「ロードランナーズ・ハイ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
1年ぶりの新作単独本公演にして、京都・東京・大阪の3都市公演、しかも大阪は「第1回よしもとrise演劇祭」出場ということで、否が応にもボルテージが高まった公演。
にもかかわらず内容は、TVゲームを題材にした、「ものすごく散らかった寮を掃除しつつも、ついついファミコンをやってしまう寮生達」という、何とも偏った、お祭りムードにまるでふさわしくない異色作となった。
舞台上で実際に大量のゴミを掃除したり、お客さんに背を向けてファミコンをしたり、終盤間際までほぼ何も起らなかったりと、何かと奇をてらった感じの公演だったが、これが分からないもので、演劇祭ではまさかの最優秀賞を獲得。賞金300万円を手にし、石田は「天狗宣言」をした。
動員的にもすごくたくさんのお客さんに恵まれたりと、結果の面では言うことなかったが、やってる方にしてみれば、大量の家具と舞台装置の運搬や、本番でゴミを片付けてはまた準備のために散らかす地獄のマッチポンプなど、とにかく物量にまみれた、できればもうあんまりやりたくない公演。