*ジェイムズ・クラムリー James Crumley クラムリーを私に執拗に勧めたのは、まだ今のペンネームで作家になる前の馳星周だった。パソコン通信盛んだった時代、真夜中に一仕事終えた彼とのんだくれて、毎晩のようにしょうもないチャットをやった。酔いどれては現れる言葉の数々のなかに、アル中ハードボイルドのクラムリーはいいぞ、という自ら酔ったような言葉があった。私は突然、熱病に浮れたようにこの作家に取り憑かれたのである。 今思えば、クラムリーの破滅への美学は、どこかで馳のノワールへ繋がる心情をその頃から擽ってやまなかったに違いない。 **ミロ・ミロドラゴヴィッチ・シリーズ -[[酔いどれの誇り 1975>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/360.html]] -[[ダンシング・ベア 1983>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/361.html]] -[[ファイナル・カントリー 2001>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/363.html]] **C・W・スルー(シュグルー)・シリーズ -[[さらば甘き口づけ 1978>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/362.html]] -[[友よ、戦いの果てに 1993>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/364.html]] **ミロ&スルー -明日なき二人 1996 **ノン・シリーズ長編 -我ひとり永遠に行進す 1969 **短編集 -娼婦たち 1988