*ジェイムズ・エルロイ James Ellroy <ノワールの核> 自ら母が殺害され、その犯人は今もって不明。悪の獣道を歩んできたエルロイは、天才的で破壊的な文体を駆使して、世界に暗黒のクロニクルをつきつけてみせた。今も、母の死を見つめ、闇に潜む暴力を捜し求めるエルロイの、魂の悲鳴が綴ってきたその作品群は、エルロイの生そのものであるように見える。唯一無比の圧倒。現代のドストエフスキー。これまでに出逢った世界最高峰の作家、エルロイは間違いなくその一人である、と豪語しよう。 **ホプキンズ三部作 -血まみれの月 1984 小林宏明 -ホプキンズの夜 1984 小林宏明 -自殺の丘 1986 小林宏明 **1950年代、ロス暗黒史四部作 -ブラック・ダリア 1987 吉野美恵子 -ビッグ・ノーウェア 1988 二宮 馨 -LAコンフィデンシャル 1990 小林宏明 -ホワイト・ジャズ 1992 佐々田雅子 **1960年代、アメリカ悪の三部作 -アメリカン・タブロイド 1995 田村義進 -アメリカン・デス・トリップ 2001 田村義進 **ノンシリーズ 長編 -レクイエム 1981 浜野サトル -秘密捜査 1982 小泉喜美子 -キラー・オン・ザ・ロード 1986 小林宏明 **ノンシリーズ 中短編集 -ハリウッド・ノクターン 1994 田村義進 -わが母なる暗黒 1996 佐々田雅子 -クライム・ウェイヴ 1999 田村義進 -獣どもの街 2006 田村義進