するため、非常に苦労する敵。
倒すと素早さの結晶を手に入れる事ができ、ベリュルの素早さ、命中率、回避率が上昇する。

最初の会話からすると、霧の中に入った者を無差別に襲う義兄弟のコンビなのだろう。
自身に有利な場所で待ち構えて襲い掛かる点は60話に登場した神の狩人と同じだが、
彼らはさらに、霧を利用して相手からの反撃も防ぐという、一歩上の戦術を見せる。
白装束に2人のコンビという点も、位置の誤認を引き起こすためのものなのだろう。
どうやら他の世界でも有名だったようで、ベリュルもしっかり名前を把握していた。
とはいえ、策に頼った戦術のためか、やはり2人がかりでもベリュルの力には及ばなかった。
ベリュル自身も、「まだコレは真の力ということではないな」との評価を下している。

主な台詞:
「兄者、生贄が来たみたいだがね」
「我ら白装束2人衆の力でささげてしまう」


【グリーンギャッタル】(第61話)

ダンナーザ達がグリーンワールドで倒した新たな敵。
それ以上の説明はなく、一切の情報が不明。
後に登場するグリーンレッギャスと名前が似ている、との指摘もあるが……?

主な台詞:
なし

【パラメキアキング皇帝】(第62話)

一見素晴らしくも、裏では血で血を争う腹黒い世界、パラメキア。
人を殺せば殺すほど偉くなれるという狂気の法がまかり通る世界で、
英雄のゾンビや数々の強敵を従え、パラメキア城の奥で待ち受ける。
恐らく、FF2に登場したパラメキア皇帝と思われる。
戦闘においてはメテオより強力な流星やブラッドソードでの攻撃、
全画面を覆いつくす引火性の毒義理等、多彩な技を繰り出してくる。
一人旅シナリオの敵の中でもかなり厳しい部類のボスといえるだろう。
倒すと魔力が10上昇する魔力の水晶を手に入れる事ができる。

「死ねば死ぬほど美しい」という独自の哲学から、殺し合いをさせていた。
エクスデスボーイの世界やジェッキラの世界並に滅茶苦茶な世界である。
エデンと見紛うほどの素晴らしい上面も、一見住みよい世界に見せかけて、
他の世界等から犠牲となる者を呼び込んでいるためかもしれない。
フリオニールクローンゾンビを従えていた事から、ある程度背後関係を推測できる。
クローン技術自体はこれまで研究所の伏線として何度か登場しているし、
また、エクスレイズがゾンビを創り出していた事もある。
第81話で明らかになる両者の繋がりは、実はこの時点で示唆されていたのだ。
とはいえ個人的な欲望にのみ忠実なその行動は、研究所の目的とはかけ離れている。
あるいは同じ歴代FFのラスボス繋がりで、闇の勢力の幹部だったのかもしれない。
結局は皇帝もベリュルに敵わなかったが、「それが真の力か」とうろたえる皇帝に、
ベリュルがクールに返す最後のやり取りは、柄にもなく非常に格好いい。

主な台詞:
「死ねば死ぬほど美しい」
「そっそれが真の力か」


【ゼブラコブラ】(第62話)

毒の世界にてダンナーザ達に撃破されたボス。
それ以上の解説は不可能である。

主な台詞:
なし

【勝利の女神】(第63話)

美女は舞い小鳥は歌う楽園のような世界だが、天国とは名ばかりの修羅場、エデン。
ゲリラのように突如襲い掛かってくる敵をなぎ倒しながら向かった、エデンの宮殿にて現れる。
長い一人旅の試練を乗り越えたベリュルを称え、天国で暮らす事を持ちかけ、
ベリュルも一瞬口車に乗りそうになるが、もちろん罠であった。
戦闘時には邪悪な本性を表し、光り輝きながらあらゆる最上級魔法を連発してくる。
かなりの強敵だが、直前のイベントで犠牲となった旅人から入手できる武器、
恨みの剣が強力な威力を発揮するので、それを装備して戦うと良いだろう。
だが、これまでのボスとは異なり、倒しても能力が成長する事はない。

