188 名前:名無しが氏んでも代わりはいるもの[sage] 投稿日:2009/02/17(火) 23:48:46 ID:???
さて、ひな祭りである。
「シンジ、ひな人形を買ってきなさいよ」
「ちょ、ちょっと、高いんじゃないの?」
「だからといって、女の子の節句に何もしないつもり?」
「いや、なんとかしてみるよ」
で、赤い風呂敷を階段に広げて、なにやら人形を並べ出す。
「シンジ、なにそれ。エヴァじゃないの」
「そうだよ。作戦部の日向さんから、作戦会議用の模型を借りてきたんだよ」
「まあ、いいわ。さっさと並べなさい」
「う、うん……」
そして、出来上がり。
「シンジ、間違ってるじゃないの。一番上はお内裏様とお雛様のカップルの筈よ」
「そうだよね、間違ってるよね」
「間違ってるけど、でもそうね。これが一番正しいわ」
「そうだよね、こう置かざるを得ないよね」
そう、頂上に弐号機一体。その階下に零号機、初号機その他を配置したシンジは実に賢明であった。
(おわり)
ごめん、もはやLASでもなんでもない。
最終更新:2011年01月26日 18:46