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エド･マクベイン - (2007/05/27 (日) 13:34:19) のソース

*エド・マクベイン　Ed McBain 

《８７分署シリーズ》は1956年生まれだ。ぼくの誕生年がちょうど同じその年である。それからぼくがずっと生きてきた間じゅうずっと、このシリーズは続いてきている。ひとりの作家が成し遂げた仕事としてみれば、これは驚くベき偉業であるように思われる。 
　このシリーズは、今、その最初の作品から読み始めたとしても、面白さが時間の経過により損なわれるということはあまりないだろう。確かにその時代、時代の特色というのは背景として伺うことができるものの、人がやらかすこと、ましてそれが犯罪であったり男と女の愛憎のもつれであったりする場合には、時代がどんなに移って文明が進歩したとしても、それほど大きな変化はないものである。

　とりわけそれが大都市のことであればなおさらだ。そう考えれば＜87分署＞という名の古くて新しいシリーズが今もなお錆びつくことなく、この時代まで生き長らえてきたというきわめて希有な現象も、さして不思議なことではないように思われる。  

**87分署シリーズ

-[[警官嫌い 1956 井上一夫>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/463.html]]
-[[通り魔 1956 田中小実昌>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/464.html]]
-[[麻薬密売人 1956 中田耕治>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/465.html]]
-[[ハートの刺青 1957 高橋泰邦>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/466.html]]
-[[被害者の顔 1958 加島祥造>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/467.html]]
-[[殺しの報酬 1958 井上一夫>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/468.html]]
-[[レディ・キラー 1958 田中小実昌>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/469.html]]
-[[殺意の楔 1959 井上一夫>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/470.html]]
-[[死が二人を 1959 加島祥造>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/471.html]]
-[[キングの身代金 1959 井上一夫>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/472.html]]
-[[大いなる手がかり 1960 加島祥造>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/473.html]]
-[[電話魔 1960 高橋泰邦>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/474.html]]
-[[死にざまを見ろ 1960 加島祥造>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/475.html]]
-[[クレアが死んでいる 1961 加島祥造>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/476.html]]
-[[空白の時 （短編集）　1962 井上一夫>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/477.html]]
-[[たとえば、愛 1962 井上一夫>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/478.html]]
-[[10プラス１ 1963 久良岐基一>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/479.html]]
-[[斧（おの） 1964 高橋泰邦>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/480.html]]
-[[灰色のためらい 1965 高橋泰邦>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/481.html]]
-[[人形とキャレラ 1965 宇野輝雄>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/482.html]]
-[[八千万の眼 1966 久良岐基一 >http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/483.html]]
-[[警官（さつ） 1968 井上一夫>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/484.html]]
-[[ショットガン 1969 井上一夫>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/485.html]]
-[[はめ絵 1970 井上一夫>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/486.html]]
-[[夜と昼 1971 井上一夫>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/487.html]]
-[[サディーが死んだとき 1972 井上一夫>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/488.html]]
-[[死んだ耳の男 1973 井上一夫>http://www21.atwiki.jp/fadv/pages/489.html]]
-われらがボス 1973 井上一夫 
-糧（かて） 1974 井上一夫 
-血の絆 1975 井上一夫 
-命果てるまで 1976 久良岐基一 
-死者の夢 1977 井上一夫 
-カリプソ 1979 井上一夫 
-幽霊 1980 井上一夫 
-熱波 1981 井上一夫 
-凍った街 1983 井上一夫 
-稲妻 1984 井上一夫 
-八頭の黒馬 1985 井上一夫 
-毒薬 1987 井上一夫 
-魔術 1988 井上一夫 
-ララバイ 1989 井上一夫 
-晩課 1990 井上一夫 
-寡婦 1991 井上一夫 
-キス 1992 井上一夫 
-悪戯（いたずら） 1993 井上一夫 
-And All Through The House 1994 未訳 
-ロマンス 1995 井上一夫 
-ノクターン 1997 高橋泰邦 
-ビッグ・バッド・シティ 1999 山本 博 
-ラスト・ダンス 2000 山本 博 
-マネー、マネー、マネー 2001 山本 博 
-でぶのオリーの原稿 2002 山本 博 
-歌姫 2004 山本 博 
-耳を傾けよ！ 2004 山本 博 
-最後の旋律 2005 山本 博 

**長編小説


**短編作品集