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交換における自己と他者およびそれを媒介する言語の問題 - (2008/02/22 (金) 20:33:35) の編集履歴(バックアップ)


 人には誰にも替えられない「固有」な部分がある、これを人間の固有性と呼ぶ。この固有性は本来、固有であるゆえ、交換を拒否する、すなわち、交換不可能である。言い換えれば異質である。異質であるもの同士は本来、交流できない。
 そこで交流できるように、言語が発生する。このような意味で言語はとても道具的ではある。ただ、問題はここから、言語の導入によって、「他者」の審級が導入されると同時に、本来交換不可能なものを、一気に交換可能なものへと落としてしまった。