「美女は舞い小鳥は歌う」天国というと、第29話のエンジェルスターの世界が思い出されるところ。
同じようなこの世界では、ベリュルは何度か騙されかけて襲撃を受けてしまうのだが、
あちらの世界でも先手を打って攻撃しなければ、今回のような事になっていたのかもしれない。
FFSでは、今後の話にも度々、美女は舞い小鳥は歌う楽園が出現する。
しかしそれらの世界は大抵罠か幻覚なのだ。人の意思の数だけ無数の世界が存在するFFSだが、
誰にとっても都合が良い天国など存在しないというのが、ベリュルの信念なのだろう。
だが、そんな天国を切り抜けるにつれて、逆に騙される頻度が上がっていくのが気になるのだが。

主な台詞:
「まっていましたベリュルアナタは数々の試練を乗り越えたのです、さあ天国で暮らしましょう」
「良くぞ見破ったでは最後に女神の力で死ね」


【うらみの剣】(第63話)

エデンの宿で毒殺された冒険者の持っていた、見るからに怪しげな名前の剣。
とはいえ武器としての性能は確からしく、「今まで倒した恨みのこもる」とあるように、
倒した敵の数だけ攻撃力が上昇するような特性があったのだと思われる。
この剣を使えば勝利の女神との戦闘を優位に進める事ができるのだが、
なんと戦闘直後に突如として喋り出し、こちらに襲い掛かってくる驚愕の展開が待っている。
戦闘能力については不明だが、一人旅のボス2連戦はかなりの苦戦を強いられるだろう。
そして実質的に、このうらみの剣が今回のベリュル一人旅の最後のボスである。

このうらみの剣を倒しても能力の上昇はなく、ただ世界が崩壊していくだけなのだが、
ベリュルが「何者も信じる強い心」こそが最強の力だと気付くと、成長して強くなる。
この世界の性質を考えると、なんともツッコミ所満載の展開ではあるのだが。
また、この凶暴な剣を手なずけていた、毒殺された冒険者の素性も気になるところである。
天国の罠の前に簡単に果ててしまったが、もしかしたら実力のある冒険者だったのかもしれない。

主な台詞:
「ハハハ俺は最強の剣だ死ね」

【時の魔人タイムウォーリア】(第64話)

ベリュルが一人旅をする一方で、時の世界に迷い込んだダンナーザ達が出会った魔人。
ダンナーザを永遠の時間の輪の中に巻き込み、同じ時の繰り返しで苦しめたが、
ついに本体を見つけ出したダンナーザ達と戦闘になる。
FFSの世界では魔法が色で分けられており、時空魔法等は黄魔法と表記されるが、
タイムウォーリアは戦闘でも、時の魔人だけあって黄魔法のエキスパートである。
「ストップグライビデーションヘイストは当たり前、メテオクイックお手の物」という、
何かのキャッチコピーのような軽快な言い回しが印象に残った人も多いだろう。
とはいえ、魔人とはいえ所詮は人らしく、どこかに弱点があったため最終的に倒された。
だが絶命した後もしばらく喋り続け、ダンナーザ達との会話で最後に人の心を取り戻し、
永遠の時間の輪からダンナーザ一行を脱出させて、もう一度死んだ。

ちなみに、戦闘で使ってくるグラビデーションは初出の魔法ではなく、
ミシディアの町で50万ギルで売られていた、HPを1/32にする強力な魔法。
滅び去ったミシディアの秘儀までもを使いこなすとは、さすが時の支配者である。
また、FFSの世界における時の魔人はこのタイムウォーリアだけではないようで、
宇宙の外側にある無宙や時宙にも、時の魔人の亜種らしき者達が確認されている。
どの魔人にも、何故か死に際にこちらの手助けをしてくれるという、謎の共通点がある。

主な台詞:
「私は永遠の時間の魔人、時間がすべての支配なのだ」
「おお時の支配から逃れてどこにいく逃げれないぞ」
「そういう力があったとはなんてことだそこまで信じてるとは」

【悪魔王アークン・ダイン】(第65話)

