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竦み - (2011/11/17 (木) 23:12:04) の最新版との変更点
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図のように1つのマスを囲むように同じ色の3つの石が睨み合い、
中心に置いたときにオイラー数が&big(){2}下がるような配置を
&bold(){竦み(すくみ)}と呼ぶことにします。
#image(skm.png)
中心を囲む石の配置が同じでも、
外の方で土地が繋がっていてオイラー数が1以下しか下がらない場合は
竦みとは呼びません。
基本的に、竦みはあまり良くない配置だと考えられます。
終盤は大抵交互にオイラー数を1ずつ下げる展開になりますが、
もし相手に竦みが残っていて、他に置く場所があるのなら
敢えてそこに打ち込む必要はありません。
奇数×奇数の盤面では、
先手が最後の1手を打つことになります。
したがって、先手は竦みを最後まで残しておくと
結局、終盤自分で打ち込む羽目になります。
そこで、事前に外の土地を繋げて竦みを解消しておけば、
その場ではオイラー数は下がりますが、
結局若干得をすると考えられます。
これを&bold(){竦みの解消}と言います。
一方、後手は最後に相手に打たせることが出来るため、
1つの竦みまでは残しても構いませんが、2つ以上の竦みがある場合は
やはりどこかで解消しておく必要があると考えられます。
(蛇足)
複数の竦みが重複していたり、同時に発生したりする状況を
スク水と呼ぶ人もいるようです。常識的には、
決して好ましくない状況だと思われますが、
敢えてそれを戦略とするマニアックなプレイヤーが後を絶ちません。
**コメント
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#comment
図のように中心を囲う同色の石が睨み合い、
中心に置くとオイラー数が&big(){2}下がるような配置を&bold(){竦み(すくみ)}と呼ぶ。
(四辺形ボードの鋭点周りでは2つの石が竦む場合もある。)
#image(skm.png,width=100,height=100)
基本的に、竦みは良くない配置だと考えられる。
特に終盤、もし相手に竦みが残っていて他に置く場所があるなら
決して竦みに打ち込んではならない。
逆に最後の1手を打つ側は、竦みを残しておくと
結局、終盤自分で打ち込む羽目になるため、
予め竦みを残さないことに腐心する必要がある。
とくに、事前に土地を繋げて竦みを解消するという手は、
時折オイラー数を下げない他の手よりも優先されることがある。
これを&bold(){竦みの解消}と言う。
一方、最後を相手に打たせる側は、
1つの竦みまでは残しても構わないという余裕がある。
そのため、図のように自らも竦むことで、
相手の竦みを確定させる手が有効である。
これを&bold(){竦みの固定}と言う。
固定された竦みは決して解消できない。
#image(skm2.png,width=100,height=100)
しかし最後を相手に打たせる側も
2つ目以上の竦みはやはりどこかで
解消しておく必要があると考えられる。
(スラング)
複数の竦みが重複していたり、同時に発生したりする状況を
スク水と呼び、敢えてそれを戦略とするマニアックなプレイヤーもいる。