竜騎士のふるさとの世界で、竜を操り人々を襲わせていた、竜の城の王。
竜の時代を終わらせ、悪魔の時代を実現しようとする悪魔の信奉者であり、
竜騎士に取って代わる、悪魔を駆る悪魔騎士を多数従えていた。
また、ドラゴンを暴走させて国内の混乱とドラゴンへの恐怖を煽ったり、
悪魔騎士の兵力だけに頼るのではなく、自身の城にも罠を仕掛け、
復活したダンギャステルを再殺害する等、王でありながら中々の戦術家でもある。
さらに自身も悪魔騎士と化しており、悪魔に乗るどころか一体化すら成し遂げ、
その悪魔の力と、暗闇を与える光の攻撃でダンナーザ達を苦しめた。
彼が倒れた事で、悪魔に支配された世界は崩壊していった。

皇帝、偽グリンドランドエントルメノ王に続く、悪魔に支配された権力者。
エクスデスらとは違い、単なる突出した個人に憑依して悪事を働くのではなく、
権力の座から間接的に人々を不幸に陥れるという手法が確立されているところは、
さすが悪意のエキスパートたる悪魔といったところだろうか。
しかも、アークン・ダインの場合は、ドラゴンを操る事で竜と人間の友好を崩し、
民衆の感情的にも「竜騎士の時代を終わらせる」という狡猾な作戦を取っている。
悪魔騎士という概念もかなり斬新で面白いが、これも悪魔側からしてみれば、
人間と手を結ぶと見せかけて社会に浸透し、世界を支配する戦略だったのかもしれない。

主な台詞:
「竜はもう時代遅れだこれからはデーモンの時代だおたちは悪魔騎士になるのだ」
「待っていたぞ、お前たちの力をいただこう」

【ダークブッダ】(第66話)

ベラッキ教とザヌテル教がお互いの正当性を巡って争う、宗教戦争の世界。
さらに、豹変して戻ってきたベリュルが味方であるはずのダンナーザ達を襲う。
辛くも撃破するダンナーザ達だが、これはベリュルの幻影であり、
悪魔の力を得てベラッキ教を滅ぼしていた、ダークブッダの罠だったのだ。
ダークブッダとは、ザヌテル教の本拠地、聖地ジャクティアの奥で戦う事になる。
悪魔の力のためか、神の力を凌駕する魔物と化していたものの、ナントカ倒される。

ベリュルの裏切りという衝撃の展開と共に現れた、あまりに危険なネーミングの敵。
前回のアークン・ダインと同様、悪魔に魂を売った権力者でもある。
同じ力を持つ宗教同士の戦いであれば、神の力を使いこなすのは相手側も同様である。
ベラッキ教の力を超えるには、神以外の存在にも魂を売るしかなかったのかもしれない。
神の力を凌駕するとはいえ、具体的な戦闘描写すらなく倒されてしまうのだが、
ベリュルの幻影を作り出した他にも、世界に住む人々を洗脳していたとされるので、
腐っても宗教家らしく、精神干渉に秀でた敵であったのだと思われる。
しかし、いくらなんでもダンナーザに言い放ったこの台詞はいかがなものだろうか。
あのブッダですらこんな風になってしまうのだ。FFSの悪魔の恐ろしさがよく分かる。

主な台詞:
「嫌だ死ね」


【ダークシャドウ】(第66話)

ダークブッダを撃破した先で鎖につながれていた、ベリュルのような存在。
勿論本物のベリュルではなく、自分から正体を明かして襲い掛かってくる。
「ハハハ、良く見破ったお前たちはおびき寄せたのだ」という台詞から、
ベリュルの幻影をダークブッダに作り出させていた黒幕であると思われる。
出自不明のベリュルにそっくりな謎の存在という特徴は、
中々に妄想や考察のし甲斐のあるボスといえるかもしれない。
とはいえ、ダークシャドウが倒された事で人々の洗脳が解けた事や、
名前が似通っている事から、ダークブッダに力を貸していた悪魔と見るべきだろう。
事実、人間に姿を似せる能力を持つ悪魔は数多く存在しているとされるため、
多くの世界に顔や名前の知れ渡っているベリュルに変身する事は造作もないはずである。
攻撃方法は不明。やはり本家のベリュルを真似た攻撃をしてくるのだろうか。

主な台詞:
「ハハハ、良く見破ったお前たちはおびき寄せたのだ」

ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。